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オルビス

切り抜き詳細

発行日時
2017-5-11 9:16
見出し
魔法の言葉
リンクURL
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記事詳細
 連休に、20年来の恒例行事である夫の仕事仲間とのバーベキューがあった。皆、社会の荒波を乗り越え飛び越えて、そろそろ貫録も出てきたプロ土木技術者だ。  当日、私はロケットストーブの火当番をした。ロケットストーブはペール缶2個で作った煮炊きや暖を取ることのできる簡易ストーブである。災害時にも役に立つし、ワークショップにも使えるから理解しておいたらと、ペール缶、断熱材、煙突筒から成る構造をわかりやすく丁寧に説明してもらった。火が焚口からバーントンネルを通って火口へと綺麗に流れると煙が出ないし燃焼効率を高く保てること、焚きつけた時に火口からも火を付けた紙を落としてあげると火の道が付きやすいこと、燃え付きが悪くなってきたら紙を少し焚口に入れてあげると復活すること、紙の量が多すぎると灰が舞ってしまうことなど、その他にもいろいろ教えてもらった。  「これも燃やしていい?」と聞くと、「何でもやりたいことをやってごらん」と。それからは、燃えそうなものと燃やしたいものをジャンジャン燃やしていった。束ねた蔓は燃えにくいこと、生の葉を燃やすと子どもの頃に覚えた懐かしい焚火の匂いがすること、生の木からは煙が出ること、加工された木からは黒くて臭い煙が出ること、太い木は燃えるのに時間がかかること、紙皿や割り箸は良く燃えること、炎はとても美しいこと。  「何でもやりたいことをやってごらん」。この言葉は素敵で潔くて、魔法の言葉だ。  (土性里花・グループPEN代表)