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2012年8月30日14:21
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“貸し自転車”9月2日スタート 商工会...
丹波市商工会市島支部 (高見豊支部長) が9月2日から、 いちじま丹波太郎直売所 (市島町上垣、 0795・80・3750) でレンタサイクルを始める。 同日に行われる 「丹波太郎祭り」 に合わせて、 自転車でサイクリングコースを走るイベントを開催。 レンタサイクル事業のスタートをPRする。 高見支部長は、 「自動車で通過するのではなく、 スローペースで市島の良さを見つけてほしい」 と話している。
同支部カントリーバイク委員会 (足立正宏委員長、 7人) の委員が26日、 同直売所の外壁に看板を掲げ、 自転車置き場を設置。 当面は5台を用意する。 利用時間は午前9時からで、 午後5時には返却する。 同直売所で利用申込書に必要事項を記入し、 レンタル料500円、 保証金1000円を合わせて申し込めば、 カギがもらえる。 保証金は自転車返却時に全額返金される。 火曜定休。
2日のイベントは、 同直売所に午後2時半集合、 3時スタート。 JR丹波竹田駅に向かって川沿いのコースを走り、 同直売所に戻る。 参加無料。 イベントについては原則、 自転車を持参すること。 レンタサイクルも利用できる。
同支部は、 環境と健康の視点から自転車を見直し、 会員の収益にもつながる取り組みを進めようと、 最適なコースを探して試走し、 昨年4月には、 「丹波・市島サイクリングロードマップ」 を作成。 また、 県の事業を活用し、 竹田川沿いの未舗装の深い轍 (わだち) ができた土道を整備するなどした。
今後は、 サイクリングの途中で立ち寄れる飲食店やギャラリー、 工房のほか、 サクラ並木などの自然、 野鳥が観察できるポイントなどを掲載した、 第2弾のマップを作成したり、 JRで訪れた人のために市島駅や丹波竹田駅で乗り捨てができる仕組みも検討していく。
足立委員長は、 「都市部の人には自然を満喫してもらい、 地元の人たちには自動車では見られない景色に立ち止まってもらい、 忘れかけたものを振り返るような時間を過ごしてほしい。 また、 マップで隠れた名所、 名店を紹介し、 収益にもつながれば」 と期待している。
◆9月2日、市島で丹波太郎祭り
「丹波太郎夏祭り」 が、 2日午後4時から米っ粉工房丹波太郎 (市島町上垣) 周辺で行われる。 新規就農者らでつくる丹波太郎祭り実行委員会の主催。
名物の鴨レースのほか、 窯焼きピッツァ、 地酒、 天然酵母パン、 薬草石けん、 有機農産加工品などの販売がある。 午後4時半から押し葉や新聞エコバックをつくるワークショップも。 午後5時からは、 民族楽器の口琴のライブが行われる。 午後6時半からは 「幸せの経済学」 のDVDを上映する。 同実行委 (工藤さん080・2057・0232)。
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2012年8月30日14:19
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金属加工「アプレス」が農業部門を分社化...
丹波市山南町井原に農業を手がける会社 「ファームシップ」 (佐坂太郎社長) が設立された。 経営多角化の一つとして農業に活路を見出した金属プレスの 「アプレス」 (佐坂昭治社長、同町井原) が農業部門を分社化。 菌床シイタケのハウス栽培と、 ナスの生産に力を入れる。
リーマンショック後、 社に活気をもたらすものを模索していた時に、 JA丹波ひかみが、 シイタケ生産者を募集しているのを見つけた。 昭治さん (66) は、 シイタケ産地の徳島県小松島市出身で、 兄弟や親戚も栽培農家。 帰省の際に工場見学をしたことがあり、 長男の太郎さん (38) が 「やろう」 と決断した。
2009年にシイタケ用のハウス2棟を建てた。 隣の農地所有者が、 「ハウスの燃料代の足しにナスビでも作っては」 と、 農地を貸してくれ、 夏はナス、 秋から春はシイタケのサイクルができた。
1万個の菌床シイタケと、 柔らかくきめが細かく、 種が少ない 「筑陽」 というナス200本を栽培している。 シイタケはJAを通じ販売するほか、 一部スーパーと直接取引。 ナスも3つのスーパーの地場野菜コーナーに置いている。 シイタケは、 「丹波市サンマッシュ生産組合」 (5人) に入会し、 技術を学んでいるほか、 ナスは手探りで栽培している。
次年度からのさらなる規模拡大を目指し、 7月に農業会社を法人登記。 佐坂さん一家5人で従事する。 現在の10アールに加え、 新たに16アールの農地を確保し、 シイタケ用ハウス1棟を増設、 ナスも500本にまで増やす計画。
昭治さんは、 「本業も順調で、 両立させたい」 と言い、 太郎さんは、 「規模拡大し、 販路も開拓し、 将来は加工、 販売までを行う6次産業化をはかりたい」 と意欲を燃やしている。
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2012年8月30日14:15
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元阪神の平田氏講演や体験会 9月1日教...
