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2017年5月14日09:00
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篠山市 「市名」混乱事例を集約 変更経...
篠山市内の各種団体から市名を「丹波篠山市」にするよう市長らに要望書が提出されたことを受け、市は、市名に関して、どのような混乱・誤解があるかを市職員や関係団体に聞き取りを行い、事例を集約した。また、市名を変更した場合にかかる経費も試算し、市に関連するものだけで6550万円と推計。ともに5月9日に篠山市役所で行われた議会政策討論会で明らかにした。
聞き取りでは、市創造都市課が中心となり、職員や各課に関連する市民団体などに混乱や誤解の事例があるか、またこれまでにあったかを調査。行政、観光、特産などに項目を分けてまとめた。
行政関連では、「丹波篠山」という言葉が篠山市ではなく、丹波市と篠山市の両市を指して使われているケースや、ふるさと納税の事務で篠山市に問い合わせがあり、「商品が来ない」「寄付証明書が届かない」などの声があったが、話を聞くと丹波市に寄付していた事例があった。
観光面では、観光客が篠山市と勘違いして丹波市に行っていたことや、丹波市で開催されるイベントの問い合わせが篠山市にあったことなどが上がった。
特産やブランドでは、移住者からの声として、「丹波の黒豆」が「篠山市のものか丹波市のものかわからなかった」といったものや、丹波焼を求めてきた客が丹波市に行っていたことなどがあった。
行政経営課が試算した市名変更にかかる経費の内訳は、▽市役所や公民館など公共施設の銘板改修などに1325万円▽コンピューターシステム改修に2980万円▽戸籍・住民基本台帳経費に430万円▽学校や消防本部などの校旗作成経費で740万円―など。市名変更経費については、以前にも市職員のプロジェクトチームが試算していたが、消費税率が変わっていることなどから新たに試算した。
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2017年5月14日09:00
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地域を潤す記事
5月11日号に掲載した、娘さんの機転で神楽小に寄贈した油彩画が30年ぶりに手元に戻った青垣町の足立清隆さんの記事は、地域紙記者冥利に尽きる仕事だった。温かな家族の物語を世に出せたことがまずうれしく、読者から「ああいう記事は地域を潤す」と激励して頂きうれしさが倍増した。
話を耳に入れてくれたのは愚妹。妹と娘さんが幼馴染で、大型連休に2人が偶然出会ったことが記事の発端。「幸せ、喜び」を分かち合う、おすそ分けする気持ちを持つ人がいたおかげで、物語を埋もれささずに済んだ。
以前ならどこかで耳にできた、どこかから情報提供があったような話題が、インターネットの時代、SNSの時代になり、友人間のみにとどまり、入って来づらくなった実感がある。
ひょんな所にいい話は転がっている。「ちょっと丹波新聞に言うたげるわ」「せっかくやし言うてもらおか」の精神で、「うれしいこと」「へー、っと感心したこと」などを話題提供いただけるとありがたいです。記者も地域を潤す記事の「発掘」をがんばりますので。(足立智和)
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2017年5月14日09:00
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森田石材・森田茂樹さん 「ひょうごの匠...
森田石材(本社・丹波市山南町谷川)の森田茂樹社長(52)がこのほど、技術の伝承、後継者の育成に熱意を持つ県内の優れた技能者を認定する今年度の「ひょうごの匠」に選ばれた。今年度は9職種22人が認定された。
石工分野で認定された森田さんは森田石材の3代目社長として14年目を迎えた。県石工技能士会の理事、1級技能士の検定委員を務める。技能グランプリ全国大会にこれまで2回出場した。
県立ものづくり大学校ものづくり体験館(姫路市)で子どもたちに石を割る体験などを補助的に指導してきたが、今回の認定でより役割が大きくなり、県内学校への出張授業にも関わる。「普段の生活で子どもたちが石に触れる機会は少ない。体験授業などで少しでも石に興味を持ってくれるよう努めたい」と話す。
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2017年5月14日09:00
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第520問
丹波市青垣町の足立清隆さんが寄贈した油彩画が30年ぶりに手元に戻りました。寄贈した先はどこだったでしょう。
1.芦田小学校
2.神楽小学校
3.遠阪小学校
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2017年5月14日09:00
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よせ植え教室の参加者募る 5月27日、た...
