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発行日時
2017-5-25 9:06
見出し
8.息づく「お大師様のお祭り」
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記事詳細
 今、手元に「多紀88か所巡礼順路」(昭和33年4月新興)という地図と、「多紀郡四国88か所巡拝案内図」(大正13年1月に印刷)があります。多紀郡(篠山市)各地で4月のお大師様の時期になると、この地図を頼りにお遍路される方があったようです。今も、21日(お大師様の縁日)から数日はお祭りされているところが多いそうです。もう、お祭りをされていないところや一日だけというところもあるようですが。  昨年の春は友人と5、6か所お詣りさせてもらいました。近くまで行くと、赤いのぼりが道案内をしてくれます。田んぼの中のかわいいお堂彌勒堂は 平安期の弥勒菩薩座像がお祭りされていました。お寺には立派な仏像がありました。また、ある所は石のかわいらしいお薬師さまでした。お大師様の像もありました。それぞれの地域でそれぞれのお祭りがあり、巡拝させていただいてほっこりとした気持ちになりました。  篠山のある村のお大師様のお祭りを紹介します。4月21日、五色の吹き流しを高く揚げ、「南無大師遍照金剛」と書かれた赤いのぼりを立てます。これが村を守ってくれ、お詣りの目印になるそうです。いわれや意味はわかりませんが、葉付き人参、干し椎茸、油揚げ、高野豆腐を紅白の水引でくくり、ご飯やお汁、煮物などと一緒にお膳にお供えします。果物や旬の筍もお供えします。25日までは、お当番の人が 毎日お昼ご飯のお膳をお供えされます。25日には、お供えしていた干し椎茸や高野豆腐などで煮物をして皆でいただかれるそうです。「めんどうだと思って止めてしまったら伝わらない」と仰います。  パワースポットや御利益のあるといわれる場所に行き、目先の大きな御利益を手っ取り早く願うという気持ちも分かりますが、身近なお大師様のお祭りは、ささやかな普通の生活を守ってくださっているような気がします。  何か大きなあたたかさに包まれて、なつかしい人たちと一緒に歩いているような気になる春のやさしい陽射しのこの頃です。 * * * 〈お大師様にもお供えされる筍の木の芽あえ〉  筍が旬を迎えるこの時期、お大師様のお祭りにもお供えされるそうな木の芽和えはいかがでしょうか。筍を糠と唐辛子を入れてゆっくりと下茹でしたものに、だし、醤油、みりんで少し下味を付けて好みの大きさに切ります。すり鉢で炒り胡麻を摺り、木の芽とほうれん草の湯がいた葉少しを入れ摺ります。白味噌と味醂で(お好みで砂糖も入れ)味を調えます。そこへ筍を入れ和えます。  私は、筍煮の途中で一部を引き上げて木の芽和えにしたりします。春の香りが嬉しい一品です。 (野口歩 17.4.23掲載)