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切り抜き詳細

発行日時
2012-6-24 8:59
見出し
空き家に家族移住 地域と“お見合い”奏功 定住促進の「古民家劇場」
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http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=5611 空き家に家族移住 地域と“お見合い”奏功 定住促進の「古民家劇場」への外部リンク
記事詳細
 ふるさと丹波市定住促進会議 (能口秀一委員長) などが昨年度実施した、 同市内の空き古民家を拠点に、 移住希望者と家主を含む地元住民をひきあわせるモデル事業 「古民家劇場」 をきっかけに、 このほど、 同市市島町北奥・神池 (みけ) に1組 (4人) の家族が移住した。 同会議は今年度も第2弾となる同様の事業を実施する予定で、 パンフレットを作成し、 自治会長を通じて“舞台”となる地域の募集を近く始める。 同会議の能口委員長は、 「空き家は、 活用できる地域資源である―という意識を浸透させていければ」 と話している。  同事業は、 不動産業者を介した貸し手と借り手の関係ではなく、 移住希望者と家主を含む地元住民との“お見合い”の場となる座談会やイベントを実施。 地域の実情を理解し、 打ち解けたうえでの移住につなげる試み。  市島町北奥・神池 (みけ) の古民家では、 昨年11月から今年2月までに、 同地区の実情や暮らしを紹介する座談会やもちつきなどを楽しむイベントなど、 計8回の催しを行い、 延べ約90人が訪れた。  移住したのは、 大阪府吹田市に住んでいた稲田崇人 (たかと) さん (35)、 美紀さん (同) 夫婦、 長女の莉美さん (8)、 麻里さん (4) で、 6月から莉美さんは鴨庄小学校に、 麻里さんは鴨庄保育園に転入、 崇人さんは農業を営む。  崇人さんは、 大阪で農機具販売店に勤務していた。 愛媛に住む祖父の家に遊びに行くのが楽しみだった幼少期の経験から、 以前から田舎暮らしにあこがれていた。 夏休みなどには短期滞在型の農業体験を家族で楽しみながら移住先を探していたといい、 その過程で昨年、 「丹波」 を知った。  現在の住まいとなった古民家で、 もちつきのイベント (1月開催) があることをインターネットで知り、 家族で参加。 「病院が遠いのが不安だが、 普通に暮らす分には車があれば何とかなる」 (美紀さん) と移住を決めた。 「他の地では感じられなかった、 落ち着いた気分になれた」 のが決め手になった。  敬遠されがちな近所つきあいや日役があるのも知ったうえでの移住。 6月3日のクリーン作戦にも早速参加し、 作業の後は住民と顔合わせの小宴になった。 「大阪には田舎にあこがれる友人も多い。 日役で人手が足りないなら、 大阪から友人を呼ぼうかな」 と笑う。  北奥の高見顕彦自治会長は、 「過疎化が進む地域に子ども連れの家族が越してきてくれたことは、 地域の刺激になる」 と喜んでいる。 その一方で、 「1人暮らしの方もおり、 これからまだ空き家は増えそう」 と心配する。  同会議の能口委員長は、 「移住者は、 地域にとっては担い手となる人。 お互いにどんな人、 どんな人がいる地域なのかが分かるように“お客さん”としてではなく、 地元の行事に“住民の1人”として参加してもらううちに打ち解けるような仕掛けができれば」 と話している。  同会議 (事務局=市定住促進係0795・82・1001、 定住.info)。