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2012年9月20日13:53
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スズメバチにご注意を
宮津市へ海釣りに出かけた男性がスズメバチに襲われ、 一時意識不明の重体に―。 こんなニュースが先日報じられた。 昨年、 篠山市でもスズメバチに刺された男性が亡くなるという痛ましい事故が起こっただけに、 とてもよその出来事とは思えず、 また、 この手の事故はこれから本番を迎えるため、 関心を持ってニュースに耳を傾けた。
なぜ秋にスズメバチに刺される事故が多発するのか。 昆虫学者によると、 春に1匹の女王バチから始まった巣は秋に最大規模となり、 攻撃性を持つ働きバチの数が最も多くなるため、 おのずとハチとの遭遇率が上がるのが主な原因という。
日本には、 16種類のスズメバチが生息している。 その中でも、 体長が女王バチで約40―45ミリ、 働きバチ (メス) で27―40ミリもあるスズメバチ類の中では世界最大の 「オオスズメバチ」 には特に警戒が必要だ。 毒性や攻撃性が非常に高い上、 巣を倒木や地面の中などにつくるので、 発見するのが難しく、 気がつかないで巣に接近して襲撃されることが多いためだ。 寒さで活動が鈍る11月上旬ごろまでは注意が必要という。(太治庄三)
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2012年9月20日13:52
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険しき断捨離の道
気になっていた、 床下浸水した宇治の実家の様子を連休中に見に行ってきた。 雨は明け方の3時頃から猛烈に降り、 外に出ると、 みるみる間に膝上まで水が上がってきたそうだ。 宇治川に注ぐ細い川の水位が上がったというより、 山で吸収できない水が道路を水路代わりに上から流れてきた感じで、 水が引いたそこかしこには山土が積もっていた。
畳まで数センチまで来た水は数時間で引いたが、 うちより下の家は床上浸水したそう。 ご近所はまだ掃除に追われている感もあり、 粗大ごみが路肩に詰まれていた。 両親は今まで片付けていなかった物置状態の部屋まで手を出し、 「もう歳やし、 今のうちに要らんもんは捨てようと思って」 と大々的に大掃除までしていた。
すると、 出てくる出てくる懐かしいものたちが。 母ちゃんの知らない時代遅れの物もてんこ盛り。 お陰で母の口癖は 「断捨離、 断捨離!」。 その癖 「あんたこれ要らんか?」 「これ着いひんか?」 「使わへんか?」 と。 思わず 「そんなん使わへん」 「捨てるにはもったいないな。 置いといて」 と、 結局もとの所へお蔵入り。
しかも姉妹が家を出た後の子供部屋はいつの間にか出産前後の洋服にベビー関連の道具に玩具、 子供服の山。 実家は都合のいい物置となっており、 今回たいして使わなかったベビーベットも搬入してしまった。 断捨離どころか増える始末。 その癖、 娘は丹波へ帰る際にはしっかり家中を物色し、 調味料にお菓子、 おかず諸々、 まるで追いはぎのように奪い去ってしまった。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2012年9月20日13:52
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社会的役割見出そう!! 学校に寄贈事業ス...
