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2012年9月2日09:00
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ジュニア体操県大会 九里さん(神楽小)...
兵庫県ジュニア体操競技選手権大会 (県体操協会など主催) が8月23、 24日にグリーンアリーナ神戸であり、 九里采也加さん (神楽小6年) =ディナモ北近畿体操クラブ=が、 小学5・6年の部の女子個人総合で初優勝、 ディナモ氷上体操教室男子が、 団体戦で初めて2位に入った。 個人総合でも、 檜皮哉汰君 (味間小5年) が小学5・6年の部で3位、 宮崎純君 (西脇小5年) が、 同部で5位に入った。 九里さんと檜皮君は、 15、 16日に滋賀県で開かれる近畿ジュニアに県代表として出場する。
九里さんは、 個人総合48・65点と、 自己ベストを3点近く更新。 2位に2点以上の差をつけた。 段違い平行棒は13・05点で1位、 床は12・3で2位、 跳馬は11・8で3位、 苦手の平均台は 「ふらつきが多かった」 と、 唯一種目別で入賞を逃した。
「1つを除き、 全部の技がハマり、 着地も決まった」 段違い平行棒では、 「こんなに得点が出るなんて」 と驚いた。 昨年12・8をマークした得意の跳馬で着地が決まらず、 動いたのが反省点。 今回は、 床でも、 入りで2回転のバク宙を決めた。
九里さんは、 「2位に大差をつけられうれしかった。 近畿でも自分ができる演技をし、 悔いがないようにしたい」 と抱負を語った。 普段は、 月曜を除く週6日、 ディナモ福知山体操クラブに通っている。
ディナモ氷上の団体は、 檜皮君、 宮崎君、 芦田水輝君 (南小5年)、 井脇龍之介君 (味間小6年) がメンバー。 4人が演技し、 上位3人の得点を集計する。 檜皮君は跳び箱 (9・05で種目別1位)、 宮崎君はあん馬 (9・35で同2位)、芦田君は鉄棒、 井脇君は床を得意とする。 檜皮、 宮崎君は、 4種目全てで、 芦田君は鉄棒とあん馬で、 井脇君は跳び箱と床で貢献した。
檜皮君は、 鉄棒で3位 (9・05)、 あん馬でも4位 (9・3) に入り、 36・1で個人総合3位に、 宮崎君も35点で同5位に入った。 4人全員に近畿のチャンスがあったが、 芦田君は床、 井脇君は鉄棒の減点が響き、 惜しくも近畿出場はならなかった。 団体戦は県大会どまりで、 上位大会にはつながらない。
檜皮君は、 「団体は1位をねらっていたので、 少しくやしい。 近畿では着地を全部決める」 と言い、 芦田君は、 「1位が良かった。 2位はくやしい」。井脇君は、「去年は4位で、 2つ順位を上げられて良かった」 と喜んだ。
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2012年9月2日08:59
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独身男女の出会い 10月、篠山で
独身男女の出会いの場づくりを支援している、 丹波地域こうのとり大使と丹波出会いサポートセンターが10月6日午前10時―午後3時、 VIPアルパインローズビレッジ (篠山市遠方) で 「こうのとり大使縁結び交流会」 を開く。 独身男女の参加者を募集している。
バーベキューとゲームで交流する。 対象は、 県内在住、 在勤者。 定員は男女15人ずつ。 申し込みは、 9月15日までに、 丹波の森公苑内の同センター (0795・78・9130) か、 同大使代表の岡部喜久男さん (090・7550・9876)。
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2012年9月2日08:59
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すやすや眠って健康に 丹波市が快眠運動
丹波市は、 健康指導で 「睡眠の大切さ」 を切り口にした 「ぐっすり・すやすや運動」 を始める。 ストレスや成人病との関係性も深い睡眠に着目し、 健康相談や健康教室の場で話題にしたり、 心地よい睡眠を得るための情報を広報やホームページを通じて発信する予定。 他の関係団体との連携も見据え、 市をあげて取り組むための 「ぐっすり・すやすや条例」 の制定も検討している。
市が2009年度に実施した調査では、 25・1%の人が不眠傾向にあり、 全国調査の22・8%を上回っていた。
すでに毎月1回21分間歩くことを呼びかける 「たんば・すまいるウォーク21」 を展開。 中央図書館には心が安らぐ本を集めた 「こころが元気になる贈り物コーナー」 などを設置。 今後は、 広報やホームページで快眠のアドバイスを掲載したり、 必要に応じて 「睡眠相談」 も実施、 眠りを妨げる不安を解消する各種相談窓口も紹介する。
睡眠時間が減ると、 食欲を抑制するホルモンが抑えられて過食に陥ったり、 高血圧や糖尿病の発症率が上昇。 死因で多い心疾患や脳血管疾患とも関係してくるという。
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2012年9月2日08:56
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水道部職員を告訴へ 虚偽有印公文書作成...
