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切り抜き詳細

発行日時
2012-10-14 9:01
見出し
秋を感じる
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3324 秋を感じるへの外部リンク
記事詳細
 今は秋。 日中は暑くても、 朝晩は涼しい。 辛党の当方、 晩酌をビールから熱燗に替え、 秋の夜をいとおしんでいる。 ▼ 「朝寒 (あささむ)」 「夜寒 (よさむ)」 という言葉がある。 秋の朝方のうすら寒さ、 晩秋の夜に感じる寒さをいう。 秋が深まって、 それとなく感じるほどの寒さを 「そぞろ寒」 といい、 秋になって少し感じる寒さを 「稍寒 (ややさむ)」 という。 似たような意味を持つ言葉として 「肌寒」 「うそ寒」 がある。 ▼秋の寒さを表現する言葉は多彩にある。 国語学者の金田一春彦氏は、 「日本人の肌はそれほど季節の移行に敏感である、 ということを物語っているものであろう」 という。 ▼先日、 氷上町清住のコスモス畑を訪ねた。 日差しはややきつかったが、 肌をくすぐる秋の風が心地よく、 秋を思いつつ、 休耕田に広がるコスモスを飽かず眺めた。 コスモスのそばでは、 トンボが羽を休めていた。 吉野弘氏の詩 「秋景」 さながらの光景だった。 ▼ 「赤いコスモスの花に 蜻蛉がとまってるね 絵になってるね 俳句なら 秋の季語が二つ重なっている構図で 即座に、 駄句の判定が下るけれど 自然の風物は幾つ重なっても 駄句にならないね」。 秋の自然は美しい。 丹波の秋はなおさら美しい。 戸外に出て、 秋の美しい彩りに囲まれながら、 肌を通しても秋を感じたい。(Y)