秋の終わりに、最後の紅葉を楽しもうともみじの有名なお寺に出かけました。境内のもみじは全て散ってしまい、緑の地面の上に赤い模様をつけていました。
お寺の入り口に一本だけ葉をつけているもみじを発見。黄色からオレンジ、そして赤へと色を変えていく様が一本の木で見ることができます。
年明けから織りたいと思っている布の色が、ちょうどこの木の葉の感じで、そして依頼されている染色の色がちょうど緑に乗るもみじの赤に近い色です。依頼されている染めは、私にとってはハードルの高いものですが、どんな赤が表現できるのか、楽しみです。何かと課題をくれ、80歳半ばを過ぎてもなお前進しているとってもダンディな依頼主に喜んでもらえるよう、知恵を絞ります。