「春の女神」と言われる府の天然記念物・ギフチョウの羽化が、福知山市厚中問屋町の大地洋次郎さん（74）宅で始まった。平年より5日ほど早く、飼育場で羽を広げ美しい姿を見せている。

四緑＝◎変化に対応できる実力がつく

　各地で造られたどぶろくの味を競う「全国どぶろくコンテスト」の濃芳醇の部で、福知山市大江町河守、割烹さとうの杜氏、佐藤則子さん（63）が醸造した「酒呑童子の里どぶろく鬼ババァー」が最優秀賞を受賞した。市内の蔵元が最優秀賞を受けたのは初めてで、佐藤さんは「周りのみなさんのおかげです」と喜んでいる。鬼ババァーは2種類あり、淡麗の部でも優秀賞を獲得した。

　鳴き砂の浜、琴引浜で府立大学が3年間にわたり行ってきた地域貢献型特別研究（ＡＣＴＲ）の調査報告会が、14日午後2時から京丹後市網野町掛津、琴引浜鳴き砂文化館で開かれる。調査の中で新種とみられるクモバチを発見したことについても発表がある。

　若狭の食に関する歴史・伝統・文化と魅力を伝える小浜市立御食国若狭おばま食文化館（川崎三丁目）が、14日にリニューアルオープンする。14、15両日には記念イベントが行われる。

　第30回たたらぎダム湖マラソン大会が、多々良木ダム湖畔（朝来市多々良木）で6月7日に開かれる。午前9時20分開会。出場者を募集しているが、ハーフの部は、間もなく先着1千人に達する。

　忍者の衣装を着てアトラクションをする「第14回光秀忍たま武道大会」が4月5日午前9時30分から、福知山市内記一丁目の福知山城公園周辺で催される。市民ボランティアで構成する同大会実行委員会（川勝優委員長）は、参加する新2年生〜新4年生と協力スタッフを募集している。

　福知山市野花の川口中学校多目的ホールで10日、ＮＰＯ山村エンタープライズ代表の藤井裕也さん（28）を講師に迎えての講演会が開かれた。12年に岡山県美作市の限界集落へ都市部から移住し、1軒の住宅で複数の人が生活する山村シェアハウスを運営しており、地域活性化への熱い思いを語った。

　由良川漁協（須藤寅雄組合長）管内の由良川支流で16日午前6時、アマゴ釣りが一斉に解禁になる。同漁協は、前日までに支流17河川にアマゴの成魚250キロ（約1万2千匹）を放し、釣り人の期待に応える。

三碧＝◎独自性を発揮してうまくいく

（むらかみ・よしえ＝元むら長代表取締役で京都府現代の名工・村上勲氏の母）

　10日夜から11日にかけて強い冬型の気圧配置となり、京都府北部は雪が降った。福知山市内の11日の朝の最低気温は氷点下5・1度（午前6時10分）で、今季最低となった。朝の通勤時には雪が積もり、凍った道路で、慎重に歩く人の姿が見られた。

　東日本大震災から4年になる11日、福知山市消防本部は長田野町の福知山消防署東分署で、大規模地震災害を想定した救助活動訓練をした。

　福知山市の惇明地区公民館（松田義彦館長）は8日、内記二丁目の市総合福祉会館で、だれでも手軽に楽しめる「コップｉｎゴルフ大会」を開き、子どもからお年寄りまで45人が参加して交流を深めた。

　蝶を中心とした世界の昆虫標本約6千点が9日、福知山市自然科学協力員の吉井雅宏さん＝北栄町＝から、福知山市に寄贈された。「子どもたちが、自然環境保護への理解を深めるきっかけになるよう、活用してほしい」との思いで、貴重なコレクションすべてを寄贈したもので、珍しいものも多く含まれている。

一白＝◎レベルアップを試みて大吉運

　京都、兵庫、福井3府県の7金融機関が7日、北近畿中小企業支援連絡会議を創設した。福知山市北羽合のコスタヴィノスで第1回会合を開き、より円滑で効果的な中小企業支援に向けて一丸となることを申し合わせた。

　福知山観光協会（福島慶太会長）が、4月1日に任意団体から一般社団法人に移行する。設立準備総会が6日、福知山市駅前町の市民交流プラザふくちやまで開かれ、満場一致で法人化を承認した。組織の信頼性を高め、観光人口、交流人口増加への積極的な事業展開を進めるための地盤を固める。

　市民らが卵を孵化させて育てたサケの稚魚の放流が7日、福知山市の天津橋下流、牧川と由良川の合流点付近で、親子連れら約100人が参加して行われた。約3万5千匹が放され、参加者らは大海原へと旅立つ姿を静かに見つめ、古里の川に戻ってきてほしいとの願いを込めた。