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2012年9月7日09:06
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御楽家1周年記念コンサート
9月30日午後3―4時半、 篠山市味間南839のレンタルスペース 「御楽家 (みらくや)」 で1周年記念コンサートを開催する。
豊岡市出身のシンガーソングライター、 小西達也さん (姫路市) によるステージ。 先天性骨形成不全症のため、 車いす生活を送っている小西さんは、 コンサートや講演会活動を全国で展開しており、 ステージ回数は2500本を越える。
前売りチケットは、 大人が2000円、 高校生は1500円、 小中学生は1000円。 当日の場合は、 いずれも300円増し。
問い合わせは、 「御楽家」 代表の御﨑さん (079・594・0901、 メール mirakuya3@gmail.com)。
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2012年9月7日09:01
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俳優、漫画家ら41人が絵画や書を展示 9...
丹波市立植野記念美術館 (同市氷上町西中) で、 9月15日から 「筆の世界に遊ぶ文化人たち2012」 が開かれる。 俳優やタレント、 漫画家など41人が書や絵を出品、 力強いメッセージを寄せる。 10月28日まで。
「熊野筆」 の産地として知られる広島県熊野町と結びついた文化人が、 大震災で甚大な被害を受けた、 「雄勝硯(おがつすずり)」の産地として知られる宮城県石巻市雄勝町を応援しようという試み。
芸術分野に挑戦する各界の著名人・文化人の作品90点を展示する。 囲碁棋士の大竹英雄さんは、 「絆」 と書いた。 「あしたのジョー」 で知られる漫画家のちばてつやさんは、 おなじみの漫画に 「立ち上れ日本っ」 という言葉を添えた。
このほか、 タレント・俳優では、 高橋英樹、 竹中直人、 地井武男 (故人)、 漫画・アニメでは、 松本零士、 さいとう・たかお、 作家では林真理子、 音楽界では、 藤あや子、 八代亜紀、 藤井フミヤ、 囲碁・将棋では、 谷川浩司、 羽生善治、 林海峰、 メイク・ファッションでは、 コシノヒロコ、 かづきれいこのみなさんら著名人の作品が飾られる。 発起人は、 石坂浩二、 藤子不二雄、 中尾彬さんの3人。
月曜休館 (9月17、 10月8日開館、 9月18日、 10月9日は休館)。 入館料一般500円、 大学・高校生300円、 中・小学生200円。 同美術館 (0795・82・5945)。
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2012年9月7日09:00
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秋の味覚で誘客 農業体験やハイキング
丹波市観光協会などが9―10月にかけて様々なイベントを企画している。 市島町では、 丹波栗拾いや栗料理体験、 春日町では、 丹波黒枝豆収穫や丹波大納言小豆収穫を盛り込んだ 「春日国領まめ豆ハイキング」 などユニークな催しで、 秋の丹波路に誘客をねらう。 イモ掘り、 祭り見学など目白押し。 内容は次のとおり。
▽丹波栗拾いと栗料理体験=9月17日。 午前10時に竹田コミュニティセンター (市島町中竹田) に集合。 定員15人 (お土産付き、 定員になり次第締め切る) 参加費1500円。 塩見晃男さん (090・8889・5164)
▽さつまいも収穫祭&焼きいも大会=9月22日。 午前11時に道の駅丹波おばあちゃんの里 (春日町七日市) に集合。 先着40人。 参加費300円 (3株)。 野上野中央営農組合長の義積忠行さん (090・5252・9981) または、 かすが観光案内所 (0795・70・3501)
▽丹波竹田祭と竹田の里ウォーク=10月7日。 JR丹波竹田駅午前10時20分集合。 参加料500円 (拝観料、 保険料) 弁当は各自持参。 定員50人 (要予約) 丹波市観光協会 (0795・72・2340)
▽春日国領豆まめハイキング=10月21日。 午前10時にJR黒井駅に集合。 募集定員40人 (定員になり次第締め切る) 参加費700円 (黒枝豆の収穫体験代など)。 黒枝豆収穫体験、 丹波黒さや大納言小豆試食、 木工房蔵ギャラリー見学など。 かすが観光案内所 (0795・70・3501)
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2012年9月6日14:24
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コミュニティと自主防災考える 9月13日...
