ここ丹波地方は、秋がすっかり深まり葉っぱも黄色や赤色に色づいています。すこーんと晴れた青空を背景に見るこの景色は、思わず声が出てしまう程美しくて、感動的です。
深くて暖かくて、明るい色。たくさんの表現の仕方があるけど、昔の人は、赤系の色だと、朱色、茜色、紅葉色、黄丹、柿色、赤朽葉など、そして黄色系の色では、山吹色、朽葉色、黄朽葉、黄金色など、自然界に存在するたくさんの色を、たくさんの詩的な言葉で呼んでいました。花や葉の色、または染料の色から由来することが多いようです。
色の名前を追うと、電気のない中季節ごとに変わる太陽の光の下で色を見、愛でたのだなということが感じられます。
今週からいよいよ染色が始まります。昔の人が色を愛で、名付けたように味わい深く愛しい色がでますように!!!