丹波市が昨年度に発注した簡易水道事業の設計委託業務において、 市水道部職員が虚偽の検査調書を作成した問題で、 市は8月31日、 この事案にかかわった職員を刑法156条に基づく虚偽有印公文書作成などの罪に抵触するとして刑事告訴する手続きに入ったと発表した。
辻重五郎市長は、 告訴に踏み切った理由を、 「内部調査ではなく、 捜査機関により事実を明らかにする方が、 結果的には今後の業務を進めるうえでもよいと判断した」 と説明。 「職員の気の緩みを正し、 再発防止と市民の信頼回復に努める」 と陳謝した。
虚偽の検査調書は、 工務課長 (56) と担当主査 (40) が作成したが、 このほかにも事案に関わった職員がいないか、 課内で聞き取り調査を行う。 請負業者 「メイケン」 (神戸市東灘区) との金品の受け渡しなどの癒着の可能性について、 辻市長は 「直接に聞き取りを行った状況などから、 本人は 『一切ない』 と言っているし、 私もないと信じている」 と述べた。
課内の調査と告訴に必要な書類が整い次第、 丹波署に告訴状を提出する。 時期については、 「できるだけ早く」 としている。
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2012年9月2日08:55
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原子力防災検討へ 退避や医療対策など ...
東日本大震災による福島第一原子力発電所事故の教訓を生かし、 原子力事故についての防災対策を練るため、 篠山市は近く、 「市原子力災害対策検討委員会」 を設置する。 専門家や地域の各種団体、 市民などで構成。 原発事故時の住民避難対策や被ばくに対する医療的な対応も考える。 市防災係は、 「福井県の原発が事故を起こした場合のシミュレーションでは、 篠山も放射能被害が出るというデータが出たことで、 不安に感じている市民も多いのでは。 できるだけ早く対策を検討し、 提示していきたい」 としている。
検討委は放射線医学者や福島原発問題に詳しいフリーライターなどの専門家のほか、 自治会、 民生児童委員、 県、 消防団、 公募委員で構成予定。 さまざまなデータから原子力災害想定を行い、 事故が起きた場合の退避方法や、 食料の備蓄などの対策を検討し、 2014年3月末までに 「原子力災害対策計画」 の策定を目指す。
昨年10月、 国の原子力安全委員会の防災指針検討ワーキンググループが、 原子力発電所で事故が起きた場合に屋内退避などを求める範囲を 「概ね50キロ」 と提示。 これを受け、 篠山市は関西電力高浜原発 (福井県高浜町) の対象範囲に入った。
安全委のほか、 京都府のデータでもほぼ同様の結果が示され、 仮に同原発が事故を起こした場合、 放射性物質が飛来し、 屋内退避区域に入ることが予想されるという。
福島原発事故の教訓と安全委などの発表から、 篠山市でも原子力災害対策を講じる必要があると判断。 市防災会議付属の組織として、 検討委を発足することになった。
酒井隆明市長は、 「知識があるのとないのとでは全然違う。 (被ばくに有効とされる) ヨウ素剤などの備蓄などについても議論してもらえたら。 根本的には原発をなくしていかなければならないが、 今は減災のために最善の努力をしていきたい」 と話している。
検討委は10月初旬ごろに発足予定。 現在、 市民委員を公募している。 資格は18歳以上で市内に在住、 在勤、 在学している人。 応募方法などの問い合わせは、 市防災係 (079・552・1111) へ。
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2012年9月2日08:54
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「移住体験」宿泊施設に古民家改装 神楽...