丹波市 (防災対策室0795・82・0250) は、 9月13日午後7時半からポップアップホール (同市氷上町本郷) で 「丹波市防災講演会」 を開く。 地域の防災意識を高めるのがねらい。
関西学院大学人間福祉学部の山泰幸教授が 「自主防災組織とコミュニティづくり」 と題して講演する。
山教授は、 同大学観光学・まちづくり研究センター長を兼務。 地域コミュニティ、 まちづくりに関する調査研究が専門。 著書に 「災害復興」 (2005年) などがある。
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2012年9月6日14:24
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第1回丹波市 「わかもの意見交換会」
第1回丹波市 「わかもの意見交換会」が9月9日午前10時―正午、 柏原住民センターで開かれる。 丹波市内の異業種の若者有志でつくる 「グライネ」 (鴻谷佳彦代表) の主催。
市内在住、 出身の10―20歳代の若者が対象。 若者の丹波市に対する思いを集約、 精査し、 問題点を掘り起こし、 行政や社会に提案する。 「丹波市でこそやってみたいこと、 今後の丹波市を想像し創造したい」 といった希望を持つ人の参加を待っている。
連絡先は、 中川広佳さん (lastpray-9@hotmail.com)。
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2012年9月6日14:22
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地域プロデューサー養成講座開講 受講生...
丹波市 (市生涯学習センター0795・82・0409) は、 9月26日に開講する 「地域プロデューサー養成講座」 の受講生を募集している。 ボランティアというイメージが強い地域づくりを 「事業」 (起業、 ベンチャービジネスなど) の視点からとらえ、 必要な考え方やノウハウを身につける。 来年3月までの全10回。
月に1―2回のペースで、 市場分析、 競争戦略、 アイデア発想法、 プレゼンテーション手法、 企画書や補助金申請書作成のコツなど、 それぞれの専門家を講師に迎え、 講義やワークショップを行う。
視察研修を除き、 いずれも午後7―9時。 定員30人で、 受講無料。 18日までに申し込むこと。
日程、 テーマ、 講師は次のとおり (敬称略。 「柏原」=柏原住民センター、「氷上」=氷上住民センター)。
▽9月26日・柏原= 「地域づくり概論」 高嶋正晴 (立命館大学産業社会学部准教授)
▽10月24日・同= 「地域づくりとインターネット」 小橋昭彦 (NPO法人情報社会生活研究所代表理事)
▽11月21日・同= 「地域の現状を分析する」 近藤清人 (歌とピクニック実行委員長)
▽12月12日・同= 「地域資源の見つけ方」 塩見直紀 (半農半X研究所代表)
▽1月16日・同= 「地域資源とコミュニティビジネス」 藤本葉子 (膳、 自遊人取締役)
▽1月27日・福知山市=視察研修 「福知山・城下町を考える会に学ぶ」 滋野浩毅 (成美大学経営情報学部准教授)
▽2月6日・柏原= 「地域活動組織のマネジメント」 檀上祐樹 (大阪産業大学工学部助手)
▽2月20日・氷上= 「地域課題解決の発想法」 鈴木克哉 (県立大学自然・環境科学研究所助教)
▽3月6日・同= 「企画書・申請書のまとめ方」 高嶋正晴、 小橋昭彦
▽3月13日・同= 「広報とプレゼンテーション」 高嶋正晴、 小橋昭彦
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2012年9月6日14:20
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田捨女
