暑い日が続きましたが、空や空気が秋を感じさせてくれます。工房では、織に精を出しております。順調にサクサクと進んでいるので、もう一本織れそうな気がして、タンスから残り糸を引っ張り出してきて、休憩の時間に糸を並べ、デザインに頭を悩ませております。今織っている布も、次に織ろうとしている布も、糸味をテーマに色は極力抑え単色に近い形で、でも草木で染める面白さを表現したいと思っています。
そう思って周囲を見回すと、濃淡はあるものの単色の多いこと。単色といっても全く同じ色ではなくそれぞれが違う色で濃さや色味が違う。栗も葉っぱもそしてココさんも!栗も一つ一つ違う色だし、葉っぱも場所によって微妙に色が違う。ココさんも表の毛と中の毛の色も違うし、生えている場所によっても違う。だから自然界のものは、写真に撮ってもベターっとした印象では映らないんだと、納得しました。
次は色とりどりのグレーを並べた布を織ってみたいと思っています。