柏原まちづくり協議会は、5月27日午前10時からたんば黎明館で「よせ植え教室」を開く。参加者を募っている。
季節の花を使って、かごに寄せ植えをする。講師は、丹波市立薬草薬樹公園(山南町)でフラワーアレンジメント教室の講師をしているフラワーデザイナーの植木夏子さん。定員30人。参加費1000円。スコップ、エプロン、軍手など持参。雨天の場合は柏原自治会館。申し込みは、まちづくり柏原(0795・73・3800)。
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2017年5月14日09:00
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ハナミズキ
今年は、桜前線もゆっくり、そのあとのハナミズキの開花も五月初めにようやく満開に。ひらひらとして涼しげな花びらは、実は総苞で、花は中心にある粒粒のかたまり。ハナミズキの正式名は「ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属」で北アメリカ原産。日本の山地に自生するヤマボウシ(山法師)に似ていることから「アメリカヤマボウシ」とも。最初に植えられたのは一九一二年、当時東京市長であった尾崎行雄が、アメリカ合衆国ワシントンDCへ桜を送り、その三年後、返礼として贈られたのがハナミズキで、日米友好の花となる。しかし第二次大戦中に原木はほとんど切られてしまった。
日本のあちらこちらで街路樹として植えられ、一般的になったのは昭和四十年以降のことではなかろうか。 秋には赤い実をつけ葉も紅葉するので、四季を通じて楽しめる。
さて、二〇〇四年リリースの「一青窈(ひととよう)」のヒット曲に「ハナミズキ」がある。〈君と好きな人が百年続きますように〉の歌詞が印象的で、恋愛以上の普遍的な人類愛のようなものを感じる。
二〇〇一年のアメリカ同時多発テロのとき、アメリカにいた一青窈の友人からのメールをきっかけに誕生した歌詞だという。一青窈自身、日本人の母と台湾人の父との間に誕生。いわばコスモポリタン的な歌手。国と国との憎しみの連鎖を断ち切るのは愛しかないのかもしれない。ハナミズキの花言葉は「私の想いを受けとめて下さい」「永続性」。「君と好きな人が百年続きますように」の歌詞と相通じるものがある。
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2017年5月13日16:10
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下町の居酒屋「実のや」
会話楽しめる店に
和・洋・中華の店を渡り歩いた酒井陽平さんが、柏原病院内で40年以上調理師を務めた父の康之さんと共に「お客様との会話を楽しめる店」にと3月にオープン。カウンター8席と6人掛け座敷1卓の小さな居酒屋。
柏原で店をやっていた祖父母のレシピを再現した長芋たっぷりの「お好み焼き」(500円)、多可町で買い付ける香ばしい「百日どりの串焼き」(1本200円)、「ぶりカマ塩焼き」(450円)が人気。焼飯や鉄板ギョウザなどの中華、刺身、揚げだし豆腐と豊富なメニュー。地酒「奥丹波」を中心に、アルコール類は客の要望に応じて揃える。
丹波市柏原町柏原1442-2(柏原駅から徒歩10分)
tel.0795・88・5372
営業/18:00~23:00
火曜定休
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2017年5月13日15:54
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日本舞踊藤郁会 節目の発表会 5月28日...
写真・本番に向けて稽古に励む藤郁会の会員たち=篠山市北新町で
日本舞踊の藤間流藤郁会(藤間有郁会主、18人)の結成30周年を記念した「第10回舞踊発表会」が5月28日正午から、たんば田園交響ホール(篠山市北新町)で開かれる。発表会は3年に1度、開催しており、結成30年で10回目の節目を迎えた。高齢化などにより会員数は減少傾向にあるものの「節目の舞台で精一杯の舞を」と稽古にも熱が入っている。
会主の藤間有郁(本名・前河郁栄)さん(79)=篠山市泉=は、故・藤間勘有さん(丹波市春日町)に師事。30年前に藤郁会を立ち上げ、自宅などを稽古場にして日本舞踊の普及に努めてきた。100人を超える門弟がいた時期もあったという。発表会のほか、市の文化祭や地域イベントへの出演、福祉施設を訪問するなどの活動を続けてきた。
節目の発表会では、会員のうち14人が出演。1人3曲ほどを披露する。勘有さんの長女、藤間有晃さんが特別出演し花を添えるほか、会主自らの舞で発表会を締め、出演者全員による「好きになった人」でフィナーレを迎える。
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2017年5月13日15:50
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新病院、センター起工式 2019年度上期開...