「ささやま教育フェスティバル」 (県教職員組合多紀支部主催) が9月1日正午―午後5時、 四季の森生涯学習センター (篠山市網掛) とその周辺で行われる。 元阪神タイガース2軍監督の平田勝男さんの講演や、 組合員の教職員らが指導する体験コーナーなどがある。 参加無料。
午後1時半―2時半、 現在、 芦屋大学客員教授でMBS評論家の平田さんが、 「人を育てるチカラ」 と題して講演する。 また、 午後1時から 「ミニ実験」、 「ペンシルバルーン」、 「アロマセラピー」、 「ハンドマッサージ」 のほか、 フィリピンおやつ 「バナナの揚げ春巻き」 を親子で作って試食するなどの体験がある。
このほか、 スーパーボールすくいやヨーヨー釣りなどの 「みんなの広場」 コーナーもある。
同支部 (079・552・0719)。
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2012年8月30日14:12
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「瓶割峠」の山道再興 春日町国領と篠山...
西国三十三ケ所の巡礼の道として江戸時代から使われてきた、丹波市春日町国領と篠山市追入を結ぶ瓶割峠 (標高390メートル) を遊歩道に整備しようと8月24、 25の両日、 森林ボランティアが山道をふさぐ倒木の除去作業を行い、 人が往来できるよう整備した。 年度内に、 国領地区が道案内の看板をつけ、 崩落部分を補修する。 「江戸時代から使われてきた歴史ある道を再興したい」 と張り切っている。
日本森林ボランティア協会 (大阪市) の会員で、 父が国領地区、 母が篠山市大山地区出身の上田正三さん (68) =神戸市=の発案。 昨年5月に、 両親が通ったであろう道を調査。 篠山側は往来できるものの、 国領側が荒れていることや、 歴史的に価値があること、 山歩きに向いていることなどを両地区に伝え、 整備の機運を高めた。
国領地区元気な地域づくり事業実行委員会 (上田脩委員長) と、 大山郷づくり協議会が関心を示し、 まず、 国領側で施業をした。 同協会の会員延べ29人と、 国領から上田委員長らが参加し、 枯れたマツを切り、 台風で倒れたとみられるスギなどを撤去した。
小学校の学校行事で同峠を通って柏原の鐘ヶ坂に花見に出かけた上田委員長は、 「地元住民だけではとてもできない作業をやってもらった」 と感謝し、 「後の整備は地元主体でがんばる」 と言い、 同協会の山本博事務局長 (57) =宝塚市は、 「地域の歴史遺産の整備、 活用のお手伝いをさせてもらえた。 間伐の遅れが目立っており、 そちらの作業も手伝わせてもらいたいし、 大山側の整備も手伝えたら」 と話す。
作業にも従事した発案者の上田さんは、 「ぜひ、 子どもが歩けるように整備してほしい。 篠山側は谷筋を、 春日側は尾根筋を歩く、 変化に富んだいい道になる」 と期待を込めた。
【瓶割峠(かめわりとうげ)】ひと息つこうと、 背中に担いだ丹波焼の瓶を降ろしたところ、 瓶が岩に当たり割れたことから、 名がついたとされる。 江戸時代の本街道で、 播磨の圓教寺や清水寺から丹後の成相寺に向かう巡礼道として使われていた。 春日側が急しゅんだったことから、 宝暦年間 (1751―64年) に篤志家が改修費を寄付し、 国領方面から篠山、 京都方面への通行に広く使われた。
写真・台風で根起きしたとみられる倒木を切り、道をつけるボランティアら=丹波市春日町国領で
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2012年8月30日14:10
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「中央」再考を決定 畑・城北小統合校名...
