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切り抜き詳細

発行日時
2012-8-23 9:07
見出し
心の窓を破らないで
リンクURL
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記事詳細
  「友の顔ほころぶ笑顔や夏弾む」。 中学校の同窓会に参加した時に、 ふとこんな句が浮かんだ。 久しぶりに出会う友もあり、 肩の荷物をそっとおろして、語り合う。同じ年代を共有する仲間意識を感じた。  いじめが大きな社会問題になっている。 同窓会で、 「君とはよく喧嘩したな」 「そやなあ」 という2人の会話をそばで聞いた。 40年以上も前の自分たちのころと比べると社会情勢も変化している。 比較するのは無理だが、 喧嘩をしなくなったこと、 ガキ大将のような存在が見られなくなったこと、 などの変化を感じる。 強いガキ大将はいなくなり、 止めるものがなく、 集団的ないじめにつながることもある。  ある塾を営む人の言うのには、 「子どもから誰が好き、 嫌いという話を聞くことが多いが、 なぜか競争心が弱い」 という。 競争心やけんかはある程度必要で、 ぶつかりあいの中から、 人間関係や向上心が身につくこともある。 家族、 友人、 職場、 地域社会などの人間関係が希薄になっている反面、裏面では陰湿ないじめが増える。  ストレスを抱える大人や子供。 相手をいじめることで、 解消しようという、 そんな社会がいじめを培養したのかもしれない。 「ライバルがあったからこそここまで結果を残せた」 という選手の言葉がロンドンオリンピックでもよく聞かれた。 厳しい時代だからこそ、 仲間と切磋琢磨するとともに、 自分を見つめ、 逆境や孤独に耐える力を養いたい。   「人の悪口や陰口を言わないで。 心のシャボン玉が割れちゃう」。 テレビで紹介されたある高校生の言葉にはっとした。 シャボン玉を心の窓に置きかえてもいい。 破ってはいけない。(臼井 学)