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2012年8月23日09:03
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九四国病院見学の旅
夏休みを利用し、 地域医療講演に呼ばれた九州、 四国の街の 「その後」 と、 気になる病院を巡った。
神戸からフェリーで大分に上陸。 市民病院との統合で廃止された旧大分県立三重病院を見て、 宮崎県延岡市へ。 体に良いことをするとポイントが貯まり、 ポイントを貯めて応募すると、 抽選で5万円相当の旅行券が当たるユニークな健康づくりの試みを聞いた。
大分県杵築市立山香病院では、 全国的に珍しい自治体病院独自の看護師奨学金を設けた経緯や、 医師の勤務環境改善の取り組みを教わった。
別府からフェリーで愛媛県八幡浜市へ。 老朽化した市民病院の建て替えや、 医師招へい策を聞いた。 四国中央市では、 医師不足と経営難で民間に移譲され、 規模を縮小した旧愛媛県立三島病院に寄り、 人口10万人対医師数が全国で2番目に多い徳島県で講演をした。
帰り道、 徳島県が買い取り、 県有化される健康保険鳴門病院 (鳴門市) をのぞき、 県立淡路看護専門学校 (南あわじ市) にも立ち寄った。
足を運ぶと様々な発見があり、 収穫が多かった。 1542キロ走った。(足立智和)
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2012年8月23日09:02
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ボクの小さなつぶやき
8カ月に入ったボクは、 お座りもハイハイも出来るようになりました。 お腹で床掃除しながら?動き回っては時々、 土間で忙しそうにブルーベリーをパックに詰めている父ちゃんを見学しましゅ。
そんなある日、 母ちゃんの実家から電話がありました。 何と宇治の家が床下浸水し、 車も水に浸かって動かなくなってしまったと。 宇治にいたお姉ちゃんも大泣きしたと聞きました。 父ちゃんたちはエライこっちゃと大騒ぎでしたが、 この時期は畑から離れられないし、 何とかそっちはそっちでがんばって、 こちらもがんばると言ってました。 そこからボクの苦難の道が始まったのでしゅ。
どっちの婆ちゃんもいてないから、 ボクは毎日、 父ちゃんの背中でブルーベリーをパック詰めし、 畑に出ては摘み採りし、 薮蚊に無数に刺され、 疲れ果てて背中で寝る。 父ちゃんの背中は汗だらけでボクのお腹はびっしょりになり、 ドタバタされては起こされ、 本当にクタクタでした。
さらにボクの楽しみは、 母ちゃんのオッパイと、 始まったばかりの離乳食でしゅ。 なのに母ちゃんは忙しいのを理由に毎日、 味噌汁にお粥を混ぜた猫飯ばかりでごまかそうとしてました。 本当に大人は勝手なもんで、 子どもに振り回されてとよく言いましゅが、 本当は大人が子どもを振り回してるんでしゅ。 お盆が終わり、 岩倉婆ちゃんが来てくれたので、 ボクはようやく解放されました。 これで少しはノンビリできましゅ。
とまぁ、 こんな声が聞こえてきそうな日々を送っております♪
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2012年8月23日08:59
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英文法の参考書を発刊 元県立高校教師・...
