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2017年5月28日09:00
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「HC HYOGO HEARTS」スタッフ 林美枝さん...
ホッケーの楽しさ知って
篠山市を拠点に今春、発足したホッケーのクラブチーム「HC HYOGO HEARTS」に所属する子どもの保護者であり、自身もプレーヤー。昨年からはチームのスタッフにもなり、親子で競技を楽しみながら、裏方としても活動する。
ホッケーとの出会いは娘の洵菜さん(篠山中3年)が小学3年生の時、たまたま見かけた練習風景に興味を抱いて入部したこと。姉の影響を受けた弟の夏綱君(岡野小5年)も競技を始め、保護者としてホッケーにかかわりだした。
楽しそうに汗を流す子どもの姿を見ているうちに、自分もやってみたいと思うようになり、同じ思いの保護者らとともに競技を開始。「それまでやったことのない競技だったので、とても楽しい。技術は子どもの方が上ですが」とほほ笑む。
県内のチームを統合し、子どもからトップチームまでを有するクラブとして誕生したハーツ。立ち上げ準備段階からスタッフとしてチームに入り、グラウンドの清掃活動やクラブウェアの製作、フォトコンテストなどを担当するようになった。
保護者やプレーヤーだけなく、スタッフとしてかかわることで、「いろんな人が考えて、悩んで、知恵を出し合って、チームを支えていることを実感した。子どもたちには礼儀や地域の人への感謝、物を大切にすることなど、人間的に成長してほしいと思うようになりましたね」。自分の子どもだけでなく、選手一人ひとりの成長を願う。
学生時代は吹奏楽部に所属。「あのころ、ホッケーを知っていたら絶対にやっていた。この楽しさをもっとたくさんの人に知ってほしいですね」とにっこり。43歳。
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2017年5月27日15:50
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あづま屋
改装しメニューさらに充実
明治45年創業の食事処が和風モダンにリニューアルした。シックな店内は目隠しがついたテーブル席、庭をながめられるカウンター席、掘りごたつの小上がり、最大60人収容の座敷席と全面的に新しくなった。
一品料理、定食、丼物、麺類、仕出し弁当、ボリューム満点の会席、オードブルと、一人でも団体でも様々な場面で使える。
若鶏の唐揚げ、竜田揚げ、そば入り八宝菜など定番はそのままに新メニューが加わった。黒生ビールなど飲み物も充実。4代目の前田一平さん(38)は「手作り料理を味わいにぜひ足を運んでもらえれば」と話している。
丹波市氷上町成松239-1
tel.0795・82・1032
営業時間/11:30~14:00、17:30~22:00(ラストオーダー21:00)
定休日/不定休
Facebook/あづま屋 Instagram/#あづま屋
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2017年5月27日15:37
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「父の日」丹波焼を贈り物に 陶の郷で企...
写真・6月18日の「父の日」当日まで開かれている企画展=篠山市今田町上立杭で
「父の日」(6月18日)に丹波焼の贈り物はいかが―。立杭陶の郷(篠山市今田町上立杭)内の丹波焼展示即売所「窯元横丁」で、企画展「父の日セレクト―こだわりの逸品を探す」が開かれている。丹波焼窯元が厳選したカップや茶わん、鉢や湯呑みなど約135種類が展示販売されている。カップは1000円くらいから。同月18日まで。
炭化焼成や焼き締めで仕上げた無骨な雰囲気が漂うビアカップや、たっぷりと飲める大容量のマグカップ、器表面の横筋模様が滑り止めの役割も果たす機能美にすぐれたフリーカップなど、男性が使用することを意識した多彩な丹波焼が並ぶ。エメラルドグリーンやブルーなど、見た目に涼しい色あいのどんぶり鉢もあり、これからの季節にぴったりな焼き物も多数展示している。
開場時間は、午前10時―午後6時。期間中無休。陶の郷(079・597・2034)。
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2017年5月27日15:35
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丹波市柏原支所 観光拠点化へ懇話会 201...