篠山ケアセンター (篠山市宇土、 林豊文施設長) のデイサービス利用者らが、 ちぎり絵でつくった交通安全ポスターと、 ぞうきん25枚を完成させ、 このほど城南小学校に寄贈した。 掃除に使ってもらうぞうきんの寄贈は、 今後も継続して行っていく。 大半の利用者が高齢のため、 手や目が不自由な人もいるが、 リハビリの時間などを活用して 「社会に役立つことをしよう」 と始めた初の試み。 生きがいを感じながら取り組む利用者らは、 「校区の子どもたちが喜んでくれたら」 と、 生き生きとした表情を浮かべる。
模造紙でつくったポスターは縦79センチ、 横92センチ。 11色の色紙を使い、 人気アニメ 「ワンピース」 のキャラクター 「チョッパー」 と、 「交通安全」 「城南小」 の文字を描いた。
2001年の開所以来、 リハビリも兼ねた手遊びで、 いつもちぎり絵に取り組んできた利用者ら。 秋の交通安全週間にあわせ、 十八番の技で児童らの安全を願った。
ぞうきんは消耗品のため、 需要があるだろうと、 5月ごろから1枚1枚丁寧に縫い上げた。
利用者の中には目が見えない人もいたが、 色紙を貼れない分、 ちぎる作業に専念。 手が不自由でも精いっぱい作業に打ち込む人には、 周囲が応援したりと、 協力し合ってつくり上げた。
利用者の稲次ユリヱさん (77) は、 「みんなでつくったちぎり絵はとてもきれい。 子どもたちが喜んでくれたらうれしい」 と満面の笑みで話していた。
同施設スタッフの西山一郎さん (45) は、 「作業に取り組む利用者の人たちは、 みんな生き生きしていた。 これからもぞうきんの寄贈を続けることで、 社会参加や生きがいづくりになれば」 と話していた。
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2012年9月20日13:51
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ガイド本やサービス 秋の篠山観光シーズ...
秋の観光シーズンに向けて、 篠山観光をより楽しくするガイドブックやサービスが続々と完成した。 関西の雑誌社は、 篠山のグルメなどをまとめた観光ガイドブック 「くるり丹波・篠山」 を、 市は、 おすすめの散策スポットなどを掲載したパンフレット 「ささやまさんぽ」 を作成。 また、 観光名所に近づくと自動で、 音声ガイドが聞けるサービス 「ささやま聴き旅」 を始めた。
◆246カ所を掲載「3年間の集大成」 総合ガイドブック
西日本出版社 (大阪府吹田市) が発行した、 観光ガイドブック 「くるり丹波・篠山」 (AA判130ページ) は、 篠山、 丹波両市の観光名所やグルメスポットなど246カ所を盛り込んだ総合ガイドブック。
グルメでは、 老舗からオープンしたばかりの店を取りあげている。 猪鍋、 和牛、 そば、 里山の幸、 スイーツ、 創作和菓子、 パンを特集。 また、 蔵元、 寺、 温泉、 居酒屋など、 さまざまジャンルごとに紹介。 このほか、 両市のエリアごとに名所を紹介し、 観光のすべてを網羅している。
取材、 編集したのは、 ウエストプラン (大阪市中央区)。 これまで、 「丹波焼の里ガイドブック」 「今田グルメガイド」 などの編集を手がけてきた。 同社の松田記子社長は、 「篠山に通った3年間の集大成のガイドブック」 と話している。
933円 (税別)。 書店で販売している。 西日本出版社 (06・6338・3078)。
◆名所に近づくと自動で音声ガイド 城下町と立杭で
「ささやま聴き旅」 は、 専用窓口で貸し出すGPS付専用携帯端末を持ち歩くもので、 観光名所に近づくと、 自動的に名所の説明が音声で流れてくる。
道案内情報も含め、 市内100件以上のガイドが搭載されている。 今後、 外国語対応も検討している。
城下町エリアは9月15日から開始。 篠山観光案内所 (大正ロマン館向かい) で午前9時―午後4時半、 貸し出している。 窯元エリアは10月6日からで、 午前10時―午後4時半、 立杭陶の郷で貸し出す。
5時間以内500円。 身分証明書の提示が必要。
市商工観光課 (079・552・6907)。
音声の試聴は 「YouTube」 の 「tambanp」 で検索。
◆地元のおすすめ散歩パンフ完成 14ツアーも掲載
「ささやまさんぽ」 は、 商工会、 観光協会、 アクト篠山、 夢こんだでつくる 「着地型観光事業検討委員会」 が作成した。 観光パンフレットに載っていない、 篠山らしいスポットを地元の目でまとめた。
篠山城跡や堀のいわれを書いた 「篠山城下町エリア」、 路地裏散策を紹介した 「今田立杭エリア」、 旧国鉄篠山線跡を載せた 「日置―雲部―村雲エリア」、 神社や名木などを盛り込んだ 「日置 (辻・波々伯部神社) エリア」、 市伝統的建造物群保存地区の福住エリア―の5つのエリアを紹介している。
また、 「地元おすすめさんぽツアー」 と題して、 「地元主婦ガイドと巡る城下町とお菓子」 や 「明智光秀の丹波攻め、 史跡と山城を訪ねる足跡」 など、 来年3月までに実施する14ツアーを掲載した。
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2012年9月20日13:46
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柏原で二胡の演奏会 新潟地震支援に 9...
