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2012年7月1日08:59
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夏のボーナス支給 丹波市・篠山市
〈丹波市〉 総額約4億4167万円・対前年比マイナス3%
丹波市は6月29日、 6月期末・勤勉手当 (夏のボーナス) を支給した。 市全体の支給総額は約4億4167万円で、 対前年比マイナス3%の減。 職員1人平均は約65万2000円で、 前年とほぼ横ばい。 職員数は前年比22人減の645人で、 平均年齢は43歳3カ月。
支給率は、 市長、 副市長、 教育長、 市会議員がいずれも1・85カ月、 職員が1・9カ月。
支給総額は次のとおり (いずれも前年と同額)。
▽市長=170万1260円▽副市長=135万3275円▽教育長=121万6930円▽議長=90万5575円▽副議長=74万2775円▽委員長=72万2425円▽議員=67万1550円
〈篠山市〉 総額約2億7297万円・対前年比マイナス2%
篠山市は6月29日、 常勤特別職 (市長、 副市長、 教育長)、 職員、 市会議員に6月期末・勤勉手当 (夏のボーナス) を支給した。 総額は昨年と比べ、 2・0%減の約2億7297万円となった。 08年から給料月額5%削減、 期末手当支給月数を最大0・15月削減している一般職員の支給額の平均 (442人、 年齢41歳9カ月) は前年より2・8%減の58万2926円だった。
常勤特別職は3人とも昨年と同額。 2008年から給料月額30%削減中の市長の支給総額は97万9624円、 いずれも同年から給料月額15%削減中の、 副市長は118万3149円、 教育長は108万7218円。
市議会議員は、 08年から期末手当を50%削減していたが、 11年度末で特例条例が失効した。 議長は99万2750円、 副議長は80万4650円、 委員長は75万2400円、 議員は73万1500円。 いずれも昨年比81・0%の増。
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2012年7月1日08:59
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お得な「プレミアム商品券」発売 免許な...
たんば商業組合は、 「たんば共通商品券」 に10%のプレミアムをつけた 「プレミアム商品券」 を7月13―16日にかけて5万セット (5億5000万円分) 発売する。 2日から、 高齢者らを対象に予約受付を始める。 引き換えと一般販売は13日から。
1000円券を11枚つづりにし、 1万円で販売する。 1人10セットまで。
購入機会の平等性の観点から、 今回初めて、 運転免許を持たない65歳以上の高齢者、 体の不自由な人たちを対象に 「予約販売」 を取り入れた。 同組合専用ダイヤル (0795・82・5252) で2―4日の午前10―午後5時の間に電話し、 自分が取りに行きやすい地域の販売店を告げ、 13―16日の間に引き換える。 予約者には、 同組合からはがきが届く。
一般販売 (予約不可) は13―16日、 ゆめタウン、 コモーレ、 アルティ (いずれも午前10―午後6時) と、 地域販売店20店 (各店の営業時間内) で行う。 先着順に販売し、 売り切れ次第終了。
同組合 (0795・82・0201)。
昨年も同額のプレミアム商品券を発行。 5月末時点で、 91%、 5億340万円が回収済み。
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2012年7月1日08:59
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七夕ゆかた祭&ジャズピアノライブ
7月7日午後7時―9時、 ボナンザ (篠山市池上345―1) で「七夕ゆかた祭&ジャズピアノライブ」を開催する。
野菜ソムリエで料理研究家の石橋和子さんの料理と、 ジャズピアニストの西本貴至さんの演奏。 飲み放題、 食べ放題。 男性3500円、 女性3000円。 浴衣で来店の場合、 500円引き。 3日までチケットを販売。
問い合わせは、 ボナンザの三上さん (090・6823・1124)。
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2012年7月1日08:58
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「谷公一・国政報告会」
7月8日午後1時から春日文化ホール (丹波市春日町黒井) で「谷公一・国政報告会」を開く。 福島県の衆議院議員、 吉野正芳氏が 「ふるさと復興 福島復興 現場の生の声」 と題して講演する。 復興支援に、 福島県の物産販売も行う。 参加無料。
丹波事務所 (0795・72・3308)。
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2012年7月1日08:58
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絶滅危惧種を確認 柏原「ナチシダ」・山...