写真・観光拠点化の検討が始まる丹波市柏原支所=柏原町柏原で
丹波市柏原支所(同市柏原町柏原)の観光拠点化を検討する「整備懇話会」が5月29日に初会合を開く。年度内に4、5回開催し、市が策定する整備計画に意見、提言を述べる。谷口進一市長が市のシティープロモーションの目標年度にしている2019年度の開館をめざす。
どんな機能を持たすかと、運営組織の2点を中心に検討する。
昭和10年に建設された木造2階建ての本館(延べ床面積550平方㍍)のみを検討対象とし、柏原支所と同一敷地にある、市水道部が入居している旧柏原町議場や市観光協会が入居中の建て増し部分は検討対象にしない方針。市新産業創造課によると、文化財には指定されていないが、建築当時の姿が現存しており、歴史的に貴重という。
懇話会のメンバーは10人。市商工会、同青年部、まちづくり柏原、中心市街地活性化協議会、自治会長会、丹波青年会議所、柏原自治協議会、市観光協会、有識者と副市長。市全体の観光拠点とするのに幅広く意見を募るため、地元柏原以外からも委員を選んだ。
現在の柏原支所の機能は、観光拠点化によって移転することになるが、支所機能のあり方は、市で検討し、懇話会とは切り離す。
今年度が計画、来年度が設計、19年度に工事、開館をめざす。
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2017年5月25日09:10
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市島―宍粟間200㌔を自転車で 6月3日、...
自転車乗りの愛好家でつくるグループ「丹波チャリ部」が6月3日、「そばんち発M200」と題したサイクリングイベントを開く。参加者を募っている。制限時間内に200㌔を走破する。
丹波市市島町梶原のそば店「そばんち」を同日午前7時に出発し、青垣町に向かう。青垣峠から朝来市生野町に入り、宍粟市波賀町で折り返す。コース中に3つの関門を設けており、制限時間内に到達できなければ近道コースに誘導されるか、回収車に乗ってリタイアする。
参加資格は、整備された自転車に乗り、指定コースを午後5時までにゴールできる走力があること。補給(水分、食事)は各自、準備する。時間内に完走すると、同店の2000円分の食券が贈られる。
定員20人。参加費500円。前日午後7時の丹波市の降水確率が50%以上の場合は中止する。事前にコースを調べておくこと。
申し込みは、1日午後5時までに同部の蘆田さん(電080・5343・6141、メールassilect@gmail.com)へ。
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2017年5月25日09:08
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尺八奏者の上山悠山さん 邦楽仲間7人と...
新都山流尺八奏者の上山悠山さん(65)=篠山市大沢=が5月28日午後2―4時、県立丹波並木道中央公園(同市西古佐)で「小さな尺八コンサート―気ままな挑戦」を開く。尺八と箏の共演で現代曲を中心に演奏するほか、民謡、詩吟とも音色を合わせて全8曲を披露する。いずれの曲にも上山さんが出演し、わびさびの音色を響かせる。入場無料。
邦楽仲間7人と共演。オープニングの「月下美人」では、箏奏者の松下千鶴さん(丹波市春日町)、横出春音さん(小野市)、梅岡寿美子さん(神戸市)と音色を紡ぐ。続く丹波篠山地方民謡「糸紡ぎ唄」は、唄・前川鈴代さん(丹波市柏原町)、三味線・上田雅楽陽さん(篠山市犬飼)、妻の梢葉さんの3人で上演する。「月夜荒城の曲を聞く」では詩吟とコラボレーション。吟道哲山流興風吟詠会の古杉相山さん(同市大沢)とともに“いぶし銀”の音色を披露する。
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2017年5月25日09:07
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小谷敏雄氏訃報
小谷敏雄氏(こたに・としお=元氷上郡教育委員会教育委員長)5月19日午後2時42分、肺炎のため丹波市内の病院で死去、87歳。自宅は丹波市山南町青田408ノ2。葬儀は21日、おこなわれた。喪主は長男、毅(つよし)氏。
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2017年5月25日09:06
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芦田均
