九紫＝◎縁の下の力持ちが脚光浴びる

　舞鶴の白杉で、サヨリと豆アジがよく上がり、週末には家族連れらが大勢訪れて釣りを楽しんでいる。

　愛媛県松山市などで開かれた天皇賜杯第69回全日本軟式野球大会で、京都府代表として出場した福知山市の社会人野球チーム、ＳＥＣカーボンが優勝を果たした。同大会で京都府のチームが優勝するのは1956年以来58年ぶりで、ＳＥＣが全国制覇したのは初めて。福知山の野球関係者たちも快挙を喜んでいる。

　福知山市蛇ケ端の福知山城周辺にぎわい創出施設「ゆらのガーデン」は、8月豪雨から1カ月過ぎたいまも復旧工事に着手できず、営業再開のめどは立っていない。全7店舗が浸水被害に遭った。うち4店舗は昨秋の台風18号時も水につかっており、開店後わずか2年半の間に2度の被害とあって、関係者は「もうこりごり。いつ水が襲ってくるか分からない」と疲れの色を隠せない。

一白＝◎焦らなくても思惑通りに進む

　男性の死因が、車のマフラーまで水が到達したことにより、一酸化炭素中毒を起こしたことによるものと確認できたため。 　これにより、人的被害としては、民家に流れ込んだ土砂に下半身が埋まって、頭に軽傷を負った聖佳町の70代女性と、この男性の2人になった。

　福知山市に甚大な被害をもたらした8月豪雨災害から、17日で1カ月が過ぎた。市は16日、被害概要などの中間報告を発表。家屋の浸水被害は、自治会長への聞き取りによる速報値2507件から、被害家屋調査の数値を基にした3636件（11日現在）に大幅修正した。調査はいまも継続しており、4千件を超える見込みだという。また被災した道路や河川も多く、復旧にはまだ時間はかかりそうだ。

　福知山商工会議所は、浸水区域内にある事業所の被害調査を進めている。会員577企業のほか、非会員のところも含めて実施し、約470件（15日現在）の聞き取りを終えた。被害総額は現時点で18億円を超える試算。今後も被害額は増えると見られる。

　福知山市の姉妹都市、長崎県島原市の古川隆三郎市長らが16日、福知山市役所を訪れて、8月豪雨災害の見舞金計320万円を届けた。島原市からは職員派遣やボランティア活動でも支援を受けており、松山正治・福知山市長は、古川市長らに感謝の気持ちを伝えた。

　開校から2年目になる福知山市夜久野町高内の小中一貫校、夜久野学園（中川清人校長）で14日、第2回体育祭（夜久野学園主催）が開かれ、夜久野小、夜久野中の1年生から9年生の計188人が一体となって取り組んだ。

　幾重にも連なる福知山市大江町毛原の棚田で14日、京都市や大阪市など都市部の親子ら約70人が稲刈りを楽しみ、収穫の喜びも味わった。

（やまじ・ゆたか＝山路塗装有限会社代表取締役社長）15日午後9時35分、福知山市...

二黒＝◎臨機応変に対処できて良い日

　障害者が働く喫茶店、福知山市駅前町、市民交流プラザふくちやま1階にある「森Ｃａｆｅ（カフェ）」が、オープンから半年足らずで1万人目の来店者を迎えた。順調に利用客が増加。豪雨災害以降は落ち込みが見られるものの、働く障害者たちは1万人の節目を喜び、「これからも」と意欲をかき立てている。

　姫髪山に丹波大文字の火をともし続けて62年。福知山市新庄の蘆田芳郎さん（85）は昨年で引退し、先ごろ、大文字の主催団体の一つ、市仏教振興会の中川昭徳会長から感謝状を受けた。“大”仕事をやり遂げ、「山を下りる」ことに、未練はない。

　耐震改修工事が行われている福知山市役所（福知山市内記）で13日午前10時ごろ、作業員1人が足場から転落して負傷した。

五黄＝◎奉仕のつもりが大きな収穫に

四緑＝◎積極的に交際広げて喜びあり

三碧＝◎対人関係大切にして喜びあり

　福知山市夜久野町大岶地区で、広い田んぼをキャンバスに見立て、稲で巨大な絵をつくる「田んぼアート」が見ごろを迎えた。今年はＮＨＫ大河ドラマの「黒田官兵衛」がテーマ。5種類の古代米などを使っており、絵がくっきりと浮かび上がっている。