「雪の朝二の字二の字の下駄のあと」 田捨女作と言われるこの句は自筆句集にはない。 彼女の作ではなく、 誰かが捨女に仮託して作ったのではと、 俳人坪内稔典雅氏が 「女たちの俳句史」 (雑誌 「俳句」 連載) に書いている。 ▼千代女の 「起きてみつ寝てみつ蚊帳の広さかな」 も仮託された句。 つまり、 この作者ならこんな句を作ってもおかしくない、 と人々が納得して決めたのだという。 ではなぜ捨女が 「二の字」 の句にふさわしいのか。 それは自筆句集の 「いつかいつかいつかと待ちしけふの月」 も示すように、 「彼女が頓智の人だったから」。 坪内氏は北村季吟門の作品を集めた 「続山井」 に、 捨女の句が芭蕉の28を上回る38句も出ており、 「この本の花形作家だった」 とも指摘する。 ▼そもそも 「俳諧の連歌」 として流行し始めた初期の俳句は、 連歌の雅を崩し、 酒席の気軽な乱れを反映した詩歌だった。 「おそれながらも入れてこそみれ」 と仕掛けられ 「足洗ふたらひの水に夜半の月」 と受けて、 「エヘヘ」 と座が盛り上がる。 婦女子にはいささか品を欠く文芸だったのだ。 ▼季吟が逗留するような一家に育ったとは言え、 捨女はそのような男の時代にあって 「女の俳句史」を切り開く才を備えていた。 すべて坪内氏からの受け売りながら、 9日の捨女忌に集まるご婦人方にも知ってほしい。(E)
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2012年9月6日14:19
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6次産業化と高校
第1次産業の農林水産業者が加工 (第2次産業)、 流通・販売 (第3次産業) にも乗り出す6次産業化が提唱されている。 農業が盛んな丹波地域でも、 加工品の開発や販売を始める事業者、 店舗が増えてきている。 一方で、 農業の担い手不足が大きな課題となっている。 6次産業化が地域経済を押し上げれば、 担い手育成につながっていく。
丹波地域では、 高校生たちが農業に関して活躍している。 篠山東雲高校は丹波黒大豆に関する研究で、 近畿大会最優秀を受賞。 全国大会の出場を決めた。 丹波黒の病気を抑える 「機能性堆肥」 を開発し、 その量産を図っている。 大会では、 それらを写真やデータなどで示し、 うまく発表、 表現したことが評価された。 また、 地域の農業者や企業との連携で開発、 量産しようとしていることも評価を受けた。
また、 篠山産業高校生活科は、 播磨農業高校 (加西市) と連携し、 加西市の特産であるカボチャの加工品開発に取り掛かった。 「カボチャまん」 やケーキなどに加工する提案が出されている。 播磨農業には、 家庭科で使う調理室しかなく、 篠山産業では加工品を開発できる設備が整っている。 篠山産業の生徒たちは、 そのカボチャを味見してすぐに、 いろんな加工品に試してみたい、 と目を輝かせていた。
大学がない丹波地域にとって、 高校生は貴重な人材だ。 農業関係の研究や勉強をしてきても、 就職は農業以外の職種に就くことが多いのが現状。 6次産業化を推し進めることと、 高校と地域がさらに継続的に連携することで、 高校生たちの受け皿ができるとともに、 農業関係の担い手不足が少しでも解消されるのではと思う。(坂井謙介)
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2012年9月6日14:17
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難関のドッジボールB級審判員に合格 相...
篠山市内でドッジボールの指導や普及活動をしている、 相田晃輝さん (20) =徳島大3回生、 篠山市北出身=が、 難関のB級審判員に合格した。 徳島県の協会から認定されたが、 兵庫県内のB級審判員は8人、 丹有ではいない。 20歳9カ月でのB級合格は全国でも最年少レベル。 「篠山市内の審判レベルの向上とA級審判員取得に向けてがんばりたい」 と話している。
篠山鳳鳴高校卒業後、 18歳以上から受験できるC級審判員に合格。 C級取得から1年と、 県競技委員からの推薦―のB級受験資格を得て初めて受験。 小学生が戦うゲームでの審判実技、 審査員の前での審判動作、 筆記などの項目をクリアした。 認定会は年に1回行われ、 徳島県での認定会では9人が受験し、 合格したのは4人。 初受験での合格者は相田さん含め2人。
