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切り抜き詳細

発行日時
2012-6-21 11:29
見出し
台湾で古民家再現 日本の技術“伝授”
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=5603 台湾で古民家再現 日本の技術“伝授”への外部リンク
記事詳細
 大工一筋40年以上になる斉藤賢次さん (58) =丹波市市島町北岡本=と細見学さん (63) =同市春日町上三井庄=が、 台湾の新北 (しんぺい) 市の初代市長が住んでいた民家を再生するプロジェクトにかかわった。 棟上げ、 屋根工事までかかわり、 残りは現地の職人に引き継いで帰国。 「完成した」 という連絡を心待ちにしている。 2人は3年前にも台湾で古民家を再生しており、 その実績を買われた。  日本の統治下にあった時代に日本の大工が建てた、 畳や床の間のある日本建築の建物。 市街地にあるため、 市が記念館として残し、 観光に生かそうという事業が立ち上がった。 2人によると、 「屋根が落ち、 間取りが何とか分かるというほどまで朽ちていた」 ため、 いったん取り壊して再現している。  2人は、 現地の職人宅で約1カ月間、 ホームステイ。 現地の設計士が作成した図面を見直しつつ、 基礎工事から始めた。 言葉の壁や、 十分にそろわない道具に苦戦しながらも現地の職人たちに日本の伝統技術を伝授。 台湾では木造建築はあまり見られないことから 「現地の職人は、 技術を学ぼうと熱心だった」 と振り返る。 ただ、 建築にかかる役所への手続きや、 日本ならとっくに終わっているはずの工期など、 のんびりとした 「お国柄」 に驚くこともあった。  斉藤さんは、 「台湾で一緒に暮らし、 仕事をすることで、 現地の人たちの内面的な部分までわかったことは、 よい経験になった」、 細見さんは、 「60歳を越えてから、 なかなかできない経験で、 光栄なこと。 人情に厚い国民性や食文化にふれることができ、 よい人生経験になった」 と話していた。  阪神淡路大震災まち支援グループ、 NPO法人 「まちコミュニケーション」 が、 台湾で起きた震災をきっかけに相互訪問しており、 2人は、 その活動の一つとして3年前に台湾に古民家を移築する事業にたずさわった。