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2017年4月24日08:56
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法事
私事だが、きょう、我が家で33回忌の法要がある。さて、この法要だが、一説によると、徳川幕府の官僚が考えたものらしい。寺は、幕府の政治を担う重要な部門だったが、封建経済の矛盾が寺院経営にもあらわれ、寺の運営が難しくなった。そこで幕府の体制温存のために法要を思いついた。▼葬式で終わりにせず、1周忌、3回忌、7回忌…と法事をやることで、寺の収入源を確保したというわけ。この説の通り、法事の起源に権力者の思惑があったとしても、法事は一般庶民の間にしっかりと根づいた。それは庶民の「先祖崇拝」の信仰心に法事がマッチしたからだろう。▼キリスト教徒は神に祈るが、亡くなった近親者に祈ったりしない。欧米では一人ひとりが神に直接つながっていると考える。先祖代々の命が受け継がれて自分があるのではなく、先祖は自分と横並びの人間という感覚。対して日本人は仏壇に先祖の霊をまつり、崇拝する。▼ドイツ出身の僧侶、ネルケ無方氏は欧米には見られない日本人の宗教心にふれ、「日本人にとっては、キリスト教徒の神の役割を先祖が演じているのであろう」と指摘する。先祖崇拝の観念は、日本に仏教が伝来する以前からあり、日本人の宗教心の核になっているといわれる。▼きょうは、先祖を偲ぶ一日としよう。(Y)
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2017年4月24日08:56
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旅立ち
今年の桜の開花は昨年に比べると十日ほど遅かった。年々早くなっていたので、各地の入学式で桜が満開というのはベストだったのかもしれない。
名古屋でようやく開花宣言のあった日、東京から三重大学に入学する孫のユウジンとその母が我が家へ。学生アパートへの引っ越しの荷物は、すでに東京からダンボール七個分を送り、我が家からは布団と、かつて息子が使った机と椅子、テレビなどを車に積み込み運ぶことに。娘と私でワゴン車に乗るだけの荷物と共に出発。ユウジンは電車で津へ向かう。大渋滞の中、三時間かけて学生アパートに着く。築三十年の二階建てアパートの家主は六十代、とても親切な人で助かる。家賃は月一万という破格値、親から受け継いだ物件なのか、ボランティアとしか思えない値段だ。台所が二畳と押入れ付の六畳、昭和の匂いのする建物。受け渡しが終わってから、届いた荷物以外に必要なものを買いに行く。
二十五年前、長男が東大阪でひとり暮らしを始めたとき、本人と荷物を送った帰り道、急に寂しくなり号泣してしまったことなどを思い出す。運転しながら「よし、よし」と私の頭を撫でて慰めてくれた夫。母親にとって、息子というのは恋人に近い存在なのかもしれない。さて、ホームセンターで色々物色していると、同じように娘や息子と両親が生活用品を買い物している姿に遭遇。みんな子どもの自立のために一生懸命だ。
旅立たせなくてはならないと想いつつ、娘が息子ロス症候群にならなければいいが、と祈るばかりだ。
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2017年4月24日08:55
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地域史研究家 山内順子さん(丹波市柏原...