元県立高校英語教師の足立耕一さん(75)=丹波市青垣町大名草=が、 学習参考書 「私の英文法」 (A4判、 960ページ。 丹波新聞社印刷) を自費出版した。 10年余りを費やし、 文法を体系的にまとめたもので、 見開きの左右ページを照らし合わすことで理解が進むよう工夫をしている。 足立さんは 「高校生を中心に、 一般向きにも読めるようにした。 学習の良き友としてもらえれば」 と話している。
足立さんは、 36年間の教師生活を送り、 丹波地域では、 氷上、 篠山鳳鳴、 氷上西、 柏原の各県立高校で教べんを執った。
自身の教師生活を顧みた時、 特に、 「何を、 いつ、 どのように教えるか」 に心を砕き、 また、 アメリカへの短期留学を通し、 「読み、 書き、 話す力」 の重要性を痛感したという。 これらの経験を踏まえ、 英語力を養うには、 根幹として英文法の基礎知識と、 文法を運用する練習が欠かせないと考えた。
現職時代から自身が教えてきた証を残したいとの意向を持っており、 退職後こつこつ考えをまとめ、 推敲を重ね、 念願の書物をあらわした。
「四段対照式」 と名付けた方式でまとめており、 段を追うごとに基礎から発展へと進む。 それぞれの段について左右のページをあてている。
「1段」 では、 左ページが 「図表」、 右ページが 「図解」。 「2段」 は、 左に 「用例文」、 右に 「文法解説」、 「3段」 は左に 「言い換え」、 右に 「例解」、 「4段」 は、 左に 「演習」、 右に 「解答」。
あえて、 各段の内容を少しずつ重複させ、 読み進めることで、 繰り返し学習ができる効果をねらっている。
「読解力と反復が大事だが、 基礎的事項が頭に入っていないと効果が上がりにくい。 辞書のように厚いので、 読みたい所を開いて読んでほしい」 と話している。
2000円で販売する。 足立さん (0795・87・5262)。
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2012年8月23日08:59
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青年会議所が県大会 8月25日篠山で 一...
日本青年会議所(JC)近畿地区兵庫ブロック協議会が8月25日午前11時から、 ユニトピアささやま (篠山市矢代) で 「会員大会・篠山大会」 を行う。 県内のJC会員が年に1回集まる大会で、 約1300人の来場を見込む。 主管の篠山青年会議所 (田渕真也理事長、 079・594・4230) は一般市民の参加を呼び掛けている。
午前11時から、 大鍋で1000人分を作るカレーライスのふるまい。 午後5時―7時、 猪肉や山の芋を使った料理を販売 (チケット1500円) する。
このほか、 原田伸郎さんの講演、 打ち上げ花火などがある。
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2012年8月23日08:58
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篠山市内17団体が演奏 8月26日に篠山音...
「第39回篠山音楽祭」 が8月26日午後零時半、 たんば田園交響ホール (篠山市北新町) で開かれる。 市内の17団体が出演。 最後に、 豊中混声合唱団の西岡茂樹さんの指揮で合同合唱する。
出演団体と代表者は次の通り (出演順)。 入場無料。 問い合わせは、 同祭実行委員長の丸山眞さん (090・3712・0761)。
▽ささやまシニアアンサンブル (小林弘二) ▽篠山少年少女合唱団 (飯田天祥) ▽篠山混声合唱団 (大江奉也) ▽ドレミファ沙羅 (飯田周恵子) ▽シルバーエコーささやま (佐藤美江子) ▽女声コーラスあじさい (本荘賀寿美) ▽コール・トワ (竹ノ内邦子) ▽篠山鳳鳴高校合唱部 (植田克己) ▽グループ笹の音 (池内直子) ▽メロマン室内管弦楽団 (西尾昭) ▽コーラス赤い鳥 (小林和子) ▽女声コーラスゆぅゆぅゆぅ (永曽佳子) ▽シャンデリア・ベラーズ (高橋和子) ▽女声合唱フレンズ (大西はるみ) ▽男声合唱丹波國 (大崎孝夫) ▽コーラス・レヴール (稲継江津子) ▽さくそふぉんあんさんぶる 「四風音」 (五十川邦夫)
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2012年8月23日08:57
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箏(こと)・尺八サマーコンサート
8月25日午後1時半から、 黒豆の館 (篠山市下板井) で「箏(こと)・尺八サマーコンサート」が開かれる。 上山悠山さん (同市大沢) が主宰する邦楽グループ 「いとたけ」 の主催。
琴と尺八の演奏だけでなく、 ピアノや語り、 歌とのコラボレーションも披露。 日本昔話 「かさじぞう」 を琴や尺八の演奏と語りによって上演するほか、 その場面に応じた画像をプロジェクターで写し出し、 臨場感を高める演出を施す。 また、 尺八や琴の伴奏で 「琵琶湖周航の歌」 などを小林矩子さんが歌う。 入場無料。 上山さん (079・594・0626)。
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2012年8月23日08:56
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再考の可能性に言及 畑、城北小統合校名...
