銀座の柳先週からずっと染色に取り掛かっています。先週は赤味のある糸を染めたくて、梅で下染めをした後枇杷で染めましたが枇杷の赤味が少なかったのか、なかなか思うように染まらず、植物で染める事の深さや不思議さを感じました。赤味を出すため、空気に触れる時間を多くして酸化させてみたり、放冷の時間を長くとってみたりと、機と染色場の間をウロウロした1週間でした。なんとか染め上がりましたが、出したかった色味とは少し違うものになりました。しばらく糸を置いてみて、色が落ち着いた頃にどうするか判断しようと思います。
そして、今週は初めて使う染料“柳”で染めています。選定した小枝や葉っぱを煮出すと、少し濁った黄色の染液が取れました。それに糸を漬けると静かな優しい黄色に染まっています。今からじっくりと糸に色を入れていく予定です。
発熱でこども園をお休みしているムスメに見守られ、質問攻めにあいながら、柳染めに挑戦しています。