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2017年4月20日09:05
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よさこい 艶やかにエネルギッシュに 踊...
写真・息の合った踊りを披露する出場チーム=篠山市北新町で
「篠山よさこいまつり2017」(同実行委員会主催=上羽裕樹実行委員長)が4月16日、篠山城跡三の丸広場をメーン会場に、大書院二の丸広場、黒岡の春日神社の計3カ所で開かれた。篠山、丹波両市をはじめ、県内外から過去最多となる47チーム、計約900人の踊り子が集結。それぞれのチームが会場を回りながら、あでやかでエネルギッシュな演舞を上演した。初夏を思わせる好天と、舞い散る桜の花びらが、まつりをより一層盛り上げていた。
いずれの会場でも大音量の音楽に乗せて、踊り子たちがあふれる笑顔と息の合った踊りを披露し、詰めかけた大勢の観客に元気を届けた。
エンディングでは、参加チーム全員で「踊れ!篠山どっこいしょ」を総踊り。踊り子たちの興奮冷めやらぬまま、まつりに幕を下ろした。
「日本遺産のまち」をPRするべく、「篠山デカンショ節保存会」による会場も巻き込んだデカンショ踊り講習会の一幕もあった。
また、メーン会場では「篠よさお城マーケット」と銘打って30数店舗が軒を連ねた。来場者らは、飲食ブースをはじめ、アクセサリーや雑貨、ネイルケアなど多彩なブースでの買い物やワークショップを楽しんだ。
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2017年4月18日08:02
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荻野愛さん(柏原高2年) 聞き書き甲子...
柏原高校2年生の荻野愛さん(市島中出身)が、全国規模の取材レポートコンテスト「第15回聞き書き甲子園」で最優秀の「優秀作品賞」(8人)に選ばれた。受賞作品は「父から受け継ぎ、息子へ繋ぐ親子三代、猟の技―1に犬、2に足、3に鉄砲」。昨年10月に87歳で亡くなった篠山市古市の猟師、村上義一さんを同9月に取材し、レポートにまとめた。荻野さんは「受賞もうれしいけれど、村上さんのことが残せてうれしい」と話している。
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2017年4月16日09:00
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4月23日からオープンガーデン 丹波・...
「たんばオープンガーデン」が4月23日開幕する。篠山、丹波両市の42軒が庭を公開する。両市の愛好家でつくる丹波の森花くらぶ(中西恵子代表)の主催で、15回目。
公開時期は、4月23、24の両日、篠山市が8軒、丹波市が16軒。5月28、29の両日、篠山市が17軒、丹波市が8軒。このほか、花期により独自に公開時期を設けている庭もある。
各庭の入園時間帯は午前10時―正午、午後1―午後5時。ガイドマップは丹波の森公苑と篠山市民センターで入手できるほか、同イベントのホームページ(http://garden.tamba.tv/)で紹介している。
丹波土木事務所まちづくり建築課(0795・72・0500)。
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2017年4月16日09:00
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荻野愛さん(柏原高2年) 「聞き書き」...
柏原高校2年生の荻野愛さん(市島中出身)が、全国規模の取材レポートコンテスト「第15回聞き書き甲子園」で最優秀の「優秀作品賞」(8人)に選ばれた。受賞作品は「父から受け継ぎ、息子へ繋ぐ親子三代、猟の技―1に犬、2に足、3に鉄砲」。昨年10月に87歳で亡くなった篠山市古市の猟師、村上義一さんを同9月に取材し、レポートにまとめた。荻野さんは「受賞もうれしいけれど、村上さんのことが残せてうれしい」と話している。
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2017年4月16日09:00
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河合隼雄氏
篠山出身の臨床心理学者、河合隼雄氏の子ども時代の話。6人兄弟のうち誰かが誕生日を迎えると、家族で春日神社に参った。そのあと、近くのお菓子屋で誕生日の者に10銭、それ以外には5銭が渡され、自由にお菓子を買えたという。兄弟にとって誕生日は待ち遠しい日であり、一家の祭りでもあった。▼著作を何冊か読み、仕事柄、出会う機会もあった河合氏から多くのことを教わった。先の話を聞いたとき、河合氏は続けて「お祭りに心が躍る、感動するということは、子どもの心の成長にものすごく大きいことです」と言われた。▼しかし経済的に豊かになり、子どもに物を与えることが多くなった現代。誕生日を迎えた時の河合氏の気持ちに心底、共感できる子どもは今、どれほどいるだろうか。 ▼河合氏は 「昔は、 毎日、ご飯が食べられるだけで親の愛が子どもに伝わったが、今は毎日のご飯くらいでは親の愛を感じられない」とも言われた。だからこそ河合氏は、現代においては家族関係の仕事は大事業となったと説かれた。▼家族を営むことが大事業となった中で発生したさまざまな問題に河合氏は対応され、多くの教えを残された。そんな氏の功績を紹介する記念館が今秋、篠山チルドレンズミュージアムにできるという。没後10年にふさわしい事業だ。(Y)
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2017年4月16日09:00
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第517問
熊本県西原村教育委員会からバングラデシュの子どもたちにと、篠山市のNPOに贈られたものは?
