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切り抜き詳細

発行日時
2017-5-14 9:00
見出し
ハナミズキ
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=4992 ハナミズキへの外部リンク
記事詳細
 今年は、桜前線もゆっくり、そのあとのハナミズキの開花も五月初めにようやく満開に。ひらひらとして涼しげな花びらは、実は総苞で、花は中心にある粒粒のかたまり。ハナミズキの正式名は「ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属」で北アメリカ原産。日本の山地に自生するヤマボウシ(山法師)に似ていることから「アメリカヤマボウシ」とも。最初に植えられたのは一九一二年、当時東京市長であった尾崎行雄が、アメリカ合衆国ワシントンDCへ桜を送り、その三年後、返礼として贈られたのがハナミズキで、日米友好の花となる。しかし第二次大戦中に原木はほとんど切られてしまった。  日本のあちらこちらで街路樹として植えられ、一般的になったのは昭和四十年以降のことではなかろうか。  秋には赤い実をつけ葉も紅葉するので、四季を通じて楽しめる。  さて、二〇〇四年リリースの「一青窈(ひととよう)」のヒット曲に「ハナミズキ」がある。〈君と好きな人が百年続きますように〉の歌詞が印象的で、恋愛以上の普遍的な人類愛のようなものを感じる。  二〇〇一年のアメリカ同時多発テロのとき、アメリカにいた一青窈の友人からのメールをきっかけに誕生した歌詞だという。一青窈自身、日本人の母と台湾人の父との間に誕生。いわばコスモポリタン的な歌手。国と国との憎しみの連鎖を断ち切るのは愛しかないのかもしれない。ハナミズキの花言葉は「私の想いを受けとめて下さい」「永続性」。「君と好きな人が百年続きますように」の歌詞と相通じるものがある。