宮城県でのある会合に出席した際、隣り合わせた人が雑談の中で福岡の高校出身と言い、「仙台での同窓会に100人集まった」と話した。「卒業生がそんなに各地にいるとは…。修猷館高校でしょう」と確かめると、「よく知っていますね」と、まんざらでない顔。▼「そりゃあ、九州きっての名門校ですもの」と持ち上げ、「ところで、修猷館から総理大臣は出ていますか」と尋ねたら、「ええ、1人だけいます。広田弘毅」。やはりさすがである。外交官出身の広田は日中戦争時に首相を務めた責任を問われ、A級戦犯として処刑されたが、裁判では沈黙を通し、その潔さが評価された。▼「私の母校も兵庫の田舎ながら、芦田均を出しているんです」。芦田も外交官出身で、短命内閣だった点で共通する。しかし、新憲法の制定に関わるなど、歴史上でははるかに重要な役割を果たした。▼無論、そこまでは言わなかったが、この1点においては柏原高校が九州きっての名門校に全くひけをとらないと知り、改めて誇りに思った。▼先日の柏原高校同窓会総会で来賓の谷口丹波市長が「芦田さんを心から尊敬している」と話した。兵庫県内唯一の首相輩出校であることを、近年は生徒はあまり知らず、先生も教えていないのではないか。「芦田均日記」全7巻を読む授業を試みては。(E)
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2017年5月25日09:06
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8.息づく「お大師様のお祭り」
今、手元に「多紀88か所巡礼順路」(昭和33年4月新興)という地図と、「多紀郡四国88か所巡拝案内図」(大正13年1月に印刷)があります。多紀郡(篠山市)各地で4月のお大師様の時期になると、この地図を頼りにお遍路される方があったようです。今も、21日(お大師様の縁日)から数日はお祭りされているところが多いそうです。もう、お祭りをされていないところや一日だけというところもあるようですが。
昨年の春は友人と5、6か所お詣りさせてもらいました。近くまで行くと、赤いのぼりが道案内をしてくれます。田んぼの中のかわいいお堂彌勒堂は 平安期の弥勒菩薩座像がお祭りされていました。お寺には立派な仏像がありました。また、ある所は石のかわいらしいお薬師さまでした。お大師様の像もありました。それぞれの地域でそれぞれのお祭りがあり、巡拝させていただいてほっこりとした気持ちになりました。
篠山のある村のお大師様のお祭りを紹介します。4月21日、五色の吹き流しを高く揚げ、「南無大師遍照金剛」と書かれた赤いのぼりを立てます。これが村を守ってくれ、お詣りの目印になるそうです。いわれや意味はわかりませんが、葉付き人参、干し椎茸、油揚げ、高野豆腐を紅白の水引でくくり、ご飯やお汁、煮物などと一緒にお膳にお供えします。果物や旬の筍もお供えします。25日までは、お当番の人が 毎日お昼ご飯のお膳をお供えされます。25日には、お供えしていた干し椎茸や高野豆腐などで煮物をして皆でいただかれるそうです。「めんどうだと思って止めてしまったら伝わらない」と仰います。
パワースポットや御利益のあるといわれる場所に行き、目先の大きな御利益を手っ取り早く願うという気持ちも分かりますが、身近なお大師様のお祭りは、ささやかな普通の生活を守ってくださっているような気がします。
何か大きなあたたかさに包まれて、なつかしい人たちと一緒に歩いているような気になる春のやさしい陽射しのこの頃です。
* * *
〈お大師様にもお供えされる筍の木の芽あえ〉
筍が旬を迎えるこの時期、お大師様のお祭りにもお供えされるそうな木の芽和えはいかがでしょうか。筍を糠と唐辛子を入れてゆっくりと下茹でしたものに、だし、醤油、みりんで少し下味を付けて好みの大きさに切ります。すり鉢で炒り胡麻を摺り、木の芽とほうれん草の湯がいた葉少しを入れ摺ります。白味噌と味醂で(お好みで砂糖も入れ)味を調えます。そこへ筍を入れ和えます。
私は、筍煮の途中で一部を引き上げて木の芽和えにしたりします。春の香りが嬉しい一品です。
(野口歩 17.4.23掲載)
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2017年5月25日09:03
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歩く楽しみ
非日常という言葉に魅かれる。パターン化した日常生活を離れて、居場所を見つけるとリフレッシュできる。
