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2017年4月6日17:52
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奥丹波そば6店が集合 4月15・16日、悠...
丹波悠遊の森(丹波市柏原町大新屋)は4月15、16の両日、同施設で「奥丹波そば街道と手仕事展とα祭り」を開く。同施設の外壁と屋根の塗装工事がキャンプシーズンを前に完了。装いも新たに、今回で5回目を数える同イベントを開く。そば屋7店の出店や、野菜、雑貨などのマルシェ、野外ライブ、アウトドアイベントなど盛りだくさんの内容。
15日は午前10時―午後4時、16日は午前9時―午後4時、施設内のコテージやレストラン、キャンプ場などを使って模擬店や催しが開かれる。
奥丹波そば街道の6店が「十割そば亭」と「温そば亭&二八そば亭」でそばを打ち、販売する。「こだわり亭」では、鴨南蛮や御膳そばなど、各店のこだわりのそばを交代で販売する。「あれこれ亭」ではそばがきのぜんざいや、そば粉の菓子、そば茶、鯖寿司などを販売する。また、150年以上の歴史がある「鬼そば屋」(福知山市)が協賛出店する。
手仕事展では、丹波地域の木工、陶芸、皮革、ガラス作家が出展する。アウトドアイベント(両日午前10時―午後4時)では、ヒマラヤ福知山店がテントの設営講習会を開き、丹波バーベキュー協会が燻製フランクを販売、丹波チェーンソーアートスクールらがチェーンソーアートを実演する。午後1時からオークション、同1時半―2時、フクロウかクマを作るワークショップを開く。完成品は持ち帰り可。参加無料。先着各日7人。申し込みは塚原さん(090・1597・1306)。
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2017年4月6日17:51
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丹波焼の器に和菓子 新商品「春爛漫」 ...
写真・「春爛漫」を開発した大福堂の小林さん(中央)とグループ窯の上中さん(右)、市野健太さん=篠山市北新町で
篠山市北新町の老舗和菓子店「丹波篠山栗菓匠 大福堂」の小林信通さん(40)が作る和菓子を、若手丹波焼作家グループ「グループ窯」(上中剛司代表)の器に盛りつけた新商品「春爛漫」が、4月8、9日に篠山城跡三の丸広場で開かれる「丹波篠山さくらまつり」で販売される。両日とも限定40個を販売。菓匠と陶工の若手コラボによって生み出された新しい商品が、篠山の春に彩を添える。
商品は、グループ窯に所属する8人の陶芸家が1人10点ずつ作った湯飲みサイズの器を使用。それぞれの個性が光る器の中には、小林さんが篠山産のもち粉で作った求肥のもちを底に入れ、桜の葉の塩漬けを混ぜたきんとんを載せ、桜の花の塩漬けも添えた。
器は持ち帰って湯飲みやそばちょこなどとして使える。
初のコラボを記念した特別価格として、1個1000円で販売する。
同グループが、大福堂2階のギャラリー「篠庵」で展示したことがきっかけ。若手作家が作る丹波焼に感動した小林さんがコラボを呼び掛け、さくらまつりに照準を合わせて商品開発を進めてきた。
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2017年4月6日17:50
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復旧記念でジョギング 4月9日、市島町...