9月22日午後7時半から、 丹波市柏原町の明顕寺本堂で 「虫の音色コンサート」 が開かれる。
綾部市に住み、 二胡教室を開く一方、 四川省大地震支援チャリティーコンサートなども行っている陳曼麗 (チェン・マンリ) さんが演奏する。 6回目を迎える新潟地震支援チャリティーコンサート 「新潟を忘れない」。 参加費500円は被災者の支援になる。
同寺 (0795・72・0631)。
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2012年9月20日13:46
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手作りの500点持ち寄り販売 9月23日、山...
丹波市山南町和田の前川公子さん (53) が自宅ガレージで9月23日、 手作り品を販売するガレージショップ 「KIMIshop」 (http://www6.ocn.ne.jp/~kimishop/) を開く。 場所は同町前川地区公民館近くで、 午前9時―午後4時。
バック類、 小物のほか、 編み物のベストなど手作り作品約500点が並ぶほか、 日用品などのリサイクル品、 手作りパンも販売する。 価格は100―3000円まで。
前川さんが、 手作り品を楽しむ近所の友人、 瀬川志津子さん (49) と始めた。 丹波市内を中心に11人が出品している。 前川さんは、 「ショルダーバックなど、 秋冬物を中心に新作ばかりをそろえた」 と言い、 瀬川さんは、 「今回は若い作家が多いので、 小さな子ども向けの物が充実している」 と話している。 前川さん (080・1416・1269)。
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2012年9月20日13:45
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カントリー雑貨など展示販売 9月23・24...
「『Pure (ピュア)』 ナチュラルホーム&ガーデン」 (同実行委員会主催) が9月23、 24の両日、 三田有馬富士公園 (三田市) で開かれる。 カントリー雑貨やアンティーク、 手作り資材などを取り扱う24店舗が近畿や四国一円から集結し、 こだわりの商品を販売する。
開場は23日が午前10時―午後4時、 24日が午後3時まで。 同実行委員らは 「ここだけにある素敵なものや楽しいものがきっと見つかります」 と来場を呼び掛けている。
問い合わせは、 アップルミント (篠山市今田町上立杭、 079・597・3753)。
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2012年9月20日13:43
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器と食楽しんで 「丹波篠山まちなみアー...
篠山市河原町で開催中の 「丹波篠山まちなみアートフェスティバル」 (次回9月20―23日) の実行委員会が、 市内の料理旅館やカフェギャラリーと連携した企画 「うつわでつながる アートtoゴハン」 を行っている。
「料理旅館たかさご」 「篠山ギャラリーKITA’S」 (ともに同市二階町) がコラボレーション。 まずは、 たかさごで小さな器を選び、 地場産食材を使った 「篠山まるごと膳」 を味わう。 その後、 KITA’Sで器を見せると 「お茶菓子セット」 が提供される仕組み。 器は持ち帰ることができる。
器とまるごと膳、 お茶和菓子セットで、 「うつわでつながる うれしいゴハンセット」 と題し、 料金は2500円。 アートフェス期間中の限定メニューで1日10セットを販売する。
同実行委事務局の市商工会篠山振興部 (079・552・0758)。
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2012年9月20日13:42
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丹波市水道部職員3人を告訴 虚偽有印公...
