全国でも数少ない漆の産地、福知山市夜久野町で漆を採取する漆掻きが始まった。漆の木に、その年初めて刃物をあてる初鎌が１６日に行われ、府無形民俗文化財に指定されている「丹波の漆掻き」を伝えているＮＰＯ法人丹波漆の会員たちが、山に感謝しながら作業を進めた。

　ホタルが飛び交う里、福知山市大江町二箇下は毎年６月、大阪府大東市の人たちを招き、「ほたるまつり」を催している。まつりをスタートさせてから２０回目となる今年も、１５日に地元の人たちが準備を整え、大東市など都会からたくさんの人たちを迎え入れた。

　福知山市大呂の大呂グラウンドゴルフ場が開設１０周年を迎え、１６日に記念式典が開かれた。式典には松山正治市長や地元住民ら約５０人が出席し、記念植樹などをして節目を祝った。人気で増設の計画がある。

　兵庫県北部合同企業面接会が、２２日正午から午後４時まで神戸サンボーホール（神戸市中央区）で開かれる。主催はハローワーク豊岡、兵庫県但馬県民局と各市町。但馬出身者以外にも来場を呼びかけている。

　空梅雨で水不足に悩まされていた農地に、ようやく恵みの雨が降った。１５日未明から、福知山市内は北部を中心に久しぶりの雨となり、農家の人たちを喜ばせた。

　福知山市大江町二俣の美鈴小学校（井上須美子校長）ではプールの授業で出席簿代わりに「命札」を使っている。地域の人が手作りし毎年贈っているもので、今年の贈呈式が１３日にあり、１年生全員に手渡された。

　希少大豆を使った豆腐づくり体験会が、兵庫県立但馬長寿の郷（養父市八鹿町国木）で２９日午前１０時から午後２時にかけて行われる。

　１４年度に市民会館の全面改修を計画している福知山市は、４階ホールをより使いやすいものにするための改修市民委員会を設置する。学識経験者らに公募の市民を入れて１０人以内で構成し、７月から８月にかけて平日夜間に２回開催する予定。

　福知山市や舞鶴市などで栽培されている京の伝統野菜「万願寺甘とう」のイメージキャラクターが決まった。ＪＡ京都にのくにが、公募した中から選んだもので、トウガラシの王様をイメージしたかわいいキャラクター。今後愛称も募集していく。

　福知山市石原の府立工業高校（田中邦明校長）が１２日、環境大臣賞の「地域環境美化功績者表彰」を受けた。学校周辺の清掃活動、環境問題を意識した課題研究などの実績が評価された。

　「花で地域おこしを」と地元の人たちが世話をする「たんとう観光ゆり園」が今年も開園する。場所は毎年チューリップまつりが行われる、たんとう花公園（豊岡市但東町畑山、地域活性化センター「そばの郷」近く）で、期間は２０日から７月上旬にかけて。開園時間は午前９時−午後５時。

　由良川で６月からアユ釣りが解禁になったが、春以降の雨不足で水位が下がり、アユの生育を心配する声が聞かれる。数は釣れるものの小ぶりのアユが目立っている。

　昭和２５年（１９５０）春、福知山市私市の佐賀小学校に入学して、グラウンドで咲き誇る桜の前で記念撮影をした。あの日の桜は枯れて、もうほとんどない。今年で古希を迎える当時の入学生たちが１２日に母校を訪ね、思い出のグラウンドに桜の苗木を植樹した。

　８月７日から福岡市内で始まるインターハイ（全国高校総体）柔道競技に、福知山市東羽合、京都共栄学園高校から３年生男子４人、水内の福知山成美高校から１年生女子１人が出場する。

　地域貢献をさらに進めようと、福知山市多保市の六人部中学校（岩瀧弘和校長）生徒会が、ボランティアバンク制度を立ち上げ、活動の第一弾として、登録した生徒のうち約80人が10日、学校周辺のクリーンボランティアをした。

　京都府無形民俗文化財に指定されている「丹波の漆掻き」を一年にわたって追ったＤＶＤ「丹波の漆かき」が完成した。技術と文化を伝承していくための映像集で、丹波独自の技のほか、携わる人たちの思いも収められている。

　無農薬でもち米を育てるアイガモ農法に取り組んでいる福知山市下地の中六人部小学校（岸本裕治校長、３４人）は１０日、近くの田でアイガモの入田式をした。幼鳥１０羽を優しく田に放ち、「おいしいお米にしてね」と活躍を期待した。

　建築職人たちが日ごろの感謝の気持ちを込めて奉仕活動をする「第３６回住宅デー」が９日に京都府内各地で行われ、福知山市内では全京都建築労働組合福知山支部（塩見正明支部長）の組合員が、一人暮らしのお年寄り宅の修繕や会場での網戸張り替えなどで汗を流した。

　福知山市北本町一区の昭和小学校（加藤由美校長、６３０人）で１０日、プール開きがあり、児童らが水に入って歓声を上げ、友だちと一緒に初泳ぎを楽しんだ。

　インターハイ（全国高校総体）アーチェリーの京都府予選会が９日、福知山市石原の府立工業高校グラウンドであり、団体男子は府立工業、女子は同志社女子がそれぞれ４連覇で本戦出場権をつかんだ。