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2012年6月28日11:24
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遠阪でホタル鑑賞会
6月30日午後7時から、 今出せせらぎ園と熊野神社周辺 (丹波市青垣町遠阪) でホタル鑑賞会がある。 ゲンジボタルとヒメボタルの両方を観賞する。 せせらぎ園に集合。 同施設のそば店は午後8時まで営業する。 主催の遠阪自治協議会 (0795・88・0420)。
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2012年6月28日11:23
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体力年齢測定会
7月8日、 西紀体育館 (午前10時―11時に受付) とB&G体育館 (午後2時―3時に受付) の2会場で、体力年齢測定会が開かれる。
握力、 上体起こし、 長座体前屈のほか、 64歳以下は反復横跳び、 20メートルシャトルラン、 立ち幅跳び、 65歳以上は片足立ち、 6分間歩行など。 対象は20歳以上。 体育館シューズと運動できる服装で。 無料。
主催は篠山市教育委員会社会教育・文化財課 (079・552・5769)。
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2012年6月28日11:22
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結成5年に初単独公演 女声コーラス「あ...
篠山市内の母親らでつくる 「女声コーラス あじさい」 のコンサートが6月30日午後2時から、 篠山市民センター (同市黒岡) で開かれる。 結成5年目にして初の単独公演。 「聞いてうれしい、 見て楽しい、 歌って幸せ」 をテーマに掲げたメンバーらは、 「少しずつ上達してきた姿を見てほしい」 と呼びかけている。 入場無料。
コンサートは3部構成。 1部では、 「翼をください」 や 「見上げてごらん夜の星を」 など、 この5年間、 毎年歌ってきた曲を披露。 2部では、 大正―昭和初期にかけて活躍した童謡詩人、 金子みすずさんの組曲を、 3部では、 よさこいチーム 「篠恋」 と共演し、 コーラスと踊りのコラボレーションを行う。
同コーラスは、 2007年、 篠山小学校区の母親らが、 「お母さんが元気なら、 子どもたちも元気。 歌声で元気な姿を届けよう」 と結成。 他地域からもメンバーが集まり、 現在、 21人が所属し、 ピアノ講師の中村貴子さん、 谷田恭子さんから指導を受けている。
「音楽協会や他のグループのみなさんからあたたかい声をかけていただき、 5年間やってこられた」 と話す代表の本荘賀寿美さん (同市河原町) は、 「心が動いたり、 来てよかったな、 ゆっくりできたなと思ってもらえるようなコンサートにしたい」 と話している。
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2012年6月28日11:21
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中学2年女子が曽祖父救命 3日前に覚え...
丹波市氷上町成松の梅谷莉子さん (14) =氷上中学校2年=と姉の真子さん (17) =京都共栄学園高校2年=姉妹が6月24日、 自宅の浴室で倒れていた曽祖父 (97) に胸骨圧迫 (心臓マッサージ) を施し、 救命した。 莉子さんは、 21日に同中で丹波市医師会が市内の中学2年生を対象に開いている救命講習を受けたばかり。 「勇気を出して必死でやった。 助けられて良かった」 と喜んでいる。
第一発見者は祖母 (74)。 長風呂の曽祖父の安否を気遣い、 毎日声をかけており、 この日も入浴から1時間ほどたった午後6時ごろに声をかけた。 返事がないのを不審に思い浴室の戸を開けると、 洗い場のいすに座っていた曽祖父が、 崩れるように倒れており、 あわてて2人を呼んだ。
祖母に脱衣所まで引っ張り出された曽祖父は、 口から泡を吹いていて、 白目をむいていた。 叩いても名前を呼んでも反応はなく、 呼吸も止まっていた。 莉子さんは、 3日前に覚えた胸骨圧迫を開始すると共に、 真子さんに119番通報を指示。 電話口の救急隊から胸骨圧迫の指示を受ける前に処置を始めたという。