来年4月の統合を目指している畑、 城北両小学校区の住民代表でつくる 「統合準備委員会」 は8月27日、 篠山市役所で会合を開き、 準備委が決めていた新校名 「篠山中央小学校」 について再考することを決定した。 また、 石橋康夫委員長が新しい校名として、 「城北畑小学校」 を提案。 自治会、 PTA、 学校関係など、 委員それぞれが所属する団体に持ち帰り、 9月6日の会合をへて最終決定する。
「篠山中央」 をめぐっては、 城北地区をはじめとする一部住民から再考を求める声が上がっており、 21日の準備委で、 石橋委員長が再考の可能性について言及していた。
城北地区では、 22日に保護者会が開かれ、 委員でもあるPTA会長が、 「篠山中央」 に決定した経緯のほか同校名に理解を求めたが、「中央は反対」 「周知期間が設定されたのに説明がなかった」 などと反対が大勢を占めた。
保護者会に同席した石橋委員長は27日の会合で、 「このままでは保護者のぎくしゃくとした雰囲気が尾を引くのではと危惧した。 統合の主人公である児童が、 親の話を耳にして、 深刻な気持ちになることは必至。 PTA内部の問題であることを超え、 将来を担う人材を抱える城北の自治会長として、 しっかりと対処しなければならないと感じた」 とし、 「畑地区をはじめ、 開校に向けてご協力頂いている人にお詫びを申し上げ、 校名の再考を提案したい」 と委員らに投げかけた。
城北小PTA会長も、 「説明はしてきたつもりだったが、 私自身の認識が甘かった。 混乱を来たしてしまい、 心からお詫びしたい。 大変申し訳ございませんでした」 と謝罪した。
2人の話を受け、 城北地区の委員も、 「城北では統合に対する意識が薄かったのではと反省している」 と陳謝。 一方、 畑地区の委員は、 「城北の中でも十分、 意思疎通ができていると思っていたので、 大変、 遺憾に思う」 としながらも 「これ以上、 混乱し、 統合ができないとなると子どもの将来をつぶすことになる」 として再考に理解を示した。
新たな校名については、 上程予定の9月議会への期間が短いため、 一部委員から石橋委員長に一任する意見があり、 公募中8位の 「城北畑」 が提案され、 「今までのぎくしゃくしている経緯から、 2つをあわせた形が一番よいのではないか」 とした。
石橋委員長は、 「再考は、 準備委が誰からか頼まれて決めたわけではなく、 ただただ子どもたちと保護者のことを考えてのこと。 子どもたちがスムーズに新しい学校生活を迎えるために、 再考ということにしたい」 とした。
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2012年8月30日14:09
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契約直後に支払要請 丹波市水道部職員・...
丹波市が昨年度に発注した市島地域の簡易水道事業の設計委託業務において、 市水道部職員が虚偽の検査調書を作成し、 全体の約4割しか業務を行っていない請負業者 「メイケン」 (神戸市東灘区) に委託料を満額支払っていた問題で、 市は8月28日、 同社の担当者から 「進捗に関わらず3月末に支払いをしてほしい」 旨の要請が、 契約を結んだ直後の昨年11月末ごろ、 市担当の主査 (40) にあったことを明らかにした。 また、 担当課長は、 検査調書を作成していながら契約期間終了時の正確な進捗状況を把握していなかったことも明かした。 辻重五郎市長は、 「関係した職員に対し、 厳しい判断、 処分が必要になってくる」 とし、 刑事告訴する考えがあることも示した。 同日開会の議会運営委員会、 議員総会で報告した。
同業務の契約期間は、 昨年11月19日から今年3月23日。 契約金額は918万1200円で、 4月25日に支払った。 予定価格は、 3620万円。
市の説明によると、 担当課長 (56) が同社から支払い要請があったことを知ったのは、 検査調書を作成した今年3月で、 主査から聞かされた。 主査は、 地元調整が遅れていたために同社に 「繰越でお願いしたい」 と説明。 これを受けて同社の担当者が、 3月末での支払いを要請したという。
市は、 「主査は、 地元調整が遅れていたために業者が業務に入れないという引け目を感じ、 迷惑をかけてはいけないという思いが働いたようだ」 と説明。 担当課長は、 「業務が完了していないことは認識した中での検査だった。 市内でも多くの水道事業を手がけ、 事情も熟知した信頼できる業者だったため、 すぐに (出来高を) 取りかえしてくれるという甘い認識の中で支払った」 と話した。 これまでに出来高に対する部分払いをしたケースは 「たまにあった」 とも話した。
また、 担当課長は、 契約期間が終了する3月末時点での実際の出来高について、 「3割ぐらい」 という認識でとどまっており、 同社が業務停止した6月27日時点で出来高を整理し、 市に報告した数字が 「40・3%」 だったという。
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2012年8月27日08:51
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柏原ゆかりの彫刻師・中井一統の足跡調査...