神楽自治振興会 (足立宏之理事長) が、 空き民家活用の一つとして、 丹波市青垣町稲土の菅原集落の古民家を借り、 「お試し移住体験」 ができる宿泊施設に改装する。 地元住民の集いの場としても利用する。 改修工事に入っており、 年内のオープンをめざす。
築120年の木造平屋建て、 草葺住宅。 床面積が120平方メートルある大きな家。 庭で土いじりもできる。 地元利用ゾーンと、 移住体験ゾーンに分け、 台所は共用する。
移住体験ゾーンには、 和室3間と、 囲炉裏があるリビングを設ける。 移住体験希望者は、 原則1カ月以上で賃貸契約を結ぶ。 「お客さん」 として数日滞在するだけでなく、 長期間にわたり、 地域住民と交流しながら生活することで、 地域の日常生活や雰囲気を肌で感じてもらうことをめざす。
地元利用ゾーンは、 床板をはがしてたたきをむき出しにし、「土間サロン」(52平方メートル) とする。 おくどさんや薪ストーブを置き、 古き良きいなかの雰囲気を演出する。 地域のグループのほか、 高齢者らが利用することも想定している。
菅原集落で運営組織を作り、 体験宿泊利用者の世話をする。
同自治振興会業務執行理事で、 同集落に住む足立徳行さんは、 「いなか暮らしに興味がある多くの人に利用してもらいたい。 これから増えるであろう空き家に越してきてもらい、 神楽の定住者増につなげたい」 と話している。
県の 「田舎暮らし推進モデル事業」 の一つ。
写真・田舎暮らし体験ができる宿泊施設に改装される古民家=丹波市青垣町菅原で
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2012年9月1日18:19
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「DV」話し合おう 気軽に参加を 9月...
篠山市のDV (ドメスティック・バイオレンス) 相談グループ 「DOK」 と、 子どもと女性の人権を守る活動を丹波地域で展開しているグループ 「生涯学習応援隊so―so.39」 (松本ひとみ代表) が9月10日午前10時―正午、 篠山市民センター (黒岡) でDV被害で悩む女性のしゃべり場 「DVってな~に?」 を開く。
DOKのメンバーで小嶋医院 (篠山市北) の薬剤師、 小嶋由貴子さんが30分間、 「DVってな~に?」 と題して話をした後、 「パートナーとの関係を考えてみませんか」 をテーマに、 同グループの北村久美子さんの進行で参加者が話し合う。
小嶋さんは、 元夫からのDV経験から、 大学院で法律や福祉を学び、 市外でDV被害児の自助グループを結成。 個人でもDV被害者の心のサポートをしている。
主催者は 「心にあるものを話してください。 あなたは一人ではありません」 として、 参加を呼び掛けている。
参加費500円 (資料代)。 参加申し込みは、 3日までに北村さんにファクス (0795・85・3148) か、 電話 (080・5347・4055)。
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2012年9月1日18:10
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美容室「SOLEIL」
髪の悩みもサポート
ショッピングセンターアルティ横のテナント。 大阪で腕を磨いた店長の小野真希さん (32) が独立し、 実家のある地元で今年3月にオープンした。 子どもからお年寄りまでが気軽に立ち寄れるアットホームな雰囲気で、 男性の来店も歓迎している。
小野さんが、 髪の傷みやくせ毛などの悩みを聞いたうえで、 ヘアースタイルの相談から仕上げ、 家での手入れやスタイリングの方法に関するアドバイスまでをしっかりサポートする。
清潔感のある白を基調とし、 木目調の床など木のぬくもりも感じられる落ち着いた店内。 小野店長は 「仕事や買い物帰りに気軽に立ち寄れる、 ちょっとおしゃれな店をめざしたい」 と話している。
メニューは、 カット3675円、 パーマカット8400円から、 カラーカット7350円から―など。
【メモ】予約優先。 営業時間は午前9時半―午後7時。 水曜定休 (10月15―18日は休み)。 電0795・74・3654。 丹波市春日町黒井1572
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2012年8月31日09:12
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ロマンチックコンサート―心の歌・愛の歌
9月8日午後2時半からコンサートカフェPAO (三田市藍本) で「ロマンチックコンサート―心の歌・愛の歌」を開催する。 藤田浩恵さん (ソプラノ) と渕田美智子さん (ピアノ) が出演。 入場料1000円。 主催のNPO法人ASP (079・506・1122) まで要予約。
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2012年8月30日14:39
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普通救命講習会の参加募る
丹波市消防本部 (消防課0795・72・2255) が9月8日午後1時半から、市消防本部 (同市柏原町母坪) で行う普通救命講習会の参加を募っている。 心肺蘇生法、 AEDの使用方法、 止血法などを学ぶ。 定員20人で無料。 9月2日までに同本部へ。
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2012年8月30日14:38
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季題は「霧」「枝豆」 9月末まで作品募...