毎年この時期に開催される福井県の若狭・三方五湖ツーデーマーチに参加した。2日間に全国各地から延べ約4300人が参加するイベント。今年は2日目のみ10キロコースの参加だった。真夏を思わせる天気のなか、三方五湖と空の青色を見ながらのウオーキングは格別だった。
開会式で大会長の森下裕若狭町長が、自作の俳句で歓迎のあいさつをしたのにはほっこりした。中村良隆副町長は、「梅干し5粒を食べて歩けば大丈夫」と特産の「若狭の梅」をしっかりPRした。
26回目のイベント。10数年年前から友人に誘われて参加している。1日目は日本遺産の「鯖街道」の宿場町として栄えた熊川宿を通るコースもあった。熊川宿といえば、数年前に鯖街道の特集記事の取材でも訪れた思い出の地。
帰りには、日本名水100選の瓜割りの滝から流れる水を飲んだ。綾部市山中のシャガの群生地には目を見張った。日常に戻り、この記事を書いている。「若狭路を歩く背中に初夏の風」。(臼井 学)
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2017年5月25日09:02
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日本語教室「うりぼう」
凍てつく暗い夜道、暑い夏の夕方、仕事終わりの疲れた身体で、一生懸命、自転車で日本語教室に来てくれる。教室がない日も仕事のあと、部屋に帰って日本語のテキストと向かい合う。これが日本語教室に通う学習者さんたちの日常だ。
教室では勉強の合間に、遊びに行った時のことを楽しそうに話してくれる。日本語の言葉で「家族」が出てくると、写真で家族を紹介してくれる。時々、教室の中で音楽が聞こえてくる。学習者さんがお気に入りの母国の歌を聴かせてくれているのだ。
こちらでは、絵カードを使って名詞、形容詞、動詞の練習中。助詞の説明は毎回難しい。あちらでは、ホワイトボードを使って勉強中。言葉で説明するより、目で見て理解するほうがわかりやすい。できるだけ漢字は丁寧に一本一本の線がわかるように書くと覚えてもらいやすい。日本語の試験を受ける学習者さんもいて、皆、勉強熱心だ。そんな学習者さんの姿勢から、ボランティア側が教わることも多い。
来日してすぐに日本語教室で勉強すると、美しい日本語が話せるようになる。基礎から教わることができるからだ。教室では、季節ごとに書き初めや七夕などを楽しみ、時には着物を着て、お抹茶をいただいたり、お祭りに行ったりと日本文化を体験しながら学ぶ。
ここは、NPO法人篠山国際理解センターの日本語教室「うりぼう」である。今晩も学習者さんが、笑顔で教室に入ってくるだろう。「こんばんは!」って元気よく。
(土性里花・グループPEN代表)
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2017年5月25日09:01
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恐竜化石で広域連携 協定締結へ4首長覚書
写真・村上さん(左端)の案内で「ちーたんの館」で丹波竜の復元模型を見学する酒井篠山市長、藤木御船町長、谷口丹波市長、竹中むかわ町長(左から)=丹波市山南町谷川で
恐竜化石が見つかった自治体間が手を取り合い恐竜を媒介にしたまちづくりをと、丹波市、篠山市と北海道むかわ町、熊本県御船町の4首長が5月23日、市山南庁舎で「恐竜化石を活用した自治体連携に伴う覚書」を交わした。恐竜化石関連展示品の相互貸し出しや、特産品の交流などを盛り込んだ協定を結ぶ準備段階で、11月26日開催の「丹波竜フェスタ」で協定締結をめざし、調整を進める。
全身の50%が見つかった国内最大の全身骨格化石「むかわ竜」の里、むかわ町を訪れた「丹波竜」化石発見者の村上茂さん(山南町上滝)が連携を谷口進一市長に進言。広域連携が有効と考えた谷口市長が竹中喜之むかわ町長と、同じく日本で初めて肉食恐竜の化石が見つかった藤木正幸御船町長に電話をし、話をまとめた。篠山層群でつながる酒井隆明篠山市長にも声をかけ、4市町で「恐竜連合」を立ち上げることにした。
恐竜化石関連展示の相互貸与、特産品交流のほか、観光による交流、大規模災害時の応援体制、恐竜化石を生かした教育面での交流など6項目について具体策をまとめていく。
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2017年5月25日09:00
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浴室の照明にツバメ営巣 春日町黒井・中...
