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切り抜き詳細
発行日時
2012-7-19 11:17
見出し
おっぱい号出動しま~す
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3241
記事詳細
ブルーベリーの防鳥ネットと木々は波打ち出し、 風は熱さをためた体を包んで駆け抜ける。 束の間の開放感に息が漏れる。 収穫が始まったブルーベリーは、 8年前に植えた頃の面影はなく、 今は小さな森のようになっている。 目の前の収穫にのめり込むと、 たわわになった実が、 青い海に迷い込んだかと思うほど。 熟しだした実には芳醇な香りすらあり、 食べると幸せ感が口いっぱいに広がる。 な~んて一人で世界に浸れるのは一瞬で、 遠くから 「おか~さ~ん、 おっぱい!」 の一声で現実に戻される。 そろそろそんな時間やわと思いつつ、 「は~い」 と大きく返事する。 休憩所用の小さなテントは今年からお隣にハウスが建って、 ちょうど道からは見えず、 あんばいの良い授乳室。 2人目ともなると肝が据わって?開放的な授乳室でのおっぱいはこちらも気持ちが良い。 あるいは、 おっぱい求む!の声に応えるべく、 今年は何度か家に戻らなければならないので、 オンボロ自転車を手に入れた。 「おっぱい号発進☆」 の掛け声で家までの下り坂、 鼻歌を歌いながら風を切って走る。 今まで車で行き来していた短い道のりが、 自転車で走るとこんなに気持ちが良いものだとは思わなかった。 眩しい太陽、 頬をすり抜ける風。 体中で夏の空気を感じることができ、 嬉しさが込み上げてくる。 とは言っても収穫が始まったばかりで今は体力がまだあるからね。 さてシーズン中、 「おっぱい号」は何度、元気に出動できるだろうかと、 不安もよぎる母ちゃんであった。 (古谷暁子・ブルーベリー農家)