気軽に語れる場つくる
獅子や狛犬の研究などを通し、地域の歴史をひも解く活動に取り組む。女性ならではの視点を生かし、地域史研究に新しい風を吹き込む。
大学まで神戸で過ごし、東京で学校教材関係の出版社に勤務。縁あって丹波市内で住むようになって5年目。丹波で生活するようになったころ、「ぶらりと神社を訪ねた時、獅子や狛犬が微笑んでいるように感じた」と振り返る。「風雪に耐え、何百年と神社に鎮座するその愛らしく、たくましい姿に魅せられ、研究にのめり込んだ」と話す。
「訪れた神社で、宮司さんや世話をする人たちに大変親切にしていただき、調査がスムーズに進んだ」と感謝する。「使われた素材や作者、制作年代などを解明することで、その時代の背景、人々の暮らしが読み取れるのが魅力。先祖がどのような思いで奉納したかなどを考えればわくわくする」。新発見としては、市島などで福井県産の笏谷石製の作品が見られ、丹波との接点がうかがえたことなど興味深い成果も得られた。
中井権次顕彰会の下絵委員会委員長として、彫刻作品の下絵の調査保存活動にも携わる。「下絵は、中井権次の末えいで11代目にあたる宮津市の中井光夫さんの協力で、会員の皆さんと一緒に調査している。銘のない作品でも、何代目の作品か特定できる下絵が見つかり、作品と一致した時は感激した」という。
経験を生かして、地域の歴史、文化などの様々な疑問に対し、各専門機関や団体と連携し、対応できるNPO法人をつくるのが夢。「まずは、気軽に参加し、語り合える講座開催や写真を中心にした資料冊子の発行などの活動を近く始める」とPRする。57歳。
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2017年4月24日08:55
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もうすぐ“三ッ塚”
毎年、この時期になると丹波市市島地域の担当者として「そわそわ」する。新緑の丹波路を走る大会「丹波市三ッ塚マラソン」を前に、特集紙面を作らなくてはならないからだ。どういう切り口で紙面展開をするのか、誰を取材するのか。いろいろと悩ましい。
大会出場者によると、三ッ塚マラソンは好タイムが出やすい“高速コース”だという。平たんな道のりで走りやすく、10㌔部門でいうと、登りは折り返してすぐの坂道と、ゴール直前のなだらかな傾斜が続く2カ所しかない。冬のマラソンシーズンを終え、休養期間を経た県内の有力ランナーが、その年の“試金石”として集う大会でもあるそうだ。
3年前に一度だけ出場した。2回も試走して自信満々で臨んだものの、途中でばててしまった。「10㌔って中途半端な距離やし走りにくい」と、よく分からない言い訳をしていた。当時の本欄で、「『10㌔くらい、何とかなるやろ』と思っていたのが甘かった。10㌔は何とかならない距離みたい。恐るべし10㌔」とつづっている。
さて特集紙面。4月30日の発行に向け製作中です。お楽しみに。(田畑知也)
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2017年4月24日08:54
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第518問
来年3月にお披露目予定の映画「恐竜の詩」で主要キャストに抜擢された武田丹音さんが高校時代に所属した劇団は?
1.栃の実
2.柿の実
3.椎の実
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2017年4月24日08:54
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野菜や花の苗、加工品販売 4月26・27日...
氷上高校(春日町黒井)が4月26、27の両日、同校実習農場周辺で野菜苗や花苗、加工品などの販売実習を行う。ともに午前9時―午後4時。
生徒が種まきから育てたキュウリやトマト、ナスなど約30品種の苗を販売。今年は初めてゴーヤやサンチュなども扱う。花苗はマリーゴールドやパンジーなど5種。苗を購入する場合は、持ち帰り用の段ボール箱などを持参する。苗はいずれも60円。
今年1月の大雪で、野菜苗のビニールハウスが倒壊。その影響で、例年よりやや野菜苗の数は少ないが、花苗と合わせて計2万本近く販売できるという。
ジャムやクッキー、味噌、パン、ビスケットなどの加工品も扱う。
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2017年4月24日08:53
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丹波ささやま栗振興会「市名変更を」 篠...
丹波栗の生産者でつくる「丹波ささやま栗振興会」(西垣秀雄会長、84人)と、栗の剪定士でつくる「篠山市栗剪定士協議会」(藤本勇作会長、26人)の総会が4月20日、篠山市民センターで開かれた。会員約45人が出席。同振興会の総会では、緊急提案として、篠山市の名称を「丹波篠山市」に変更することを求める要望書提出の賛否を議案に挙げ、賛成多数で提出することが承認された。あす24日、酒井隆明市長と渡辺拓道市議会議長に要望書を提出する。
今年2月に、篠山市商工会、丹波篠山観光協会、丹波ささやま農業協同組合が市長、市議会議長に宛て、市名変更を求める要望書を提出したことを受け、同振興会でも3月の役員会で「要望書を出してはどうか」との声があがり、出席者全員の賛同を得た。
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2017年4月24日08:52
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木の「節」「穴」は“個性” 藤本林業所...