元柏原高校教諭の岸名経夫さん (75) =丹波市柏原町柏原=、 進藤凱紀さん (70) =同市氷上町新郷=、 村上和謙さん (71) =西脇市野中町=の3人が、 「中井権次」 (言次) の名で龍や象、 獏の彫刻を手がけるなど、 彫刻師として活躍した中井一統の業績や足跡を1年がかりで調べた。 3人は、 「こんな素晴らしい作品を残した人物が地元にいたことは誇り。 住民らの啓発や保存活動につながれば」 と話している。
昨年夏、 岸名さんが、 応挙寺として知られる大乗寺 (香美町) の龍の彫刻を見て、 柏原にゆかりのある中井一統の彫刻であることに興味を持ち、 元同僚の2人に声をかけて調査を始めた。 地元の丹波地域や但馬、 丹後などの社寺126カ所を巡った。 このうち、 中井一統が手がけたのは、 100カ所に上った。 宮司や住職などからも話を聞き、 撮影した写真は1000枚になった。 整理済みの写真は画用紙約60枚に貼り、 場所と内容を書き入れた。
中井一統は江戸時代の約300年間柏原に住み、 丹波地域では、 称名寺 (春日町黒井)、 大護神社 (氷上町成松)、 五社稲荷 (柏原町柏原)、 牧山神社 (山南町小畑)、 佐地神社 (青垣町小倉)、 岩戸寺 (市島町岩戸)、 沢田八幡神社 (篠山市沢田)、 波波伯部神社 (篠山市波波伯部)、 文保寺 (篠山市味間南) などの彫刻を制作した。
岸名さんは 「素人の目で見ても彫刻の素晴らしさがわかった。 彫刻を手がけた神社や寺が集中している地域もあり、 評判が伝わっていたのでは」、 進藤さんは 「彫り方の鋭さやリアルさに感動した。 傷みが目立つ所もあり、 修復の必要性を感じた」、 村上さんは 「道具もままならない時代に、 これだけ迫力のあるものが出来たのには驚く。 彫刻の龍が迫ってくるように感じる」 と調査活動の感想を述べた。
岸名さん (0795・72・2553)。
【中井一統】中井一統の始祖は、 徳川家康に召し抱えられた中井正清。 家康は、 法隆寺の大修理、 二条城、 江戸城、 日光東照宮、 駿府城、 名古屋城などの主要な建築物の造営を任せた。 正清は大工頭としての技と強い統率力を発揮。 朝廷は御所の修理の功績により、 大名並みの 「従四位下中井大和守橘正清」 の位階を贈った。 東の左甚五郎、 西の中井権次とも呼ばれた。
柏原の中井家のルーツは、 江戸時代始め (1615年ごろ) に柏原藩に迎えられた道源 (法名、 1678年没) で、 大工町 (現在の新町あたり) に屋敷を構えた。 一統は、 柏原八幡神社の三重塔の造営 (1619年に完成) を手がけた (約200年後、 中井一統の宮大工、 彫刻師により再建)。 4代目から中井言次と名乗り、 北近畿一円で、 数多く彫刻を制作。 5代目正忠、 6代目正貞、 8代目正胤の3人は、 卓越した技量を発揮。 9代目が明治時代初期に京都府宮津市に転居。 現在は同市で11代目が彫刻店を営む。
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2012年8月26日09:05
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びっくり里芋に花
篠山市真南条中の中西美千代さんが育てているサトイモ全30株が花を付けている。 熱帯原産のサトイモが国内で開花するのは珍しいという。 中西さんは 「20年余り育ててきたが、 花が咲いたのは初めて」 と驚いている。
花は高さ約20センチ。 同じサトイモ科のミズバショウの花に形が似ているが黄色い。 中西さんは自宅の前の畑で、 お盆の頃から、 花が咲いているのを見つけた。