1.鉛筆
2.リコーダー
3.ランドセル
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2017年4月16日09:00
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ササヤマ星人
見出しを見て、「何を言い出すのか」と思われるかもしれない。しかし、この名前の宇宙人が巨匠、藤子・F・不二雄氏の作品「21エモン」に登場しているのである。
主人公が切り盛りする旅館を訪れるのが、ヘッコロダニ星雲タンバ星系ササヤマ星人。宇宙の辺境にある星で、貨幣という概念がなく、宿代代わりに置いていくペットが、主人公の相棒となるモンガーだ。
疑問がわく。なぜ、富山県出身の氏が篠山を登場させているのか。しかも辺境として。
宝塚出身で、親交があった手塚治虫氏から聞いたのか、あるいは、同時期に活躍し、一時期、篠山で暮らした水木しげる氏から聞いたのか。はたまた、デカンショ節に登場する「丹波篠山 山家の猿」に着想を得たのか。
出版元の小学館に問い合わせたが、「今回は協力できない」。博物館では、「作者しかわからないのでは」。
氏が鬼籍に入る前に、取材できなかったことが悔やまれるが、何とか疑問を解決できないものかと悩んでいる。情報をお持ちの方がおられたら、ぜひ一報ください。(森田靖久)
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2017年4月16日09:00
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閉校と開校
三月末、青垣地区の四校が閉校、四月六日青垣小学校として統合、開校した。全校生徒二百七十九人だとか。団塊の世代の私など、一クラス五十人近いのは当たり前という感じで小・中・高を過ごしたので、教師の目のよく行き届く三十人学級など考えられなかった。少子化は丹波だけではなく全国的な傾向で晩婚化、未婚率の急増と相まって、今や日本の存続に関わる深刻な問題でもある。
さて、芦田小学校の校歌は俳人細見綾子の作詞によるもので、つい先日、綾子の故郷の産土神である高座神社で、同神社総代の小寺昌樹氏による「細見綾子生誕百十年記念講話」が行われた。その中で綾子の俳句の紹介の他に、元宮司「安井威彦」氏が校歌の作詞を依頼された経緯を話されたとか。〈土の恵みの香の中に健やかにこそ生い立ちて〉に始まる校歌の直筆の額を、昨年の今頃、同校の校長室で見せていただいた。
〈春は霞の青垣山 夢を育てて豊かなる 秋は黄金の稲の波 智恵のみのりの確かなる〉の歌詞は、さすがに俳人ならではの言葉だ。閉校式典で児童代表の芦田莉乃さんは「強いことは正しいことと一緒でなければいけないとの校歌を胸に刻み成長する」と力強く挨拶された。この校歌はオルゴールにして各戸に配られたとか。学校、特に小学校というのは地域の要的な役割をしてきた。入学、卒業、運動会、マラソン大会、学芸会等々、地域の人々の交流の場でもあった。新しく開校した青垣小学校が、これからも青垣町全体の要となることを祈りたい。
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2017年4月16日09:00
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丹波市俳句協会会長...