青垣いきものふれあいの里(丹波市青垣町)は6月27日、 県版レッドデータBランクに指定されている 「ナチシダ」 の群生地と、 環境省レッドデータ絶滅危惧IB類、 県版レッドデータブック2003で絶滅危惧Bランクに指定されている 「ナガレホトケドジョウ」 の繁殖地をいずれも市内で見つけたと発表した。
ナチシダは、 同施設が主催し、 6月2日に丹波市柏原町上小倉で開いた 「シダ観察会」 の参加者が見つけた。 県内で確認された自生地は4カ所目。 数年前に青垣町東芦田で1株見つかったことがあるが、 その後絶え、 現存するのは3カ所のみ。
全体が五角形をした大型のシダ植物で、 国内では千葉県以西の太平洋沿岸に生息し、 県内では西播と淡路に群生地がある。
観察会開始前に近くを散策していた参加者が偶然見つけた。 沢沿いに約50メートルにわたり100株ほどが群生。 若い株もあり、 自生していると見られる。
鈴木茂・県立人と自然の博物館研究員は、 「理由は分からないが、 丹波市ではなぜか以前から暖地性のシダがたまに見つかっている」 と言い、 「ナチシダはシカが食べない。 他の植物がシカに食べられたことで、 姿が目立ち見つかったのでは」 と話した。
ナガレホトケドジョウは、 5月29日に同市山南町谷川の山深くの小川で水源を探していた男性が捕まえ、 同施設に連絡した。 持ち帰り確認したところ、 ▽口先から目元にかけて黒い線がある▽口の下からお腹にかけて朱色が見られる▽ホトケドジョウにはある全身のはん点がない―など、 同ドジョウの特徴が強く出ており、 同定した。 その後、 男性の案内で捕獲場所を訪れ、 稚魚を含め10数匹を捕獲。 松井久信同施設長は、 「稚魚もおり、 自然繁殖していると推測できる」 と話した。
同施設によると、 市内には何カ所か生息場所があるという。 7月9日からの 「淡水魚展」 で、 ナガレホトケ、 ホトケ、 シマ、 ドジョウの4種類のドジョウを展示することにしている。
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2012年7月1日08:58
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4年ぶりコンサート コーラスグループ「...
丹波市内の女性でつくるコーラスグループ 「やまびこ」 (24人) が7月7日、 春日文化ホール (丹波市春日町黒井) で4年ぶり4回目のコンサートを開く。 午後6時半開場、 7時開演。 2年前から少しずつ準備を進めていた最中に東日本大震災が発生。 復興を願う曲を披露するほか、 入場料 (300円) の一部を義援金にあてる。
コンサートは3部構成で、 全15曲の予定。 第1部では 「風」 をテーマにした曲を、 第2部ではタンゴに挑戦、 第3部では震災復興を願う曲を披露する。 締めくくりには関西音楽学院で指導する泉山民衣さんによるサックスに合わせて 「星に願いを」 を歌い、 幕を閉じる。
第1部の後には、 柏原の成徳寺住職、 河合翔水さんによる琵琶演奏があり、 第2部の後には、 氷上吹奏楽団が出演する。 河合さんは、 大阪国立文楽劇場をはじめ、 全国各地での演奏会に出演。 同楽団は、 年1回の定期演奏会、 学校や地域イベント、 福祉施設への訪問演奏などを行っている。
「やまびこ」 は、 結成15年。 週1回、 同学院の佐野頼子さんの指導を受けている。 30―70歳代までが所属し、 60―70歳代が主力。 「歌いたい曲を歌おう」 と、 コンサート開催を決めて以来、 選曲に時間をかけてきた。 テレビなどで気に入った曲を見つけると、 すぐにインターネットなどで調べ、 試しに歌ってみるといった作業を積み重ねてきた。
代表の岸日子 (にちこ) さん (75) =丹波市春日町棚原=は、 「聴いていただいたお客さんから 『楽しかったよ』 と言ってもらいたいし、 自分たちもお客さんと一緒に楽しめるコンサートにしたい」 と話している。
問い合わせは岸代表 (090・7499・9833)。
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2012年7月1日08:57
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ステージ出演者募集 サマーフェスティバ...
今田まちづくり協議会 (藤本忠男会長) が8月13日午後5―9時、 今田まちづくりセンター (篠山市今田町今田新田) 周辺で開催する恒例の夏祭り 「ときめき王国サマーフェスティバル」 のステージ出演者を募集している。
踊りや歌、 バンド演奏など、 多彩なジャンルを受け付けている。 申し込みは、 田口さん (090・3940・2248)。
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2012年7月1日08:57
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オペラ歌手・足立さつきさんリサイタル ...