県丹波農業改良普及センターによると、 「丹波管内では珍しい。 高い気温が続いたためと考えられる」 という。
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2012年8月26日09:04
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「1病院で医療提供を」 辻市長が意向表明
丹波市地域医療フォーラムが8月21日、 ポップアップホールで開かれ、 辻重五郎市長が、 県立柏原と柏原赤十字の両病院について、 「両病院とも改築時期を迎えているが、 それぞれ改築するのは困難で、 今後1つの病院として医療の提供をいただくのが望ましい」 と、 統合を望むとの意向を示した。
統合を考えるに至った理由として、 医師、 看護師のマンパワー確保の困難さと、 昨年度両病院で計10億円と依然多額の赤字を計上していること、 建て替えにより減価償却費が増えるなど、 経営上の理由を挙げた。
また、 2病院の役割分担、 連携を進める策については、 「現状を見る限り、 効果は非常に限定的で厳しいと判断する」 との認識を示した。
辻市長は、 「両病院の特色を生かし、 さらに価値を付加し、 1足す1が、 2でなく3になるような病院を作っていただきたいし、 作る努力をしたい」 と締めくくった。
同フォーラムは、 9月24日に開かれる、 県が設置している 「丹波市地域の医療提供体制のあり方等に関する検討会」 で市長が意見を述べるにあたり、 市民がどんな医療提供体制を望むか意見を聞こうと開いた。 9月の検討会で検討結果の骨子部分が話し合われる見通し。
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2012年8月26日09:03
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東アジア大会で優勝 中学硬式野球「三田...
丹波市、 篠山市の選手が主力の中学生硬式野球チーム 「三田リトルシニア」 (三田市) が、 8月18―21日にかけて宮崎市のアイビースタジアムなどで開かれた 「東アジアリトルシニア野球宮崎大会」 で初出場、 初優勝を飾った。 台湾や韓国選抜を含む51チームの頂点に立ち、 3番ショートで出場した堀訓己 (くにみ) 君 (柏原中3年) が、 大会優秀選手 (3人) に選ばれた。
エースの左腕、 松井孝太郎君 (同) は、 初戦の鈴鹿 (三重) 戦 (1―0で完封)、 2回戦の東大阪 (大阪) 戦 (8―1) の2試合を完投したところで、 「日韓ソウル・日米ハワイ国際親善大会」 に出場するためチームを離脱。 3戦目からは2年生投手が投げた。
堀君は、 決勝までの6試合を通じ19打数9安打の高打率を残しただけでなく、 2回戦から準決勝までの4試合続けていずれも初回にヒットで出塁し、 生還した。
初戦の緊張感から緊迫した展開となった鈴鹿戦でも、 4回表にセーフティバンドで出塁。 盗塁が相手の悪送球を誘って3塁まで進み、 唯一の得点のホームを踏むなど、 チームをけん引した。
堀君は、 「ピッチャーが2年生で、 ある程度打たれるのは仕方がないと思っていたので、 打ち勝たないといけないと思っていた」 と振り返り、 優秀賞受賞に 「滅多に取れない賞で、 うれしい。 チャンスメーカーとして認められたと思う」 と胸をはった。
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2012年8月26日09:02
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後川茶を紅茶に 炎天下の車中で発酵 城...