師の教え「心を詠む」
昨年12月に発足し、今年度から活動が本格化する丹波市俳句協会の会長。中兵庫信用金庫の前身、氷上信用金庫で働いていた26歳の時、ひょんなことから「業務で句会」に顔を出すようになり、半世紀以上が過ぎた。俳句の師で、細見綾子に俳句づくりを勧めた佐治の町医者、田村靑斉の言葉「多捨多作」「心を詠む」を胸に作句を続けている。
仕事で田村邸を訪れた際、平日昼間の句会に勧誘された。業務中でとても無理だと断ると、「句会の日を預金日にする」と支店に連絡があり、支店長の指示で参加することに。句会には町長や保健所長、教師もいた。「先生は80歳近かった。若くて貴重な存在と思われたのか、一度も怒られなかった」。
靑斉の句会で細見綾子を時折見かけた。「先生は威厳があったけれど、綾子さんは気さくな、でも上品な、田舎のおばあちゃんという感じだった」。
句会は、五句持って行き、互選する。「滅多に先生が選ぶ句に入らなかった。先生の師は『倦鳥』の松瀬靑々。『倦鳥』は心を詠む。心が入っていない句はアカンと言われたことが一番心に残っている」。
靑斉の死後も句会は続いたが、異動になり出席がかなわなくなった。それでも日記に俳句を綴り、夏休みに1日で50句作ったこともあった。
靑斉に誘われた時に断りはしたが、内心「まんざらでもない」と思った。小学4年生の時に作った句でほめられたことがあり、小さな自尊感情を内に秘めていた。「人をほめる、というのは大事。上達には、ほめること」。俳句協会の事業でたまたま賞に入り、俳句が好きになり、長く続ける人が出て来るかもしれないと期待している。79歳。
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2017年4月15日15:51
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スフレカフェ「Kamotte(カモット)」
ふわっふわの6種類
今年3月にオープン。加茂前裕子さんと、長女でパティシエの井上知実さん母娘が営むスフレ専門店。無添加にこだわり、オーダーを聞いてから生地づくりを始める。焼き上がるまで約20分。カップからあふれそうなほどにふわふわの生地が口の中でトロリと溶けていく。器は丹波焼を使用している。
黒豆、栗、いちご、キャラメル、ラムレーズン、プレーンの6種類(単品600円)。コーヒー、紅茶などの飲み物(単品380円)とのセットが750円。
ランチもあり、ヒレカツとロールキャベツの日替わり。ドリンク付きで1000円。
篠山市立町91
tel.079・552・0068
営業時間/11:00~17:00(ランチ11:00~14:00)
定休日/水・木曜
http://cafe-kamotte.jimdo.com
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2017年4月15日15:40
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神楽地区の元気を発信 4月22日、春の祭...
写真・閉校式の展示が残る神楽小学校=丹波市青垣町文室で
神楽自治振興会(足立徳行理事長)は4月22日午前10時から、「集落の駅神楽」(丹波市青垣町文室)で、「春の祭典」を開く。コンサートや、地元を中心に食べ物屋台、展示、物販など約25店が出店する。同振興会では「神楽小は閉校になったけれど、地域の交流を深め、神楽地区の元気を発信したい」と来場を呼びかけている。また、神楽小を開放し、閉校式から展示したままにしているなつかしい写真などを見てもらう機会とする。
出店は、大半が神楽地区の住民。同地区は、Iターンの移住者が多く、いなか暮らしを楽しみながら趣味に打ち込むIターン者も出店する。
愛菜館(大名草)のたこ焼きグループ、有志でつくる「おっさん会」のアマゴの塩焼き、「もみじサロン」(桧倉)のモミジの天ぷらなどのほか、神楽地区と縁のある飲食店らが食バザーを出店。
展示では、「弥生会」(大名草)のつるかご、集落の駅で活動する同地区KIDS英語活動の案内などを予定。物販は、Iターンの川村勇二さん(文室)が古本、島元恵子さん(稲土)が古本とガラクタ、星見美乃里さん(文室)が野菜と花苗、斉藤瞳さん(小稗)が、雑貨・布製品・絵などを予定。子ども向けの射的も。
また、開放する神楽小では、昭和22年度から平成28年度までの卒業生の集合写真、1年生教室で「昭和の写真」、2年生教室で「平成の写真」を展示する。木造だった頃の神楽小校舎の模型、記念撮影用のフォトフレームもある。
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2017年4月15日15:38
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日進製作所の男性3人 無料情報誌「3L...