写真・工事の安全を祈願する井戸敏三知事=丹波市氷上町石生で
県立丹波医療センター(仮称)と併設される丹波市地域医療総合支援センター(仮称)の工事安全祈願祭と起工式が5月10日、氷上工業団地(丹波市氷上町石生)の事業実施個所で行われた。井戸敏三県知事、谷口進一丹波市長、工事関係者ら約100人が出席した。2019年度上期の開院をめざし、工事が進められる。市立看護専門学校は同一敷地に別に整備する。
式典あいさつで井戸知事は、「いろんな歴史や経過を持った新しい2つの県と市の健康拠点が誕生する。丹波のみなさんの安心をここが発信してくれることを期待している」とあいさつ。
谷口進一市長は「新病院が、丹波市の住みやすさをさらに向上させてくれる。医療と介護の途切れない連携は丹波市に課せられた大きな課題。視察者が途切れず訪れてくれることを願いながら一生懸命、市政運営にあたりたい」とあいさつした。
5万4000平方㍍の敷地に、県立柏原病院と柏原赤十字病院の機能を合わせもった新しい県立病院(26科、320床)を整備。病院に併設する市のセンターは、1次診療や休日夜間診療、健診、訪問看護、疾病予防や地域包括ケアなどの機能を集約する。
入札不調により、県立病院の概算事業費は当初予定より約12億円増え171億円、丹波市のセンターも約2億円増え約26億円となった。
設計業者のあいさつで、1階部分を土盛りし、現行より3㍍高くするなどの浸水対策も明らかにされた。
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2017年5月13日15:48
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“奇跡のフジ”美しく 市島・大杉ダム下...
写真・満開のフジの下で食事を楽しむ人たち。手前のフジは根がないが、一部、花をつけている=丹波市市島町徳尾で
大杉ダム(丹波市市島町徳尾)のふもとにある「ダム下公園」のフジが、根元で幹が切断されているにもかかわらず、花を付けている。地元ではここ数年、“奇跡のフジ”と呼ばれて親しまれており、フジを愛でる人の憩いの場になっている。公園を管理する同ダム自然公園管理委員会の前事務局・森本修三さん(76)は、「根がないのに咲くのは不思議。大事にしたい」と話している。
フジ棚は縦横3×6㍍、高さ3㍍ほど。対角線上に計2本のフジが植わっており、うち1本の幹は切られ、根がない状態。根がある方のフジは樹勢良好で多くの花を付けているが、根がない方も花を咲かせ、30㌢ほどの房を垂らしている。
森本さんによると、以前から同公園周辺にはフジが多くあり、同公園の整備時に伐採したが、当時からフジ棚がこしらえてあった2本は残したという。5年ほど前、一方のフジの樹勢が弱まり、幹がすぐ横のグラウンドゴルフコースの妨げになっていたことから、同管理委員会で根元を伐採。それでも毎年、美しい花を咲かせ続けているという。
今年も4月末から花を付け始めた。森本さんは「割と長い間、花が楽しめる。もう1本の木のエネルギーを吸っているのかな」と首をかしげる。毎月4回ほど同公園でグラウンドゴルフを楽しんでいるという女性(77)は、「公園に行くたびに、『がんばっているね、偉いね』といって幹を撫でています。本当に不思議で、奇跡ですね」と話していた。
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2017年5月13日15:46
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「市島製パン研究所」5月16日オープン ...