相田さんは、 ルールブックの暗記や、 先輩審判員のアドバイスの復習、 イメージトレーニング、 鏡の前での練習などで対策。 笛の切れや大きさ、 声の大きさなどを特に練習したという。
C級では都道府県レベルの試合を担当。 B級になれば関西、 四国といったブロックレベルの大会で笛を吹くことができ、 全国大会の審判を務めるチャンスもある。 A級の受験資格はB級取得から2年。 全国で23人しかおらず、 兵庫県では最近、 初の取得者が出るほどの難関。 「さらにルールの理解を深めて、 基本動作を丁寧に心掛けたい」 と話している。
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2012年9月6日14:17
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ドラえもんの誕生日に
9月3日は 「ドラえもん」 の誕生日だったそうだ。 彼が誕生する年は2112年なので、 ちょうど100年後に製造されるということになる。
ドラえもんといえば、 何といってもあのひみつ道具。 タケコプターにどこでもドア、 タイムマシン―。 数々の道具が登場し、 幼い頃は 「あんなこといいな、 できたらいいな」 の歌詞どおりにのび太がうらやましかった。
今、 小憎たらしい大人になった私は、 「あんな道具があったら、 誰でもすぐに夢を叶えてしまうし、 犯罪だってやり放題やん」 などとひねくれたことを考えてしまう。
もちろん、 藤子氏は作品に答えを盛り込んでいる。 便利な道具を使いまくるのび太は、 必ずしっぺ返しを食らい、 最後は反省して、 人間的な成長をみせる。 作品のテーマは、 「ひみつ道具に頼らずとも、 未来は自力で切り開いていけるという人生論」 と私は思う。
きっと 「人生論」 なんて言い出すのは大人になってから。 今こそドラえもんから学ぶべきことが多いのかもしれない。
ちなみにわが家の愛犬は、 「ドラミ」 といいます。 ひみつ道具は出せません。(森田靖久)
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2012年9月6日14:15
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夏の終わり
見渡せば黄金色に色づき、 重そうに垂れる稲穂が広がる田んぼの上空で、 気持ち良さそうに赤とんぼがたくさん舞っている。 夕立が降った空は澄み、 母ちゃんが昔着ていたシャボン玉模様の浴衣を娘が着て、 うれしそうにはしゃぎながら、 ゆらゆら陽炎のように揺れて、 賑やかな祭音頭の中へ消えていった。 母ちゃんはチビ助をベビーカーに乗せて遅れをとるまいと走るが追いつかず、 横を冷たい風が駆け抜けた。
正直に申し上げますと、 母ちゃんは、 本当はもうゆっくり夜を過ごしたいのです。 が、 夏の最後の地区の八朔祭は子供たちにとっては一大イベント! 「行かへん」 とは怖くて言えません。 しかも氷ノ川太鼓の演奏が聴けるというので、 重いお尻も軽く、 顔を出しました。
演奏前、 ちょっとチビ助が怖がるかなと思ったけれど、 怖がるどころかジッと見ていたのでビックリ。 聞けば、 鼓動は胎動音と似た周波で、 赤ちゃんにとっても癒しになるそうだ。
テンツク♪テンテン♪バチさばきは繊細だったり大胆だったり、 間近に聴く太鼓の音は体中に響いて心地よく、 否応無しにお祭のテンションを上げ、 疲れを忘れさせてくれる。
お腹も心も満足して、 娘と 「楽しかったね~」 とお喋りしながら帰る道は月夜に照らされ、 あちこちで秋の虫が賑やかに鳴いている。 振り返れば、 祭音頭に包まれた会場が闇夜にぽうっと浮き上がり、 なんだかちょっと寂しい感じがして、 あぁもう夏も終わるんだと感じてしまった。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2012年9月6日14:15
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日常切り取る短歌・随想集出版 元中学教...