来年4月の統合を目指している畑、 城北両小学校区の住民代表でつくる 「統合準備委員会」 は8月21日、 篠山市役所で会合を開いた。 準備委が決定した新校名、 「篠山中央」 について、 城北地区をはじめとする一部住民から再考を求める声が上がっていることに対し、 石橋康夫委員長は、 「個人的な思いだが、 住民の大方の合意が得られていないのであれば、 再考も視野に入れざるを得ない」 と再考の可能性に言及。 27日に臨時会合を開き、 22日に行われた城北小保護者会の様子の報告を受け、 全委員で再考するかどうかを決める方針を示した。
「篠山中央」 をめぐっては、 7月に城北小PTA有志でつくる 「新校名の再考を望む会」 が前川修哉・市教育長に対し、 再考を求める陳情書を提出。 準備委でも陳情書の扱いについて議題に上がったが、 「再考しない」 と決定していた。
その後、 新たに篠山や西紀小区の住民有志らでつくる、 「篠山中央の名称変更を望む会」 が今月20日に3470人分の署名簿とともに嘆願書を酒井隆明・市長に提出。 酒井市長も 「重みのある署名」 と受け止めていた。
21日の準備委で石橋委員長は、 「保護者がぎくしゃくしているという雰囲気を認識している。 それは、 第一に考えなければならない児童に良い影響を及ぼさない」 と発言。 22日に同委員の城北小PTA会長が、 保護者らに 「篠山中央」 について、 再度、 説明する機会があることから、 石橋委員長も同席した上で、 保護者の反応や意見を27日の会合で報告し、 今後の方向性をを委員とともに考えたいという思いを話した。
石橋委員長は、 「委員のみなさんと相談しながら進めていくことに変わりはないが、 地域の将来を担う子どもたちのために、 来年4月に開校するという目標は守らなければならない」 と述べた。
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2012年8月23日08:55
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桶ット卓球商標登録「篠山PRに一役」 ...
こんだ薬師温泉ぬくもりの郷 (篠山市今田町今田新田) が特許庁に申請していた、 篠山市発祥のニュースポーツ 「桶(オケ)ット卓球」 の名称がこのほど、 商標登録された。 同施設を経営する 「夢こんだ」 の杉尾吉弘社長は、 「これを機に桶ット卓球の普及と、 篠山と施設のPRをさらに進めていきたい」 と話している。
今年2月に同施設と中央公民館が桶ット卓球の全国大会を初めて開催。 市内外から60組が参加した。 次回は、 来年2月2日に予定している。
桶ット卓球の名称は、 競技を発案した市職員が、 ラケットの代わりに風呂桶を使用することから名付けた。 ネットの代わりにも風呂桶を使う。 競技はダブルスで、 サーブをする前に 「あ~湯(YOU)桶(OK)?」と声を掛けるのが特徴。 桶に当たる軽快な音や、 卓球台があればプレーできる手軽さが受け、 地域のスポーツ大会やイベントで取り入れるところが増えつつある。
桶ット卓球は、 平日、 四季の森生涯学習センターで体験できるほか、 中央公民館が桶を貸し出ししている。
問い合わせは、 同公民館 (079・594・1180)。
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2012年8月23日08:54
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メガソーラー建設へ 自動車部品メーカー...
青垣工業団地内に用地を取得していた自動車部品メーカー、 エクセディ (本社・大阪府寝屋川市) が、 住金物産 (本社・大阪市) と共同で、 約3万平方メートルの同用地 (丹波市青垣町沢野、 口塩久) に大規模太陽光発電所を建設する。 出力規模は約1800キロワット (1・8メガワット) で、 丹波地域では初のメガソーラー。 来年3月の運転開始をめざす。
今年7月、 両社が同工業団地で太陽光発電事業を行うことに合意。 今後、 同事業を運営する株式会社エクセディSB兵庫 (仮称) を設立する。 年間予想発電量は、 約160万キロワット。 一般家庭約440軒分の発電を見込む。 全量を売電する。
エクセディのグローバル業務部は、 「3月の運転開始に間に合うよう、 今後のスケジュールや詳細を検討する。 取得していた土地の有効活用が目的」 と話している。
写真・メガソーラーが建設される青垣工業団地内の予定地
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2012年8月23日08:48
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丹波の良さ伝える「市」 柏原商店街有志...