写真・無料情報誌「3L」と初イベントをPRする(左から)長澤さん、出野さん、榮さん=丹波市市島町上田で
丹波市内の企業に勤める同僚3人が、丹波地域や福知山市など北近畿エリアの店やイベントを掲載した無料情報誌「3L」を昨年9月から月1回発行している。まちの不思議な建物や店舗などを自分たちで取材し、パロディ風にまとめるコーナーを設けるなど、一味違う内容に仕上げている。来月には市島町の三ツ塚史跡公園で、情報誌のPRを兼ねたイベント「三ツ塚マルシェ」を開催するなど、地域おこしを掲げた活動を展開している。
自動車部品製造会社「日進製作所」市島工場(同町下竹田)に勤める出野佑允さん(29)=福知山市=と長澤智樹さん(33)=市島町北奥=、榮治彦さん(33)=篠山市本郷=の3人。情報誌はA5カラー版32ページで、毎月初旬ごろに発行している。
自治体主催のイベントや飲食店を中心に、各種教室の紹介などを掲載している。人気漫画をモチーフにしたパロディコーナーでは、読者からの依頼を取材。気になる店や不思議な建物を調べるなど、疑問に答えている。
以前から、3人で「新しいこと」「趣味の範囲でできること」「地域のためになること」をしようと話し合っていたという。いくつか候補を上げた中で、初期投資が抑えられると感じた情報誌発行を思いついた。代表の出野さんは「情報誌は出回っているけど、どれも似た内容。丹波地域の情報は少なく、違いが出せると思った」と話す。
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2017年4月15日15:37
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篠山市有居地区 「桜のトンネル」脚光浴...
写真・両脇から張り出した枝がトンネルを作っている桜並木。夜はぼんぼりを点灯している=篠山市有居で
岡野小学校区の有居地区が近年、桜の名所として脚光を浴び始めている。篠山川に沿うようにして約500㍍にわたって道の両側に植えられた桜が“ピンク色のトンネル”をつくっており、開花期間中は地元老人会がぼんぼりをつけて春の美しい空間を演出。普段は静かな川沿いの道に、評判を聞きつけた多くの人が集まっている。
訪れている人の多くが口コミで知ったとみられ、丹波市から訪れたという女性は、「知り合いに聞いて来たが、こんなにきれいな名所が篠山にあるとはびっくり」とほほ笑む。
ぼんぼりの点灯時間は午後6時15分から約4時間。桜が見ごろを終える4月20日前後まで行っている。
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2017年4月13日18:22
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ムスカリで「パンダ」作る 山南町の荻野...
写真・高さ2㍍の展望台から見たムスカリの「パンダ」=丹波市山南町池谷で
年間を通して庭を公開している、山南町池谷186の荻野憲俊さん宅で、パンダをデザインした花壇でムスカリが満開を迎えた。高さ2㍍から見学できる展望台を用意し、来園者を迎え入れている。
円柱のコンクリートブロックでパンダの顔の輪郭や耳、目などをかたどった花壇に、白と紫のムスカリ約3000株を植えてパンダを表現している。花壇は円形で、直径約5㍍。昨年10月には500―600株を補植した。
3年前、アドベンチャーワールド(和歌山県)に双子のパンダの赤ちゃんが生まれたのをきっかけにパンダをデザインしたという。
庭には赤、白、黄色のイカリソウなども満開。4月20日ごろには珍しい黄色のカタクリが見ごろを迎えそう。荻野さんは「来園者に喜んでもらい、地域の活性化につながれば」と来場を呼び掛けている。
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2017年4月13日10:03
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5.体にいい「お味噌」