丹波市が昨年度に発注した簡易水道事業の設計委託業務において、 市水道部職員が虚偽の 「検査調書」 を作成し、 業務を完了させていない請負業者に委託料を満額支払っていた問題で、 市は9月18日、 関係した職員3人を刑法156条に基づく虚偽有印公文書作成および行使の罪に抵触するとして刑事告訴したと発表した。 職員3人の処分については、 告訴の状況をみて判断する、 としている。
告訴したのは、 担当課長 (56)、 担当係長 (45)、 担当主査 (40) =役職はいずれも当時。
作成した虚偽の文書は2種。 同課長と主査が作成した同業務の検査調書と、 同じ日に作成した 「委託業務成績表」。 市の調べで、 同成績表に同係長も押印していた。
市によると、 今年3月中旬、 主査は、 業者から 「進捗に関わらず3月末に支払いをしてほしい」 旨の要請があったことを係長に相談し、 係長はこれを了承。 その上で主査は課長にも相談していた。
同成績表は、 入札の参考資料とするため、 業務完了後に、 業務の遂行状況などを市職員がA―Eの5段階で評価するもの。 問題の成績表には、 全9項目で 「C」 以上の評価をしていた。
また、 市は、 請負業者 「メイケン」 (神戸市東灘区) の社長、 担当者にも11日に事情聴取したが、 「詐欺など、 告訴に至る事実は認められない」 として業者の告訴は見送った。 「市職員との飲食や金銭関係は一切ない」 と話しているという。
辻重五郎市長は、 「警察から資料の任意提出を求められるなどしたため、 思ったより時間がかかった」 としたうえで、 「市民や議会は内部調査では、 納得されない。 苦渋の選択だった」 と話した。
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2012年9月20日13:41
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全国コンクールで入賞 「下中弥三郎」題...
篠山市視聴覚ライブラリー (篠山市中央図書館内、 同市西吹) が制作したビデオ作品 「篠山が生んだ偉人―百科事典をつくった男 下中弥三郎」 が、 「全国自作視聴覚教材コンクール」 (日本視聴覚教育協会主催) の社会教育部門で次点となる優秀賞を受賞した。 同部門には60点の応募があった。
作品では、 平凡社を創立し、 百科事典の出版に力を注いだ下中氏の教育に対する思いと、 百科事典刊行までの経緯などを説明しながら、 人となりを紹介。 下中氏の幼少期から晩年までの写真や、 懐中時計や筆、 メガネなどの愛用品のほか、 世界平和に向けて当時のアメリカ大統領ジョン・F・ケネディに送った要望書の返書など、 ゆかりの品々を映像化した。 生まれ育った丹波焼の里、 今田町立杭集落の風景も織り交ぜ、 15分間の作品にまとめた。
審査委員からは 「上手に編集し、 手際よく人物を紹介している」 として評価された。
昨年11月、 下中氏の没後50年を記念し、 下中氏が立ち上げに尽力した 「世界平和アピール七人委員会」 のシンポジウムが市内で開催されたことなどを契機に、 多くの市民に下中氏を知ってもらおうと、 ビデオ教材作りを行った。
ライブラリー職員の髙見晴彦さん (36) は、 「市内には、 まだまだ偉人がおられ、 また新しい偉人が今後も登場されると思うが、 その方々を映像を通して身近に感じられるような作品づくりをしていきたい」 と抱負を語った。
同ライブラリーは、 同部門で2006、 08、 11年の計3回、 トップの文部科学大臣賞に輝いている。
受賞作品は、 「丹波篠山インターネットTV」 (「丹波篠山テレビ」 で検索) で公開しているほか、 中央図書館でもDVDとブルーレイで貸し出しを行っている。 また、 市内の全小・中学校、 養護学校に教材として活用してもらおうと、 DVDを配布した。
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2012年9月17日09:00
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ひょうごまちなみガーデンショー in 明石
20回記念の 「ひょうごまちなみガーデンショー in 明石」 (「ひょうごまちなみガーデンショー in 明石」実行委員会主催、 078・918・2405) が9月22―30日、 明石公園や明石駅周辺などで開かれる。 ガーデンコンペひょうご作品展示には県下から約300点が出品され、 丹波市、 篠山市の愛好家が寄せ植えやハンギングなど10数点を出品する。 県内農業系高校によるガーデン展示 「アグリハイスクールガーデン」 には、 丹波地域の氷上、 篠山産業、 東雲高校らの庭が飾られる。