丹波の良さを伝え、 商店街を元気にしようと、 柏原商店街の有志が、 こだわりの食材、 手仕事、 イベントを集めた手作りの催しを、 木の根橋と大手通周辺で開く。 9月8日に初回を開き、 以後、 毎月第2土曜に開催する。 「Tamba Happiness Market (たんば はぴねす まーけっと)」。 「みんながハッピーになるマーケットにしたい」 と願い名付けた。
無鹿、 明正堂、 亀井商店、 ミツワ梅垣薬局、 天然酵母パンよしだ屋、 サンコードー、 田野サイクル、 久保亭ら、 20―40歳代の店主や、 店の跡取りら、 若い世代の13人が実行委員会を組織。 代表は、 バームクーヘン店 「まさゆめさかゆめ」 を営む葉山生子さん。 市の助成金のほか、 実行委員が出資した資金で運営する。
出店店舗は、 手作りや食材にこだわったり、 「自身の人となりを見せることができるものに限る」 (葉山さん)。 露天商は出店させない。
来場者に飽きられない工夫が、 出店店舗の登録制。 毎回異なる40店舗ずつが出店するよう調整。 最終的に丹波市を中心に、 近隣市、 神戸市などから200店を集める。
初回は、 丹波市内の店や生産者がこだわりの飲食物、 農産物、 商品を持って集まる。 「柏原観光案内所前」 「教育委員会跡駐車場」 「古市場公民館」 「大手通り公園」など、数カ所に分かれて販売する。
「八幡様境内ライブ」 と題し、 ジャズトランペット奏者・mitch (みっち) さん (元ブラックボトムブラスバンド) が率いるバンドの演奏、 「いちじま丹波太郎まつり」 でもお馴染みの 「鴨レース」 などの催しもある。
出店料3000円。 問い合わせはまちづくり柏原 (0795・73・3800)。 年内は、 10月13日、 11月10日、 12月8日に開く。
写真・毎月第2土曜の市の会場となる柏原観光案内所前=丹波市柏原町柏原で
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2012年8月20日08:35
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太陽光発電でハウス快適 冷蔵庫や扇風機...
自身が持つ特許を生かし野菜の高設栽培に取り組んでいる谷川元さん (80) =丹波市青垣町大名草=が、 ソーラーパネルを設置し、 農業用ビニールハウスに電力を供給している。 オーディオ機器や、 冷蔵庫、 扇風機などを持ち込み、 快適に農業の研究に打ち込んでいる。
ビニールハウスは2棟あり、 1棟を野菜栽培棟、 もう1棟を事務所に使っている。 電気は、 主に事務所の家電に使うほか、 電極をプランターにさして50ボルトの電流を流し、 殺虫と成長の促進、 土中の水分量の計測につなげられないか、 実験を重ねている。
10年前にIターンするまで、 京都市内で電気関係の会社を自営していた。 1日の大半をビニールハウスで過ごすことから、 快適な空間にしようと3年前にソーラーパネル5枚 (181ワット) を自力で設置。 今夏、 新たに3枚のパネル (255ワット) を増設した。
直流を100ボルトの交流にするコンバーターで家電用に変換。 事務所棟には、 クラシック音楽が流れ、 冷蔵庫2台、 扇風機2台が動く。 栽培棟でもクラシック音楽を流している。
大型車用のなまりバッテリーに発電で得た余剰電力を蓄えており、 発電量が足りない時に使う。
谷川さんは、 「装置をそろえる初期投資がいるが、 電柱から電気を引くのにも工事費がかかる」 と言いつつ、 「ハウスを動かさなくてはいけなくなった時に、 一緒にパネルを動かせるメリットがある」 と話す。
発電や高設栽培に関心のある人は谷川さん (090・8366・3216) へ。
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2012年8月20日08:31
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3年ぶり近畿大会へ 少女バレー「チェリ...