写真・地元産の食材を多く使った「市島製パン研究所」をオープンさせる三澤さん夫妻=丹波市市島町喜多で
地元産の食材を可能な限り使い、「地元の人のために安心安全で毎日でも楽しめる」をコンセプトにしたパンとカフェを提供する「市島製パン研究所」が5月16日、市島町喜多にオープンする。西宮市山口町にあるパン&カフェの有名店「エスケール」でオーナーシェフを務める三澤孝夫さん(55)が経営し、自宅も兼ねる。ボリュームあるハンバーガーなどが売りで、週末の夜には酒類や一品料理もふるまう。「旬の材料で、おいしいメニューを提供したい」と話している。
「エスケール」でも人気のハンバーガーは、ミンチではなく手切りの肉を使い、手作りベーコンや自家製バンズで作る。ドーナツや食パンといった20種以上のラインナップがあるほか、ナポリタンやピザ、サンドイッチなども提供する。
建物内には14席のカフェスペースもある。金、土曜の夜は“夜メニュー”をふるまい、焼酎や日本酒、一品料理が味わえる。
三澤さんは神戸市出身。同市のパン店で10年間修業したあと独立し、1993年に「エスケール」をオープン。「飽きのこない安心安全なパン」を作り続け、メディアでもたびたび取り上げられる人気店になっている。
パンを作る上で、食材を求め生産者を訪ねていた昨年11月、自然栽培で小麦粉を作る農家・高橋麻美さん(市島町北奥)に出会った。農場も見学し、自然豊かな環境に感動したという。「丹波にはすばらしい食材が多いのに、知られていない。自分で使うのはもちろん、知り合いの同業者にもすすめたかった。そのためには地域に住み、生産者と、製品を作る“表現者”の架け橋になる必要があった」と語る。
午前9時―午後4時。金、土曜は午後9時まで。日、月曜定休。同研究所(0795・85・2520)。
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2017年5月11日09:17
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秋山徳三郎
大阪府立狭山池博物館の「土木遺産展」を見学。琵琶湖疎水や大阪市内の橋など関西の土木史に残る遺産の展示の中に、秋山徳三郎元陸軍中将が大正8年に東大の卒業論文に書いた「天満橋改築計画」があった。▼秋山は丹波市出身。陸軍士官学校、砲工学校高等科を卒業後、東大に派遣され、満州(中国東北地区)での道路開発や、敗色濃くなった太平洋戦争下で南洋の航空基地建設にも携わった。▼分厚い書類3冊に設計上の要件、上部構造の概要、用材の仕様、工事費などが几帳面な文字でぎっしり書かれている。この論文を発掘した秋山徳三郎伝「技術中将の日米戦争」の著者、石井正紀氏は「手動の計算機のなかった時代に大型機を使ってよく計算したもの」と話す。天満橋はこの計画に沿って改築されたが、昭和10年に全く別の型に架け替えられ、論文の面影は残していない。▼写真の秋山はいかにも謹厳実直な感じだが、故郷想いの人でもあった。丹波新聞初代社長の小田嘉市郎が氷上育英会創設の寄金を求めて軍部に飛び込んだところ、初対面なのに「それは良い考えだ」と即座に応じ、高橋省三、石橋治郎八ら同郷の“出世頭”にも呼びかけて3人で7万円をポンと出してくれた。▼嘉市郎の自伝「権太くされ」が伝える話だが、昔の人は偉かった。(E)
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2017年5月11日09:16
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田植えをしながら
京丹波の実家にも田植えの季節がやってきた。私はひたすら草刈り。年に数回しか扱わないくせに、「一人でできるもん」と意地を張ったのがいけなかった。うまく刈れない場所があるのだ。
“草刈り職人”の母に助言を請うと、「草が悪いんや。気にすな」。なるほど、うまくいかなかったところは草の種類が違った。技量を棚に上げて草のせいにすることにした。
しばらくするとその草が気になりだす。紫色のかわいい花は何かしら。緑の長いのは白い綿を付けるやつではないかしら。幼いころ、草花と戯れていたことを思い出した。
田植え機を走らせる父を眺めながら休憩していると、隣に腰を下ろした母が言う。「こんだけやっても、なーんも儲からへん」。ならばなぜ続けるのか、と聞こうとしてやめた。
日本の食料自給率は40%に満たない。その4割ですら、農家の「やる気」というか「気分」に支えられていると思う。近所でも米作りをやめる人が増えている。日本の農政はどこへ行こうとしているのか。
目の前でカエルがぴょんとはねた。あれこれ考えるな、と言われているような気がした。(森田靖久)
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2017年5月11日09:16
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魔法の言葉