篠山市俳句協会 (酒井八重子会長) は、 新たな取り組みとして 「丹波篠山ふるさと俳句会」 を開くことを決め、 9月末まで俳句作品を募集している。 季題は 「霧」 と 「枝豆」。 入賞作品は、 10月25日開催の 「ふれあい俳句ラリー」 で発表する。
3句を封書で応募する。 住所 (郵便番号も)、 氏名、 年齢を明記した用紙と、 投句料1000円 (郵便小為替) を同封し、 「〒669―2332篠山郵便局私書箱28号 篠山市俳句協会」 へ。
酒井会長は 「歴史文化の香る城下町、 味覚の秋のふるさと丹波篠山に思いを寄せた皆さんの素敵な作品をお待ちしています」 と話し、 募集を呼び掛けている。
問い合わせは、 酒井会長 (079・595・0584) もしくは、 松葉さん (・552・7565) へ。
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2012年8月30日14:32
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登山や陶芸体験 秋のハイキング参加者を...
秋に3カ所で開催される 「駅から始まる丹波路ハイキング」 (丹波県民局、 丹波篠山観光協会、 丹波市観光協会主催) の参加者を募集している。 参加者全員に、 参加賞として特産品を贈る。 参加回数に応じ、 オリジナルピンバッジを贈る。 11月18日のコースは参加特典として陶芸体験を盛り込んでいる。
内容は次のとおり。
▽丹波石生城山から黒井城山間縦走登山=10月8日。 午前8時40分にJR石生駅集合。 500円。 募集人員50人。 ひかみ観光案内所 (0795・82・8210)
▽石龕寺から丹波攻めの径 (みち) 縦走登山=11月4日。 午前9時にJR谷川駅に集合。 500円。 募集人員50人。 ひかみ観光案内所 (0795・82・8210)
▽紅葉を見ながら丹波焼の里を巡るハイキング=11月18日。 午前9時15分にJR草野駅集合。 700円 (別に観覧希望者は、 兵庫陶芸美術館観覧料600円が必要)。 募集人員30人。 丹波篠山観光協会 (079・506・1535) または篠山観光案内所 (079・552・3380)。
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2012年8月30日14:31
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反原発市民デモ
上京の折、 毎金曜夕方に行われる反原発市民デモに国会前へ。 参加と言えるのか、 とにかく地下鉄の駅を出たら身動き出来ないほどの群れの中にいた。 ▼筆者の原発に対する考えは、「出来る限り早期にゼロに」 だが、 現実に相当の困難を伴うことは承知している。 スウェーデンは 「2010年までに全ての原子炉を閉鎖」 という国会決議をしたものの、 実際には2基にとどまっている。 ドイツやイタリア、 スイスでも政府が脱原発を打ち出しているが、 欧州大陸内で電力の融通がきくという背景があってのことだ。 ▼しかし、 強い放射能を出す使用済核燃料の再処理施設がいっこうに稼働出来ず、 地中深く埋め立てようにも場所の確保はとても無理。 まして地震の多い日本では原発のコストは安いどころではとてもなかろう。 ▼電力会社は必死で原発にしがみついているようだが、 自然エネルギーへの転換に向かって、 たとえ困難でも資金と技術と人材を結集してこそ、 生き延びる道が開けると思う。 ▼デモなど1970年代、 労組員時代に動員されて出て以来だったが、 今度のは随分違う空気を感じた。 皆、 自分で作ったカードを掲げ、 筆者のように 「見てみよう」 気分の人も少なくなさそう。でも、こんな一見静かな運動が大きなうねりを引き起こしていくのかも知れない。 (E)
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2012年8月30日14:30
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「分からない」 「頼まれた」