柏原地域の少女バレーボールチーム、 チェリーズ (安達忠司監督、 12人) が8月25、 26の両日、 大阪・堺市立大浜体育館で開かれる 「近畿小学生バレーボール大会」 に出場する。 近畿出場は、 3年ぶり3回目。 このほど、 愛育館 (丹波市市島町上田) などで開かれた 「丹有夏休み大会」 で優勝し、 出場権を得た。
今年のチームは6年生が6人そろっており、 得意のサーブで相手の守りを崩し、 セッターの井上菜穂さん (新井) を起点に、 センターの田中真子さん (同)、 ライトの中道里南さん (崇広) を中心とする攻撃が持ち味。 4月の市新人戦で優勝し、 5月の県大会予選に臨んだが、 ベスト8で悔し涙を流した。
再起を誓って臨んだ丹有大会。 準々決勝の対青垣戦は3セット目までもつれ、 準決勝の対氷上南戦、 決勝の対前山戦はいずれも第3セットがデュースとなる接戦を制した。
決勝の前山戦では、 第1セットは 「力負け」 (安達監督) して15―21で取られたが、 第2セットは、 普段のライト攻撃を切り替え、 レフトの井上愛莉主将 (崇広) にボールを集めると、 相手コートの穴にうまくボールを落として加点。 21―11で取り、 最終セットに望みをつないだ。 第3セットは、 普段どおりの攻撃に戻し、 総力戦に。 足立珠寿さん (同) のレシーブやサーブ、 松永まどかさん (同) のサーブが要所で流れを引き寄せ、 勝利に結びつけた。
井上主将は、 「決勝では 『集中しよう』 と声をかけあった。 県大会予選で悔しい思いがあったので、 優勝した時はめちゃくちゃうれしかった。 近畿では、 みんなで声をかけあって、 一つでも多く勝ちたい」 と話した。
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2012年8月20日08:30
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“近所ネタ”満載60号 春日町多田の自治...
丹波市春日町多田自治会の会報 「あ世美ち (あぜみち)」 が、 7月28日付発行分で第60号の節目を迎えた。 1986年 (昭和61) 6月の創刊以来、 26年目。 現在は、 7月と1月の年2回発行している。 集落内の話題をはじめ、 組ごとに家族の近況を知らせるコーナー、 移住者の紹介、 生まれたばかりの赤ちゃんを紹介するなど、 自治会報ならではの身近な“ネタ”を掲載。 自治会の歴史を刻みながら、 ご近所の話題づくりにつながっている。
組長や各種団体でつくる公民館運営委員の中から選ばれた5人ほどが編集部となり、 発行を担当。 第60号では、 小学校に入学した1年生や、 I・Uターン者の紹介、 「9組」 の家族の近況などを掲載している。 また、 暮らしに役立つ紙面にしようと、 次号から新設する 「伝言板コーナー」 の予告記事を掲載。 「あげます、 ください」 「買います、 売ります」、 個人・団体などのアピールや催しの告知などを投稿してもらうよう呼びかけている。
テレビ共同受信施設を設置する事業を自治会から任された30歳前後の若者たちが中心となり、 1965年に 「ユニオンクラブ」 を結成。 同事業とあわせ、 花火大会やバレーボール大会など村おこしの中心的役割を担うようになり、 その一つとして69年3月に機関紙 「ユニオン」 を創刊し、 78年までに12号発行した。 そのうちにユニオンのメンバーたちも自治会の役員を受ける年代となり、 自治会報として形をかえ、 「あ世美ち」 が発行されることになった。
創刊にかかわった荻野源幸 (まさゆき) さん (76) は、 「近所同士で行き来することも少なくなり、 村の様子を知るのはよいこと。 編集を経験すると、 1ページ作るのにも相当、 頭をひねらなければならないことが分かる。 以来、 ずっと関心を持ち、 発行を楽しみにしている」 と笑顔。
同自治会公民館主事で、 節目の60号の編集長を務めた井上賢廣さん (57) は、 「会報の記事が近所の話題になっているのを聞くとうれしい半面、 責任も感じる」 と話している。
1月号には年男や年女の抱負、 新成人の紹介などを予定している。
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2012年8月19日09:04
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NHK巡回ラジオ体操に参加しませんか ...
