所在地:長野県茅野市 設計:藤森照信 竣工 1991年。
前々回ご紹介した「高過庵」の麓にある資料館で、藤森照信さんの処女作になる建物です。
諏訪神社の筆頭神官である守矢家の歴史資料館です。
目に見えるところには、工業製品を極力廃した建物で、板貼に土壁がメインの風合いです。
閉館時間を過ぎていたのですが、優しい館長さんがもう一度開けて中に入れてくれました。
外観の素朴さと逆に、内部はお供え物の鹿や猪、ウザキなどの剥製が展示してあり
とてもディープな雰囲気でした。豊作への祈りや感謝は、こんな形で行われていたんですね。
入館料100円で十分建築を楽しむことができます。高過庵とセットで是非行って見て下さい。
ちなみに藤森さんのご生家もこのご近所だそうです。
※建築主・建物管理者の方々へ