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2017年4月29日15:38
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「六古窯」で日本遺産に 丹波焼など全国...
写真・丹波焼最古の登り窯の前で、「日本六古窯」での日本遺産認定を喜ぶ関係者ら=篠山市今田町上立杭で
文化庁は4月28日、2017年度の「日本遺産」を発表し、丹波焼の産地である篠山市をはじめ、「日本六古窯」のある全国の6自治体で申請していた六古窯にまつわるストーリーを認定した。篠山市は2015年に続いてのダブル認定。六古窯では昨年も申請しており、2度目のチャレンジでの栄誉となった。窯の火を絶やすことなく受け継がれてきた伝統が、日本を代表する遺産に認められ、丹波焼の里に喜びが広がっている。
篠山市以外の自治体は、岡山県備前市(備前焼)、福井県越前町(越前焼)、愛知県常滑市(常滑焼)、同県瀬戸市(瀬戸焼)、滋賀県甲賀市(信楽焼)。備前市が取りまとめを行い、今年2月、文化庁に申請していた。
日本遺産は地域の風土に根差した文化財群(構成文化財)をまとめた「ストーリー」を認定するもの。単一市町村の「地域型」と、複数市町村にまたがってストーリーが展開する「シリアル型」がある。
六古窯のある各自治体はシリアル型として申請し、「きっと恋する六古窯―日本生まれ日本育ちのやきもの産地」をタイトルに。縄文時代から続くやきものの技術を継承した生粋の産地で、「恋しい人を探すように煙突の煙を目印に進めば、『わび・さび』の世界へ誘いこまれ、日本の原風景に出合うことができる」というストーリーにまとめて申請した。
ストーリーを構成する文化財は計55件。うち篠山市は、▽丹波立杭焼▽丹波焼古窯跡(県史跡)▽丹波立杭登窯(県重要有形民俗文化財)▽丹波立杭焼・作窯技法(国選択無形文化財)▽古丹波コレクション(県有形文化財)―の5つがある。
今月5日に開催された「日本遺産審査委員会」で内容が審議され、申請件数79件中、17件の認定に入った。六古窯での遺産認定を目指す活動は、15年に今田町で開かれた「日本六古窯サミット」で宣言していた。
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2017年4月29日15:36
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味間南の文保寺 仁王像の修復終える
写真・修復を終え、仏師らによって楼門に据え付けられる阿形像=篠山市味間南で
来年、再興から700年の節目を迎える篠山市味間南の天台宗・文保寺。来春開催予定の記念行事を前に、経年劣化による傷みが激しかったため、2015年冬から修理が行われていた同寺の仁王・阿形像が、1年4カ月に及ぶ修理を終え、4月24日、同寺の楼門(仁王門)に戻された。修理過程で、1378年11月、侍従法眼と弁法橋という仏師によって造られたことや、1385年創建の楼門よりも先に造られたことなどが判明した。引き続き、対の吽形像が修理のため翌25日、搬出された。仁王像が楼門にそろうのは来春という。
阿形像は高さ2・35㍍で、ヒノキ材(右手のひらのみカツラ材)の寄木造。修理は、仏師の三浦耀山さんらが大津市の工房で行った。解体し、表面の汚れを落として組み直し、破損していた指先や胸、天衣(細長い衣の飾り)などは作り直した。
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2017年4月27日09:48
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春日神社(丹波市山南町長野)
JR谷川駅から南の長野地区を少し逡巡しながら、春日神社に辿りつく。平地に佇む神社である。やや小ぶりの鳥居が目に入る。建立年は新しく、昭和18年(1943)10月と読める。祭神は「建御雷の神」など。
拝殿に近づく。上部の狭い梁間に1㍍足らずの竜が左上方を睨んでいる。舌を立て、銅線の髭を伸ばしている。宝珠は上向きに右端に移されている。ただ“いらか”が際立っていない。本殿に近づく。狭い梁間ながら、ここにも竜がしつらえられている。狭い空間ゆえ迫力がやや欠けるのもやむを得ないようだ。木鼻には、阿吽の唐獅子と獏が見える。中井権次一統時代とかなり趣が異なってきている。脇障子には左右とも鳳凰の立ち姿が注目である。この社殿は昭和26年(1951)7月に新築された。中井権次一統の最後の彫り物師、上田柏山が彫ったもので、拝殿の竜の裏面に丹波柏原町住人彫刻師上田柏山(明治18年生66歳時)の銘がある。
中井権次研究家 岸名 経夫