2人は、 「亡くなっていると思った」 が、 「息が戻らないとしても、 あきらめずにやる。 自分があきらめた時が、 倒れている人が亡くなる時」 という講習時の言葉が記憶に焼き付いていた莉子さんは、 無我夢中で胸骨圧迫を続けた。 そばで祖母と真子さんが曽祖父の体を叩き、 叫び続けた。 5分ほどすると、 自発呼吸が戻り、 最初は言葉にならない言葉を発しようとした。 次いで呼びかけに 「何じゃ」 と答えるようになり、 「大正3年6月26日生まれの97歳。 100歳まで生きるんやろ」 と叫ぶ声に、 「うるさい」 と反応したという。
要請から10分ほどで到着した救急隊とは普通に受け答えができるまで回復。 救急隊が健康状態を調べたところ、 血圧が下がっていたが、 意識ははっきりしており、 搬送される際も 「どこも悪くない」 と話したという。 収容された市内の病院でも、 軽い低体温と低酸素状態だったが、 心電図、 胸部レントゲン、 血液検査など目立った異常はなく、 経過観察のための入院で済んだ。
「私はパニックになり、 何もできなかった。 妹をすごく尊敬した」 と真子さん。 莉子さんは、 「本当に覚えていた方がいいと思ったので、 真剣に講習を受けた。 私が処置していなかったら亡くなっていたと思うし、 こわかったけど、 自分でもすごいことをしたなと思っている」 と話した。
祖母は、 「たまたま日曜の夕方で、 2人とも家に居てくれた。 子どもなのに、 勇気を出してよくやってくれた」 と、 孫をねぎらった。
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2012年6月28日11:21
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48区域に分け計画停電 関西電力管内
関西電力管内では、 7月2日―9月7日の期間、 電力需給がひっ迫し、 供給余力が1%未満になると見込まれる2時間前に計画停電の実施が決定される。 管内を6つのグループに分け、 さらに1グループにつき8つのサブグループに細分化。 計48区域があり、 区域単位で計画停電が実施される。 停電する時間は2時間程度で、 土日祝日や8月13―15日の間は除く。
1―6のグループ、 A―Hのサブグループがあり、 「1A」 「2B」 などとエリアを細分化する。 ただ、 救急医療機関や消防本部などの重要施設と、 その周辺で送電設備が重なる地区は、 「緩和対象」 として計画停電の対象外になる。
どのエリアに所属するかは、 関電がすべての利用者にダイレクトメールで知らせるほか、 7月2日以降は検針票に表示。 専用ダイヤル (0120・911・777、 通話料無料) や関電のホームページでも知ることができる。
停電時間帯は、 ▽8時半―11時▽10時半―13時▽12時半―15時▽14時半―17時▽16時半―19時▽18時半―21時。
計画停電の月間予定表によると、 7月2日の8時半―11時は 「1グループ」 で、 「A→B→C→D→E→F→G→H」 の順番に従い、 不足が見込まれる電力に応じて計画停電を実施するサブグループを決める。 このため、 1Aだけで対応できない場合は、 1B、 1C、 1D…へと広がっていく。
計画停電を行う時間帯や区域は、 前日18時ごろに公表。 各時間帯の2時間ほど前に最終決定する。 関西電力のホームページや専用ダイヤルで知ることができる。
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2012年6月28日11:20
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消費増税関連法案が可決 ―まちの声―
消費税引き上げを柱とする社会保障と税の一体改革関連法案は6月26日、 衆議院本会議で可決された。 市民は国会の動きをどうみるのか、 まちの声を聞いた。
「消費税が上がるのはしようがない」 と話すのは、 丹波市の会社員女性 (41)。 「確かに家計としてはしんどいけれど、 これから安心して子どもを産んで、 育てられるのだろうかと考えた時、 社会保障を支える将来の財源を、 消費税以外のどこで確保するのか」。
丹波市の自営業男性 (55) も 「国の財政再建につながることで仕方がない」 としながらも、 「法案が通過した今、 国民に痛みを求めてきた政治家が、 今度は自分たちの身を切って改革をやるという姿勢を国民に示す時だ」 と指摘する。
丹波市の小売店経営男性 (41) は、 「声を出しても反映されることはないので、 増税には反対でも賛成でもなかった」 と法案通過にも淡々としている。 「増税後は商品の買い控えなど、 経営にも悪影響が出ると思うが、 増税直前の先食い需要はチャンスにもなる」 と今後の影響を予測する。
篠山市の主婦 (47) も、 「国の無駄な部分を削ってからの増税ならば納得がいくが、 そうは見えない」 としながらも 「今は財布のひもは緩んでいると思うので、 8%になっても大きな影響はないのかもしれない」 とみる。