NHKラジオ第一で生放送される 「夏期巡回ラジオ体操」 (かんぽ生命保険、 NHKなど主催) が、 8月24日午前6時から丹波の森公苑で開かれる。 丹波市は、 「全国に元気をPRしよう」 と、 参加を募っている。 無料。
午前5時50分までに、 同施設に集合すれば、 誰でも参加できる。 参加賞として、 クリアケース、 タオル、 シールなどの記念品が贈られる。 閉会後に、 講師の西川佳克さんと伴奏の幅しげみさんによる、 ラジオ体操ワンポイントアドバイスを予定している。 雨天の場合は、 柏原住民センターに会場を移す。 体育館シューズを持参のこと。
丹波市まちづくり部生涯学習センター (0795・82・0409)。
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2012年8月19日09:03
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ラジオ工作教室の参加者を募集 8月25日...
丹波市内でコミュニティFM放送の開局をめざしている株式会社ご近所 (小橋昭彦社長) が、 8月25日午後1時から丹波悠遊の森 (同市柏原町大新屋) で 「ラジオ工作教室」 を開く。 小学生以上を対象に参加者を募集している。
1グループ2000円。 講師は第1級アマチュア無線技士の本庄昌さん。 先着30組。 22日までに荒木さん (090・8755・2606) へ。
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2012年8月19日09:03
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こころつなぐ旅―高校生15人が被災地へ・...
◆仮設住宅でイベント催す
最終日となった8月8日午前9時半。 生徒らが訪れたのは、 石巻市内最大の 「仮設団地」 だった。 同市南境と開成地区にまたがる仮設住宅は、 約1900世帯が入居する。
家を追われた人々は体育館などでの避難所を経て、 仮設住宅に入居した。 しかし、 いろんな地域から人が集まった仮設では、 近所付き合いが少なく、 孤独死やアルコール中毒、 家庭内暴力など、 さまざまな問題が起きている。
NPO法人 「石巻復興支援ネットワーク」 は住民に仲良くなってもらうため、 仮設内でさまざまなイベントを開催。 午前中は音楽に合わせて体を動かす 「アルファビクス教室」 を催しており、 生徒らも参加し、 住民と交流した。 篠山の高校生らがつくったメッセージカードもプレゼントした。
午後からは近くの空き地で水遊びを楽しむ 「プレーパーク」 を開催。 ビニールプールをつくったり、 水鉄砲を用意したりと、 生徒らが準備を進めていると、仮設で生活する子どもたちがやってきた。
初対面にありがちな心の壁などどこ吹く風。 大きな歓声を上げながら、 水鉄砲で生徒を狙って走る子どもたち。 生徒らも応戦し、 びしょ濡れになりながら子どもたちとの水遊びに興じた。 この旅一番の笑顔は、 被災地の子どもたちによって引き出された。
十分な活動とは言えなかったかもしれない。 しかし、 被災地の人々が口をそろえて言う言葉がある。 「来てくれただけで、 本当にうれしい」
同法人の兼子佳恵さんは言う。 「高校生たちの活動を見ていると、 みんな 『自分たちもしっかり前を向かなくちゃ』 って思うようになる。 すごく意味のある活動だった」
一方、 心をつなぐためにやってきた生徒らは、 逆に被災地の人々とふれあうことで心を開かされた。 支援を 「する側」 「される側」 でなく、 お互いのためになっていた。
「僕たちが勇気付けたり、 元気をあげないといけないのに、 逆に元気や勇気をもらった」 (篠山産業高校3年・松本侑輝君)。 「交流を通して、少しでもたくさんの人に笑顔が増えてくれば」 (篠山鳳鳴高校2年・西名汐音さん)。 「被災地の人から貴重な話を聞かせてもらった。 篠山に帰ったら、 親や地域の人に伝えていきたい」 (篠山東雲高校2年・羽馬健太君)。
宮城へ向かう前。 出発式では、 右にならえのコメントしかできなかった生徒らが、 それぞれ自分の思いを語る。 帰路のバスの中、 生徒たちの姿は、 一回り成長したように見えた。
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2012年8月19日09:02
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福住に素泊まりの宿 「古民家ゲストハウ...