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2017年4月27日09:47
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全性寺(京丹後市峰山町吉原)
峰山小学校の前の道を山すその方へ少し行った所の小高い所に佇む寺院である。臨済宗天竜寺派(足利尊氏が夢想疎石の力を得て後醍醐天皇の霊を慰めるために京都に創建した寺院)。ここ峰山の寺院は、江戸時代前期に建立されたものであり、神仏習合の習いとして天満宮が同時に設立され、多くの参拝客で賑わっており、以来350年を超えている。
山門に近づく。中央上部の目抜きに、躍動感溢れる竜が目に入る。左前方を睨み据えている。宝珠を真ん中にしっかりと握り、“いらか”を立て、舌の先も立てている。この彫り物の裏面を見て驚いた。この面にも前部と一体の彫り物が施されている。その技術たるや驚嘆せざるを得ない。彫物師丹州柏原町住、中井権次正貞の朱色の銘が鮮やかだ。木鼻の阿吽の呼吸の唐獅子と獏も目にガラスが入って一層生き生きしている。持ち送りの猿と枇杷の姿もユーモアがあって面白い。
中井権次研究家 岸名 経夫
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2017年4月27日09:46
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6.蕗の薹はいがかですか
少しずつ季節が春に移っているのを感じるこの頃です。数日前に枯草の中に見つけていた蕗の薹を摘んできて、蕗の薹味噌を作りました。蕗のほろ苦さとかおりが、春がきたことを教えてくれます。苦味が何とも言えず体の中がすっきりとするような気がします。
季節に合った食べ方として、「春苦味、夏は酢の物、秋辛味、冬は油と合点して食え」という、明治時代の食養家石塚左玄氏の言葉が用いられます。「春は苦味」というのは、理にかなっているそうです。春はすべての生き物が活動を始めます。私たちの体も新陳代謝が活発になってきて、冬の寒い時期にとどこおってしまっていた脂肪や古い塩分を排泄しようとします。
春は余分なものを代謝し、新しいエネルギーを充電して本格的な活動に備え、さらには次にやってくる暑い夏を乗りきるための準備の季節。そのために、固い大地をけやぶるエネルギーが宿っている野草を食べ細胞を揺り動かし余分なものを分解・排泄しようという昔からの知恵です。せり・よもぎ・たんぽぽ・つくしなど野草には独特のほろ苦味があります。この苦味が血液を浄化してくれる味覚のようです。しかし、強すぎるのであくを抜いて食べた方がいいそうです。
蕗の薹味噌を作ってから旧暦の暦を見たら、何とこの日は七草の日の近くでした。昔の人は、自然の流れを知って自然と共に生活していたのだと感動しました。まだ少し寒いこの時期ですが、もう春は始まっているのです。
蕗の薹を見つけたら、蕗の薹味噌を作ってみてください。1つ2つでも充分です。作り方は、①蕗の薹を洗って塩1つまみを入れたお湯でゆがく②水に少しさらして刻む③味噌(白味噌だと色がきれいにあがります)とみりん、酒(好みで砂糖を入れる)と一緒に煮こむ―です。もっと簡単に水で洗って衣をつけて揚げて塩をつけていただくという手もあります。是非食べてみてください。
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〈菜の花の食べ方〉
一般に菜の花と言えばアブラナを指すようですが、白菜、大根、水菜、小松菜などアブラナ科の花も大きな意味で菜の花といいます。それらの冬野菜が畑で残っていたら、慌てて片づけてしまわないで、しばらく置いておくと、花芽がどんどん出てきます。それを次々と摘んで来て、おひたしや和え物にしたりオイルで焼いたり炒めたりして食べます。スパゲティやサラダにも合います。野菜によって微妙に味が違うのも楽しいものです。
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2017年4月27日09:45
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速形重幸氏訃報
速形重幸氏(はやかた・しげゆき=サンテレビ報道カメラマン、山口嘉幸ハートトラベル社長の兄)4月24日午前4時48分、急性心筋梗塞のため丹波市内の病院で死去、68歳。自宅は丹波市春日町下三井庄680。葬儀は26日、おこなわれた。喪主は長男、豪(ごう)氏。
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2017年4月27日09:45
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親子でまるごと丼 5月7日、イベント参...