消費増税には不満の声もあがった。 景気の悪化で最近、 工場を閉鎖した篠山市の男性 (70) は、 「消費税を増税して、 さらに景気が悪くなるのではないか」 と言い、 篠山市の会社員女性 (25) は、 「給料が上がらない中での増税はかなり生活を圧迫する。 なぜ増税するのかがよくわからず、 与党も野党も、 増税すればすべて解決できるかのような言い方が気に食わない」 と憤る。
丹波市の介護施設事務局長の男性 (74) は、 「施設でも、 オムツ代金など、 本人負担が増えることになる。 今年度の改定で、 介護報酬は実質0・08%引き下げになった。 増税分の一部は介護報酬の財源になると思われるが、 恩恵がどの程度あるのか分からない。 消費税を上げても、 法人税や所得税の税収が減っては意味がない」 と指摘する。
【兵庫5区代議士の声】
◎民主党・梶原康弘氏/反対は党の分裂
法案採決にあたり本会議欠席を選択した梶原康弘氏は、 次のようなコメントを発表した。
「欠席について最後まで悩み、 最終的に1人で判断した。 賛成できなかったのは、 消費税引き上げの条件が理由の一つ。 負担増の前に歳出の削減の成果を示し、 デフレ経済からの脱却や景気対策などを明確にすべきで、 党内論議では、 その議論が圧倒的に勝っていたが、 議論が打ち切られてしまった。 政治が財務省に負けたという印象を強くした。 ただ、 反対は、 党の分裂を意味し、 政権交代に向けられた国民の期待を裏切るもの。 今は党にとどまり、 民主党本来の理念を取り戻したい」
◎自民党・谷公一氏/あさましい与党
「社会保障と税の一体改革という割には不十分な点が多々あるが、 社会保障の基盤はぜい弱なので、 一歩前進ではないか。 消費税引き上げは、 今のままではしんどいので、 思い切った経済対策を進めるべきだ。 民主党は、 国の政治に責任を持つべき与党として余りに無責任。 国をどうするよりも、 党を分裂させないことにエネルギーを費やし、 あさましい。 公然と法案に反対し、 欠席するのは、 与党のやることではない。 今後の政局はきわめて不安定になる。 年内には間違いなく解散がある」
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2012年6月28日11:19
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JA丹波ささやま 稲山氏が新組合長に
JA丹波ささやまの通常総代会が6月23日、 四季の森生涯学習センターで行われた。 任期満了に伴う役員改選があり、 総会後の理事会で新代表理事組合長に稲山建男氏 (69) =篠山市東吹=が選ばれた。 また、 専務理事に太期靖一氏 (68) =同市西浜谷、 常務理事に佐野文一氏 (61) =同市栗柄=が就任した。
稲山組合長は、 丹波新聞社の取材に 「『変革』 を目指す。 営農指導員を前面に出し、 農家のための指導をする。 農作物販売に力を入れる」 と答えた。
稲山組合長は前期までの2期6年、 同JA非常勤理事を務めた。 昨年度まで東吹上自治会長だった。 太期専務は、 岡野コミセン館長、 元JR西日本労働組合大阪地方本部執行委員長。 佐野常務は元同JA金融部長。
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2012年6月28日11:19
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JA丹波ひかみ 荻野氏が新組合長に
JA丹波ひかみは6月25日に開いた理事会で、 新しい代表理事組合長に前専務理事の荻野友喜氏 (64) =丹波市氷上町北油良、 荻野氏の後任の専務理事に前非常勤理事の大畠良樹氏 (63) =同市山南町小畑=を選ぶなど、 新執行体制を決めた。 組合長、 専務、 常務の4人そろって同JAのOB。
荻野組合長は、 1966年に幸世農協に入り、 丹波ひかみで総務部長などを務めた。 2006年に常務理事、 09年から専務理事。 大畠専務は、 1970年に山南町農協に入組。 丹波ひかみで金融部長などを務めた。
常務理事は、 元同JA監査室長の荻野吉正氏 (61) =同市氷上町石生=が新任。 足立正道氏 (61) =同市青垣町山垣=は再任。
前常務理事の坂木陽一氏 (60) =同市春日町国領=は、 常勤監事となった。
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2012年6月24日10:13
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知事に「一肌ぬいで」と直訴 日赤丹波奉...
