
由良川の手長エビ漁が最盛期を迎えている。漁獲量はそんなに多くないが、それでもアユと並んで由良川の旬の味として人気を集めている。
由良川では、福知山市筈巻地区から下流域が主な漁場で、5月から10月まで解禁される。モンドリと呼ばれるかご状の漁具に餌を入れて水中に沈めておき捕獲する。
由良川漁協(須藤寅雄組合長)には、漁が本格化する6月から9月にかけて組合員が持ち込む。昨シーズンは約40キロが持ち込まれたが、量はその年によってバラつきがあるという。
アユと同様に由良川産の旬の味として人気を集め、地元のほか遠くは関東方面からも注文が舞い込み、宅配便で注文先の料理店などに届けている。
今のところほぼ昨年並みの量が持ち込まれている。漁協では「上流は、綾部市小貝周辺でも取れ、サイズは胴長8センチ程度からいろいろ。生息場所によって違いがある。焼いたり、空揚げにしたり、大きいものは蒸して食べるとおいしく、この時期になると料理店などから引き合いがある」と話している。漁には遊漁証がいる。
週末・祝日の舞鶴湾の潮位
【19日】干潮=1時44分(27センチ)14時43分(26センチ)▽満潮=7時47分(41センチ)20時26分(37センチ)
【20日】干潮=2時32分(31センチ)16時9分(25センチ)▽満潮=8時35分(42センチ)22時46分(36センチ)
【21日】干潮=3時25分(33センチ)17時26分(23センチ)▽満潮=9時26分(42センチ)
写真=モンドリと呼ばれる漁具で捕獲する手長エビ