茶所、 後川の茶葉を使った紅茶作りが8月21日、 旧後川小学校で開かれた。 地元の特産物に親しみ、 これまでと違った飲み方で 「後川茶」 を楽しもうと、 城東小学校教諭の西羅英理さんが企画した。 地元の子どもや学校関係者、 西羅さんの知人で日本茶アドバイザーの資格を持つ人など、 合わせて15人が参加し、 茶摘みから乾燥まで、 紅茶作りの全工程を体験。 最後は自分たちの仕込んだ紅茶でティータイムを楽しんだ。
茶摘みは、 朝早くから後川上の小倉薫さんの茶園で行った。 「一芯二葉」 にならい、 先端から3枚目までの茶葉を丁寧に摘み取った後、 天日にさらしてしおれさせ、 しんなりとした茶葉を洗濯板の上で全体が茶色になるまでよく揉んだ。 揉み始めてしばらくすると、 茶葉の中から汁が染み出し、 茶特有の香りが立ち込めると、 大人たちは 「お茶の甘い香りがする」 と喜び、 子どもたちは 「苦いにおいやわ」 と顔をしかめていた。
紅茶にするために欠かせない 「発酵」 の工程は、 夏のうだるような暑さを利用して、 車の中で行った。 茶色になった茶葉をタッパに広げ、 その上に濡れ布巾をかけて車の中へ。 1時間ほどして車のドアを開けると、 紅茶の香りが辺りに漂い、 参加者たちは 「ああ、 いい香り」 と歓声をあげていた。
参加した城東小学校の仲良し4人組の今西朋香さん (6年) と妹の未琴さん (2年)、 森田乙紀さん (4年)、 大岡花さん (5年) は、 「茶摘みが楽しくて夢中になれた。 いつも飲んでいる後川茶の緑茶と、 同じ葉で作った紅茶とを飲み比べてみて、 味の違いを調べたい」 などと話していた。
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2012年8月26日09:02
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中学サッカー全国制覇 柏原出身・松下豪...
サッカーの全国中学総体決勝戦が8月23日、 ケーズデンキスタジアム水戸 (茨城県水戸市) であり、 丹波市柏原町南多田出身の松下豪君 (14) がミッドフィルダーとしてスターティングメンバー入りしている青森山田中 (青森県) が、 東海大学付属飛翔洋高中等部 (静岡県) を3―2で下し、 初優勝した。 松下君は、 決勝点となる3点目をアシスト。 全試合に出場し、 1ゴール1アシストを挙げ、 優勝に貢献した。
松下君は同校2年生で、 身長167センチ、 体重60キロ、 きき足は右。 崇広小2年で氷上東少年サッカークラブに入り、 4年から卒業までは柏原キッズに所属、 6年生ではフォワードとして活躍した。 5年生の冬に、 3学年年上の兄、 昴佑君 (三田学園高サッカー部2年) と全国高校サッカー選手権をテレビ観戦。 青森山田高のサッカーに魅かれ、 同中のスポーツ科進学を決めた。 内定していたセレッソ大阪ジュニアユース入りを辞退し、 青森で寮生活を始めた。
同部は56人部員がおり、 今年になってフォワードからミッドフィルダーにコンバートされ、 右サイドからクロスボールを上げる猛練習をした。 青森市大会では控えだったが、 県大会でスタメンに定着。 東海大会、 全国でもスタメンの座を守った。
全国総体 (32チーム) では、 初戦から決勝までの全5試合に先発出場。 準々決勝の帝京大可児中 (岐阜県) 戦では、 前半13分にこぼれ球を左足でシュートし、 1―2と試合をひっくり返す逆転ゴールを決めた。 決勝では2―1と1点リードで折り返した後半1分、 寮で同部屋のフォワード、 豊島祐希君 (3年) に浮き球パスを出し、 決勝点の3点目を演出した。
東日本を中心に、 全国から選手が集まっている同部にあって、 2年生5人がスタメンに名を連ねており、 うち1人は、 15歳以下の日本代表という高いレベルでしのぎを削っている。
松下君は、 「この仲間たちとチーム一丸となって初の全国優勝ができ、 本当にうれしい。 次の高円宮杯選手権でも全国制覇をしたい」 と喜びを語った。
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2012年8月26日09:02
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一人旅でも寂しくない
◇人が近い
そんなにラオスに行って、 ラオスの良さは何?、 とよく聞かれる。 いつも、 田舎のゆったりした人間味あふれる生活と、 人の近さ、 と答える。 人口の8割が農民であるラオスでは、 助け合って生きているからか、 人と人との距離が近い。 心や付き合いはもちろんだけど、 座る位置も話す目線も、 あれ?恋人同士?ってくらい近い。 そして仲良くなるのも超はやい。
バスに乗って隣に座った人とは、 普通に会話が始まる。 ひとりで旅をしていても寂しいと思った事など一度もない。 会話が盛り上がってくるとそのうち酒を飲み始める。 そして周りの人を巻き込んでいく。 楽しいバス旅行だ。 でもバスにトイレはないので、 尿意を感じたらその都度バスを止めないといけない。 他の乗客には迷惑な話だ。
彼らは私を全く飽きさせない。 飽きさせてくれない。 なので気付けばこんなに歳を取ってしまいました。 旦那募集中 (笑)
写真・村のみんなで力を合わせて米蔵の移動。 持ち上げてます。
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2012年8月26日09:02
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雑貨市やセラピー体験 親子イベント開く...