篠山のご当地グルメ「篠山まるごと丼」の普及活動を行っている丹波篠山ご当地グルメ推進委員会は5月7日午前10時から篠山市民センター(篠山市黒岡)などで開くイベント「親子でまるごとピクニック」の参加者を募っている。
まるごと丼は篠山産の▽コシヒカリ▽牛肉▽山の芋▽根菜―を使用するもの。イベントでは親子でまるごと丼を調理し、近くのよし池公園までピクニックに出かけ、作った丼を味わう。ランチ後はまるごと丼の歌を歌ったり、マスコットのまるいの、まめりんとの記念撮影を楽しむ。
対象は5歳から小学6年生までの子どもと保護者。定員40人。参加費は大人300円、子ども200円。三角巾やエプロンなど持参。
問い合わせや申し込みは事務局(市商工観光課079・552・6907)へ。
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2017年4月27日09:44
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神楽小学校
小学生の時、遠足先で他校の生徒に出くわすと、「〇〇の学校、ボロ学校、雨ーが降ったらじゃーじゃー降り」とはやしたてたものだった。戦後まもなく、ボロ校舎が少なくなかった頃の話。▼今ではどこも鉄筋コンクリートに建て替わり、体育館やプールまで付いている。しかし生徒の方は数が減って、統合のため折角のきれいな校舎が不要になる所も出てきた。▼今春から統合で小学校がなくなった青垣町の神楽で、地区のイベント「春の祭典」に合わせて、廃校舎が開放されているのを覗いた。廊下に毎年の卒業生の記念写真が展示されていた。▼昭和30年代初め、筆者の年次のを見ると、高校で一緒になった同級生らしき子供も写っていた。人数は50人。それより数年後の“団塊の世代”になると60人を越える。しかし「144回目」という今年の卒業生は11人。▼7、8年前、何故だったか忘れたが、この神楽地区の運動会を見に行ったことがある。住民が皆きびきびと動き、よくまとまっている感じがした。この日、学校の近くで開かれた春の祭典も、賑やかで楽しそうだったが、廃校は皆の心に大きな空洞を空けているに違いない。机がすっかり片づけられた教室は静まり返っていた。建物を再利用し、どのように地域の活性化につなげるのか見守りたい。(E)
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2017年4月27日09:43
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篠山市倉本の宇杉さん 「日彫展」初出品...