写真・照明に巣を作った2羽のつばめ=春日町黒井で
営巣とヒナへの餌やりのため、五月の空をツバメが飛び交うなか、丹波市春日町黒井の中川節雄さん(61)宅では、浴室の照明にツバメが巣を作った。日暮れになると、つがいと見られる2羽が帰宅。入浴する中川さんを眼下に見下ろしながら、特段あわてる風もない。中川さんは「まさかこんな所に巣を作るとは」と笑い、時折口笛を吹いてツバメの気を引いている。
5月13日に自宅の軒先に作っていた巣が落ちていた。かわいそうに思い巣があった場所に支えになる板を打ち付けてやったものの、そこには戻らず、扉が開いていた脱衣所に入り込み、巣づくりを始めた。洗面台を土で汚したため締め出した。
15日の夜、湯船につかってふと見上げると、目の高さより高い球状の照明の上に巣をし、巣の縁で羽を休めているツバメを見つけた。「いつの間に。よりによってこんな所に巣を」とビックリしたが気持ちを落ち着かせ、卵を産んでひなでもかえればおもしろいと、静かに見守ることにした。
幅20㌢、高さ40㌢ほどある窓は開け放し、自由に出入りできるようにしている。夜明けにツバメが出かける時間は定かではないが、あたりが薄暗くなる午後7時ごろになると、決まって2匹そろって巣に戻って来る。中川さんの入浴時間と重なることから、毎晩ツバメに見守られながら一日の疲れを癒している。巣に近いシャワーを使っても、じっとしている。
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2017年5月25日08:59
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篠山東雲高自然科学部 ビオトープを造成...
写真・自作のビオトープで、水生生物の調査に励む東雲高の自然科学部の生徒たち=篠山市福住で
篠山東雲高校(奥田格校長)の部活動の一つ「自然科学部」の中の「生物班」の7人が同校内の実習田に生きもの観察用のビオトープを造った。観察しやすいよう間伐材のヒノキの丸太で桟橋も設置。年間を通じて、水田環境にどのような生きものが現れるのかを調査していくほか、地域の小学生を対象にした自然観察会などの舞台として活用していく予定。さっそく絶滅危惧種のシュレーゲルアオガエルが、水際の畦の土中に泡状の卵塊を多数産み付けているほか、ガムシやヤゴの一種など多様な生きものたちが姿を見せはじめている。
現在の2年生部員(3人)と顧問の田井彰人教諭が、昨年12月からこつこつと作業を進め、今月上旬に完成した。約100平方㍍のビオトープで、「しののめ いきものランド」と命名。山際の用水路から水を引き入れ、水深の浅いところと深いところ、水草や雑草が生い茂る場所など、さまざまな生きものがくらせるよう、多様な環境をこしらえた。
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2017年5月25日08:57
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若手団体が農業に挑戦 氷上町葛野「かど...