写真・祭りのシンボル・鯉のぼりの設置作業に励む役員たち=丹波市市島町徳尾で
約2年半前の丹波市豪雨災害で大きな被害を受けた大杉ダム(同市市島町徳尾)の復旧・復興工事がほぼ完了したのを記念し4月9日、ダムを一周するジョギングが催される。地元・前山地区自治振興会(大槻俊彦会長)が主催する恒例の「桜まつり」の一環。大槻会長は「被災時は、被害の大きさにどうなることかと困惑したが、ここまで戻った。復旧したダムと、満開のサクラの両方を見ながら走ってもらえれば」と話している。
ふもとのダム下公園が発着点の2・5㌔ほどのコース。100人ほどが参加でき、参加記念品も贈られる。
ダムは同町前山、竹田、吉見地区を潤す農業用水。災害で北側と東側の山を中心に崩壊し、土砂や倒木がダムに流入したほか、周回道路も崩れた。ヘラブナ釣りの名所でもあったが、災害後は約1カ月間、ダムの水が濁り続けるなどし、釣り客も減った。オートキャンプ場も閉鎖した。
被災直後から、大規模な復旧工事が進むとともに、地元住民やボランティアらが倒木の除去などに取り組み、今年3月には工事がほぼ完了。安全祈願祭も行い、キャンプ場も再開した。
満開のサクラのもと、よみがえったダムを見てもらおうと、ジョギングを企画。参加者が走りやすいように、未舗装の個所で凹凸があった場所も平らにならした。同自治振興会が、ダム下公園に水洗トイレを設置するなど、祭りに参加しやすいよう整備も進めた。
2日には、ダムなどを管理する大杉ダム自然公園管理委員会(余田善彦会長)や、同自治振興会の役員ら計20人ほどが集い、祭りのシンボル・鯉のぼりを上げたり、提灯を設置する作業に励んだ。
管理委員会事務局長の森本修三さんは、「サクラが満開の時期と祭りが重なりそうで喜んでいる」と笑顔。余田会長は「復旧状況を見てもらい、被災地が頑張っている姿を知ってほしい」と呼びかけている。
祭りは午前10時―午後2時。豚汁や鹿のしょうが焼きの振る舞いのほか、各種売店も並ぶ。小雨決行。前山コミュニティセンター(0795・85・1092)。
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2017年4月2日18:00
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歴史ウォーキングの参加者募集 4月8日...
4月8日午後1―4時、篠山市で歴史ウォーキングが行われる。参加者を募集している。
篠山総合スポーツセンター(同市郡家)を管理する篠山スポーツネットワーク(代表・ミズノ株式会社)主催。同センターに集合し、日本ウォーキング協会講師の上野敏文さんから負担の少ない「ナンバ歩き」の講習を受けた後、篠山城跡、王地山稲荷神社など約7㌔を巡る。参加無料で定員100人。
同センター(079・552・8681)。
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2017年4月2日18:00
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感謝の一日
丹波での定例の句会の翌日、指導している二つの句会が主催して、私の初句集「熟れ麦」の出版祝賀会を計画して下さった。
私が丹波で句会を始めたのは平成十七年の八月のこと。この年の五月、結社の同人となった。同人の使命として句会を持つことで、結社の会員増に役立てるというのが一つの使命とも。そこで、故郷丹波で句会を持ちたいというのが夢でもあったので、本欄で知り合ったAさんに幹事をお願いしてみた。とにかく句会の場所の確保と連絡係ということで了解してもらい、丹波在住の同級生とその知人に声をかけ、七人ほどで発足した。当時は母が健在で、共に句座を囲めたことは、何にも替え難い喜びだった。一年半後、脳梗塞で母が出られなくなったのはとても悲しかった。そんな中でも句会の皆さんの励ましで何とか続けて来られ、一昨年には、ひまわり句会十周年を記念した句集を出すことができた。これもAさんが計画して下さったことで、やはり誰かが言い出さないと何もできない。そのAさんが昨年、ご家族の事情で幹事を辞退された時はとてもショックだった。今ではその後を継いだ幹事さんがしっかりやって下さるので有難い。
久しぶりに祝賀会に来て下さったAさんに一同大よろこび。ひまわり句会があればこそ、その後の昼間は働いている人達のための「つはぶき句会」もできた。尼崎から丹波へIターンして丹波の人以上に丹波を愛して下さるAさん。さらに月一度句会に集って下さる句友の一人一人に感謝でいっぱいの一日だった。
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2017年4月2日18:00
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第515問
3月31日に閉校した丹波市青垣町の4小学校。開校から何年の歴史に幕を下ろしたでしょうか?