今は1年で1番寒さの厳しい寒中(小寒から節分まで)です。寒の間にすることはたくさんあります。寒餅、寒参り、寒稽古、寒の水…お味噌も仕込む時期です。雑菌が少ない「寒」に仕込むのは昔の人の知恵だと思います。
我が家では今日、黒大豆を水に浸けました。明日はゆっくりと煮ます。やわらかくやわらかく煮あがったら、潰して糀と混ぜ、桶に詰め込みます。割合は、姑が「うちの味噌は、4合塩、倍糀」と言って作っておられたので、私もその割合に従います。豆1升(1・4㌔㌘)、生糀2升(2㌔㌘)、塩4合(720㌘)です。桶に詰める時、硬すぎると豆の煮汁を少し入れてゆるめます。
きっちりと詰めたら、酒粕と塩で封をして、みそ部屋と言われる薄暗い物置でねかせるとお味噌が出来上がります。我が家では、3年ねかせます(封をしてほっておくだけですが…)。しかし、今のお家は暖かいのでそういうわけにはいかないと思います。天地返しをして秋には食べ始めると言われる方もあります。
材料もシンプル、作り方もシンプルです。が、しかし、お味噌はなかなかのものです。昔から「味噌汁を飲んだ人の歩いた後は雪が消える」とか「二日酔いには味噌汁」「味噌汁は三里の力」「味噌汁は朝の毒消し」とか言います。免疫細胞を活性化させる力もあるようです。
江戸時代に書かれた本にも「味噌は体を温め、気分を鎮め、心をゆったりとさせ、血行をよくし、酒毒を散ずる…体を丈夫にし、血圧を低くし、肌をきれいにし、痛みを止め、吹き出物が出るのを防ぐ…」といったように記されているそうです。
要は、お味噌は体にいい!のです。お味噌を食べることは、「天然のビタミン剤を飲んでいるようなもの」だそうです。なかでも、旬の野菜や海草と併せて食べる味噌汁はすぐれものです。日本の健脳長寿食「味噌汁」をちょっと見直してみませんか。
* * *
〈白味噌もいかが〉
いつも味噌は黒大豆で作りますが、白大豆で塩と糀の割合を変えると、甘い白味噌になります。お正月お雑煮に使うお味噌です。昔は、白豆が採れたらすぐ仕込んでお正月に備えていたようです。私は勝手に「豆の入った塩糀」とよんで、和え物、お汁、調味料として1年中使います。母に教わった割合は、豆1升(1.4㌔㌘)、糀3升(3㌔㌘)、塩2合(360㌘)です。出来上がりをナイロン袋に小分けにして、きっちりとタッパーに詰めます。ひと月からふた月で熟成します。その後は冷凍保存して小出しして使います。
(野口 歩 17.1.29掲載)
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2017年4月13日10:02
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農機具操作を学ぶ 女性対象に受講募る
篠山市は、女性を対象にした農機具の基本的な操作などを学ぶ講座「いきいき農村女性オペレータースクール」の受講生を募集している。参加無料で、定員20人程度。申し込みは4月28日まで。
対象は篠山市在住の女性。グリーンファームささやま、JA丹波ささやま農機事務所の職員が講師を務め、トラクターや草刈り機の操作などについて、座学と実習に取り組む。
専用の申込書で申し込む。問い合わせは、市農都政策課(079・552・1114)。
日程と内容は次の通り。時間はすべて午後1時半から。
▽6月21日=事故の事例と事故防止対策、トラクターの構造と機能(篠山市民センター)
▽7月19日=トラクターの運行前点検、トラクターの運転の基礎(JA営農経済部)
▽8月2日=草刈り機の構造と機能、草刈り機の仕業点検と作業(ハートピアセンター)
▽10月4日=耕耘作業(ハートピアセンター)
▽11月8日=耕耘作業(ハートピアセンター)
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2017年4月13日10:01
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男性限定で「ヘルシークッキング教室」 ...