写真・節や穴を木の個性として表現しているいすと藤本社長。手に持っているのがいすの「通知表」=篠山市今田町休場で
藤本林業所(篠山市池上、藤本清仁社長)は、木の表面に節があったり、穴(抜け節)が空いていたり、虫が食った跡のある部材を使った幼児用のいすを販売している。通常なら欠陥材料として除けられる部材をあえて“「藤林小学校」の個性的な子ども”と表現。このいすを見た人に、その個性を評価してもらおうと作成した「通知表」を添えている。藤本社長(54)は、「ハネものではなくて、一つしかない個性。愛着につながり、大切に使ってもらえるとうれしい」と話している。5月3―7日、篠山チルドレンズミュージアム(同市小田中)で、このいすの展示会が開かれる。
篠山産のヒノキを使用。座面は約30㌢四方で、高さは座面までが約30㌢、背もたれを含め48㌢。所々に節や穴といった個性的な“クラスメート”の存在が目立つ。通知表では、それらを「科目」とし、なぜ節や穴ができたのかを枝打ちや製材、組み立て作業といった工程と合わせて解説。見た人が評価を入れる空欄や所見を書き込む欄を設けている。
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2017年4月24日08:51
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「高城山へ登ろう会」初のガレージセール...
写真・「高城山へ登ろう会」に合わせてガレージセールを企画した山口さんと、出品予定の商品=篠山市野々垣で
篠山市野々垣の山口喜昭さん(67)が幹事を務める「第5回高城山へ登ろう会」が4月29日、行われる。今回は初めての試みとして軽トラックを屋台に見立てた「ガレージセール」を開催。山口さんは、「下山後に参加者同士が交流する場になれば」と話している。「登ろう会」は、午前10時に野々垣公民館に集合。比較的緩やかな「市の谷コース」(約3・5㌔)で山頂をめざし、午後2時ごろ、同公民館に帰着予定。
ガレージセールの開催は「思いつき」と笑う。知人らに打診したところ、数台が並ぶ予定。山口さんは、趣味で集めてきたレトロな瓶や看板、焼酎徳利、小皿などを出品。知人が作った木工クラフト、テーブル、鍬や鎌なども並べる。ほとんどは数百円までの値段で販売する。「ガラクタでも、見る人によっては宝物。そんな巡りあわせがあったり、『懐かしいなぁ』といって会話が弾んだり、こんな感じなら自分も出店してみようと思ってもらえたら」と期待している。
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2017年4月24日08:50
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篠山市倉本のシバザクラ 満開までもうす...
写真・シバザクラの手入れをする住民ら=篠山市倉本で
篠山市倉本の宮田川沿いの農道のり面を鮮やかな白やピンクのシバザクラが覆い始めた。約500㍍の区間に約4000株が植わっている。県道丹南三和線から見え、道行く人の目を楽しませている。4月末ごろに満開を迎えるという。
2010年から住民らが毎年500―1000株ずつ増やし、3品種のシバザクラと、ハーブが植えられている。都市部の住民を招いて植栽を手伝ってもらいながら交流もしている。花が咲き始めると、花の見栄えを良くしようと地区住民が草取りなどの世話をしており、今年も4月3日に分けて計15人が作業した。
倉本のほか、垣屋、高坂、坂本集落でつくる「川上地区農地・水・環境保全向上対策協議会」が国の交付金制度を活用した事業。シバザクラの植栽については倉本の住民で取り組んでおり、景観づくりや雑草対策がねらい。山側の田んぼののり面には葉ボタンも植えている。
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2017年4月24日08:48
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山南町久下の喫茶「おくどさん」 憩いの...