丹波市春日町出身のオペラ歌手、 足立さつきさんがデビュー25周年記念リサイタル 「ふるさとに響く」 (丹波新聞社など後援) を7月8日午後2時 (1時半開場) から、丹波の森公苑ホール (同市柏原町) で開く。 後進の指導も含め一つの転機となる時期を迎え、 「支えてきてもらったふるさとの皆さんに感謝し、 時間、 空間を共有したい」 という趣旨。
足立さんは柏原高、 武蔵野音大を卒業し、 同大学院修了。 ニッカ椿姫新人賞で第1位を受賞し、 1987年に 「椿姫」 のヴィオレッタ役でオペラデビューした。 その後、 文化庁から派遣されてミラノへ2年間留学。 故・團伊玖磨氏から 「夕鶴」 の 「つう」 役に抜擢されてモスクワ公演で大好評を得るなど、 内外で活躍している。
また、 丹波の森国際音楽祭 「シューベルティアーデたんば」 や、 市民創作オペラ 「おさん茂兵衛丹波歌暦」 などにも出演し、 丹波にも多くのファンを持っている。
当日は第1部はフォーレ、 ビゼーなどのフランスの歌曲やオペレッタの曲を中心に、 また第2部は山田耕筰の 「芥子粒夫人」 など日本の歌曲を歌う。 入場料は前売り2000円 (当日2500円)。
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2012年7月1日08:57
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農作業手伝う市民らを募集 倉本生産組合
篠山市西紀中地区の倉本生産組合 (井貝敏夫組合長) が今年度、 農村ボランティアと農村を結ぶ、 市の 「楽農パートナー事業」 のモデル地区として選定され、 農作業や祭りに参加する市内や都市住民のボランティア 「丹波篠山楽農パートナー」 を募集している。7月6日まで。
活動内容は、 ▽7月=草刈り、 山の芋除草作業か土寄せ、 黒豆の支柱立て▽8月中旬=山の芋の除草作業▽9月=稲刈り、 サツマイモ掘り▽10月中旬=除草シートの設置、 シバザクラの植栽▽11月18日=いのこ祭り、 農作物販売―。
先着10人。 問い合わせは、 篠山市農都創造課 (079・552・1114)。
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2012年7月1日08:56
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出会い求めてピザパーティー 未婚男性の...
西紀南まちづくり協議会に、 県の農村ボランティア受け入れ事業 「ふるさとむら」 で参加している神戸市の30歳代女性が7月14日、 都市部に住む友人で 「田舎好き」 「自然好き」 の未婚女性約10人を連れて、 同地区で男女の出会いも目的にしたピザパーティーを計画。 市内の未婚男性の参加を募集している。
今年4月から同地区の農村ボランティアに参加している、 草木染め作家、 柳龍子さん (35) =神戸市北区=が企画。 同協議会で同事業を担当している恒田俊英さん (70) =篠山市川北=は囲炉裏のある交流スペースを持ち、 そこで石窯を設置していることから、 友人を連れてのピザパーティーを計画した。
柳さんの友人には、 田舎や自然、 有機農業などに関心を持っている30歳代女性が多く、 「篠山の若い男性と話がしてみたい」 との声を聞き、 出会いの場としても計画した。
柳さんは 「田舎、 自然、 有機栽培、 ものづくりなどをキーワードに交流したい。 未婚男性のほか、 キーワードに関心のある人は誰でも参加していただきたい」 と呼びかけている。
ピザパーティーは14日午後5時から、 篠山市川北1175の恒田さんの交流スペース (川北交差点から西岡屋方面約200メートルを南側に入る) で行う。 ピザの小麦粉は、 恒田さんが栽培したものを使用。 野菜や一品の持ち込み歓迎。 参加費は1500円。
申し込みは、 7月13日までに柳さんに電話 (090・7366・8288) か、 Eメール (suzutama2020@yahoo.co.jp) で。
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2012年7月1日08:53
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社会的ジレンマ
猫にひどい目にあわされていたネズミたちがいた。 ネズミたちは集まって相談。 「猫が来たら、 すぐに逃げられるよう、 猫の首に鈴をつけよう」 という名案が出た。 では誰が猫に鈴をつけに行くのか。 その役を買って出る者はいなかった。 ▼ご存知、 イソップのお話だが、 これは 「社会的ジレンマ」 という考えに通じるらしい。 社会的ジレンマとは、 「人々が自分の利益や都合だけを考えて行動すると、 社会的に望ましくない状態が生まれるジレンマ」 (山岸俊男氏著 『社会的ジレンマ』) をいう。 ▼ネズミは、 猫に鈴をつければ事態が改善するとわかっていながらも、 わが身の安全という目前の利益を優先したため、 事態は変わらず、 悪いままだった。 この社会的ジレンマの図式は環境問題にも当てはまる。 ▼電力を無駄に消費する暮らしは、 環境にとって決して好ましくないことは理解している。 しかし、 エアコンは28度よりも低い方が快適だと、 必要以上に温度を低くする。 自分の快適さや便利さを求めた積み重ねが、 環境問題をいっそう深刻化させた。 ▼この夏、 計画停電が浮上した。 もし実施されれば、 各分野に影響を及ぼし、 私たちの仕事や暮らしを直撃することは必至だ。 そのことがわかっていても、 必要以上の快適さを求めるか。 節電に努めるしかない。(Y)
