高校女子のビーチバレー全国大会「マドンナカップ」で、福知山市水内の成美高校女子バレーボール部の３ペアが１位から３位まで名を連ねる、１７年間の大会史上初の偉業を成し遂げた。部はインドアをやめビーチに特化して３年目。その決断が実を結んだ。

　高齢者らの安否確認を兼ねる「見守り弁当」の宅配事業が２日、福知山市三岳地区で始まった。米や野菜、肉など地元食材が９割を占める弁当は栄養満点で、腕を振るうのは地域のベテラン主婦。注文した人は「本当に助かります」と顔をほころばせていた。

　ヤマビルの生息域が森林から山里へと広がるなか、吸血による被害に悩まされている福知山市夜久野町畑地域の７自治会で組織する「七つの里づくり協議会」（上山昭雄会長）は１日から、「ヤマビル捕獲選手権」と題したユニークな活動を始めた。地元の人が１カ月間の捕獲数を競う内容。「やっかいもの」を自分たちの手で駆除して、地域の平和を守りたいという。

三碧＝◎チャレンジ精神が上昇運招く

　福知山花火大会の屋台爆発・炎上事故で全身やけどを負い、重篤だった福知山市の児童が、病室で友だちからの寄せ書きに目を通し、笑顔を見せられるまでに回復した。

　断続的に雨が続く福知山市内で、土砂崩れや河川増水による通行止めが出始めた。ＪＲ福知山線は福知山−篠山口で朝から運休が続いている。

　福知山市と兵庫県丹波市（青垣町）を結ぶ国道４２９号が、今年で国道昇格２０年の節目を迎えた。３０日に福知山市民会館４階ホールで記念シンポジウムが開かれ、両市の市民、市長、地元選出の国会議員ら約４００人が集結。道路幅が狭く急カーブが続く市境にある榎峠の早期トンネル化へ、さらに機運を高めた。

　福知山市夜久野町大岶地区の田んぼに、巨大ガエルが現れた。古代米など色が違う５種類の稲穂で、キャンバスに見立てた田に絵を浮かび上がらせる「田んぼアート」の作品。日ごとに色づき、見栄えが良くなっている。

　福知山市教委は２９日、市民会館で市立幼稚園と小中学校の校長園長会議を開き、市内全小中学校で７月に実施した「いじめアンケート調査」の結果を報告した。いじめと感じた人数は全体で１千人を超えたが、大半が解決済み。中学校では、重大な事態に至る恐れのある事案が１件あったが、これも解決しているという。

　通学で利用する列車内のマナー向上を目的に、福知山市正明寺、福知山淑徳高校の生徒会（吉田愛美会長）がＪＲ福知山駅コンコースで社員たちと協力してあいさつ運動に取り組んでいる。

　稲刈りのシーズンを迎え、福知山市内の各地でコンバインの音が響いている。そんな中、大江町三河では、稲を刈り取ったあとの稲木干しをしている農家があり、昔懐かしい田園の風景が見られる。

　不漁が続いた由良川のアユ漁が回復し始めた。由良川漁協（須藤寅雄組合長）には、順調にアユが持ち込まれており、注文にも応じられようになっている。

　福知山産業フェア実行委員会（谷村紘一委員長）は、福知山花火大会会場での屋台爆発・炎上事故を受けて、１０月１９、２０両日に開催を予定していた第１０回産業フェアを中止することを決めた。

　障害者福祉事業に取り組む福知山市南栄町のＮＰＯ法人人権の会しあわせネットワークが、社会福祉法人化して新たなスタートを切る。３０日に岡ノ三教育集会所で設立総会を開く。法人名称は「しあわせネットワーク」。

　市の事業を市民目線で検討、改善していくための福知山市公開事業レビューがこのほどあり、１０事業の全１２項目中５項目が「廃止または抜本的な見直し」と判定された。市は、来年度以降の予算に反映させるなど、判定結果を受けての方針を決める。

　愛媛県松山市のマドンナスタジアムなどでこのほど開かれた第９回全日本女子硬式野球選手権大会（日本女子野球協会主催）で、福知山市水内の福知山成美高校が準優勝した。昨年の第８回大会の３位を上回る快挙で、強豪の大学、クラブチームが多く出場する中で結果を残した。

　福知山市の男性２人が、京都中部広域消防組合園部消防署の中川能季署長から感謝状を受けた。南丹市美山町の美山川で溺れて心肺停止状態になっていた小学３年生の男児（８）を救助したことによるもの。

　福知山市は２６日、１２年度の決算概要を発表した。翌年度繰り越し分を差し引いた実質収支は６億６１６８万９千円の黒字だが、財政の弾力性を示す経常収支比率は、２ポイント悪化して８８％。一段と硬直化が進んだ。人件費や公債費の義務的経費を抑えて行政改革の成果は見えるが、市土地開発公社解散による清算で巨額の財政調整基金を取り崩しており、懐事情は厳しさを増している。