丹波市市島町上竹田の元中学教諭、 井上敏さん (83) が、 書きためた短歌と随想をまとめた 「木の椅子」 (丹波新聞社印刷) を発行した。 これまで古希 (2003年) に短歌を、 喜寿 (06年) に随想を集めた本を出しており、 今回は傘寿を記念した第3弾。 身の回りのことに加え、 地域の歴史や風習を自分なりに整理し、 残しておこうと意識したという。 「次は米寿での出版をめざす」 と話している。
縁側にある書斎には、 いつも原稿用紙がセットされ、 農作業など日々の暮らしの中で触れた瞬間の感動を書き留める。 「ことに触れ、 思いを歌や文書にするのがとにかく好き。 一つの健康法になっている」 と笑う。
前作以降に書きためた数多くの作品の中から選りすぐった。 集落に伝わる 「行者講」 が2010年で解散になったことを惜しみながら、 その歴史を振り返った。 また、 明治43年に同町上竹田の加茂神社に合祀された 「宿の八幡神社」 について調べた力作も掲載している。
戦時中、 国語の授業で 「万葉集」 を習った際、 その声調に心ひかれた。 紙にメモし、 ポケットに入れておいたところ、 持ち物検査にひっかかり、 「万葉集とは何ごとか。 たるんでいる」 と教官に殴られた。 「それが短歌と出会ったきっかけ。 終戦と同時に歌にのめりこんだ」 と話す。以来、約70年。 今では市島地域の高齢者大学の講師も務める。
タイトルは、 玄関先に置いている、 どこにでもありそうな木のいすからとった。 妻の恵美子さん (81) と2人、 そこに腰かけながら花壇を眺め、 世間話を弾ませる。 お茶を飲み、 一息つく。 「最も身近な日常」 がそこにある。 100部を印刷し、 親戚や知人などに配った。
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2012年9月6日14:14
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柏原高校に“里帰り” 高女の講堂落成風...
柏原高等女学校の昭和9年 (1934) の講堂完成記念風呂敷が柏原高校に寄せられた。 香川県の古物収集愛好家宅から出てきたもの。 柏陵会館の資料室で展示する。
紫色の風呂敷=写真=で、 「講堂新築落成記念 兵庫縣立柏原高等女學校」 と記され、 校章も入っている。 香川県三豊 (みとよ) 市の真鍋圭哲さん (60) から送られてきた。
真鍋さんによると、 たんすの整理中に発見。 親族に柏原高女の関係者はなく、 古物収集が趣味だった父親が手に入れたものだろうという。 「自分が持っていても意味はなく、 柏原高校で展示されてこそ価値がある」 と話している。
柏原高女の講堂は、 柏原藩校崇広館の跡地で、 現在、 県柏原総合庁舎敷地の一角に建設された。 木造スレート瓦葺で約280平方メートルの規模。 同年10日10日に落成式と記念講演 「非常時に於ける我が国婦人の美徳を思う」 が開かれた。
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2012年9月6日14:12
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麹の健康調味料発売「甘」と「塩」2種 ...
西山酒造場 (西山周三社長、 丹波市市島町中竹田、 0795・86・0331) が、 新商品の調味料 「甘麹 (こうじ)」 と、 健康志向の調味料として流行している 「塩麹」 を開発した。 コメと米麹だけを使ったもので、 酒蔵ならではの技術で仕込んだ、 ビタミンB群やアミノ酸が豊富な健康調味料として販売する。
「甘麹」 は、 砂糖を加えていないにも関わらず、 糖度が59―60%ある。 キャラメルのような茶色をしており、 ねばりもある。 ジャム代わりにパンに塗ったり、 パン生地に加えたりと、 砂糖代わりに使う。
甘酒用のコメと米麹をベースに、 2カ月かけて仕込む。 当初、 甘麹を使った、 「酒蔵スイーツ」 の開発を考えていたが、 同商品の甘さをそのまま味わってもらおうと、 調味料として販売することに。
塩麹は、 サラサラタイプで、 塩分濃度14%。 塩代わりに使ったり、 肉の下味を付けるのに使う。
同社業務総括部の大槻純子さんのアイデア。 独特の香りを抑えるのと、 自社の独自性を出すのに知恵を絞ったという。
大槻さんは、 「子どもたちに甘麹を使ったスイーツやパンをいろいろ食べさせているが、 抵抗感なく食べている。 砂糖を使っていないのに、 とても甘い。 ぜひ味わって」 と話している。
それぞれ300個 (共に180グラム入り、 735円) を販売し、 反応を見ながら改良点があれば改良する。 現在は、 同社と、 道の駅丹波おばあちゃんの里、 インターネットのみの販売。
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2012年9月6日14:12
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篠山産業高がカボチャで加工品開発 播磨...