写真・農業に取り組む「かどのASC」のメンバーたち=氷上町上新庄で
農業を体験し、苦労や喜びを味わおうと、丹波市氷上町葛野地区の若手でつくるグループ「かどのASC」(酒井宏之会長)が、地域住民から借りた同町上新庄の農地で作物栽培に取り組んでいる。同グループ内の組織「ふるさと委員会」(谷川和委員長)の事業。農業の未経験者が多い中、それぞれが調べて持ち寄った知識をもとに、試行錯誤しながらも楽しんでいる。5月21日には、初めての作付けを行った。酒井会長(43)=同町上新庄=は、「年齢が近い者同士、自発的に活動できているのが何より」と話している。
「のどか農園」と名付けた1反ほどの農地で、サトイモやジャガイモ、ニンジン、トウモロコシなど多種多様な作物を栽培。ゴボウの栽培にも挑戦しようと、1㍍までの長さに切った塩ビ管を土に差し込み、中に種をまいた。今後は当番制で管理するという。
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2017年5月21日09:00
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カギ忘れても大丈夫
写真・バイクは何でも運べる優れもの。ほんもののタイヤのミシュラン発見
私のバイクは中国製のオンボロ。もう13年もん。一緒にそのバイクに乗ることが恥ずかしいって友達に嫌がられるくらいにボロい(笑)
そんなオンボロバイクを途中で止めて遊びに行った。で、カギを置き忘れてしまった。バイクの前で立ち尽くす。どうにもならない…。やべぇ
っ!って焦る私。でも回りに集まったラオス人は大丈夫だという。へ?カギないのに何が大丈夫なのだ?
その中の一人が自分のバイクのカギを取り出す。そして私のバイクの鍵穴に挿す。そして回す。そしてロックまで掛けてたバイクがすんなり動いた…。
話によると古い中国製のバイクはどんなカギでも動くらしい…それが通説なのに、どこに止めてても盗まれない私のバイク。……。安全なバイクでよかったぁ。
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2017年5月21日09:00
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ふるさとの味
亡くなった後も、家族からずっと慕われる母親とはどんなタイプか。才色兼備の母親か、それとも社会的地位の高い母親、優しい性格の持ち主か。思想家の吉本隆明氏は、いずれも違うと退ける。では、どんな母親か。▼「自分の創造した料理の味に、家族のメンバーを馴致させることができた」、そんな母親が家族から慕われるという。いささか極論めいている気がしないでもないが、「おふくろの味」という言葉があるように、母親の料理は特異な意味をもっているのだろう。胃袋をつかんだ母親は家族から仰がれる。▼最近、おもしろい言葉に出合った。『亡命ロシア料理』という本にある言葉らしく、「人間を故郷と結びつける糸」の正体を解き明かしたものだ。「故郷から伸びているいちばん丈夫な糸は魂につながっている。つまり、胃につながっている」。▼石川啄木が「ふるさとの訛なつかし」とうたったように、言葉を含めた風土も、人を故郷と結びつける糸になる。文化や歴史もそうだ。しかし、なかでも食は別格で、「これは糸などというものではなく、綱であり、頑丈なロープである」という。▼故郷に対する愛着を育て、故郷を離れても望郷の念を抱かせる根源は「ふるさとの味」ということか。さて、我が丹波地方にはどのような「ふるさとの味」があるか。(Y)
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2017年5月21日09:00
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復興女性プロジェクト「ぽんぽ好」