1.133年
2.111年
3.144年
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2017年4月2日18:00
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鈴木商店
今から90年前の昭和2年の4月2日。当時、世に名をとどろかせた商社、鈴木商店がこの日、崩壊した。鈴木商店に勤めていた市島出身の西川政一は、「鈴木商店関係者なら忘れんとして決して忘れ得ない日だ」と書いている。傾いていた鈴木商店の立て直しがかなわず、万策が尽きた日だった。▼翌3日、西川は結婚披露宴を予定していたが、やむなく中止。仲人は、西川より12歳年上で、鈴木商店の屋台骨として活躍していた山南出身の永井幸太郎の夫妻が務めるはずだった。永井にとっても西川にとっても披露宴どころではなかった。▼二人はその後、鈴木商店の灯を消すまいと、同志と共に「日商」を創設。永井はのちに日商の社長となり、西川は、日商から発展した日商岩井の初代社長に就任した。かの鈴木商店に丹波出身の2人が働き、ともに日本の経済界を牽引する人物となった。▼西川は小学校卒業後、小僧として鈴木商店に入社した。先輩に同郷の永井がいることを知り、当時、ロシアにいた永井に手紙を出した。すると永井から「同じ丹波の産の山猿。世界を相手にしっかりやろう」とのハガキが届き、西川少年は感激。奮い立ったのが、のちの大成につながった。▼丹波を離れた二人が、郷土の絆で結ばれていたことを同郷人としてうれしく思う。(Y)
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2017年4月2日18:00
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女性3人が朗読ライブ 4月14日、篠山市...
50歳代の女性3人による「さくら組」が4月14日、「cafe ARBOUR(アーボ)」(篠山市野中194―2)で、夜桜を愛でながらの朗読ライブ「花の宴」を初開催する。裏手に小枕川沿いの桜並木が広がる同店のロケーションを活かした演出で、サクラにまつわる物語を朗読し、聴衆をサクラ舞う世界へと引き込む。3人は「五感すべてを使って楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。
「さくら組」を結成したのは、「以前から人の声に興味があり、好きな声の2人と何かしたかった」という同カフェを営む吉田美貴さん(59)、大人のための朗読会を開いたり、FM「805たんば」のパーソナリティーをしている樗木真美さん(54)=篠山市住吉台=、地域のイベントの司会や、篠山の四季を紹介するDVDのナレーションを担当したことのある土性里花さん(51)=同市味間南=の友だち3人組。
桜並木のそばにあり、遠くに高城山がみえる最高のロケーションをバックに、気の合う3人で何かできないかと雑談するうちにアイデアが浮かんだ。
午後6時半から食事(こだわりの特製カレーライス)を楽しみ、7時半から朗読ライブ。2000円。先着20人。
問い合わせは同カフェ(079・506・2929)。
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2017年4月2日18:00
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丹波布ファッションショー発起人 梅垣真...
着物の奥深さ感じる
4月23日に柏原藩陣屋跡で開かれる丹波布ファッションショー「卯月の宴」の発起人。歴史建造物の庭に“ランウェイ”を設け、市民モデルが丹波布をまとって歩く。
数年前まで、和服は浴衣を何度か着た程度だった。次女の小学校入学式を前に、「自分で着付けして出席しよう」と思い、柏原町で行われていた着付け教室に通った。「着物だと所作がきれいになるし、大人っぽく見えるかなと。子どもっぽい性格なので、着物を着ることで、外見と中身のバランスを取りたいという思いもありました」と笑う。
長じゅばんの襟の美しい見せ方、帯の締め方など、何度も着物に袖を通すうちに、奥深さを感じたという。「着付けが上手な人は、着物を着た後ろ姿がきれい」と言い、そこに女性らしいたたずまいを感じている。
しばらくして、国指定選択無形文化財の丹波布の存在を知った。反物などでは見たことがあっても、実際に着ている人を目にしたことがなく、着用した良さを知りたいと感じたという。丹波布作家の協力も得て、丹波布の魅力を伝え、親しみを持ってもらう機会にとファッションショーを企画した。「素朴な風合いの丹波布だけど、帯や帯締め、帯揚げなど、色の組み合わせで印象が変わる。丹波布を衣装としてとらえたとき、どう見えるのかを感じてほしい」と話す。
1カ月に一度は、着物を着るようにしているという。知人と着物でランチに行くことも。「洋服では着られないような色でも、着物だと無理なく楽しめるときもある。同じものを何世代にも渡って着られるのも魅力ですね」。39歳。
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2017年4月2日18:00
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丹波布ファッションショー 4月23日、柏...