写真・バイキング形式のランチを楽しむ来店者たち=丹波市山南町谷川の久下自治会館で
丹波市山南町久下小学校区の女性有志が毎週月曜日に、久下自治会館(同町谷川)で開いているコミュニティ喫茶「おくどさん」が丸3年を迎え、4月17日、同会館で3周年記念のおくどさんを開いた。同校区の住民が続々と詰めかけ、バイキング形式の旬の食事やご近所さんとのおしゃべりを楽しんだ。
黒豆の煮豆やベビーリーフ、カレー、酢の物、コロッケ、みそ汁など、20種類以上もの皿がずらりと並んだ。ユキノシタの天ぷらもあり、旬の味を楽しんだ。
同会館で手づくり教室を開いている浅葉法子さん、広瀬昌代さんら有志が、老若男女の集える場にしようと、同喫茶を発案。毎週月曜午前9時―午後3時、「おくどさん」を開いている。モーニングセット(200円)や、ランチの「おにぎりセット」(第3月曜はカレーセット、いずれも300円)のほか、終日、コーヒーセット(100円)を提供している。
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2017年4月20日09:17
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女性天皇
女性天皇は史上8人10代(2人が再即位)いらっしゃる。聖徳太子の叔母で法隆寺を建てた推古天皇は、必ず教科書に出てくる。百人一首の「春過ぎて夏来にけらし白妙の」で知られる持統天皇は天武天皇の皇后だった時から政治力を持っていた。▼奈良朝以後は久しく登場しなかったが、江戸時代初期に即位した女帝が明正天皇。2代将軍秀忠の孫に当たり、徳川家が外戚として朝廷に影響力を強める布石に狙ったものの、時の後水尾天皇がこれを警戒して6歳で即位させ、自分が上皇となって実権を堅持。徳川家を寄せ付けなかったと言われる。▼因みに秀忠の正室、つまり明正天皇の祖母はお市の方の3人娘の1人、江。彼女を通して、戦国時代の織田家や浅井家の血が皇室に留まることになった。また江の最初の夫は後に柏原藩の家老となった佐治与九郎。▼今上天皇の退位問題が一応決着し、皇室の次なる課題に女性天皇の可否が浮上する。根強い反対者は、「過去の女性天皇はすべて『男系』(父が天皇か皇族)」として、女性天皇を認めると、やがて皇族につながらない父を持つ『女系』天皇が出現する可能性に異を唱える。▼「卵子より精子第一」という考えだろうが、遺伝子を引き継ぐ点で両者に差はなかろう。現代の感覚はアマテラスの時代より退化しているのか。(E)
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2017年4月20日09:16
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補償導線、耐熱電線、温度センサーの製造...
補償導線で業界リード
〈柏原工場所在地〉丹波市氷上町氷上18
tel.0795・82・4041
柏原工場が製造拠点の補償導線は、機械の温度を測定するセンサー用ケーブルで、熱電対温度計と同じ起電力を持つ。計測器と離れた地点の温度を測定する場合に、熱電対温度計の素線を指示計器まで延長して接続するが、補償導線は高価な熱電対温度計の素線に代わり、指示計器まで延長する専用のリード線として活用する。正確な温度測定やコスト減がはかれるのが利点。
工場内には大きなドラムに巻かれた出荷前の製品が並ぶ。大手鉄鋼、電力、石油化学、自動車などの分野で活用され、7割を超えるシェアは、業界のトップクラス。特にプラントの温度管理が重要な火力発電所の利用度が高い。
補償導線の製造工程は、素線をこよりを作るように撚って束ねて一本の線を作り、絶縁樹脂で覆う。樹脂被覆をした線を必要な数だけ束ねて撚り、外皮をかぶせて完成させる。製品の直径は1・5㍉から4・5㌢。1本の導線に使われる素線の数は、1本から60本を超える種類に及ぶなど、多品種の導線を製造できるのが強みとなっている。1つのプラントで、1万㍍もの補償導線がいることもある。社員の高い技術力で業界をリードする。
「顧客ごとに異なる仕様に合わせ寸法、長さ、外形、使用温度などをしっかり把握し、正確さを徹底させている」と金澤兼冶工場長は話し、出荷前の検査にも力を入れている。
【設立】1953年(昭和25)【社長】秋田修作【資本金】3500万円【売上げ】22億円(2016年8月期)【従業員数】78人(うち柏原工場41人)【本社・営業所など】本社・大阪市中央区、柏原工場(丹波市氷上町氷上)、東京営業所(東京都大田区)、大阪配送センター(大阪府東大阪市)、西脇工場(西脇市上比延)【業務内容】補償導線、信号用ケーブル、ヒーター線などの製造販売。
写真・ドラムに巻かれた補償導線が並ぶ柏原工場=丹波市氷上町で