丹波市教育委員会は8月24日の市議会総務常任委員協議会で、 6月に亡くなった市内男子中学生の死因を自殺と認識したのは、 「8月22日」 とする見解を示した。 亡くなった男子生徒が暴行を受けた傷害事件に関する警察発表に伴い、 マスコミ各社から問い合わせがあり、 警察に確認したという。
市教委によると、 男子生徒が亡くなった当時、 死因について警察に問い合わせたが、 「死因は特定できない」 と聞かされたため、 「それ以上は踏み込めず、 噂や推測で話はできない」 として、 「亡くなった」 との認識にとどめていた。
もし、 元気なはずの知人が突然亡くなったと聞かされたとしたら、 事故か、 病気かと気に病むのが当たり前。 2カ月近く 「亡くなった」 という認識にとどめていたというのは、 あまりにも不自然だ。
市教委は、 「何もしていなかったわけではない」 と言う。 生徒が通っていた学校では全校生徒に対する面談が実施され、 カウンセラーを配置するなど、 心のケアに取り組んだことを強調するが、 死因も分からない中で、 生徒たちにどんな対応ができたのだろうか。
同じ24日、 市水道部の職員が虚偽の検査調書を作成し、 4割しかできていない仕事を100%完了していることにして委託料を全額支払っていたことが明らかになった。 職員は、 「業者から支払いを頼まれた」 と話しているという。
「警察が 『死因は特定できない』 と言ったから、 死因はわからない」 「業者から支払いを頼まれたから、 支払った」 ―。 ケースは違えども、 “活力”とはほど遠い、 とても重く、 暗くどんよりとした空気を吸わされた気分になった。 これが丹波市政の実情なのか。(芦田安生)
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2012年8月30日14:29
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小型恐竜の脛骨発見 篠山市の県立丹波並...
県立人と自然の博物館は8月27日、 県立丹波並木道中央公園 (篠山市西古佐) 内の白亜紀前期の地層 「篠山層群」 の下部層 (約1億1000万年前) から、 小型の鳥盤類に属する恐竜の右脛骨 (右脚のすねの骨) の化石2本などが見つかったと発表した。 先月下旬から実施した地質調査の中で発見。 同公園ではこれまでにも、 保存状態の良い2種類の恐竜化石が見つかっており、 同博物館の三枝春生・主任研究員は、 「この一帯には多数の恐竜化石を含んだ、 国内でも非常にまれな地層が存在する可能性が高い」 と話している。
発見された脛骨化石の保存状態は良好で、 2本は同一種、 別個体のものという。 2本の内の1本は、 ほぼ完全な形をとどめており、 長さ約11センチ、 関節部分の最大幅が約2・5センチ、 骨の中央付近の直径は約1センチ。 もう1本は関節部から約5・5センチのところで欠損しているが、 ほぼ同じ大きさと見られる。 恐竜の体長はそれぞれ約1メートルと推定している。
恐竜は、 鳥盤類と竜盤類の2つに大別される。 鳥盤類には、 イグアノドンやトリケラトプスなどがあげられるが、 今回発見した化石から、 これらの種を特定するのは今後の課題という。
発見場所は、 同公園管理棟から南西の法面直下の台地。 同公園の造成工事の残土 (岩塊) を埋め戻して整地した場所で、 この場所に転がる岩塊の中から発見した。 このほかにもトカゲ類の上腕骨化石1個も見つかった。
地質調査の一環で、 同公園内2カ所でボーリング調査を実施。 そのうちの1カ所、 公園管理棟東側で、 深さ46メートル地点、 直径5センチのボーリングコアの中から、 長さ約4センチ、 厚みが約6ミリの三日月形をした動物の骨の化石が見つかった。 「篠山層群恐竜化石発掘調査検証委員会」 の委員で、 カメ研究の第一人者でもある平山廉・早稲田大学教授によると、 カメの甲羅の一部ではないかという。
また、 地面に降り注いだ雨粒痕の化石 「雨滴痕」 も同公園内で見つかっていることから、 体重の軽い恐竜や小動物の足跡化石の発見も期待できるとしている。
