これは、彫刻刀の印刀の裏だしの略図です。 まず、裏切れの状態を理解したください。
日本の刃物の片刃といわれる、刃物類は、鋼と地金が張り合わせて、出来ています。
(黒板中央の黄色の部分が、鋼です。)無色の所が、地金(柔らかい、極軟鉄です。)
裏切れしている刃物を金床にのせて、図のように地金の3分の1の所を先切りの小槌で、叩いて
裏側に刃物を反らします。
それから、平らな砥石の上で、研ぎあげて、右の図の様にします。
刃渡の中央部分が、裏切れ状態です。
金床の上で、3分の1の所をトンチンカンと軽く叩きます。
すると、彫刻刀は薄いので簡単に、反って行きます。
♯800番のダイヤモンド砥石、#1000番、#3000番、6000番と
だんだん目を細かくして、仕上げていきます。
これで、刃裏の研ぎあがり。
どうです? 簡単でしょ?
11月11日(日)は、「刃研ぎ塾」。
抽選に漏れた方、ごめんなさい。たぶん次回も
2か月後開催しますので、申込みしてみてください。
この、ブログで、概略は紹介していきますので、ご愛読のほど
よろしくお願いします。