篠山市倉本の丹波彫刻会会員、宇杉昭信さん(64)が、第47回日本彫刻会展覧会「日彫展」に初出品、初入選を果たした。展覧会は、5月2日まで東京都美術館(台東区)で開かれている。宇杉さんの入選作品は、彫塑「海遊人」。モリをかまえて魚を仕留めようとしている青年を表現した。彫塑を始めてわずか3年。「レベルの高い東京で入選できたことが自信になった」と喜んでいる。
「海遊人」は、高校生くらいの青年が、学校帰りに友だちと魚捕りに行ったイメージを頭の中で膨らませた。昨年6月ごろから創作に取り掛かり、講師の磯尾柏里氏のアドバイスを受けながら修正を加えていった。捕った魚を加えようかと思ったが、あえて「見た人に感じてもらえれば」と省いたという。
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2017年4月27日09:43
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ヒゲのカメラマン
サンテレビの報道カメラマン、速形重幸さんの訃報に接した時、カメラを肩に巨体を揺すりながら、現場に向かうあの姿が浮かんだ。緊迫した取材現場でも速形さんの姿を見つけると何かほっとするような感じを持った。
一番の思い出は、10数年前、氷上高校生の農業実習先としてなじみのあった北海道の士幌町でのこと。速形さんが橋渡しをした春日のグループとの交流に同行し、取材した。12月。訪れた小学校の校庭は氷が張り詰めていて、「ドン」という音がしたと思ったら速形さんが滑って倒れ、しばらくは動けなかったので、私たちはびっくり。しばらくの後、声がして起き上がったのでほっとした。
念のため、町の診療所で診てもらったが、「僕のカルテがあったよ」と元気な様子で玄関に顔を見せた。「カルテがある」という言葉に同行した私たちは驚いたが、その後の交流会では、現地の人との信頼関係の深さに「なるほど」と思った。北海道でも訃報を悲しむ人があるだろう。トレードマークのヒゲと柔和なまなざしで今も語りかけていただける気がする。御冥福をお祈りします。(臼井 学)
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2017年4月27日09:42
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お待ちしています
満天の星空。凛と冷たい夜気。遠く近くに聞こえる山を住処とする生き物たちの声。薪がはぜて火の粉を闇に飛ばしながら赤々と燃える焚き火。その火をぐるりと取り囲み、思い思いにくつろぐ。
「多紀連山のクリンソウを守る会」でキャンプをした。寒さは予測していたが、木に囲まれたそこは、街の中より気温がよほど低く感じられ、陽が山に沈む頃には吸い込む空気の冷たさが驚くほどになった。私は、尊敬する、文句なしにかっこいい憧れの先輩たちと一晩を山の中で過ごせるなんて、こんな幸せなことはあり得ないので、夢のようなこの幸運に有頂天であった。
クリンソウ群生地への登り口がキャンプ地となり、炊事の準備、テント張り、テーブルやいすの準備等々、慣れた手つきで着々と準備は進んでいく。私がいつも感動することは、大先輩たちに対する絶大な安心感である。何が来ても慌てず、全てに対処の仕方を知っていて、気負いなく自然で、他の生きとし生けるものと同じように山に溶け込む存在感そのものが素晴らしい。そして、山にあって、その姿勢は美しく、惚れ惚れしてしまう。この美しさは意識して備わる類のものでは決してなく、今までの人生の積み重ねからしか手に入れることのできない「何か」なのだと思う。このクリンソウが繋いでくれたご縁に心から感謝している。
さあ、今年もクリンソウ道が整いました。5月20日頃が見ごろです。多紀連山の妖精たちがあなたをお待ちしています。
(土性里花・グループPEN代表)
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2017年4月27日09:41
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寄贈衣料品を募る タンバンベルグ 4月...
タンバンベルグ(丹波市氷上町本郷、0795・82・8600)は4月29日午前10―午後4時、ゆめタウン正面入り口前で「チャリティたすけあい運動」を開く。貧困に瀕している世界の国々に寄贈する衣料品の提供を呼び掛けている。
受付可能な物資は次のとおり。子ども服はサイズ80㌢以上が対象。
▽新品=下着、タオル、くつ下、タオルケット、シーツ、パジャマ
▽洗濯済み=毛布、セーター、パジャマ、ズボン、ブラウス、ジーンズ、カーディガン、Tシャツ、ジャンパー、ポロシャツ、オーバーコート、トレーナー、カッターシャツ
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2017年4月27日09:39
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篠山市立歴史美術館 “お蔵入り”資料に...