今月の丹波での句会は連休を避け第二週に。高校の担任だった大槻隆先生の忌日の前日が十三日で、久しぶりに有志で墓参り。大雨の予報もあり心配したが霧雨程度。市島町の先生の墓には八年前、十三回忌のお参りをして以来で十一人が集まり墓前で黙祷、先生への想いをそれぞれが語りかけた。昨年の秋、大槻先生のB級戦犯巣鴨拘置所関係の資料が親族より、母校立命館大学国際平和ミュージアムに寄贈されたという本紙の記事から、今回のお参りにつながった。亡くなってから二十年を経てなお教え子の胸に強く師恩の念を抱かせる教師というのも、なかなか無いことだと思う。否応なく戦争という渦に巻き込まれ、英雄が戦犯になる憂き目を経験されたからこその、教え子に注がれた情の深さを今さらながら感謝している。
さて墓参りを終え、地元に住む同級生が案内してくれたのは、「ぽんぽ好」というログハウス。この辺りは二年半前、丹波豪雨災害にあった地域。災害の跡はすでに片付けられているが、山々に残る地すべりの跡や、建て替えられた家々に、その痕跡を改めて感じさせられた。復興支援活動として女性たちが立ちあげた「丹波復興女性プロジェクト会ぽんぽ好」、さらにそれを支援する男性四人の作物栽培グループ「こんちゃん農園」。その方達の手によるランチを頂いたのだか、その美味しいこと。地産地消はもちろん、何より嬉しいのは季節の食材を美味しく調理していること。復興支援として皆様にお勧めします。これも恩師につながる縁と、感謝の一日だった。
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2017年5月21日09:00
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篠山市市名変更 旅館組合も要望書提出 ...
篠山市内の旅館16軒でつくる「市旅館組合」(組合長=林大司・池富店主)が5月16日、篠山市役所を訪れ、酒井隆明市長に対して、市名を「丹波篠山市」とするよう求める要望書を提出した。同様の要望書提出は、今年に入って5団体目となる。
要望では、「黒豆や丹波栗などに代表される農産物は、先人が切磋琢磨して作り上げたブランド」とし、「丹波市誕生以降、消費者に誤解を与えるような表記や広報・宣伝がなされており、看過できない状況」と指摘。「ブランドイメージの低下につながることを憂慮し、地元産業の衰退はサービス業としても大きなダメージ」「丹波市が旧丹波国の中心・代表であるかのような状況は遺憾」とし、早急に市名変更の検討委員会の設置を求めている。
同組合は、昨年度から理事会で要望書の提出を検討。文書を作成し、組合員に送付した結果、反対ゼロ、賛成10、組合長一任6となったため、提出に至った。
林組合長は、「組合は一任意団体だが、同じように思っている人が声を上げやすくなれば」と話している。
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2017年5月21日09:00
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遺産のまちを歩こう ウイズ企画 6月か...
篠山城大書院などの歴史施設を管理する一般社団法人「ウイズささやま」は、6月から12月にかけて実施するウオーキングイベント「丹波篠山日本遺産めぐりツアー」の参加者を募っている。篠山市が認定された「日本遺産」を構成するエリアや文化財を、地元住民らのガイドを受けながら見て歩く。
各コースとも地元住民をはじめとする“通”のガイドが付き、各地の魅力を紹介する。
各コース定員20人。1人からの参加も可。参加費は無料だが、各種体験を希望する場合は体験料が必要。申し込みは、歴史美術館(079・552・0601)。
6 月11日 「丹波焼と王地山焼をめぐるコース」 今田町立杭地区の丹波焼最古の登り窯や王地山陶器所、河原町妻入り商家群、王地山稲荷などを訪れる。丹波焼窯元「昇陽窯」でろくろ体験もできる。
7 月23日 「デカンショ節と城下町をめぐるコース」 篠山城大書院や丹波篠山デカンショ館、歴史美術館、王地山陶器所などを巡る。陶器所で箸置きの型抜き体験もできる。
10月21日 「篠山の特産品をめぐるコース」 丹波杜氏酒造記念館や鳳鳴酒造、小田垣商店、安間家史料館などを訪れる。黒大豆の選別体験や煎茶道体験もある。
12月10日 「国史跡の二つの城をめぐるコース」 八上城登山や篠山城を訪れる。