丹波市山南町に鎮座する高座神社。
国重要文化財に指定されています。
約400年前の創建時の姿が、良く保存されており
丹波地方、独特の彩色で蟇股や像鼻といった
彫刻類。そして、檜の皮で葺かれた美しい屋根。
先人の工匠たちの仕事ぶりや現代に継承されてる
技術力と氏子の信仰に支え続かれた結晶です。
この樹も県の重要文化財の「フジキ」
槐(エンジュ)の仲間の樹ですが、ここまで、大木になるのは
稀な樹です。
いわゆる「魔除け」の樹として、大切に手入れされてきた
のでしょう。
樹皮の状態からして、樹木医さんの診断、治療を
施して、欲しい「御神木」です。
そして、2年前の台風で、折れてしまった木製大鳥居。
新調(復元)された正面鳥居。石の文化と来の文化が
上手くマッチングした好例です。
すべてを新調するのではなく、使える所は
使用し、次世代に創建時の面影を残そうとしてる
工人の職人気質とそれを支える氏子の皆さんに感謝。