連休に、20年来の恒例行事である夫の仕事仲間とのバーベキューがあった。皆、社会の荒波を乗り越え飛び越えて、そろそろ貫録も出てきたプロ土木技術者だ。
当日、私はロケットストーブの火当番をした。ロケットストーブはペール缶2個で作った煮炊きや暖を取ることのできる簡易ストーブである。災害時にも役に立つし、ワークショップにも使えるから理解しておいたらと、ペール缶、断熱材、煙突筒から成る構造をわかりやすく丁寧に説明してもらった。火が焚口からバーントンネルを通って火口へと綺麗に流れると煙が出ないし燃焼効率を高く保てること、焚きつけた時に火口からも火を付けた紙を落としてあげると火の道が付きやすいこと、燃え付きが悪くなってきたら紙を少し焚口に入れてあげると復活すること、紙の量が多すぎると灰が舞ってしまうことなど、その他にもいろいろ教えてもらった。
「これも燃やしていい?」と聞くと、「何でもやりたいことをやってごらん」と。それからは、燃えそうなものと燃やしたいものをジャンジャン燃やしていった。束ねた蔓は燃えにくいこと、生の葉を燃やすと子どもの頃に覚えた懐かしい焚火の匂いがすること、生の木からは煙が出ること、加工された木からは黒くて臭い煙が出ること、太い木は燃えるのに時間がかかること、紙皿や割り箸は良く燃えること、炎はとても美しいこと。
「何でもやりたいことをやってごらん」。この言葉は素敵で潔くて、魔法の言葉だ。
(土性里花・グループPEN代表)
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2017年5月11日09:15
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近兼監督の作品「たこ焼きの詩」 5月13...
丹波を舞台にした映画「恐竜の詩」を制作中の近兼拓史監督が手掛けた「たこ焼きの詩」の映画会が柏原住民センターで開かれる。
上映は、5月13日午後2時と午後7時の2回、母の日にちなんだ映画会として企画した。兵庫県を舞台に支え合う母と子、2人を見守る人々との心温まるストーリー。近兼監督と「恐竜の詩」のメインキャストも上映会に出演し、制作中の映画をPRする。
各回とも先着80人。入場無料。市役所総合政策課(0795・82・0916)。
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2017年5月11日09:14
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ランチ、スイーツ販売 5月14日、柏原で...
柏原まちづくり協議会と観光まちづくりの会が5月14日午前11時―午後2時、柏原自治会館(丹波市柏原町柏原)で「かいばら薔薇まつり」を開く。バラをテーマに、名店の味を盛り込んだ、ランチプレートとスイーツセットを限定販売する。
「薔薇のランチプレート」はあずき工房柳田の「黒さや大納言ソースのかかった鶏肉の和え物」、銀寿司の「ちらし寿司」、割烹喜作の「旬の丹波の天ぷら」、紅葉会の「旬の素材を使用したおむすび」を盛ったもの。75食限定。1500円。
「薔薇のスイーツセット」はあずき工房柳田の「黒さや大納言おはぎ」、御菓子司藤屋の「薔薇にちなんだ和菓子」、ホノラトカティールームの「ムレスナティ」をセットにしたもの。100食限定。500円。
同会館を含めた4カ所で手入れをしているバラ園の見学を呼び掛けている。
観光まちづくりの会事務局(080・2451・3115)。
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2017年5月11日09:13
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上月みのりバレエスクール 5月14日、三...
篠山市草野に本部を置く「上月みのりバレエスクール」が5月14日午後4時から、三田市総合文化センター(郷の音ホール)で「46周年バレエ公演」を開く。本部教室、氷上、三田、茨木、梅田の計5教室から、3―70歳までの教室生ら総勢約80人が出演。インドの舞姫を意味する「ラ・バヤデール」の一場面や、生演奏による舞台など、多彩なプログラムを上演する。入場無料。
同スクールは、毎年、教室単位で発表会を開いているほか、2年に1度、全教室生が集まって公演を催している。
今回は、上月さんが以前から思い描いていた生演奏による舞台で幕が上がる。2人の女性音楽家がクラリネットとピアノでバッハ管弦楽組曲第2番ロ短調を演奏。上月さんが篠山の四季からひらめきを得て構成・振付した。
上月さんは「教室生のみんなが一つの目標に向かって取り組む一生懸命な姿を、多くの人に見てもらえたら」と来場を呼び掛けている。
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2017年5月11日09:13
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「風信」師範の千々岩さん 米寿記念に書...
