来月に開催する刃研ぎ塾の準備をしています。
まずは、貸し出し用の砥石#1000 30枚と#6000 15枚を1㎝の厚さのガラス板に
#80と#150のサンドペーパーを張り合わせて、其の上で砥石を平面にします。
何故?って、凸凹の面の砥石では、どんな名人でも刃研ぎは、無理うまくできません。
こうして、荒砥、中砥、仕上げ砥、それに天然砥石の仕上げ砥石をすべて最高の平面で
研ぎあげられた刃物は、美しく、日本刀の様に鑑賞に堪えられる刃物(鉋刃)になっていきます。
大原氏の寸六鉋刃です。地金と鋼の刃紋を見てください。
地金は、多分釜地とよばれてる明治時代のボイラー鉄。
鋼は、東郷スーパーと思われる。
この最高の組み合わせの鉋刃は、一枚刃の鉋にして堅木の逆目にも負けない最高の
仕上げ鉋になっています。