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切り抜き詳細

発行日時
2012-8-9 10:44
見出し
篠山をピザのまちに
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3264 篠山をピザのまちにへの外部リンク
記事詳細
 篠山市内の左官職人でつくる 「篠山市左官技術研究会」 が篠山の土と左官技術を生かしたピザ窯を作っている。 この取材を通して、 3つのことを思った。  1つは、 日本の伝統技術の素晴らしさ。 通常ピザ窯はレンガで作られるが、 左官職人の発想からは、 「土だけで作ったほうが良い物ができる」 ということ。 レンガ作りでは、 目地部分のモルタルが高熱でひびが入る。 土だけで作ると全体がレンガ状になり、 耐久性が高まる。 材料は、 左官で使われる土と砂と藁すさ。 絶妙なプロの配合が窯を強くする。 このピザ窯には伝統の技術が詰まっている。  2つめは、 同研究会が伝統技術を守るために、 道具である鏝 (こて) 職人との交流会を続けていること。 2005年から、 篠山で左官職人と全国90%以上のシェアを持つ三木市の鏝職人の組合が技術交流会を開いている。 毎回、 全国から若手を中心に100人以上が篠山に集まる。 著名な職人を講師に招き、 伝統技術や新しい技術の研鑽を積んでいる。 交流会では、 左官職人に必要な鏝が出てくると、 鏝職人がそのニーズに沿って新しいタイプの鏝をつくる。 ピザ窯では、 その鏝を使い、 きれいに仕上げられている。  3つめは、 篠山が 「ピザのまち」 として売り出せないだろうか、 ということ。 最近、 市内にはピザを出す店が増えてきた。 篠山は、 黒豆、 山の芋、 丹波栗などの農産物や、 焼き物の里のイメージが定着している。 それらのイメージとピザがぴったりはまる。 また、 ピザは1年を通してお客を呼び込める。 イベントや祭りなどで、 左官のピザ窯で作った 「篠山風ピザ」 は観光客も喜ぶだろう。(坂井謙介)