写真・歴史美術館で開かれている企画展「なつかしい篠山の風景」=篠山市呉服町で
篠山市立歴史美術館(同市呉服町、079・552・0601)を指定管理する一般社団法人「ウイズささやま」の学芸員らが、同施設に所蔵されている資料を整理する中で、「おもしろい」と思いながらも、定期的に開いている特別展などのテーマにそぐわず、“お蔵入り”になっている貴重な資料にスポットを当てようと、小規模な企画展をスタートさせた。学芸員らは、「歴史の中に眠らせているだけではだめ。館蔵品を活用し、市民にもっと身近な施設になりたい」と話している。
第1回となるミニ企画展は明治から昭和にかけて、篠山の名所の写真を題材にした絵葉書36点を展示する「なつかしい篠山の風景」。絵葉書には、昭和19年に焼失する前の篠山城大書院やハスが咲き誇る篠山城のお堀、堀端にあった篠山鳳鳴義塾などのほか、城下町の二階町、呉服町通り、雲部車塚古墳、篠山駅、高城山などが写し出されている。
城下町の様子などは絵葉書と合わせて、現在の写真を展示。これまで施設を訪れたことのなかった近隣住民も足を運び、往時と現在の違いを楽しんでいる。
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2017年4月27日09:38
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映画「恐竜の詩」 撮影が本格化
写真・メーンキャストが来丹し、撮影が本格的に始まった「恐竜の詩」=丹波市青垣町市原で
丹波市を舞台にした映画「恐竜の詩―YAMASATO NO UTA」のメーンキャストの撮影が4月24日、青垣町内で始まった。来年3月のお披露目に向け、撮影がいよいよ本格化する。
夫婦役の澤田敏行さん、とみずみほさんらが来丹。「初めて訪れる丹波で道に迷う」映画冒頭部分を撮影した。舞台は、スカイスポーツのまち、青垣。「ロールアウトパラグライダースクール」(青垣町市原、加藤豪代表)の協力で、夫婦がパラのパイロットに道をたずねるシーンなどを撮影した。
近兼拓史監督は「空撮と組み合わせ、冒頭で丹波の全景を写す。そこに主人公一家が車でやって来るイメージ。新緑のこの時期の丹波を見せたい」と話した。
まちおこしを命じられ丹波にやって来た家族。父親は地域を巻き込みまちおこしに奮闘、その間に子どもは恐竜の卵を見つけ…という物語。
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2017年4月27日09:37
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丹波布で“ランウェイ” ファッションシ...
写真・観客の前で丹波布の着物がよく見えるようにポーズをとる市民モデル=丹波市柏原町柏原で
国指定選択無形文化財「丹波布」のファッションショーが4月23日、柏原藩陣屋跡(丹波市柏原町柏原)であった。2―80歳代のモデル約20人が、丹波布の洋服や着物姿で緋毛せんを歩き、訪れた約100人を魅了した。
丹波布伝承館の元指導員、同施設で2年の技術講習を修了した技術認定者らでつくる「丹波布技術保存会技術者協会」の会員が提供した子どもの洋服、チュニック、帯、着物などを、市民モデルが着用した。
モデルと作者の名前、使われている染料がアナウンスされ、モデルは客席に設けた舞台「ランウェイ」で袖を持ったり、一回転するなどし、衣装を見せた。
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2017年4月24日09:03
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「カラオケアテネ」
心ゆくまで懐メロを
宮崎県日向市から夫妻の故郷、丹波市にUターンした平口洋一さん(74)、多美子さん(70)夫妻が昨年12月に開いたカラオケ店。日向市でも同名のカラオケ店を営んでいた。歌好きの洋一さんは宮崎代表で全国大会に出場した経歴も持つ「のど自慢」。
新築の清潔な空間、最新の通信カラオケ設備、高音質の音響を備える。チケット(1曲100円、11枚綴り1000円、23枚綴り2000円)とドリンク(500円)制。来店者は70、80歳代が多い。洋一さんは、「年輩の人が人生を楽しむ場にしたい。心ゆくまで懐メロを歌ってもらえれば」と話している。
丹波市氷上町大崎32
tel.0795・82・5001
営業時間/12:00~17:00、19:00~22:00
定休日/金曜日
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2017年4月24日09:01