三枝主任研究員は、 「今後さらに数多く化石が出てくれば、 それらを見比べることにより、 雌雄の違いや群れの形態、 成長過程などを解明する大きな手掛かりとなる」 と話している。
今回見つかった鳥盤類化石は、 9月8日―10月21日、 同博物館で展示される。
写真・鳥盤類に属する恐竜の右脛骨の化石 (左) と、 地下46メートル地点のボーリングコアの中から見つかったカメの甲羅とみられる化石=三田市の人と自然の博物館で
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2012年8月30日14:25
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バイク熱、再燃
20歳でバイクの免許を取った。 20―30代前半までは連休が取れると、 オフロードバイクにまたがり、 仲間と一緒に道なき道を走ったり、 遠方へツーリングに出掛けたりした。 テントや寝袋、 ストーブ (携帯コンロ)、 ランタンなど、 アウトドアグッズを満載したバイクでまだ見ぬ土地へGO!まるで鎖を解かれた犬のように、 ハイテンションで駆け巡った。 大半が野宿のチープな旅ばかりだったが、 旅先で出会う人々や街並み、 自然など、 バイクに乗っているとそれらの魅力がダイレクトに伝わってきて楽しかった。
しかし、 そんなこよなく愛したバイクにも、 子どもが生まれ、 仕事も忙しくなってきた数年前からは全くまたがることもなくなり、 今では“車庫の肥やし”となっている。 先日、 久々にエンジンをかけようと試みたが、 うんともすんとも、 反応がない。 かれこれ10年以上も乗ってきたことだし、 「ここらで新車を」 と妻にお伺いを立ててみた。 が、 「そんなお金もないし、 ひまもないやろ!」 と、 ぴしゃり。 あぁ…。 そんな私の思いとは関係なく、 間もなく、 “バイク乗り”には絶好の季節、 秋がやって来る。(太治庄三)
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2012年8月30日14:24
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ちいさな手とシャボン玉
古い街なみが残るおまつりに行ってきた。 今年はシャボン玉を1万個飛ばすと言うので楽しみに行ってきた。 その道に一歩足を踏み入れると、 子どもの頃に母が作ってくれたような涼しげなワンピースを着た女の子が足もとをさーっと、 走り抜けていった。
絶え間なく機械から生まれてくるシャボン玉は、 七色に回転しながら、 曇り空から時々射す日にきらきら跳ね返り、 古い街なみを空にあがっていく。 空に手を差し伸べて、 小さな子どもがシャボン玉を掴もうとする。
木造の家が立ち並ぶ通りで、 床几に座ってくつろいでいる大人たちは、 談笑しながら団扇を使い、 あの家の曲がり角から小さな自分が飛び出してくるのを探しているようにみえる。
春彦君と秋彦君の兄弟も、 あんちゃんやともちゃん、 おみそのみち君。 そして、 お兄ちゃんも。
あの頃、 真っ暗になるまで外で遊んだ近所の子どもたちが、 嬉しそうに射的をして、 舌を赤や黄色にしながら、 かき氷をほおばっている。 毎日カンカン照りでセミが鳴いてて、 学校に行かなくてもよかった夏休みは、 子どもの頃は年に1回やってくる天国だった。 あの頃の子どもたちは、 全く習い事なんかしてなくて、 子どもは子どもらしく、 子どもなりにするべきことやしたい事が毎日たくさんあった。 「暇だ」 なんて考えた事もなかった。
昭和の子どもたちが今より幸せだったかどうかはわからないけれど、 毎日遊ぶことしか頭になかったあの時、 美しい日々だったように今更ながら想う。
(土性里花・グループPEN代表)
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2012年8月30日14:23
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日本列島縦走を達成 篠山市出身の宵豊一...