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2012年7月1日08:53
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一乗谷
梅雨の真っただ中にしては、 過ごしやすい日が続いている。 天気予報は夕方から雨、 やや雲の重い朝、 夫に 「今日の予定は?」 と聞く。 「昨日は畑で疲れたから今日は休養日。 どっか行きたいんだったら、 アッシー君になるよ?」 と、 さすがに察しのよいこと。 「一昨年、 越前大野へ出かけたけど、 土砂降りになってお城も登れずに帰ったよね。 もう一度行ってみたいの。 それから続きに一乗谷も」 と頼むと、 「了解、 帰りは九頭龍で温泉に寄るか」 と早速出発。
東海北陸道の白鳥インターチェンジまでは高速道路、 あとは九頭龍川沿いに大野町へ約二時間。 お城へ登りながら夫が 「丹波でも城址に登ったというし、 最近歴史づいてるねぇ」 と冷やかす。 湧水で打った越前名物 「おろし蕎麦」 を食べたあと、 今度は一乗谷朝倉氏遺跡に向かう。
一乗谷は昨年、 「京都にはない。 金沢にもない。 だからおもしろい」 のキャッチコピーで一躍観光客が増えた。 このキャッチコピーは交通広告のグランプリを受賞。 さらに、 携帯電話のS社のCMに登場する犬のお父さんの実家が、 なぜか一乗谷という設定で、 このあたりの景色も頻繁にテレビに登場、 人気に拍車をかけたとか。
かつて 「北の京」 とも言われ、 最盛期には一万人が暮らしたという一乗谷。 その栄華を一晩で焼き尽くしたのは織田信長だ。 礎石や井戸の跡、 庭園、 唐門があるほかは、 観光用の町屋が少し再現されていた。 万緑の中に静まりかえった広大な遺跡に立つと色々な想像がふくらむ。 何もないことの良さを維持して欲しいと思った。
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2012年6月30日17:08
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讃岐うどん「ささや」
こだわりの麺とだし
今年4月にオープン。 カウンターやテーブル全56席あり、 1人でもグループでも対応。 ゆったりとした店内でこしのある讃岐うどんが楽しめる。
めんは国産小麦の自家製麺を使い、 注文を受けてからゆでる。 だしは、 国産昆布のほか、 サバ、 カツオ、 ウルメイワシなどの削り節を使い、 新鮮なだしを提供できるよう、 1回に作るだしの量を制限している。
「かけうどん」 は450円からとお得。 一押しの 「びっくりかき揚げぶっかけ」 (800円) は野菜のかき揚げがどっさりと載る。 マイタケと野菜の天ぷらを載せた 「舞天ぶっかけ」 (700円) は女性に人気。 これからの季節には 「ざるうどん」 (600円) がおすすめ。 うどん類の麺の量は一般的な店の1・5倍だからお得。 100円引きの小盛りと、 100円増しの大盛りも可能。
【メモ】場所は東吹交差点から岡本病院側へ約50メートル。 営業時間は午前11時―午後8時。 無休。 電079・594・3008。 篠山市東吹351-4
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2012年6月28日11:33
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日本公庫の夏季融資相談
日本政策金融公庫尼崎支店が日本公庫の夏季融資相談を開催する。
▽7月5日=丹波市商工会本所。 午前11時―午後3時
▽7月19日=篠山市商工会本所。 午前11時―午後3時
▽7月25日=同市商工会 (丹南)。 午前11時―午後3時。
公庫の融資担当者が出向き、 融資の相談を受ける。 融資第2課 (06・6481・3601)。
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2012年6月28日11:33
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カバヤ文庫
昭和27~9年頃、 カバヤキャラメルというのがあって、 箱に入っている点数カード (普通は1~10点) が50点たまると、 特製の世界名作集の中から好きな本が送ってもらえた。 小学生だった春秋子は夢中になって集め、 1枚で50点の「カバの王様」が当たった時は天にも昇る気分だった。 ▼同年齢の坪内稔典氏が、 詳しく調べたノンフィクションの著書 「カバヤ文庫の時代」(沖積舎刊)を送って下さ