このほかの主なイベントは次のとおり。
▽オープニングセレモニー=22日 (午前9時半―9時55分) 明石駅コンコース。 たこフィル演奏、 セレモニー、 花苗引き換え券配布 (先着200人) ▽大道芸=23、 29日の各2回公演 (午前11時15分、 午後2時15分)。 とき打ち太鼓前。 無料▽花と緑のまちづくりフォーラム (要申込み) =30日 (午後1時15分―3時半)。 明石市生涯学習センター子午線ホール。 先着250人に花苗配布▽食のイベント=29日 (午前11時―午後3時) 明石公演中央道路▽幼稚園児の花の絵展示=期間中 (西芝生広場テント) ▽花と緑のガーデニング相談=期間中 (午前10時―午後4時) ▽加古川の自然を染める草木染展=30日 (午前11時半―午後3時半) 明石市生涯学習センター子午線ホール▽街あるき 「西国街道 in 明石」 =23日 (午前9時半―午後3時) JR大久保―明石公園 (参加費1000円、 要予約)。 申し込みは安尾昌子さん (078・935・2703)。
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2012年9月17日09:00
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陶芸美術館で「中国陶磁名品展」
兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) で日中国交正常化40周年を記念した特別展 「中国陶磁名品展」 が開かれている。 日本有数の中国陶磁コレクションで知られる東京富士美術館 (東京都八王子市) の所蔵品の中から厳選した125点を展示。 中国陶磁の悠久の歴史を紹介している。 11月25日まで。 月曜休館 (ただし9月17日、 10月8日は開館。 その翌日は休館)。
新石器時代から清時代に至る4500年の中国陶磁を網羅。 それぞれの時代ごとの4会場に分けて展示し、 各時代の主だった作品を紹介している。
白化粧を施した瓶の表面に端正な筆遣いで牡丹 (ボタン) を描いた 「白地鉄絵牡丹文梅瓶」 (12―13世紀) や、 景徳鎮窯の 「五彩魚藻文面盆」 (1573―1620年) など重要美術品も並び、 来館者の目を引いている。
大阪府豊中市から団体で訪れていた70歳代の女性は、 「中国陶磁の始まりから、 以後4500年間の作品を一挙に見られて、 焼き物から時代の移ろいを感じ取ることができて楽しかった」 と笑顔で話していた。
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2012年9月16日09:02
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中兵庫クラシックカーフェスティバル
中兵庫クラシックカーフェスティバル実行委員会 (山本勝博会長) は、 11月3日に丹波市役所春日庁舎駐車場 (春日町黒井) で開く中兵庫クラシックカーフェスティバルの参加者を募集している。
参加資格は、 1982年までに生産登録された国産、 外車などで限定120台。 参加費は3000円。 参加希望者は、 10月21日までに同実行委事務局 (高階浩さん090・1599・0096) に申し込む。
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2012年9月16日09:00
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こども園あおがき 正職員募集
認定こども園あおがき (青垣町沢野) は、 来年4月採用の幼稚園教諭・保育士の正規職員2人を募集している。
来年3月大学、 または短大卒業で、 保育士幼稚園教諭2級 (または1級) 免許取得見込みの、 新卒者が条件。
一般常識、 作文、 実技 (ピアノ) と面接試験がある。 試験は10月20日、 出願は10月5日締め切り。 願書は、 同こども園内の青垣福祉会本部 (0795・80・5003)。
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2012年9月16日09:00
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イラク大使に丹波市山南町出身の高岡正人...