篠山産業高校生活科が、 加西市でブランド育成されているカボチャの加工品開発に取り組み始めた。 カボチャを栽培している加西市の播磨農業高校と連携し、 栽培の中で出た規格外のカボチャの加工について篠山産高の生徒が研究。 加西市の農家が手軽に作れる加工品を提案する。
カボチャは 「ダークホース」 と言われる品種で、 ホクホク感と甘みがあるのが特徴。 加西市内の農家約30軒が栽培しており、 「冬至カボチャ」 として12月に収穫、 出荷される。
播磨農業で栽培するカボチャでは、 傷がついたり、 日焼けしたり、 変形するなど、 市場に出荷できない規格外のカボチャが約1割出る。 同校では、 スライスや粉末にするなどで試みたが、 家庭科で使用する調理室しかなく、 設備が充実していて、 加工品作りの実績がある篠山産業に協力を依頼した。
このほど、 両校の初めての打ち合わせが篠山産業であり、 担当教諭と播磨農業から2人、 篠山産業から6人が出席。 カボチャを味見した後、 どんな加工品にするかを話し合った。 その中では、 「カボチャまん」 やケーキなどさまざまな案が出た。
篠山産業の進戸絵理加さん (2年、 丹南中出身) は 「ダークホースは甘くておいしくて、 クリっぽい。 クリスマスケーキに合わせてケーキがいいかな」、 森澤美月さん (1年、 和田中出身) は 「すごく甘くておいしい。 素材を生かした加工品を作れれば」、 祖母がダークホースを栽培しているという、 播磨農業の駒田久美子さん (2年) は 「1年中販売できる商品にしたい。 中身が濃黄の色を生かした加工品になれば」 と話していた。
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2012年9月6日14:08
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特別講演会&パネルディスカッション
9月9日午後2時からポップアップホール (丹波市氷上町本郷) で、 評論家、 拓殖大学客員教授で、 「私はなぜ 『中国』 を捨てたのか」 などの著書がある石平 (せきへい) さんが 「TVでは語れない 『中国の脅威』」 と題して講演する。 石平さんと黒川白雲・幸福実現党政調会長によるパネルディスカッションがある。 入場無料。 小山さん (090・6631・0226)。
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2012年9月6日14:07
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作家の玉岡さん「幸せ論」を講義 9月7...
兵庫丹波の森協会 (0795・73・0933) は、 9月7日午後1時半から丹波の森公苑で、 作家の玉岡かおるさん (加古川市) を迎えた公開講座を開く。 「文学に見る幸せ論 自分のしあわせ だれかのしあわせ」 がテーマ。 誰でも受講できる。
玉岡さんは、 三木市出身。 1989年に 「夢食い魚のブルー・グッドバイ」 (新潮社) で文壇デビューし、 神戸文学賞を受賞。 「天涯の船」 「お家さん」 「銀のみち一条」 は、 明治三部作として反響を呼んだ。 執筆のかたわら、 テレビコメンテーターとしても活躍。 県景観形成審議会議員、 県美術館運営会議委員。
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2012年9月6日14:07
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シルバー合コン会
篠山市池上の料理店 「サランバン」 でシルバー合コン会を開く。 9月9日、 10月14日、 11月11日、 12月16日、いずれも午後1―4時。 年齢制限なしで、 カラオケなどを楽しむ。また各日午前10時―正午までは、 イタリアの人たちとの文通交流会も。 問い合わせ、 申し込みは三上さん (090・6823・1124) か、 クリスさん (090・1245・2285)。
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2012年9月6日13:38
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「通り抜け」自粛を 古市―波賀野の街道...
