このたびの丹波豪雨や広島豪雨の被災された地区は、いずれも里山近くの住宅地。
人と自然の境界線上で、起りました。
ここ丹波では特に杉・檜の植林が、昭和50年頃まで盛んに行われました。
でも、その後は採算が合わないのを理由に放置された結果が、現在の間伐材問題になっています。
針葉樹林は、間伐を前提に植林しているので成長すると昼なお暗い山に・・・。
また、落ち葉もないので山土は痩せ保水能力ももてなくなっています。
もう、砂防ダムや河川改修をいくらしても安全な治水対策には限界があります。
戦後60年かかって、たどり着いた現在の里山を防災林として
再生されることを強く望みます。
そして、鹿やイノシシや猿が里に下りてこなくてもいい様に実のなる木を奥山に・・・
水源地の沢筋には、水を浄化してくれる落葉樹林を・・・。
このことが、産業としてなりたち地方再生になって
繋がったら・・・。なんて、真剣に考えてしまいます。
(写真は、6月に種から植えた蝋梅(ロウバイ)です)