二黒＝◎遠方の古い神社に参って大吉

　福知山市街地の広範囲を襲った内水による浸水被害（16日−17日）を受けて、国、府、市は29日、3者連携による総合的な治水対策に取り組むための協議会を発足させた。被害実態の把握と分析をして、年内の対策案の取りまとめを目指す。

　京都府は、29日に開会の臨時府議会に提案する一般会計補正予算案を28日発表した。福知山豪雨など8月の豪雨災害に対応するための補正で、府独自の住宅再建支援策創設など136億5165万円を計上した。補正後の総額は9329億3436万円。

　被災者支援としては、京都府が独自の住宅再建支援制度を創設する。29日開会の臨時議会に上程の補正予算案に盛り込んだ。

　豪雨災害を受けて福知山市教育委員会は、9月3日から約1カ月間、25小中学校の給食（約6700人分）を取りやめる。問屋町にある市学校給食センターの給食配送車10台すべてが浸水被害に遭ったためで、市教委は保護者に対し、学校を通じて給食の代わりに弁当の準備を依頼している。

　由良川河口や本流でチヌやスズキが上がっている。台風11号や大雨に見舞われた以後も釣れており、うまく条件がそろっているよう。

三碧＝◎友人から良い情報を得られる

　特産「三和ぶどう」の収穫が、28日から福知山市三和町内で始まった。友渕の大原野開発生産組合（高根利数組合長、11戸）では、6月のひょう害で収穫量は例年の6割程度と見ているが、「糖度は十分」と自信を持つ。29日午前10時から、千束のＪＡ京都にのくに三和支店前で直販する。

　8月の「電気使用安全月間」に合わせ、府電気工事工業組合福知山支部福知山地区（岡本和樹地区長）は27日、福知山市夜久野町下地区内の一人暮らしのお年寄り宅を訪ね、配線診断をした。

　豪雨災害直後から、福知山市で被害調査にあたってきた国交省の緊急災害対策派遣隊は26日、全9日間の活動を終えた。派遣隊のまとめによると、国が災害復旧費を負担する道路と河川の被害は計85カ所で、概算工事費は7億100万円に上るという。

　福知山史談会（山口正世司会長）は31日、福知山市猪崎の醍醐寺本堂で、緑陰講座を開く。今回は禅画で名高い臨済宗の弘巌和尚の作品の紹介を主に進める。会員外の人も参加できる。

四緑＝◎仲間が集まって楽しいプラン

　福知山市災害ボランティアセンターは、28日から市内在住の個人ボランティアだけを...

　ネクスコ西日本は、26日午後4時から舞鶴若狭自動車道の福知山IC−春日IC間を...

五黄＝◎遠出すると幸運がついてくる

　福知山市水内、福知山成美高校女子ビーチバレーボール部の3ペアが、愛媛県伊予市で開かれた「2014マドンナカップｉｎ伊予市ビーチバレージャパン女子ジュニア選手権大会」で、1位から3位を独占した。昨年に続く快挙で、全国に「成美ビーチ」の強さを見せつけた。

　豪雨災害で福知山市内の体育施設も被害を受け、休館を余儀なくされている。市体育協会によると、管理する市民体育館▽市民運動場の庭球場、弓道場、野球場▽温水プール（いずれも和久市町）▽由良川河川敷運動広場（猪崎）はいずれも浸水被害を受けて使えず、福知山北部地域多目的グラウンド（岩井）は災害ごみの仮置き場になっているため、使用できない。

　京都府は、被災地の支援活動に最大30万円を交付する。対象は15日からの大雨で被害を受けた府内地域で支援活動をするＮＰＯ、自治会、ＰＴＡ、ボランティアグループなど。地域力再生プロジェクト支援事業交付金をあてる。

　豪雨災害で床上1メートル弱の浸水被害にあった福知山市蛇ケ端のコインランドリー「サンケイどるふぃん蛇ケ端店」が、被災者支援のためにと、洗濯、乾燥とも一律100円の低額設定にして営業を再開した。