国指定選択無形文化財の丹波布のファッションショー「卯月の宴」が4月23日午後1時半から、柏原藩陣屋跡(丹波市柏原町柏原)で開かれる。着物愛好家や丹波布作家らでつくる実行委員会が主催する。
丹波市在住者を中心に、事前応募で選ばれた2―80歳代の“モデル”20人ほどが、丹波布の着物を着て参加する。陣屋跡の庭に設けたランウェイを歩く。
ファッションショー終了後には、津軽三味線奏者の大野敬正さんによるライブもある。大野さんは、14歳で初代高橋竹山に認められて竹山節本流継承者となった。日本とフランスを拠点に活動し、海外を中心に人気を集めている。
同ファッションショーは、インターネット経由で資金を募る「クラウドファンディング」を活用し、開催資金を得た。丹波布技術保存会技術者協会も協賛する。
雨天時は「たんば黎明館」(同町柏原)で開く。前売り2000円(当日は300円増)。バウムクーヘン専門店「まさゆめさかゆめ」(同町柏原)で販売している。問い合わせはメール(tambatextile@gmail.com)で。
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2017年4月2日00:44
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「らーめん八角」丹波店
「8」の日は餃子88円
昨年11月オープン。県内19店舗目で丹波初進出。3月1日には同系列の「うまいもん横丁」が隣にオープンし、深夜まで賑わう。
「八角キムチ」や「ひねぽん」など13種のおつまみも充実。ラーメンだけでなく、居酒屋メニューも楽しめる。「8」のつく日は餃子(7個310円)が88円になる「八角デー」はお得。屋台から創業した当時の「八角らーめん」は580円。旨み脂はあっさりからこてこての4種から選べる。塩、豚骨、味噌、つけ麺、自家製のチャ
ーシュー麺など、ラーメンの種類が豊富。丹波店では「とろみこってりらーめん」(680円)が一番人気。
丹波市柏原町柏原3072-1
tel.0795・88・5808
営業/11:00~25:00(ラストオーダー24:30)
年中無休
※表記値段は税別
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2017年4月2日00:29
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青垣小学校 4月6日開校へ準備進む 児...
写真・各校からの備品が搬入され開校を待つ青垣小学校=丹波市青垣町佐治で
丹波市立青垣小学校(同市青垣町佐治)で、引っ越し、スクールバスの停留所看板の設置など、4月6日の開校式と始業式を前に準備が進んでいる。翌7日が入学式。青垣地域の佐治、芦田、神楽、遠阪の4小学校統合により、児童数は新入生と合わせ279人となる見通し。市内で崇広、東に続き3番目の児童規模になる。
芦田、神楽、遠阪の各小学校から青垣小への引っ越しは3月29日に行われた。事前に小学校で荷造りしたものを業者がトラック6台でピストン輸送した。
青垣小に運ぶ備品は、2年前の夏休みに事務職員が各校を訪ね選定。全学年2学級、将来1学年40人学級になった際も教具不足が生じないことなどを念頭に選んだ。
教職員で教科ごと、図書館、環境、人権、学校行事、看板類など50ほどの担当を決め、それぞれの担当者が計画通り搬入されたかを台帳に基づきチェック。
青垣中の生徒約30人が作業を手伝った。梱包をほどき、教具や図書の整理に従事した。ワゴンや給食台をふく担当をした藪下まこさん(2年)は佐治小出身。「特別教室棟の筋交いや昇降口に旧校舎の面影が残っているけれど、きれいになっていてびっくりした。新しい学校でみんな仲良くしてほしいし、校舎をきれいに使ってほしい」と願いを語った。
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2017年3月30日17:59
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獅子山圓成寺(丹波市柏原町上小倉)
国道176号線を北から鐘ヶ坂峠に向かって上小倉地区に入るすぐ近くの山裾に佇む寺院である。創建は慶長10年。圓通寺の末寺として建立されたが、もっと古いとも言われる古刹である。
