黒大豆の枝豆で、京のブランド産品の一つ「紫ずきん」の収穫が福知山市内で始まっている。今夏は猛暑に見舞われたが、良い品質の実が出来ているという。

　福知山市かしの木台の嶋田修さん（５５）が、７段階の色合いに自家焙煎したコーヒー豆を使ったモザイクアートを楽しんでいる。得意のパソコンを生かして、取り込んだ写真などをモザイク画像に変換する下絵作成ツールも開発した。これを使えば、どの色の豆をどこに置けばいいかが一目でわかる。

　丹波福知山明智光秀公研究会は、光秀と、関係が深い細川家ゆかりの地を北近畿タンゴ鉄道（ＫＴＲ）でたどる「光秀・幽斎列車」を２５日に走らせる。福知山から舞鶴まで向かい、田辺城などを散策。帰りの列車内では貴重な資料を配布しての講演がある。

　「初めましてエーイーレディーです。救急のことなら何でも聞いて下さい」−。福知山市消防本部のオリジナルヒロインが生まれた。第一の使命は応急手当ての普及。今後は救急に関するイベントなどに登場する。

　救急隊員とともに心肺蘇生法などを一般市民に指導する「応急手当普及員」の認定を受けた福知山市民２２人の活動開始式が８日、東羽合の市消防防災センターであった。市民普及員たちは今後、市民救命士の養成講座で講師として活躍し、安心安全なまちづくりの一翼を担う。

　地区の一部が府の景観資産に登録されている福知山市三和町大原で８日、京都市から大型バスで訪れるツアーがあった。都会の人たちに地方の良さを知ってもらい、都市と田舎との「二住生活（二地域移住）」者を増やすのが目的で、一行は大原神社など、地元の名所を見て回り、住みやすい田舎の雰囲気を味わった。

七赤＝◎平常心でいれば全て成功する

　自然破壊による災害が深刻な東ティモールから森林警護官が来日し、福知山市などで森林の管理や保全に必要な技術を学んだ。独立行政法人国際協力機構（ＪＩＣＡ）が招き、京都府の機関や林業関係者らが対応した。

　無作為に選ばれた市民が福知山のまちづくりについて話し合う企画「未来を描く！　福知山１００人ミーティング」が６日から始まった。「福知山駅構内に土産物店を」「京阪神のベッドタウンに」−。会場となった福知山市西小谷ケ丘の成美大学芙蓉ホール（学生食堂）は、熱弁が途切れることなく、福知山をよくする案が活発に飛び交った。

　福知山市と「文化芸術振興」協定を結ぶ京都美術工芸大学（南丹市園部町）の学生たちが、インターンシップとして夜久野高原で漆の植栽地の手入れなどを体験。自分たちが学ぶ漆工芸の大切な資源が、どのようにして守り伝えられているのかを実感している。

　全国的に猛暑となった今夏、福知山市内でも最高気温が３５度以上の猛暑日が続き、熱中症になる人の数が多かった。市消防本部によると、５月から９月１日まで、熱中症で病院に救急搬送された人は８８人にも上り、０９年の統計開始から最多となった。

　福知山市水内、福知山成美高校女子卓球部監督の芦田麻由理さん（２６）が、第５８回全国教職員選手権大会の女子シングルスで２連覇を達成した。開催地は高校時代に過ごした熊本県。現地の恩師や知人が見守る中で、女子ダブルスも優勝して２冠を手にした。

　城下町を和服でのんびり散策してもらおうと、「出石藩きもの祭り」が28、29の2日間にわたり豊岡市出石町の市出石総合支所前広場などで開かれる。洋服やカジュアルな服装でも楽しめる様々なイベントが企画されている。

（いいお・しげお＝元夜久野町議会議員）

福知山市歌作曲者

　お得な乗車券で公共交通を利用して−。福知山市は１０月１日から、市内を走る路線バスと北近畿タンゴ鉄道（ＫＴＲ）で使える格安の“敬老乗車券”を販売する。７５歳以上の市民（１９３９年４月１日以前の生まれ）が対象で、１冊３千円分の乗車券を５００円で購入できる。販売は来年３月３１日まで、使用期限は１５年３月３１日。

　新米の出荷が始まった。福知山市西中筋地区で５日、ＪＡ京都福知山支店管内で今年収穫された米の検査が始まった。

　福知山市前田の雀部小学校駐車場で３日正午ごろ、桜の木１本が倒れ、止めてあった保護者の軽自動車のフロント部分を直撃した。けが人はいなかった。

　福知山花火大会の事故で被害を受けた人にお見舞いをと、福知山市の姉妹都市・島原市が３日から、募金の呼びかけを始めた。本庁舎の東西玄関と有明庁舎玄関の合計３カ所に募金箱を設置している。