3年後に県病院局が閉校を決めている県立柏原看護専門学校について、 前丹波地区赤十字奉仕団長の荻野美代子さん (丹波市柏原町柏原) が6月15日、 日赤県支部 (神戸市) で開かれた同赤十字評議員会で同席した井戸敏三県知事 (日赤県支部長) に、 閉校の再考を直訴した。 荻野さんによると、 井戸知事は、 「病院局が行革でやむなく廃校としている。 総点検をする」 と答えたという。
県知事や、 県内各市町の日赤奉仕団の代表が集まる公式の会議。
荻野さんは、 「地元の住民は皆、 強く存続を求めている」 と言い、 丹波地域の各病院の看護部長が看護師を求めて走り回っていることや、 都市部に看護大や看護専門学校が多く、 いなかの丹波は若い人材の確保に苦労している事実を伝えた。 その上で、 「閉校で縁やゆかりのある若い人がますます減る」 「医療再生に向かって充実、 活性化してきたのに、 看護師不足で地域の医療がやっていけない状況になる」 と懸念を表明し、 県が経営しないなら受け皿を誘致するなど、 知事に 「一肌もふた肌も脱いで」 と要望した。
知事は、 「看護部長が走り回っている」 という点に理解を示した上で、 淡路看専と合わせ年3億円の経費がかかっていること、 県立看専の卒業生の県立病院への就職が少ないことなど、 行革対象となった理由をあげた。
また、 知事は席上、 4月に野田佳彦首相が県立柏原病院を視察に訪れた際、 同病院の小児科を守る会の丹生裕子代表からも、 看専存続を要望されたことを明かし、「丹波の人の熱い思いはよく分かった」 と述べたという。
荻野さんは、 「タイミング良く知事と出会える機会だったので、 みんなの思いを伝えなければいけないと、 一生懸命お願いした」 と話した。
丹生代表によると、 知事に手渡した手紙で、 他に受け皿のない丹波地域の事情を踏まえ、 受け皿づくりを県の担当部局、 丹波市、 篠山市に働きかけることを求めたという。
丹生代表は、 「今一番大きな課題なので、 差し出がましいと思いながら地域の心配を伝えた。 手紙を読んで下さった知事に良い知恵を授けて頂ければ」 と期待している。
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2012年6月24日09:04
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起業塾受講生募る 丹波市商工会
丹波市商工会は7月15日―8月12日の毎日曜の午後1―5時に同商工会柏原支所で開く 「たんば起業塾」 の受講生20人を募集している。 リスクを軽減するポイントを学ぶ。
起業経験者によるパネルディスカッションや、 事業目標の設定、 創業計画書の策定、 助成金の活用法など広範囲に学ぶ。 講師は、 近畿経産局上級アドバイザーで、 TKC近畿兵庫会創業経営革新支援副委員長の津田弘一税理士。
起業意欲のある人や、 独立開業をめざす人、 創業後間もない人らが対象。 受講料2000円。
申し込みは同商工会 (経営支援課0795・82・3476)。
昨年の同塾には24人が受講し、 美容院2 (うち1軒は開店準備中)、 ウェディングドレス製造、 マッサージの4店が創業した。
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2012年6月24日09:03
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災害ボランティア・リーダーを養成 7月...
篠山市社会福祉協議会 (篠山市網掛、 079・590・1112) は、 災害発生時に災害ボランティアのリーダーとなる人を育成しようと 「災害ボランティアリーダー養成講座」 を開講する。 7月18、 26日、 丹南健康福祉センター (網掛) で行う。 いずれも午後7―9時。 受講者を募集している。
内容は、 ▽18日=災害ボランティアリーダーの基礎知識▽26日=災害時のこころのケア―。 定員は25人。 受講料は無料。 7月10日までに同協議会に申し込む。
講義で学んだことを踏まえ、 災害支援活動にボランティアリーダーとして参加要請する場合がある。
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2012年6月24日09:02
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再生計画推進委・公募委員を募集
篠山市 (行政経営課079・552・5114) は今年度から2年間、 2008年に策定した 「篠山再生計画」 (行財政改革編) の推進状況を審議する 「篠山再生計画推進委員会」 の公募委員2人程度を募集している。
前委員の任期が今年3月で満了したため。 会議は年に1、 2回。 任期は14年3月まで。 7月20日までに、 申込書、 小論文を同課に提出する。
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2012年6月24日09:02
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女性の立場で観光へ提言 丹波市観光協会
丹波市観光協会は、 女性の立場から市内の観光について提言する 「観光サポートレディース委員会」 の参加者を募集している。 同協会の新規事業で、 市内在住者が対象だが、 同協会は 「事業を継続させ、 ゆくゆくは市外の女性にも対象を広げられれば」 と話している。
募集は10人程度。 年6回の会議で、 市の観光のあり方に関して提言をまとめる。 秋には柏原地域の 「織田まつり」 に参加し、 実習も行う。
「観光協会へのイメージ」 「丹波市の今後の観光」 などについて400―800字程度でまとめた提言書を、 7月1日から20日 (消印有効) までに同協会 (〒669―3309柏原町柏原1) に持参か郵送する。
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2012年6月24日09:01
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未杜(みと)井戸端会議
「未杜(みと)井戸端会議」が6月30日午後7時半から、柏原住民センター会議室で開かれる。 NPO法人丹波まちづくりプロジェクトの主催。
「あなたの年金は大丈夫」 をテーマに、 同法人監事で社会保険労務士の梅垣喜美代さんが講演する。 未杜会員は200未杜、 一般は300円。 同法人 (0795・82・0065)。
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2012年6月24日09:00
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第291問
中兵庫信用金庫の新理事長に足立厚郎氏が選ばれました。足立氏は丹波市の何町在住でしょう?