本堂に入る。目につくのは、素晴らしい欄間の数々、全部で9面もある。海に浮かぶ水鳥の姿が美しい。うち、3面の裏面にそれぞれ、青竜軒彫刻、青竜軒彫刻そして青竜軒中井正忠彫刻と銘がある。屋号を5代目正忠が青竜軒とした嚆矢の時期、18世紀の終わりごろではないかと思考される。須弥壇に近寄る。実に素晴らしいの一言だ。上部には天女が2人、笙と笛を奏でている。下部の左右には唐草模様の中にそれぞれ象と唐獅子に乗った童子がいる。本殿に近づく中の間の梁間には、小さいながら天女と鳳凰の姿が。本殿の飴色になった木鼻の唐獅子と象の彫り物も美しい。時代が離れてはいるが8代目中井権次橘正胤58歳時の傑作のひとつである。
中井権次研究家 岸名 経夫
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2017年3月30日17:59
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伊都伎神社(丹波市市島町中竹田)
創建時不詳。延喜式神名帳にある古社。祭神は天地開闢の兄妹神(お母陀琉神とその妹神)と誉田別命(応神天皇)。立派な両部鳥居を潜り、斎の宮を示す石柱を右にして石段を登って小高い神域に近づく。右側に伊勢神宮遥拝所の石柱がある。拝殿に上る階段が無い。内部には由緒の説明といえば平成年間のものばかりで歴史が辿れない。本殿は慶安元年(1648)造営で明治15年3月に再建されたとのこと。春日造、銅板葺の立派なものである。
向拝中央の狭い空間に竜の彫り物がある。左前方を睨んでいる。黒い髭、舌を立てているが、やや迫力に欠ける。本殿の他のものは大変垢抜けのしたもので小さな鳳凰、大きな唐獅子もいい。側面上部の踊るような麒麟は逸品で、最上部の霊獣も初めて見るものだ。左脇障子は、女性が崖の上で立て膝での観瀑図。右は牛を引く鉄拐仙人だ。6代正貞の弟、正用の嫡男中井清次郎正実の力作である。
中井権次研究家 岸名 経夫
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2017年3月30日17:58
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上月安重郎氏訃報
上月安重郎氏(こうづき・やすじゅうろう=元氷上郡工業会長、元柏原納税協会長、上月ウディックス前社長)3月7日午前10時30分、致死性不整脈のため大阪市内の病院で死去、93歳。自宅は宝塚市。葬儀は密葬でおこなわれた。4月20日午後零時半―1時半、丹波市柏原町柏原77ノ1の喜作でお別れの会を行う。主催は上月ウディックス、上月合名会社、上月造林、上月家。喪主は長男、靖史(やすし)氏。
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2017年3月30日17:57
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年をとる
出張先で事故に会った男が入院中に知り合った白髪の老女と東京で再会。彼女は艶っぽい中年に変わっており、その後も会うたびに10歳ほど若返っているが、やがて女学生から幼児となって舞い散る枯葉と共に消えてゆく。―山田太一の「飛ぶ夢をしばらく見ない」という小説は、還暦から一回り少々過ぎの誕生日を迎えた者にはめくるめくような話だ。▼「年をとる」の「とる」は①「給料をとる」、「点をとる」など、プラスのものを獲得するという意味や②「痛みをとる」、「しみをとる」などマイナス要因を除去する意味のほか、③「労をとる」、「責任をとる」など身に負う、引き受けるなどの意味を含む。「年をとる」もこれに類するものらしい。▼しかし「年をとる」も、本来は①の意味で使われていたのではないかと推測する。人の寿命がごく短かった時代に50歳、60歳を過ぎて生きているのは、敬服に値することだったろう。▼ところが長寿時代の現在では雲ゆきが変わり、「としをとるのはステキなことです そうじゃないですか」(「傾斜」)と歌ってくれるのは中島みゆきくらいになった。▼であれば、筆者も今日以後は②の意味で毎年「年をとって」、還暦くらいまでいこう。幼児にまでいってしまうのは御免だが。まあ、そんなに都合よくいくか。(E)
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2017年3月30日17:57
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ガラス張り
「人をゆるせることは、自分自身も楽になる。佛心」と書かれた額入りの色紙をいただいた。野花敏郎さんが、叙勲祝賀会の出席者に贈った自筆のお礼の品である。