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電気とテレビの悲しさ
電気が通る、ということは素晴らしいけど、悲しいことだ。
ラオスは今、電柱をどんどん建て、どんどん電気を山の村にまで通す努力をしている。村に電気が来ると、まずは電球を灯す。そしてその次は、必ずテレビ。電気が来る前と来た後では、村がガラリと変わってしまう。私がよく行く村も変わってしまった。
以前は夜になれば焚き火を囲いながら、お父さんが昔の話や村に伝わる物語、人から聞いた村や国、世界の話をしてくれた。眠くなったら寝る。シンプルな生活だった。今では暇さえあればテレビがついていて、時々話したりもするけど、ただ、じーっと見てる。
私はなんだか悲しい。
写真・ついにテレビゲームも出現
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2017年4月24日09:00
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有田節子さん訃報
有田節子さん(ありた・せつこ=元県更生保護婦人会氷上町支部長、稲畑人形作家の赤井君江さんの姉)4月19日午前5時4分、肺炎のため丹波市内の病院で死去、90歳。自宅は丹波市氷上町谷村700。葬儀は21日におこなわれた。喪主は長男、宗史(もとし)氏。
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2017年4月24日08:59
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6月に婚活パーティー 男女各20人参加募...
丹波市商工会青年部氷上支部(吉住隆史部長)が、6月10日正午から「たんば黎明館」(同市柏原町柏原)で開く「丹波de婚活パーティー」に参加する男女各20人を募集している。「参加者が盛り上がる会にしていきたい」と張り切っている。
誠実に結婚相手を探している独身の25―45歳の男女。男性は丹波市在住が条件。女性は不問。
結婚相談所「マリッジサポートごえん」(氷上町成松、小南三誉子代表)の協力で実施する。食事を楽しみながら3対3のグループトーク、青年部員によるゲームや、ハンドマッサージ、色で深層心理を探るカラーボトルカウンセリングなど女性参加者向けの企画を用意。最終的に気になった1位、2位を紙に書いてマッチングする。男女が1位どうしを書くとカップル成立となる。
青年部氷上支部がカップリングイベントを開くのは10年ぶりくらいという。実行委員長を務める本庄亨さん(39)は、「参加し、盛り上げたい」と言い、小南さんは「女性に喜んでもらえる内容にした。カップル成立のお手伝いをしたい」と話している。
男性6000円、女性3500円。ル・クロ丹波邸の軽食、フリードリンク付き。先着順。市商工会事務局にファクス(0795・82・7601)で申し込む。問い合わせは本庄さん(tamba.konkatsu.party@gmail.com)。5月31日申し込み締め切り。応募者多数の場合は、地元優先の上抽選。
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2017年4月24日08:58
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EGサイクル・前川進吉さん 「ジビエ」...
鹿肉のペットフードを製造販売している「EGサイクル」(丹波市山南町南中)の前川進吉社長が4月27日、首相官邸で開かれる野生鳥獣肉(ジビエ)の利用拡大を協議する関係省庁の対策会議に出席する。初回の5日に続いて2回目。今回は5分間、発言する場があり、前川社長は「初回は鹿肉が高価だという意見が多く出たので、その原因と解決策を提示したい」と話している。
菅義偉官房長官を議長、山本有二農相を副議長とする「ジビエ利用拡大に関する関係省庁連絡会議」。環境省、厚労省も出席する官邸主導の会議を数回開き、2018年度予算案に反映する方針。
前川さんは食用に回さない部位をペットフードに活用することで鹿肉の有効活用率を上げながら、ペットにとって栄養価が高く安全安心なフードを開発し続けている取り組み内容を報告する。
また、課題として、狩猟期間外の有害駆除期間に原材料の供給が不安定であることを挙げ、「移動式解体処理車」の有効性を話すとともに、捕獲鳥獣残さの産業廃棄物処理経費の軽減や、イノシシに加え、シカも飼料に活用できるようにすることなどを提案するという。