政府の9月11日付異動で、 イラク大使に山南町坂尻出身の高岡正人・財務省国際局審議官 (54) が発令された。 高岡さんは取材に対し、 「日本のために一生懸命に働きたい。 イラクは原油生産国でもあり、 中東のなかでも重要な国。 日本との関係をしっかりと築いていかなければならない」 と抱負を述べた。 10月に現地に赴任する。
高岡さんは、 和田小、 和田中、 柏原高校を卒業後、 1976年に東京大学理科一類に現役合格。 その後、 文系に転向し、 教養学部で国際関係論を専攻。 80年に外交官試験に合格した。 81年に外務省に入省。 駐英公使や駐インド公使、 経済局参事官などを歴任し、 2010年から財務省国際局審議官をつとめ、 国際金融の仕事を担当。 大使に就くのは初めて。
高岡さんは、 「イラク戦争が終わった後で復興の途上にあり、 政治や治安上の問題は残る。 一時に比べれば状況の改善は見られるが、 予断は許されない」 とイラクの現状を分析し、 「歴史的、 政治的に見て、 イラクが国際的に重要な国であることは明らか。 自分の目でイラクの状況を観察し、 日本の関係者と情報などを共有しながら、 日本とイラクとの関係改善のために、 日本外交の力を発揮したい」 と語った。 また、 「丹波は私の原点。 忘れたことはない。 どこにいても、 世界はつながっているのだから」 と古里に対する思いを述べた。 大使として赴任する前に里帰りしたいという。
高岡さんの大使への起用は、 同級生や柏原高校の関係者らの間で話題になっている。 3年間英語を担当した元教諭の岸名経夫さん (75) =柏原町柏原=は、 「真面目で冷静沈着という印象。 目立つタイプではなかったが、 大学受験を直前に控えた年の1月に、 友人と一緒に校庭でたこ揚げをしていた光景を思い出す。 余裕だったのか、 ユニークな面もあった。 治安など心配な面もあるが、 日本とイラクの発展のためにがんばってほしい」 と話している。
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2012年9月16日09:00
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元五輪選手の水泳教室参加募集
篠山市教育委員会は10月14、 21、 28の3日間、 西紀運動公園温水プール (篠山市西谷) で、 シドニー、 アテネ五輪水泳日本代表、 山田沙知子さん (篠山市大山出身) の水泳教室を開く。 参加小学生を募集している。
▽午前11時―午後零時15分=初級 (プールに顔をつけられる) ▽午後1時15分―2時半=中級 (バタ足ができる) ▽午後2時45分―4時=上級 (25メートル泳げる) ―3クラス。
3日間とも参加できること。 参加無料。 各クラス先着10人。 水着、 水泳キャップ、 水中メガネ、 着替え、 タオル持参。
申し込みは、 9月18日午前9時―9月26日、 市社会教育・文化財課 (079・552・5769)。
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2012年9月16日09:00
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今田天台仏教青年会 「聲声」公演を企画
篠山市今田町内にある天台宗3カ寺の若手僧侶3人でつくる 「今田天台仏教青年会」 が10月4日午後2時半から、 さぎそうホール (篠山市今田町今田新田) で 「天台聲明 (しょうみょう) 勧進公演」 を開く。 3人は和田寺 (篠山市今田町下小野原) の武内泰照さん、 西方寺 (篠山市今田町今田新田) の大槻明悠さん、 眞蔵寺 (篠山市今田町木津) の赤松善暢さん。 3人が所属する 「兵庫天台仏教青年会」 の会員24人が集まり、 法要儀礼の中で唱える 「金剛界曼荼羅供」 の中から主要曲9曲を披露する。 入場は無料だが、 会場には募金箱を設置し、 災害復興支援金を募る。
