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切り抜き詳細

発行日時
2012-7-1 8:53
見出し
一乗谷
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3227 一乗谷への外部リンク
記事詳細
 梅雨の真っただ中にしては、 過ごしやすい日が続いている。 天気予報は夕方から雨、 やや雲の重い朝、 夫に 「今日の予定は?」 と聞く。 「昨日は畑で疲れたから今日は休養日。 どっか行きたいんだったら、 アッシー君になるよ?」 と、 さすがに察しのよいこと。 「一昨年、 越前大野へ出かけたけど、 土砂降りになってお城も登れずに帰ったよね。 もう一度行ってみたいの。 それから続きに一乗谷も」 と頼むと、 「了解、 帰りは九頭龍で温泉に寄るか」 と早速出発。  東海北陸道の白鳥インターチェンジまでは高速道路、 あとは九頭龍川沿いに大野町へ約二時間。 お城へ登りながら夫が 「丹波でも城址に登ったというし、 最近歴史づいてるねぇ」 と冷やかす。 湧水で打った越前名物 「おろし蕎麦」 を食べたあと、 今度は一乗谷朝倉氏遺跡に向かう。  一乗谷は昨年、 「京都にはない。 金沢にもない。 だからおもしろい」 のキャッチコピーで一躍観光客が増えた。 このキャッチコピーは交通広告のグランプリを受賞。 さらに、 携帯電話のS社のCMに登場する犬のお父さんの実家が、 なぜか一乗谷という設定で、 このあたりの景色も頻繁にテレビに登場、 人気に拍車をかけたとか。  かつて 「北の京」 とも言われ、 最盛期には一万人が暮らしたという一乗谷。 その栄華を一晩で焼き尽くしたのは織田信長だ。 礎石や井戸の跡、 庭園、 唐門があるほかは、 観光用の町屋が少し再現されていた。 万緑の中に静まりかえった広大な遺跡に立つと色々な想像がふくらむ。 何もないことの良さを維持して欲しいと思った。