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切り抜き詳細
発行日時
2012-7-26 10:40
見出し
空はなに色
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3249
記事詳細
夫婦で道の駅めぐりを楽しみにしている。 もう、 ずいぶんといろいろな所へ行った。 先日は、 比叡山へ行き、 琵琶湖を回って、 福井から帰ってきた。 比叡山では曇りで灰色、 お寺巡りにはちょうどいい。 琵琶湖では快晴の青色、 サイクリングやジョギング、 ピクニックに最適。 福井へと繋がる山越えでは、 時雨れて雨を湛えた銀色。 福井では夕暮れて、 若狭湾にかかる今日の名残りの輝く茜色。 篠山に帰ってくる頃には、 とっぷりと日も暮れて群青色。 どこからか流れてくる夕餉の香りと団欒の灯り。 冬の空には銀色に輝く星たちが瞬き、 糸のような黄色いお月さまがコロンと寝転がっていたりする。 夏だったら網戸越しに、 温かい橙色の光がぼうっと漏れ出して、 その光と共に笑い声が流れてくる。 世界は色と音に溢れていて、 同じ一日の中でも場所によって全てが違う。 だけど、 たったひとつ、 どこでも同じものがある。 それは、 どんな色の空の下でも愛が見えるということ。 京都の暑い白い空の下では、 若い母親が幼い息子を後ろに乗せた自転車をこぎながら、 どちらからともなくギュッと手を握り合っていた。 ちょっと握るだけ。 でも、 それだけでお互い満足そう。 比叡山では、 足の不自由なお母さんを息子が優しく車から降ろし、 車いすに乗せていた。 お参りする時は、 息子は靴を脱いでお寺に参るけれど、 お母さんは入り口で手を合わせて参っていた。 空がなに色でも、 その下でみんなが愛を育んでいる。 なんて幸せなこと! (土性里花・グループPEN代表)