日本列島縦走ランニングに挑戦していた篠山市大山新出身の宵豊一さん (49) =大阪府貝塚市=が8月22日、 最終ステージとなる青森―東京間の約800キロを走破した。 仕事の合間を縫って行い、 2010年8月から2年がかりでの偉業達成。 東日本大震災の被災地、 東北も走ったことで、 宵さんは、 「被災地でもたくさんの人との出会いがあった。 これまでと違う感動もあったし、 東北で知ったことを伝えていきたい」 と話している。
宵さんは今月12日に青森駅を出発。 八甲田山を越え、 国道4号線をひたすら南下した。
1日の移動距離はおよそ80キロ。 朝から晩まで走り続ける中ではたくさんの出会いがあった。
休憩や道を聞くために立ち寄った店などでは、 縦走に挑戦していることを話すととても驚かれ、 「ご飯を食べていくか」 「足りないものはないか」 と支援を名乗り出てくれる人もおり、 道で出会った小学生がずっと手を振ってくれて送り出してくれたこともあった。
一方、 被災地ということもあり、 生々しい被災時の体験も聞いた。 「津波から逃げる中で、 流されていく人をたくさん見た」 「福島はもう何の希望もない」。 宵さんは、 「そんな話を聞くたびに精いっぱい励ましたけれど、 悲しい思いが伝わってきた」 と振り返る。
それでも復興への祈りを込めて走る宵さんに、 被災者らからも感動をもらったとメッセージが送られたといい、 「自分の姿を見てもらって、 感動してもらえたと思ったらとてもうれしかった」 と話す。
ゴールとなった東京・日本橋では、 丹南中学校、 篠山鳳鳴高校での同級生が迎えてくれた。
全国を走り、 総距離3380キロの軌跡を結んだ後の目標は、 「復興応援のためにニュージーランドから日本縦走をしにきてくれたランナーがいる。 今度はお礼の意味も込めて、 私がニュージーランドを走りに行きたい」 と話している。
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2012年8月30日14:22
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幽霊画のポストカード 柏原の炭野さんが...
幽霊画の収集でテレビでも紹介されたことがあるスミノ表具店 (丹波市柏原町柏原) 経営の炭野誠さん (49) が、 幽霊画のポストカードを作製、 5枚をワンセットに500円で販売している。 「おもしろがる人、 気味悪がる人と、 評価は両極端に分かれますが、 意外と売れているんですよ」 と話している。
炭野さんは13点の幽霊画を所有。 そのうち、 よりすぐりの5点をポストカードにした。 怪談 「牡丹燈篭」 に出てくる 「お露」 を描いたものや、 円山応挙作の幽霊画の模写作品、 美人画の大家と言われる鏑木清方 (かぶらぎきよかた) のがん作と思われる幽霊画などを用いた。
炭野さんは6月、 同表具店の一角に骨董店 「アンティーク赤チョッキ」 をオープン。 柏原へ観光で来た人たちの記念になり、 話のネタになればと、 ポストカードを作った。 「男性よりも女性がおもしろがって買われます」 と話し、 同店の名物商品になっているという。
同店では、 ぜんまい仕掛けの柱時計や、 戦前から昭和30年代前半のレコード、 ペコちゃんの置物なども扱っている。 同店 (0795・72・0470)。
写真・5枚ワンセットで販売している幽霊画のポストカード
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2012年8月30日14:21
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「暑さで甘さ増す」 氷上高でブドウ販売
氷上高校 (0795・74・0104) で、 生徒が栽培したブドウの販売が始まった。 マスカットベリーAを主に、 巨峰、 ピオーネが食べごろになっている。 販売は9月14ごろまでの予定。
約80アールの園を営農科と生活科の生徒が管理している。 粒の大きさも良好で、 8月の暑さで糖度が増しているという。
生活科の岩切彩香さん(1年)は、「ブドウを育てるのは大変だったけれど、 おいしそうな実がなった。 甘くておいしい氷上高のブドウをどうぞ」 とPRしている。
ベリーAは、 1キロ入り600円、 2キロ入り1200円。 巨峰、 ピオーネは1キロ1000円。 平日午前10時―午後4時 (9月3日は午後1時から)。 休日販売は、 9月8日 (土曜) 午前9時半―正午まで。