1.柏原町
2.青垣町
3.市島町
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2012年6月24日09:00
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県立柏原病院研修医と懇談 6月28日、春...
県立柏原病院の研修医と市民との懇談会 (市自治会長会など主催)が、6月28日午後7時半から春日農村環境改善センター (丹波市春日町国領) で行われる。
同病院の研修医の柘植江里香さんが研修講話を行う。 足立確郎院長、 川森裕之内科医長も出席する。
同会事務局 (市地域協働課0795・82・1001)。
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2012年6月24日08:59
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空き家に家族移住 地域と“お見合い”奏...
ふるさと丹波市定住促進会議 (能口秀一委員長) などが昨年度実施した、 同市内の空き古民家を拠点に、 移住希望者と家主を含む地元住民をひきあわせるモデル事業 「古民家劇場」 をきっかけに、 このほど、 同市市島町北奥・神池 (みけ) に1組 (4人) の家族が移住した。 同会議は今年度も第2弾となる同様の事業を実施する予定で、 パンフレットを作成し、 自治会長を通じて“舞台”となる地域の募集を近く始める。 同会議の能口委員長は、 「空き家は、 活用できる地域資源である―という意識を浸透させていければ」 と話している。
同事業は、 不動産業者を介した貸し手と借り手の関係ではなく、 移住希望者と家主を含む地元住民との“お見合い”の場となる座談会やイベントを実施。 地域の実情を理解し、 打ち解けたうえでの移住につなげる試み。
市島町北奥・神池 (みけ) の古民家では、 昨年11月から今年2月までに、 同地区の実情や暮らしを紹介する座談会やもちつきなどを楽しむイベントなど、 計8回の催しを行い、 延べ約90人が訪れた。
移住したのは、 大阪府吹田市に住んでいた稲田崇人 (たかと) さん (35)、 美紀さん (同) 夫婦、 長女の莉美さん (8)、 麻里さん (4) で、 6月から莉美さんは鴨庄小学校に、 麻里さんは鴨庄保育園に転入、 崇人さんは農業を営む。
崇人さんは、 大阪で農機具販売店に勤務していた。 愛媛に住む祖父の家に遊びに行くのが楽しみだった幼少期の経験から、 以前から田舎暮らしにあこがれていた。 夏休みなどには短期滞在型の農業体験を家族で楽しみながら移住先を探していたといい、 その過程で昨年、 「丹波」 を知った。
現在の住まいとなった古民家で、 もちつきのイベント (1月開催) があることをインターネットで知り、 家族で参加。 「病院が遠いのが不安だが、 普通に暮らす分には車があれば何とかなる」 (美紀さん) と移住を決めた。 「他の地では感じられなかった、 落ち着いた気分になれた」 のが決め手になった。
敬遠されがちな近所つきあいや日役があるのも知ったうえでの移住。 6月3日のクリーン作戦にも早速参加し、 作業の後は住民と顔合わせの小宴になった。 「大阪には田舎にあこがれる友人も多い。 日役で人手が足りないなら、 大阪から友人を呼ぼうかな」 と笑う。
北奥の高見顕彦自治会長は、 「過疎化が進む地域に子ども連れの家族が越してきてくれたことは、 地域の刺激になる」 と喜んでいる。 その一方で、 「1人暮らしの方もおり、 これからまだ空き家は増えそう」 と心配する。
同会議の能口委員長は、 「移住者は、 地域にとっては担い手となる人。 お互いにどんな人、 どんな人がいる地域なのかが分かるように“お客さん”としてではなく、 地元の行事に“住民の1人”として参加してもらううちに打ち解けるような仕掛けができれば」 と話している。
同会議 (事務局=市定住促進係0795・82・1001、 定住.info)。
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2012年6月24日08:59
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学芸員がテーマ設定 兵庫陶芸美術館で特...
兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) で特別展 「学芸員のまなざし Curators×Collection」 が開かれている。 同館が収蔵する約1500点のコレクションの中から、 同館の学芸員8人がそれぞれ設定したテーマに沿った作品を展示している。 約120点の作品を通して、 焼き物の多様性と魅力に迫っている。 8月26日まで。
「土」 をテーマにした松岡千寿・学芸員は、 縄文時代中期につくられた深鉢や、 巨岩に荒々しく打ち寄せる波と赤く染まる夕陽の景色をイメージした現代陶芸などを一緒に展示している。
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2012年6月24日08:59
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看専問題 政治の出番
県立柏原看護専門学校の閉校問題。 行革で一般会計の歳出見直しに厳しく切り込んでいる県本体が、 別会計の病院局に出す看専運営費の3億円を削りたい、 が根本のようだ。 病院事業で削る余地が乏しい病院局が、 行革に看専を差し出した。 廃校理由の看専卒業生の県立病院外への流出は、 病院局が囲い込みに熱心でなかったからだ。 それを 「就職する人が少ない」 とは、 物は言い様だ。
カネの出どころが県の一般会計なのだから、 トップの知事の決断を仰ぐ以外に、 軟着陸の道はないように思う。
県直営で長くやれとは言わない。 仮に看専を新設する場合でも長大な時間がかかる。 その間、 新入生を途切れさせない、 円滑な移譲を考えると、 病院局が募集停止を撤回し、 あと2年、 県直営で運営する以外にない。 柏原看専分の年間赤字を県、 丹波、 篠山市で負担し、 2年続けられないのか。
県議への根回しは、 とうに済んでいるだろうが、 県議会での看専廃止議決は再来年の予定。 「廃校方針」 を決めた事務方が粛々と手続きを進めており、 これをくつがえすのは政治しかない。(足立智和)
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2012年6月24日08:59
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図書の盗難...
篠山市立中央図書館 (篠山市西吹) の蔵書が盗難などで行方不明となるケースが後を絶たない。 同図書館がオープンした2003年4月から、 昨年度末までの 「不明本」 の累計冊数は3888冊にもなる。 同図書館では、 防犯カメラの設置や職員の巡視など、 盗難防止にさまざまな対策を講じているが、 一昨年度が499冊、 昨年度は401冊と、 被害は続いている。
6月15日現在、 同図書館の蔵書冊数は、 中央図書館で13万5045冊、 篠山市民センター (同市黒岡) 内の図書コーナーで3万3515冊の計16万8560冊ある。
不明本はオープン初年度から発生 (482冊) しており、 被害の大きかった07年度には665冊にものぼった。
同図書館では 「一般書」 「児童書」 「ヤングアダルト」 の3つのカテゴリに大別して本を管理。 最も被害に遭っているのが、 一般書の中の▽技術 (建築、 電気など) ▽産業 (農業、 園芸、 観光など) ▽芸術 (写真、 彫刻、 音楽、 スポーツなど) ―に関する本で、 中には1点で2万円近くもする住宅地図もなくなっているという。 中央図書館と市民センターの不明本の比率は、 およそ5対1の割合 (昨年度末)。
同図書館では、 蔵書の盗難を含めた防犯への取り組みとして、 05年に防犯カメラを4台設置し、 監視と録画を行っている。 また、 館内における大声での談笑や飲食などのマナー違反の防止も含め、 職員が平日に5回、 利用者の多い休日には7回の巡視を実施している。
同図書館の赤松一也館長は、 「軽い気持ちで盗んでいるかもしれないが、 本は税金で購入しているもので、 みんなの財産。 利用の仕方も含めて、 モラルある行動をお願いしたい」 と呼び掛けている。
写真・盗難を含めた防犯対策として図書館内に設置されている防犯カメラ