聲明は、 仏教儀式に用いる古典的音楽で、 お経や真言などに旋律や抑揚を付けた無伴奏の声楽曲。 キリスト教の儀式音楽として知られる、 グレゴリオ聖歌やミサ曲にあたる。 インドから伝わり、 平安時代に発達。 以後、 各宗派で作られ、 のちの謡曲や浄瑠璃、 長唄など、 今日にも続く日本の伝統音楽の源流ともいわれている。
同公演で聲明を披露する兵庫天台仏教青年会 (以下、 兵庫仏青) は、 県内の天台宗寺院で僧籍を持つ45歳までの僧侶の会。 丹波地域からは、 東窟寺 (篠山市藤岡奥) の岩谷宗圓さん、 済納寺 (丹波市市島町上田) の高見昌良さんも出演する。 これまでに県内8カ所で開催してきたが、 丹波地域では初めて。
昨年10月の兵庫仏青創立40周年記念として、 加古川市の鶴林寺で天台聲明公演を開催するよう練習を進めていた最中の昨年3月、 東日本大震災が発生。 会員たちは 「僧侶として祈りを捧げることはもちろん、 何かのお役に立ちたい」 と東北へ赴き、 泥かきなどのボランティア活動をしてきた。ほかにも、 九州で豪雨災害が発生した際には、 被災地にコメなどを届けたほか、 冬の但馬では屋根の雪下ろし作業に励んだ。 このような息の長い災害支援活動を継続していくためには資金が必要として、 県内各地で支援金を募りながら同公演を開いている。
今田仏青の武内代表は、 「この公演は、 音楽性を全面に打ち出した内容なので、 気負わず気楽に聴いていただけたら。 少しでも多くの人に、 天台聲明の響きに耳を傾けていただき、 仏教世界の心地よさを堪能してもらえたら」 と、 来場を呼び掛けている。
問い合わせは、 和田寺 (079・597・2033)。
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2012年9月16日09:00
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グッチ裕三さん来丹 丹波の食材を語る
タレントのグッチ裕三さんをゲストに迎えたトークショー 「丹波の食材 大変身!」 が、 10月27日午前10時からライフピアいちじま (丹波市市島町上田) で開かれる。 丹波市のPRを担うエグゼクティブアドバイザーで、 元NHKアナウンサーの村上信夫さんが企画する 「たんば・ときめきカルチャー」 の第1弾。 9月20日からチケットが発売される。
グッチさんは、 料理本を出版するなど、 料理愛好家としても有名。 村上さんはラジオ番組を通して知り合い、 単身赴任中には料理の師匠としてあがめたという。
今回は、 小豆、 クリ、 山の芋などの丹波の食材を事前にグッチさんに届け、 グッチさんならではの味付けを、 画像とおしゃべりで楽しむ趣向。 進行役の村上さんがグッチさんの生き方を問うほか、 会場とも意見や感想を交換し、 参加型のト ークショーをめざす。 グッチさんは前日から丹波入り。 特産物に関係する場所を視察し、 丹波市の雰囲気を体感した上で、 ショーに臨む。
村上さんの企画に賛同した有志で実行委員会 (山名純吾委員長) を組織。 村上さんは、 「東京で 『丹波はえーとこやった』 と、 著名人に宣伝してもらうのがねらい。 ぜひ若い人に参加してほしい」 と話している。
チケットは前売り1500円、 当日2000円。 春日文化ホール、 ライフピアいちじま、 市内各住民センターなどで販売。 問い合わせは担当の小橋さん (080・3869・1771)。 託児あり (300円。 託児室Tプラス0795・82・8524)。 要予約。
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2012年9月16日09:00