毎日の生活にあてはめてみると思い当たることが多々ある。いらいらする時や人間関係で悩んだ時は、観音さんの絵に添えられたことばを眺めて、心を落ち着かせたい。
祝賀会で野花さんの言葉として印象に残ったのは、「心をガラス張りにすること。そうしていれば、大変な時に助けてもらえる」という。「それは個人情報ですよ」と言われると、話が続かなくなることがある。プライバシーに必要以上に深入りすることは避けなければならないが、心のバリアを解いて、人との付き合いを円滑化したいものである。
もう1つエピソードで感心したことは、身なり。気軽な旅行であっても、いつも背広にネクタイ姿。心がけは大切だ。最近、「言い訳が多くなった。年寄りくさいよ」と家族から言われた。思い当たる節もある。親世代の野花さんの前向きな生き方を見習ってプラス志向で歩みたい。「縁広がり心つないだ祝賀会」。(臼井 学)
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2017年3月30日17:57
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すこしだけ怖い話
小学生の頃、熱を出して2階にある自分の部屋のベッドでうつらうつらしていた時、階段をみしりみしりと上がってくる音がする。夢の中でも「あ、半分まで来たな~」「あと、もう一段」と考え、登り切ったと思う頃、母は買い物へ行っていて家には誰もいないことに気がついた。あの足音は何だったのだろう。
中学生の頃、部活で遅くなって真っ暗な校舎の中、友だちと電気を付けてトイレに入った。それぞれ個室で用を足しながら、大きな声で話していた。すると突然、天井から大きく「コンコン」とノックの音が…。一瞬の間をおいて、二人個室から転げ出て一目散に逃げた。ものすごい恐怖だったけど、せめてパンツははいて飛び出した自分を褒めたい。
これも中学の終わりのこと。新しい家に引っ越した日、2階に置いた仏壇がガタガタと大きな音を立てて突然揺れ始め、その部屋の電気の紐も大きく揺れていた。3階の階段から下りてきているところだった私は、そのまま仏壇を確認してから1階に駆け下り、「今、地震あったよね?!」と家族に聞いた。地震なんかないよ、という冷静な返事。なんで仏壇があんなに揺れたのだろう。新しい家はお気に召さなかったかな?
その新しい家では、夜中に寝ていると、よく胸が苦しくなって眼をうっすら開けると白い大きな塊がふわ~っと天井に吸い込まれていくのをたびたび見た。一緒に寝ていた猫もじっとそれが上がっていくのを見ていた。お~、くわばらくわばら。(土性里花・グループPEN代表)
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2017年3月30日17:55
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4月1日 水分れ桜まつり/4月2日 カ...
4月に入り、氷上地域で花のイベントが相次いで開かれる。4月1日に「水分れ桜まつり」が水分れ公園グラウンド(丹波市氷上町石生)で、同月2日には「かたくりまつり」が、氷上町清住の自生地で開かれる。寒さで開花が遅れており、桜まつり主催者のひかみ東商工倶楽部は「開花が厳しそう」、かたくりまつり主催者の清住村おこし実行委員会は「今年初めて咲く花を見てもらえれば」と期待を寄せる。イベントは予定通り実施する。
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2017年3月30日17:51
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城と桜を市長室から 篠山市役所 4月17...
写真・市長室からの眺望。桜の名所である篠山城跡が一望できる=篠山市北新町で
桜の開花時期に合わせて、篠山市は3月30日から、同市北新町の市役所本庁舎市長室の一般開放を行う。4月17日までで、期間中は平日だけでなく、土、日曜日も開放する。見ごろは4月上旬から中旬にかけてと予想されている。
市長室からは「開花基準木」のソメイヨシノがある名所・篠山城跡を眺望できることから、2013年度から毎年、一般開放を行っており、城と桜のコラボレーションは市民や観光客から好評を博している。
利用者には、記念として、「市長室入場記念証」をプレゼントしている。
開放時間は午前8時半―午後5時15分。開花状況によっては期間を延長、または短縮する。申し込み不要。
問い合わせは市秘書課(079・552・5109)。