った。 四国の辺地で育った氏にはこの文庫の 「レ・ミゼラブル」が、自分のものになった最初の本らしい本だった。 ▼文庫はキャラメルの販売促進のために企画されたものにほかならないが、 編集責任者のロマンチストの社員と、 思うままに働かせた社長、 その意気に応じたスタッフ、 またそれを圧倒的に支持した全国の少年少女らが、 空前のブームを巻き起こした。▼159点、発行総部数2500万にのぼったといわれる文庫にはありとあらゆる名作が網羅され、 五味康祐ら無名時代の作家や大学院生、 高校教師らがアルバイトでリライト執筆。 「宝島」 では岩波少年文庫よりはるかに活き活きとした文体が例示されている。 ▼随分たくさん手に入れたはずの春秋子は、 肝心の中身は題名すらろくに覚えていないが、 この文庫がまぎれもなく俳人稔典氏を育んだことを知り、 脱帽する。(E)
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2012年6月28日11:32
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国内初の竜脚類歯骨 丹波市山南町上滝で...
県立人と自然の博物館は6月23日、 丹波市山南町上滝で発見された草食恐竜 「丹波竜」 の第1次発掘調査 (2007年) で回収した岩塊から、 丹波竜の下あごの一部とみられる 「歯骨」 が見つかったと発表した。 竜脚類の歯骨の発見は国内で初めて。 現在まで見つかった頭部化石とともに、 丹波竜をはじめ、 系統のティタノサウルス形類の頭部研究に大きく寄与する発見で、 同館の三枝春生主任研究員は 「今回の歯骨に続き、 篠山層群で発掘された未処理の岩塊から、 新たな頭部の化石が見つかれば」 と期待している。
歯骨は長さ182ミリ、 高さ59・2ミリ、 幅15・4ミリの大きさ。 下あごの中間から後方部分とみられ、 歯の根の部分が入る穴で直径約1センチの 「歯槽 (しそう)」が5つ残っている。 三枝主任研究員は 「この骨から考えると、 発掘した丹波竜の下あごは40センチ以上あるだろう。 歯は前方に集まっており、 原始的な竜脚類より草食に適した進化をした証だ」 と話す。
昨年末から今年1月の第6次発掘では、 それまでに発見された歯の化石の中で最も小さい直径約2・5ミリ、 長さ約15ミリの歯が見つかり、 「竜脚類の子どもの歯では」 と考えられていた。 「今までに発掘された47点の歯の化石には、 6次発掘で見つかったものをはじめ、 今回見つかった歯骨の歯槽に対応しない小さなものがある。 子どもの別個体がいることが証明できた」 と三枝主任研究員。 「未処理の岩塊から、 もし下あごの前半分でも出てくれば、 丹波竜の進化の具合がくわしく確認できる。 さらに竜脚類の頭部構造を解明する手掛かりになるだろう」 と話している。
発見された歯骨の化石は、 7月7日から8月31日まで、 同博物館で展示する。
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2012年6月28日11:31
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婦木馨氏訃報
婦木馨氏 (ふき・かおる=元春日部小学校長、 婦木治・みつみ福祉会理事長の父) 6月26日午前11時、 老衰のため丹波市内の病院で死去、 86歳。 自宅は同市春日町野村574。 葬儀は28日午後1時から同市春日町黒井1385のメモリアルホールゆら春日で。 喪主は長男、 剛 (つよし) 氏。
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2012年6月28日11:30
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親不孝と親孝行
娘が二十歳になった。 その日は半日一緒に過ごし、 大学で一人暮らしをしている娘を送って帰路についた。 別れ際に、 とても恥ずかしそうに手紙を渡してくれた。 「昨日の夜、 一生懸命書いたの」 と。 昨夜あまり眠れなかったから寝不足だと言っていた、 娘の眠そうな目を思い出していた。
手紙には、 いろいろな想いが書いてあって、 その中でも 「親不孝ばかりでごめんね」 という一文があった。 二十年共に生き、 一緒に笑い、 泣き、 感動して、 毎日を過ごしてきた。 その彼女のことを親不孝だと考えたことがあっただろうか?親子して壁にぶち当たり、 家族一丸となって乗り越えたこともあった。 それは、 楽しいことではなかったけれども、 決して不幸なことでもなかった。
娘が悩むことに、 親が共にそれを分かち合い乗り越えようと、 その向うにあるものを一緒に見たいと望むのは当然のことで、 そんな時も今から思えば幸せだった。 喜びは、 本当に数えきれないくらいもらってきた。 共に過ごした時間が全て、 私の喜びだったと言えるかもしれない。
「いってらっしゃい」 と毎朝言えたこと。 「美味しいね」 とほほ笑みあえたこと。 「お帰りなさい。 今日はどんな一日だった?」 と聞けたこと。 「おやすみなさい」 と階段を上がっていく背中を見ながら一日を終えられたこと。
二十年間で一生分の幸せと喜びを与えてくれた。 あとは、自分の幸せを、自分のためだけの幸せを見つけてほしい。 生まれてきてくれて、 ありがとう。
(土性里花・グループPEN代表)
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2012年6月28日11:30
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ヒメボタル見頃に 観察道整え今年初公開...