篠山市福住のまちなみに引かれて、 西宮市から移住した藤井照雄さん (46)、 宏子さん (46) 夫婦が8月24日から、 素泊まりの簡易宿所 「古民家ゲストハウス・やなぎ」 (福住391) をオープンする。 藤井さん夫婦は 「福住の活性化と市内の古民家再生のきっかけになれば」 と話している。 金・土曜のみの宿泊で、 来春以降は全日営業の予定。
築約100年の元和菓子屋を改築。 入り口は土間で、 1階には14畳の和室と、 冷蔵庫が備えられた共同キッチンとサロン、 2階には8畳 (4人用) と6畳 (3人用) の2部屋を備えた。 また、 シャワー設備も整えたほか、 共用のパソコンがあり、 インターネットの利用が無料でできる。
藤井さん夫婦は、 軽装で素泊まりの宿を転々としながら旅を楽しむ 「バックパッカー」 だった。 海外には多い素泊まりの宿をヒントに、 「自分たちが泊まりたいと思う」 宿をつくった。 廉価で泊まってもらい、 周辺の観光スポットと連携し、 できるだけ福住のまちなみを楽しんでもらうのが願い。
食事は、 近くにあるイタリア料理店や定食店、 うどん店、 スーパーなどを利用してもらったり、 今年中に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定される予定の旧街道沿いの散策や、 山歩き、 釣りなどを楽しんでもらう。 また、 福住に訪れる農業ボランティアや旧街道の建築を学ぶ学生、 帰郷者などの利用も想定する。
藤井さん夫婦は、 4年前から福住で行われていた古民家を改修するワークショップに参加。 旧街道沿いにたくさん残る古民家のまちなみに引かれた。 この古民家の間取りをみて、 簡易宿所に最適だと思い購入。 市民ボランティアによる改修ワークショップなどにより完成した。
男女別の相部屋利用で1人3000円。 予約は、 やなぎ (079・506・0916)。
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2012年8月19日09:02
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デカンショ
「丹波篠山 山家の猿が花のお江戸で芝居する」。 ご存知、 デカンショ節の歌詞だ。 芝居をするというのだから、 見栄も切るだろう。 花のお江戸にひるむまいと、 背伸びをし、 虚勢を張る。 しかし、 本性は、 山野の中でのびのび育った 「山家の猿」。 都会の虚飾とは正反対の純朴さ、 実直さが山家の猿の真骨頂だ。 ▼篠山出身の歌人、 小畑庸子さんに、 「まとひたるものがばと解き湯に浸る丹波ささやま夜の底にて」 という歌がある。 古里の湯に浸り、 自分をおおっているものを振りほどき、 素の自分に戻る。 その心地よい開放感。 素の自分とは、 てらいや世のわずらわしさとは無縁の山家の猿かもしれない。 ▼篠山の夜の底で、 デカンショ踊りが繰り広げられた。 老若男女が、 やぐらを囲んでデカンショを踊った。 山家の猿の素直で、 原初的なエネルギーが爆発した。 ▼デカンショを研究した南松雄さんはこう書いている。 「デカンショとはデカンショ節とかデカンショ祭りとか、 それだけの狭い意味ではない。 …丹波篠山に住む人達のなまの生きた連綿として流れる生活の営み、 文化そのものを表現している」 (『郷友』 374号)。 ▼デカンショとは、 丹波篠山もしくは山家の猿を丸ごと表わしたものなのだ。 祭りは今年で60回だったが、 数字には置き換えられない深さがある。 (Y)
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2012年8月19日09:01
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にぎやかな詠歌
お盆―。 仏壇には季節の野菜や果物、 菓子などの供物と共に、 ナスやキュウリで作った牛や馬が飾られ、 いつもとは違ってにぎやか。 夜には 「チン…、 チン…」と、どこからともなく聞こえてくる詠歌の鉦 (かね) の音。 あちらこちらの軒先に 「迎え火」 が灯り、 里はこの時期特有の雰囲気に包まれる。 「お盆にはご先祖様の霊が帰ってくる」 と、 いつもは全く意識することのない 「あの世」 の存在を感じられるこの季節が私は好きだ。
