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切り抜き詳細

発行日時
2012-8-9 10:49
見出し
こころつなぐ旅―高校生15人が被災地へ・上 「自分たちにできる支援を」
リンクURL
http://tanba.jp/modules/features/index.php?page=article&storyid=821 こころつなぐ旅―高校生15人が被災地へ・上 「自分たちにできる支援を」への外部リンク
記事詳細
 東日本大震災から1年5カ月。 2度目の夏を迎えた東北地方には、 家族が集ったであろう、 今は何もない灰色の土地に、 ただ太陽の光が降り注ぐ。 がれきの撤去とともに、 被災地の今を伝える報道も減った。 しかし、 復興を目指す被災地での最重要課題の一つが 「これからのまちづくり」 だ。 今月6―9日、 宮城県石巻市へ派遣されている 「第10次篠山市災害支援市民ボランティア」。 隊を組んだ篠山市内の高校生15人は、 まちづくりを担う被災者たちの途切れた心をつなぐため、 バスに乗り込んだ。 彼らが、 被災地で何を行い、 何を得るのか。 同行取材を行った。  (森田靖久)  *  *  *  * ◆篠山市ボランティアバス第10次隊   「被災者は今になって、 『生きていてよかったのかな』 と考えてしまう余裕ができた。 そんな中、 誰かに声をかけてもらうことは心の支えになる。 みんなが来てくれるだけで、 本当に力になる」。 7月30日、 篠山市網掛の丹南健康福祉センターに集まった高校生らを前に、 NPO法人 「石巻復興支援ネットワーク やっぺす石巻」 の兼子佳恵さんが優しい口調で語りかけた。  篠山市の支援を受けて、 ボランティアバスを派遣している市社会福祉協議会では、 2年目の活動を模索する中、 被災地で活動する同ネットワークを知った。 そして兼子さんから提案を受けたのが、 高校生の被災地入りだった。 「復興本番を担う子どもたちに被災地を訪れてもらい、 たくさんのことを学んでほしい。 それが私たち被災者の願い」  事前に被災地の様子や、 求められている支援を学ぼうと、 兼子さんを篠山に招き、 学習会を開催。 兼子さんは、 同法人設立の経緯や、 現状などを高校生たちに説明した。  地元の若いお母さんたちが主要メンバーの同法人。 津波で家を破壊された住民が入居した仮設住宅は、 隣近所が知らない人ばかりのため、 家に閉じこもりがちになるのを防ごうと、 住民が交流するためのイベントを催している。  被災者であり、 なおかつ、 被災者の支援を行っている兼子さんの訴えに耳を澄ました高校生たち。 講演後、 自分たちが赴くボランティアバスの行程の中で、 被災地のために何ができるのか、 議論は約2時間に渡って行われた。   「自分たちにできることで、 少しでも被災地の役に立ちたい」。 今月6日早朝。 バスに乗り込む高校生たちは、 少し緊張した、 しかし、 決意に満ちた表情で被災地へ出発した。