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切り抜き詳細

発行日時
2012-11-11 8:59
見出し
映画 「ツナグ」
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3351 映画 「ツナグ」への外部リンク
記事詳細
  「ツナグとは、 たった一度だけ死者と会わせてくれる案内人のこと」。 あまりにも現実離れした話だが、 とても後味の良い映画だった。 主演の 「ツナグ」 役は、 朝ドラの 「梅ちゃん先生」 の夫役を演じた松阪桃李 (とうり)。 その祖母役が樹木希林。 祖母にも 「ツナグ」 力がある。 彼女の存在感は圧倒的で、 自然体の演技の素晴らしさ、 老いてゆくことも悪くないかと思わせてくれるユーモアなど、 むしろこちらが主役のようにも見えた。 死者と会いたいと、 連絡を受けると、 「ツナグ」 は、 依頼人と死者とは、 どういう関係であったか、 何を聞きたいか、 などについて質問する。 そして向こうの世界にいる死者が依頼人と会いたいかを探る。 母親、 恋人、 親友などとの再会が果たされる。 「ツナグ」 自身も幼いときに両親を失っている。 その理由を知りたいという思いと、 知りたくないという気持ちの中で生きてきた。 その解決はドラマ後半で見ていただきたい。  死者たちの過ごしている世界があるかどうかは、 誰も帰ってきた人はいないので、 永遠の謎だろう。 ただ、 個々の信仰や考え方で、 天国や極楽で楽しく過ごしていると信じたい。 特に今頃の季節は、 月の光、 道ばたのススキを揺らす風、 木犀の花の匂いなどに、 亡き人たちのことがよみがえってくることが多い。 一シーンだけだが、 祖父役の仲代達也が主人公に話した 「目に見えているものだけが真実じゃない。 大切なことは心で見ることだ」 という言葉の深さに感動した。 さて、 亡くなった人と一度だけ会えるとしたら、 貴方は誰に会いたいですか?