子どもたちの通学の安全を守ろう―。 2学期が始まり、 通学路に子どもたちの賑わいが戻った9月3日、 古市小学校児童の通学路となっている古市、 波賀野の両集落を結ぶ古市駅前の街道に保護者らが立ち並び、 同街道を走るドライバーに児童の登校時間帯にあたる午前7時半―8時の間の通り抜け自粛を呼び掛けたビラを配布した。
昔から、 同街道を歩く登校児童の交通事故を心配する声は上がっていたが、 今年4月、 集団登校中の児童の列に車が突っ込み、 多数の死傷者が出た亀岡の事故を受け、 事故現場と同街道の状況が似通っていることなどもあって、 今回の取り組みになった。
同小学校・幼稚園PTAの役員と生活文化部のメンバーをはじめ、 同小学校教諭、 篠山署員ら計18人が、 同街道の出入り口にあたる中兵庫信用金庫古市支店横と、 波賀野踏切の2カ所に分かれて実施。 警察官がドライバーに停車を求め、 PTAや教諭らがビラを手渡しながら、 通り抜け自粛のお願いと、 区間の規制速度が30キロであることを告げ、 理解と協力を求めた。
同街道の東側に国道176・372号線が走っているが、 同国道には信号機が3つあり、 朝夕の通勤時や降雪時には渋滞することもあるため、 時間短縮を図ろうと、 同街道を通り抜けるドライバーは多い。 同小学校の西田正志校長 (55) が、 7月中旬の登校時間帯の30分間、 同街道出入り口の2カ所で2日間に渡って車の通行量を調べたところ、 平均約70台の往来があったという。
同街道の区間距離は約1・2キロ。 近年、 児童が絡む交通事故は起こっていないが、 両側には民家が立ち並び、 道幅は狭く歩道もないため、 登校中の児童をかすめるように車が走っている状況。 場所によっては、 道幅が約3・8メートルしかないため、 車のすれ違いすら不可能。 車の脱輪やすれ違いの優先をめぐるドライバー同士のトラブルもたびたび発生しているという。
同取り組みは、 10月1日に再度実施する。
同小学校PTA会長の藤原洋一さん (38) =住山=は、 「朝の通勤時の慌ただしいときにドライバーの皆さんには迷惑を掛けますが、 何より子どもたちの安全が大切。 遠回りとなっても、 国道を使用していただきたい」 と話している。
写真・ドライバーにビラを手渡し、通り抜け自粛を呼びかける古市小学校のPTAら=篠山市古市で
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2012年9月6日13:34
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ホンモロコ試験養殖 葛野の特産化へ研究...
葛野報徳自治振興会 (藤原敦実会長) が、 丹波市の 「元気な地域づくり事業」 を利用して特産化をめざす、 ホンモロコの試験養殖が、 同自治会の試験池で始まった。 稚魚500匹を飼育し、 成魚に来春産卵させ、 個体数を増やす。 同会員内に養殖希望者を募り、 将来、 加工品として販売できないか、 可能性を探る。
丹波市氷上町三原の十倉厚雄さん (61) が、 自身が経営する鉄工所敷地内にこしらえた池で飼育している。
土を盛ってシートを敷いて自作した池で、 30平方メートルほどあり、 50センチほどの水深もある。 自動で井戸水をくみあげるほか、 改造した農業用動力噴霧器でエサやりも自動化、 現在は朝晩の2度、 給餌している。
稚魚は、 ホンモロコ養殖日本一の鳥取県の八頭町から仕入れた。 放流した際は3センチほどだったものが、 6センチほどに成長。 成魚は10センチほどになる。
4―5月に、 シュロの木を沈めて産卵させ、 別の水槽に移してかえし、 その後、 希望者に休耕田で養殖してもらう。
水を50センチほどはるために田んぼを少し掘り下げるだけで初期投資がいらず、 飼育も容易とされる。 一方で1キロ3000円程度の高値で取引がされていることから、 休耕田活用、 加工品開発によるビジネス化にと、 ホンモロコ養殖を思いついた。
厚雄さんの兄で、 同自治振興会地域資源部会の十倉正己部会長 (66) は、 「初めてのことで、 どの程度成魚になり、 また卵を産むのかなど、 手探りの状態。 養殖にめどが立ち、 葛野の中から養殖に手をあげる人が出てくれば。 販路も今のうちから考えたい」 と話す。
厚雄さんは、 「浮いて来ないので姿が見えず、 不安になって1度水を落としてみたら、 大きく育っていた。 魚のことは全く分からないが、 うまく増えてくれたら」 と、 順調な成長を願っている。
【ホンモロコ】琵琶湖固有種とされる淡水魚だが、 外来魚の侵入で天然ものは個体数が大きく減っている。 白身の淡白な味わいで、 京都では高級品とされている。 鳥取県では、 元鳥取大助教授の七條喜一郎さんが発案した休耕田でのホンモロコ養殖が盛んで、 全国一の生産量を誇る。 葛野報徳自治振興会も、 七條さんのグループに助言を受けている。
写真・ホンモロコの試験養殖が行われている池=丹波市氷上町三原で