沼貫地区自治振興会が荒れていた里道を整備し、 「ヒメボタルの棲 (す) む森」 の看板を掲げるなど、 今年度から 「名所」 として公開を始めた丹波市氷上町新郷の伊尼神社付近の山林で、 ヒメボタルが見頃を迎えている。 数百匹のヒメボタルが、 小さな明滅を繰り返し、 見物客を楽しませている。
ヒメボタルが市内各地で見られると話題になったことから、 5年ほど前に、 「沼貫の文化を耕す会」 の進藤敏郎代表と岩田正美さんが、 沼貫地区内で生息場所調査を行い、 見つけた。 観察道の整備など、 費用と労力が多くかかることから、 同自治振興会に相談、 整備費を負担してもらった。
同神社とひかみカントリークラブとの間一帯で見られる。 徒歩専用の観察道は周回道路になっており、 いくつも観察ポイントがある。 進藤代表は 「市内にあちこち名所はあるが、 うちもなかなかのもの。 大事に守っていきたい」 と喜んでいる。
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2012年6月28日11:28
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シンボル3種を印鑑に 篠山市の高田さん
篠山市東新町の高田啓司さん (66) が、 篠山春日神社 (同市黒岡) の秋祭りに登場する 「山鉾 (やまぼこ)」 やデカンショ踊りを舞う浴衣姿の女性、 特産の黒豆の房などをモチーフにした判子のデザインを考案。 「ハタ印房」 (同) の外岡正明さん (63) と協力し、 年賀状などに使用する 「風雅印 (ふうがいん)」 の一種として商品化した。 3種とも篠山を代表するシンボルたち。 2人は、 判子が押されたはがきや封書とともに、 全国へ篠山をPRすることを期待している。
高田さんは一昨年、 市街地の活性化にと、 同神社の秋祭りで巡行される9基の山鉾スタンプを制作。 5色のスタンプを重ねて押すことで、 カラフルな山鉾が浮かび上がり、 観光客や地域住民から好評を博した。
その後、 余った部分の彫刻シートを活用して山鉾をデザインした判子を手づくりして知人などにプレゼントすると、 大いに喜ばれたという。
制作依頼が相次いだが、 手作りのため量をつくることができない。 そこで、 レーザーを使った判子制作技術を持つ外岡さんに、 制作を投げかけた。
外岡さんは、 高田さんから預かったデザインをスキャナーでパソコンに取り込み、 ゴムのシートにレーザーを打ち込んで制作。 水で洗った後、 台となる木を取り付けて完成させる。 注文を受けてから1日もあれば出来上がるという。
3種それぞれのデザインに名前や住所、 電話番号なども配し、 朱肉につけて、 手軽に差出人とともに地域のシンボルを紹介できる。
ほかにも似顔絵付きのものなど、 さまざまなデザインの判子を制作している高田さんは、 「篠山が大好きでスタンプや判子を作った。 たくさんの人に使ってもらい篠山をもっともっと広めてもらえれば」 と話す。
判子は山鉾とデカンショが各2100円、 黒豆の房は945円。 ハタ印房 (079・552・0686)。
高田さんへの判子制作依頼は、 大正ロマン館 (079・552・6668) へ。