「HAPPY おやこ市―いつもありがとうお母さんの元気は家族の元気」 と題したイベントが、 8月30日午前10時から丹波の森公苑で開かれる。 ▽見る▽食べる▽体験する▽癒される―の15のブースが出展する。
おはなし会 (午前10時10分から)、 ベビーマッサージ (午前11時から)、 ぶつぶつ交換フリマ (午後1時から) は無料。 ブースは有料で、 楽しむブースでは、 パンや雑貨、 小物類の販売が、 体験ブースでは、 カラーボトルセラピーやメイクのコーナーがある。
ぶつぶつ交換フリマへの参加希望者は、 不要になった育児用品を1つ以上持参すること。
サロン 「くくる」 を主宰する助産師の牧野尚子さん(36)の主催。 牧野さんは、 「ブースの人との出会い、お母さんどうしの出会いなど、 人と人がつながる場になれば。 普段外出しづらいお母さんが出かけるきっかけにもなれば」 と話している。牧野さん(090・2500・6837)。
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2012年8月26日09:02
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自然離れ
篠山市出身の北村昌美・山形大学名誉教授が亡くなられた。 北村氏の専門は森林文化論。 兵庫丹波の森協会主催の 「丹波の森大学」 でしばしば講義をされ、 学ぶことが多かった。 ▼明治時代になって、 西洋から自然科学が入ってきて日本人の自然離れが起きたという。 その傾向は特に戦後、 顕著となり、 自然は 「現実の自然」 と 「観念の自然」 の二つに分かれた。 観念の自然は、 頭の中だけの自然で、 現実の自然はマムシにかまれ、 ハチに刺されもするありのままの自然をいう。 ▼観念の自然のみが発達し、 現実の自然を直視しないため、 「自然を大事にしよう」 という掛け声は高まるものの、 現実問題として自然破壊が進んだ。 現実に自然と接触し、 自然を育てている農林業者への理解は低く、 山が荒れた。 ▼林業の現状と将来を憂えられた北村氏は、 国家としての経済的支援の必要性を訴え、 そのためには日本人の旧来の自然観を取り戻すことだと言われた。 自然との一体感を持ち、 自然を自分と同等のものと見て、 共存の道を歩んできた自然観だ。 ▼こうした自然観は今も私たちの意識の下部層にあり、 それを掘り起こせば、 森林に対する理解が深まり、 林業問題の解決が探れると、 北村氏は期待された。 氏の逝去を悼むと共に、 氏の遺志を無にしてはならないと思う。(Y)
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2012年8月26日09:01
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盆踊り
今年は、 町内の役員なので、 地元の行事に何かと駆り出される。 盆踊りの稽古に出るようにとの連絡で、 公民館へ。 区長さんの奥さんの下、 班長の奥さんたちが二十人ほど集合。 各務原市では、 婦人会は二十年ほど前になくなり、 その年度の役員の奥さんたちが婦人部に所属して、 盆踊りや市民運動会の接待などに出る。
昔、 婦人会全盛時代に会長などをこなして、 今も元気な方々が、 盆踊りの指導をしてくれた。 炭鉱節やアラレちゃん音頭、 各務原音頭のあと、 郡上踊りの中から三曲習う。 郡上踊りは全国的に有名で、 盆をはさんで十日間、 徹夜踊りがある。 若い頃は何度か出かけたので、 曲を聴くと、 とても懐かしく、 踊りも直ぐに思い出せた。 最初は義務的に参加した練習だったが、 だんだん楽しくなった。
八月の四日付の朝日新聞土曜版に、 「福知山音頭」 について、 十六もある手の所作が、 認知症の治療に、 とても効果があったとして紹介されていた。 福知山音頭といえば、 「ドッコイセ」 の歌詞だけが思い浮かぶ。 実際に福知山まで見に行ったことはない。 「ドッコイセ」 は、 今から四百年前、 明智光秀が福知山を築城した際、 領民たちが石や木材を運ぶときに唄ったものから始まったという。 「明智光秀丹波を拡め ひろめ丹波の福知山」 「お前見たかやお城の庭を今が桔梗の花ざかり」 など、 光秀に対する地元の人々の尊敬の想いが伝わる。三日天下、逆賊など、 映画やテレビでは悪役のイメージの強かった光秀だが、 長く唄い継がれたということは、 それなりの人格者であったのだろう。