篠山市(健康課079・594・1117)は、男性初心者に限定した「ヘルシークッキング教室」の参加者を募集している。調理実習と講話があり、健康的な食生活を送るためのノウハウと、料理の基本を学ぶ。5月16日に初回があり、来年2月まで月1回、開かれる。全10回。
対象は、概ね60歳以上。毎回午前9時半―午後1時、篠山市民センター(同市黒岡)で行われる。朝ごはんを作って料理の基本をマスターするほか、免疫力をアップさせたり、血管をしなやかにするメニュー、体に優しい酒のつまみなどを学ぶ。
定員24人。費用は1回600円。申し込み、問い合わせは4月21日までに同課へ。
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2017年4月13日10:00
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二十四の瞳
桜の開花は遅れたが、咲き誇る花の下を1年生がピカピカのランドセルを背負って歩いているのは、やはりいい。▼先日、小豆島に行った際、岬の分教場には寄れなかったが、急に映画「二十四の瞳」が観たくなってレンタルした。小学校から観に行って以来、60年ぶり。溌剌とした大石先生が子ども達と汽車ごっこで桜のトンネルを潜り抜けるところから始まる。▼金毘羅さんへの修学旅行の途中、正が10文半の靴を持て余して裸足になってしまうシーンも覚えていた。その門前のうどん屋で、4年生で学校をやめて奉公に出された松江と大石先生が偶然出会う場面も。▼最も記憶が鮮明だったのは戦後、老いて復職し、「泣きみそ先生」とあだ名された先生のために、5人だけ残った教え子たちが開いた歓迎会。昔、けがをして休んでいる先生を見舞いに、家まで8㌔の道を皆で歩いて行った時の記念の写真を、戦傷で失明した磯吉が「この写真だけはよう見えるんじゃ」と言いながら、「真ん中のこれが先生、右がマアちゃんで、こっちが富士子」と一人ずつ指で押さえる。▼昭和初めの子ども達は、日帰りの修学旅行にさえ行けない者が少なくなかった。行けても、家の手伝いをして貯めたお金をはたいて許してもらっていた。今の子達ははるかに幸せなはずだ。(E)
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2017年4月13日09:58
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閉校式の延長戦
母校の神楽小学校の閉校式に、記念イベント実行委員会の展示係として関わった。小学校に出入りするうちに、掃除当番表や学級目標といった、何気ない教室の掲示物、黒板の落書きをいとおしく、もったいなく感じるように。
「今できることは保存」と考え、先生方に無理を言って、「もぬけの殻にすると、がらんとして寂しいので、極力そのままにしておいてほしい」とお願いした。児童と教師の気配、温もりが当日まで保存できたと感謝している。
閉校記念DVDに収録された歴代卒業生の写真を拡大カラー印刷して廊下にずらりと並べ、最近の入学写真も並べ、小学校に保管されていたアルバムも並べ、自由に見てもらった。参加した人たちが、いきいきと目を輝かせ、童心に返ったようにはしゃいでいる姿は微笑ましかった。
展示は1日限りの予定だったが、「あわてて撤去することもない。閉校式に来れなかった人にも見てもらおう」としばらく保存されることになった。神楽小閉校式には延長戦があった。未見の方は神楽自治振興会(神楽の郷)に連絡の上訪問を。校舎でプチ同窓会もできる。(足立智和)
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2017年4月13日09:58
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会いたくて
20年ぶりに上京した。道中は、理解を越える速さの「のぞみ」に意識が追いつかず、気分が悪くなってきたので、富士山が見られるようにとわざわざ窓際に席を取ってもらったのに、富士山を見る前に眠り込んだ。(晴天だったのに…惜しい!)
電車の難解な路線図は右から左からどこから眺めても解読が難しく、やっと乗りこんだ地下鉄では、席が空いているのに誰も座らない東京人のスマートさに眼を疑い、何とか気を取り直して都会人のふりして背筋だけはしゃんとして、エスカレ
ーターの右側に足をかけたまではいいが、みんながビシッと私の反対側、左に並んで立っている。おろおろっと、左に寄り、周りをそっと見回す。「おお~、そうだった!関東は左だった!」とおぼろげな記憶の玉手箱をひっかき回して、おどおど、おろおろ、よろよろと、人の流れもなかなか読めず、人にぶつかる度にバッグの中の財布を掏られてはいけないと、汚い使い古した布バッグを抱え込みつつ、警戒の視線。迷惑なおばさんである。
娘の励まし応援お助けラインが51歳の心を支え続け、ようやく彼女の住む街へとたどり着いた。何番の改札口から出るようにと言われていたにもかかわらず、沈思熟考の末、待ち合わせ場所から一番遠い出口に出てしまい、私が出てくるであろうはずの出口を、心配そうにのぞき込んでいる娘の背中が見えた時には、心の底からほっとした。
篠山の居心地が良すぎるのも考えものなのであった。
(土性里花・グループPEN代表)