風信書道会師範の千々岩文子(雅号・青香)さん(86)=丹波市柏原町見長=が5月15―17日、丹波新聞社1階ロビーで書の個展を開く。各種の公募展で入賞入選を重ね、同書道会のメンバーと作品展を開くことはあるが、個展は初めて。「良き師に恵まれたおかげで今がある。そんな感謝も込めて開きます」と話している。
青垣町東芦田の出身。子どもの頃から書に親しんだ。小学校教諭になり、書から遠ざかった時期もあったが、警察官の夫が谷川駐在所に異動になった1977年から同駐在所近くの書家で風信書道会師範の村上操さんに師事。85年から豊岡市に本部のある同書道会の初代会長、細川泰翠さんに月1回、丹波市で指導を受けた。今も同書道会の2代目会長、細川翠楠さんに教わっている。
一方、各種公募展に応募。読売書法展で特選に入ったのをはじめ、兵庫県書道展や豊岡市展でも特選に選ばれた。自宅で書道教室を開いるほか、市内の高齢者大学でも指導している。
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2017年5月11日09:12
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パン&麺好き集まれ! こだわりの約20店集...
各地のこだわりのパン店が集うイベント「PAN LOVE(パンラブ)」が5月21日午前11時から、丹波並木道中央公園(篠山市西古佐)で開かれる。篠山市内での開催は昨年に続き2回目で、今回は沖縄そばやパスタなどの店が出店する「麺 LOVE」を同時開催。パン好きと麺好きにはたまらないイベントで、主催者は、「篠山にいながら、こだわりを持った店主がつくる各地の味を楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛けている。
パンラブには、天然酵母を使ったパンを中心に地元篠山や西宮、尼崎、京都、丹波、三田、朝来など各市から10店が出店。小麦の味が香る素朴で飽きのこないパンが集まる。
麺ラブには篠山や養父、加東、朝来から7店が参加。沖縄そばやパスタ、つけ麺、ジャジャ麺、オムそばなどを販売する。
また、ジャムやパンに関する雑貨を販売するブースやドリンクコーナーもある。
企画したのは大阪から篠山に移住し、大芋地区で暮らす仲谷佳子さん(三熊)。友人で、朝来市でパン店「JUANA」を開く町田奈緒子さんとともに、これまでにも旧知のパン店に呼び掛けては各地でイベントを開催してきた。
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2017年5月11日09:10
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市島町の男性4人 作物栽培で女性グルー...
写真・「災害復興に関わる人を支援したい」と語る今井さん(左)と近藤さん=市島町上鴨阪で
丹波市豪雨災害からの復興支援を活動の一つに掲げ、市島町上鴨阪の女性がつくっているグループ「丹波復興女性プロジェクト会ぽんぽ好」(今井頼子代表)を支えようと、同町内の男性4人が作物栽培グループ「こんちゃん農園」を立ち上げた。「ぽんぽ好」が地域で行われるイベントで販売する手作り弁当に、農園で育てた食材を提供している。「こんちゃん」メンバーの今井貞夫さん(63)=同町上鴨阪=と近藤喜作さん(66)=同=は、「男性としてサポートできることは何かと考えたとき、野菜作りに行きついた。気の合う仲間と楽しんでいけたら」と話している。
「ぽんぽ好」は昨年結成。今井代表が経営する「ひなたぼっこカフェ」(同町上鴨阪)敷地内にある建物を改装し、活動拠点としている。地元・前山地区などのイベントでヘルシーな手作り弁当をこしらえ、販売するといった活動に取り組んでいる。
「こんちゃん農園」は、今井代表の夫・貞夫さんのほか、同店に通う近藤さんや黒田拓治さん(69)=同町北岡本=らでつくった。当初は「ぽんぽ好」の弁当をイベント会場に運ぶ手伝いなどをしていたが、地元食材にこだわる「ぽんぽ好」のため、食材作りに発展させた。
地域住民から借りた休耕田で、コシヒカリやネギ、うるち米などを栽培している。今年は黒豆や大豆なども作る計画にしている。「ぽんぽ好」がお弁当を作る際には、それぞれが育てている野菜も持ち寄っている。