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2012年8月26日09:01
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虚偽の検査調書作成 水道事業で丹波市職員
丹波市は8月24日、 昨年度の市島地域の水道事業設計委託業務において、 請け負ったコンサル会社 「メイケン」 (神戸市東灘区) が全体の約4割の業務しか完了させていないのを知りながら、 市水道部職員が100%完了したとする虚偽の検査調書を作り、 同社に委託料918万1200円を満額支払っていたことを明らかにした。 職員は 「業者から支払いを頼まれた」 と話しているという。
市水道部によると、 委託した業務は市島地域全域にわたる簡易水道再編推進事業の実施設計。 浄水場や管路、 加圧ポンプ場の設計や水源池調査などで、 このうち、 戸平浄水場や加圧ポンプ場、 管路の一部などの設計ができていなかった。
事実を知りながら同部工務課長 (56) と担当の主査 (40) が、 出来高を100%とする検査調書を作成。 業者からの請求書に検査調書の写しを付けて支払伝票処理を行っていた。 部長、 管理者の市長も決済を行っていたが、 「書類を信じるしかなかった」 としている。
同社は6月27日に業務停止し、 自己破産手続きに入っており、 会社側の弁護士から債権調査に関する書類が8月1日に担当職員宛てに届き、 同16日になって職員が部長に相談したことで事態が発覚した。
辻重五郎市長は、 「責任を感じている。 虚偽の有印公文書作成にあたる。 職員からさらに詳しい事情を聞き、 厳正に対応していきたい」 としている。
昨年度の決算を審議する9月定例会が3日から開会する予定で、 今後の議会対応について市監査委員と協議し、 28日に開く予定の議会運営委員会、 議員総会で報告する。 市議会は同日、 議員間討議を行い、 事件を検証する特別委員会を設置する方向性を確認した。
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2012年8月26日09:00
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第299問
篠山市出身の高校球児、 村上拓君が、 甲子園で活躍しました。 所属校はどこ?
1.龍谷大平安
2.大阪桐蔭
3.旭川工
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2012年8月26日09:00
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総合計画を審議 委員10人を募集 丹波市
丹波市 (企画課0795・82・0916) は、 まちづくりの基本指針となる 「丹波市総合計画」 を策定する審議会委員10人を募集している。 2015年度を初年度とする次期計画を策定するのに必要な調査や審議を行う。
会議は、 今年度は年3回程度、 来年度以降は月1回程度の開催を予定。 任期は2年。 報酬は条例に基づき、 1回3500円。 市内在住、 在勤者で18歳以上の人が対象。
応募用紙に必要事項を記入し、 「未来に向けた丹波市のまちづくりと市民の役割についての提言」 をテーマとする作文 (1000字以内) を添え、 9月14日までに応募する。
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2012年8月26日09:00
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阿陀岡神社で 「八朔祭」
8月31日午後6時から阿陀岡神社 (丹波市春日町多利、 0795・74・0646) で 「八朔祭」が行われる。 五穀豊穣と氏子の安寧を祈願する。 午後6時半ごろから大松明が点火され、 7時から鏡割りがあり、 参拝者に神酒が振る舞われる。 7時20分から春日踊り保存会による盆踊りも。