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2017年4月20日09:13
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熱くて暑い「よさこい祭り」
16日は、熱くて暑い一日だった―。
篠山城跡三の丸広場をメーン会場に催された「篠山よさこいまつり」。丹波地域はもとより、遠くは鳥取、和歌山などからの参加もあり、過去最多となる47チーム約900人の踊り子が集結した。それぞれのチームが、三の丸をはじめ、大書院二の丸広場、春日神社境内の3カ所の特設ステージを回り、熱気に満ち溢れた踊りで、詰めかけた観客を魅了した。また、城の周囲のソメイヨシノが桜吹雪の“にくい”演出で、まつりを盛り上げたほか、気温も午後2時33分に夏日にもう一歩で届く24・4度を記録。最高の条件が整ったなかでのイベントだった。
幼児から若者、そして40代の私よりずっと先輩方までもが、きらびやかな衣装とメイクで舞台に立ち、激しく勇ましく、時にしっとりと舞い踊る姿に取材を忘れて見入ってしまった。
世代、性別に関係なく楽しめるのがよさこいの魅力だ。「みんなで踊ることが楽しくて仕方がない」。そんな喜びが湧き出た踊り子たちの笑顔がまぶしかった。(太治庄三)
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2017年4月20日09:12
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小さいうちは子供と遊ばなきゃ!
先週末は一言で言って「疲れたけど、面白かった♪」。土曜、初めて経験する保育園保護者会三役として総会に出席した。
他の役員さんたちも初めてなのに準備に協力的で、資料作りやファイル閉じ、さらには子どもたちの写真を撮って可愛く飾り付けまでも。母ちゃんはこの性格なので事業計画や会則改定などの難しい事がチンプンカンプン。それを得意な人がサクサクと改正案を出し、資料を作るなど、それぞれが得意分野でフォローし合うチームワークの良さだった。
総会ではクラス委員を、参加型のくじ引きで決め、緊張と笑いありの中で無事に終了。その後は、年長の親子で味噌作りをした。食育として煮豆や麹の香りをかいだり、豆を潰して混ぜてと様々な工程を賑やかに楽しんだ。
何よりも母ちゃんがうれしかったのは、今まで接触したことがなかったママさんたちと話ができ、顔見知りになれたことが大きな収穫だった。
翌日曜は以前、お姉ちゃんの山登り遠足が雨で中止になっていたので、友だち夫婦と子どもたち8人でお弁当を持って黒井城址に登った。息も絶え絶えの中で登頂し、賑やかにお弁当タイム。下山後は桜吹雪を楽しみつつアイスクリームタイム。そして川遊び。もう本当に土・日曜はフルで動き、遊んだ。
でも考えてみたら両日とも子どもたちのお陰で得られる笑いや、達成感。子どもが遊んでくれるのは今しかないと思えば筋肉痛も我慢できるもんだわ。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2017年4月20日09:11
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夏野菜苗販売や寄せ植え講座 4月29・30...
篠山東雲高校(篠山市福住、079・557・0039)が4月29、30の両日午前9時―午後2時、同校で、野菜園芸類型の2、3年生13人が丹精込めて育てた夏野菜の苗を販売する。
販売するのは、トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、オクラ、スイカ、メロンなど計約4000ポット。全て1ポット50円。マリーゴールド、サルビアなどの花苗も販売する。
同類型の森田恋さん、小西桃花さん、前田捷登君(いずれも3年)は、「春休みに播種してから順調に育っています。おいしい野菜ができると思います」と、購入を呼び掛けている。
また、29日午後1時から同校で園芸講座を開く。多肉植物を使った寄せ植えを楽しむ。多肉植物は、サボテンのように分厚い葉や茎に多量の水分をもつ植物で、耐乾性が強く、水やりの手間が少なくてすむため、女性に人気があるという。参加費500円。先着20人。申し込みは前日までにファクスで同校(079・557・1888)。
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2017年4月20日09:10
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森の中で「マルシェ」 4月22・23日、春...