我が家も夜には、 家族そろって詠歌をあげる。 今年は小学1年生の娘も仏壇の前にちょこんと座って参加。 すべてうたい上げるのに30分以上はかかるが、 もぞもぞしながらも最後までその場に座り続け、 詠歌をあげてくれた。 詠歌特有の微妙な節回しや、 「御詠歌帳」 に書かれた平仮名表記の歌詞を懸命に目で追うもついていけず、 「あー」 「うー」 といった雰囲気だけの詠歌であったが、 家族の笑い声が仏間に響くにぎやかなひとときとなった。
笑いながら、 仏壇の脇に飾られている私の祖父母の遺影にふと目をやる。 心なしか、 その表情がやさしく見えた。 そんな気がした。 (太治庄三)
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2012年8月19日09:01
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水泳JOCに出場 篠山市の中学生男女5人
篠山市の中学生男女5人が県総体などで標準記録を突破し、 8月26日から東京辰巳国際水泳場で開かれる 「全国JOCジュニアオリンピック夏季水泳競技大会 (JOC)」 に出場する。 また、 このうち男女4人が県総体で標準記録を突破。 21日から栃木県立温水プール館で始まる 「全国中学校水泳競技大会 (全中)」 に出場する。 6、 7日大阪府門真市で行われた近畿総体で、 溝畑樹蘭君 (西紀中2年) は200メートル個人メドレーで1位、 降矢信君 (篠山中3年) は100メートル平泳ぎで2位になるなど、 5人の活躍に期待がかかる。
いずれもコナミスポーツクラブ三田 (三田市三輪) に通う。 全中に出場する4人は、 降矢君、 溝畑君、 谷本藍子さん (丹南中3年)、 野々口慎也君 (篠山東中2年)。 JOCにはこの4人と友武涼君 (丹南中1年) が出場する。
溝畑君は、 県総体の200メートル個人メドレーで2分9秒3を記録。 近畿総体ではさらにタイムを縮め、 2分8秒9の自己ベストで1位に。 JOC、 全中で 「表彰台を狙う」 と誓う。 近畿総体3位、 今春のJOCで10位だった200メートル背泳ぎ (ベスト2分8秒2) も全中、 JOCともに出場。 また、 JOCには100メートル背泳ぎでも出場する。
降矢君は、 県総体で大会新を叩き出した、 自己ベスト1分6秒7の平泳ぎ100メートルで全中、 JOCともにメダルを狙う。 平泳ぎ100メートルと200メートルで全中とJOCに、 平泳ぎ50メートルはJOCのみ出場する。 「JOC、 全中ともに表彰台に上がれるようにがんばりたい」 と話している。
谷本さんは、 4分29秒8の自己ベストで県3位となった400メートル自由形でJOCと全中に、 400メートルリレーでJOCに出場する。 「自己ベストを出せるようがんばりたい。 今までJOCで決勝に残ったことがないので、 決勝進出を目指す」。
野々口君は2年生ながら、 近畿総体5位の400メートル個人メドレー (自己ベスト4分44秒7) と同総体8位の200メートル背泳ぎでJOCと全中に、 100メートル背泳ぎでJOCに出場する。 昨年100メートル背泳ぎでJOC6位の成績。 「決勝に残れるようがんばりたい」 と気合を入れる。
友武君は、 50メートルバタフライ、 50メートル背泳ぎ、 100メートル背泳ぎにJOCに出場。 「全種目でメダルを狙いたい」 と意気込んでいる。
また、 今年4月のJOCで全国4位だった、 400メートルメドレーリレーに、 降矢君、 野々口君、 溝畑君がリベンジをかける。 3人は 「全国優勝を狙う」 と話す。 また、 同じメンバーで自由形リレーにも出場する。
メダルラッシュに沸いたロンドン五輪での日本水泳代表に触発された5人。 「高校生も五輪に出ていたので、 次のリオデジャネイロ五輪に出場したい」 などと意欲を燃やしている。