福知山市内記四丁目の青山勲さん（73）宅で2日夜、月下美人が咲いた。8月の豪雨災害で床上浸水した時に、2階へ持って上げて無事だった花。同じく被災した近所の人たちと満開の花を見ながら「ここから頑張ろう」と誓い合った。

　舞鶴若狭自動車道が全線開通して1カ月の整備効果を、国交省近畿地方整備局、ネクスコ中・西日本などがまとめた。交通量は2倍に増え、府北部や福井県若狭地域の主要観光地で来場者が約20％増えた。

　（あらい・ひとし＝元美鈴小学校校長。福知山市立惇明小学校校長・新井敏之氏の父）...

　成美大学の公立化を求める市民の会（西田輝雄会長）は1日、福知山市民らから集めた要望書の署名3万4285人分を、松山正治市長に提出した。松山市長は「これだけの署名が集められたのは、多くの市民が大学を存続させるべきだと思っている証し。公立化について、慎重に判断していきたい」と伝えた。

　成美大学を運営する成美学園は今年の6月定例市議会で、松山市長が「大学側から抜本的な改革案を示されることが不可欠」と答弁したことを受け、成美学園は経営改善計画を作成。このほど松山市長に提出した。公立化の要望と並行し、新学部の設置などに向けて、準備を進めている。

　大雨による災害の影響を受け、一部区間で徐行運転を続けていたＪＲ福知山線のダイヤが、3日から通常に戻る。ＪＲ西日本福知山支社が1日に発表した。

　福知山市の秋祭りのスタートを切る八朔大祭（祭礼）が7日に、大江町内の3カ所で催される。天田内の元伊勢八朔祭礼練込保存会（林田奉昭会長）では、祭り本番を前に、大人による奴行列の鳥毛回しや小中学生の囃子の練習に余念がない。

七赤＝◎見るもの聞くものすべて良し

八白＝◎願いごとに進展がみられそう

　福知山市厚中町、市立福知山市民病院の救命救急棟が1日から、一部運用を開始した。救急医療単独の施設で、これまでより機能を拡充。香川恵造病院長は「救命救急棟の運用で、救急拠点病院としての位置付けがより明確化し、若い医師や看護師の教育・研修の場として活用できることを期待している」と話す。

　福知山市内の市立小、中学校で1日、2学期の始業式が一斉に行われた。夏休み中の豪雨で昭和、大正、惇明など多くの学校の多数の児童が被災しており、浸水被害で教科書や済ませた宿題が水浸しになった児童もいる。つらい思いをした児童も多いが、久しぶりの友だちとの再会を喜び、2学期をスタートした。

　読売巨人軍ＯＢ3人による「さわやか野球教室」（読売センター福知山主催）が31日、福知山市和久市町の福知山球場で開かれた。福知山、綾部両市内の学童野球のチームに所属する選手たちが、走塁やピッチングなどの指導を受けた。福知山東ライオンズクラブ、市野球協会共催、市、両丹日日新聞社など後援。

　2011年の東日本大震災による津波被害で福知山市に転居した岩手県大槌町出身の前川さん（61）＝市寺在住＝が、今年から福知山市和久寺の梅園で、ウメ栽培の手伝いを始めた。管理する地元の元ＪＡ役員の長岡弥生さん（81）に教えを乞い、懸命に栽培方法を学んでいる。元漁師で、ウメ栽培の経験はないが、長岡さんは「腕の力が強く、器用な男。将来は後継者として栽培を任せてもいい」と期待を寄せている。

一白＝◎努力が実って運気が良くなる

九紫＝◎海より山が吉方。楽しめそう

（えばら・せいいち＝福知山市自治功労者）

　福知山、綾部両市の企業で組織する京都中小企業家同友会福知山支部（原田正大支部長、89社）は28日、福知山市篠尾新町のサンプラザ万助で、例会を開いた。今回の豪雨で市内の会員企業の4割が被災しており、当初予定していたテーマを急きょ変更し、被災の現状や今後の経営課題について話し合った。

　福知山市災害ボランティアセンターが31日に閉所する。被災者から寄せられたボランティア派遣依頼全てに対応できるめどが立ったため。9月1日からは福知山市内記二丁目の市社会福祉協議会で、被災者向けの生活相談センターを開設する。

　京都府鍼灸マッサージ師会は、豪雨災害の避難所になっている福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやまで、マッサージボランティアに取り組んでいる。じっくりと体をもみほぐし、疲労とストレスがピークを迎えている避難者たちに「ひと時の癒やし」を提供している。