豊かな森を会場にした催し「森のマルシェ」が4月22と23の両日午前10時から、丹波市春日町下三井庄の「大路こどもの森」(大路小の南側)で開かれる。同町中山のスイーツ店「キャリー焼菓子店」のオープン2周年を記念したイベントで、飲食や手作り雑貨など10店舗以上がブースを並べる。同店を経営する藤本理恵さん(29)は、「普段は森に入る機会も少ないと思うので、イベントと自然の両方を楽しんでほしい」と呼びかけている。
パンやタコスといった飲食ブースのほか、ヘアバンドなどの手作りアクセサリーのブースが並ぶ。壁飾り「スワッグ」作りのワークショップもある。同店は9種類のケーキ、かき氷2種、イベント限定のマフィンなどを販売する。
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2017年4月20日09:10
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「心のバリアフリーを」 4月29日、城下...
障がいのある人もない人も一緒に音楽を楽しむことで「心のバリアフリー」を目指す「第3回兵庫・篠山 とっておきの音楽祭」が4月29日、たんば田園交響ホール付近や篠山市役所前(ともに北新町)などを中心とした城下町一帯を会場に開かれる。「みんなちがって、みんないい」をテーマに丹波地域の住民らが実行委員会を組織して今年も開催。委員らは、「障がいを理解するためには、出会ってもらうのが一番。みんなが勇気をもらえる場になれば」と来場を呼び掛けている。
午前10時15分に同ホール西側駐車場で開幕。午前11時から、▽ホール玄関▽ホール西側駐車場▽市役所前▽大正ロマン館中庭▽円応教篠山教会▽旧小島うば車店▽日本キリスト教団篠山教会▽大手前南駐車場▽ゆいまーる篠山―の計9会場で、全国から集う84組の団体・個人が演奏を行う。午後3時半からホール西側駐車場でフィナーレを迎える。
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2017年4月20日09:09
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鳥料理と丹波布の店 柏原中心市街地に出...
柏原の中心市街地活性化に取り組む「まちづくり柏原」が今年度、新たに2つの空き店舗の活用を始める。また、同活性化区域に含まれる柏原支所会館(旧柏原町商工会館)のリノベーション調査事業に、丹波市商工会が取り組む。ともに経済産業省の再興戦略事業に採択され、国の補助を受けて実施する。
石田地区の旧ベビー・キッズ用品店が入居していた建物の1階部分に鳥料理専門店が、古市場地区のたこ焼き店跡に、丹波布のギャラリーと販売所ができる。今夏までの開店をめざす。鳥料理専門店は、市出身者が家族4人でUターンし創業する。丹波布の店は1階がショップ、2階が織り子の有志でつくる「技術者協会」の事務所の予定。
事業費1500万円で、国が3分の2の950万円を負担。残額の40%、約200万円弱を丹波市が助成。国と市の補助残をまちづくり柏原が負担し整備。両者に貸し家賃収入を得る。
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2017年4月20日09:07
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映画「恐竜の詩」主要キャスト 柏原の武...
写真・会見で抱負を語る武田丹音さん(左は主演のとみずみほさん、右は近兼監督)=丹波市春日町黒井で
来年3月のお披露目をめざし、丹波市を中心に撮影が行われる映画「恐竜の詩」の近兼拓史監督は4月17日、春日文化ホールで会見し、オーディションの結果、主要キャストの1人に、同市柏原町に住む武田丹音さん(19)を抜擢すると発表した。武田さんは「大好きな丹波の魅力を存分に伝えたい。私が丹波を発信できたら」と抱負を語った。
武田さんは県内の短大2回生。高校1、2年の時に劇研「椎の実」に所属。女優志望で、公募のオーディションを見つけては応募を続けており、同作品の出演者に応募したところ、監督の目にとまった。
主演2人に次ぐ、8人ほどの主要キャストの1人。近兼監督は、「しっとりした丹波を描く中で、映画の花となる若い女性がいてほしいと思った。丹波美人で、丹波を撮影する上でぴったり。プロではなく、ゼロから始まる彼女を選んだ」と言い、武田さんは「びっくりしたけれど、チャンスだと思った。自由にのびのびと演じたい」と話した。