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真っ白なツバメ
宮沢賢治の童話 『林の底』 は、 「鳥がはじめて、 天から降って来たときは、 どいつもこいつも、 みな一様に白でした」 と語るフクロウの話から始まる。 ▼鳥たちはもともと全身真っ白だった。 しかし、 それでは姿形が似た鳥は、 区別がつきづらい。 そこでトンビが染物屋を始めた。 鳥たちの注文に応じ、 鳥の体を染めていくという話だ。 ▼この童話を、 河合雅雄氏はこんな風に読み解く (『宮沢賢治の心を読むⅡ』)。 鳥たちみんなが真っ白だったときは、 鳥たちの悩みや望みは同じだった。 でも、 それぞれに違った色になると、 自分の衣裳を自慢したり、 ほかの鳥をけなしたり、 うらやんだりと、 「いろんなよくない心が育つ可能性」 が生まれた。 ▼フクロウが染物屋をしたという昔話もある (柳田国男 『日本の昔話』)。 カラスからの 「私の衣裳をまたとないような色に染めてくれ」 という注文に、 真っ黒に染めた。 カラスはたいそう立腹し、 フクロウをいじめるようになったという話。 しかし、 カラスが黒くなったのも、 もとはと言えば、 他の鳥より抜きん出たいという欲が災いした。 ▼春日町で羽が真っ白なツバメが見つかり、 話題になっているという (本紙丹波市版9月6日付)。 このツバメは、 鳥よりも欲が強く、 良くない心にまみれた人間の世界に何かを伝えに来たのだろうか。(Y)
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2012年9月16日09:00
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ドイツウリ特産品化を 生産組合「杉ファ...
篠山市内の農家で伝統的に栽培されており、 隠れたファンの多い伝統野菜 「ドイツウリ」 を、 黒豆や山の芋に次ぐ特産品にしようと、 農家らがプロジェクトを始めた。 数あるウリの中でも、 「丹波篠山でのみ栽培されている」 とされるドイツウリ。 「いつから作られているのか?」 「なぜドイツ?」 など謎も多い作物だ。 優良選抜された種を育苗し、 来年から本格的な栽培に入る農家らは、 「たくさんの農家で栽培し、 新たな名産として都市部などを中心にファンをつくることで、 篠山を訪れてもらい、 まちに活気を生み出したい。 謎の多い作物なので、 名前の由来などを知っている人がいたら教えてほしい」 と話している。
ドイツウリは果皮に凹凸があり、 独特のしま模様がカエルの背中に似ているのが特徴。 皮が薄く、 肉質が詰まっているため、 浅漬けに向いている。 歯切れがよく、 ほんのりと甘みがあり、 食味がいい。
通常、 15センチ程度の大きさだが、 30センチほどになるものもある。 春ごろに植え、 7月から9月のかかりに収穫する。
名前について一説では、 「昔は珍しいものにオランダやドイツなどの外国の名前をつけることがあった」 とされるが、 定かではない。
名産化に乗り出しているのは、 篠山市杉の住民を中心につくる生産組合 「杉ファーム」 のメンバーら。 特産として内外に知られる黒豆や山の芋に続く名産を生み出そうと、 古来、 栽培されてきた伝統野菜のドイツウリに着目した。
ファーム代表の藤田昌弘さん (59) =篠山市杉=が知人の農家から、 ドイツウリの中でも特に大きなものをもらいうけ、 「ジャンボドイツウリ」 として名産化することを発案。 ファームメンバーで、 施設園芸 「FLORA HOUSE INEYAMA」 の稲山重之さん (40) =篠山市東吹=に協力を求め、 育苗することになった。
藤田さんは、 「栽培したジャンボドイツウリを流通に乗せることで、 第二の特産品にすることができれば、 『農都篠山』 にふさわしい活動になるのでは。 計画をこれから本格化していくが、 たくさんの農家の方に協力してもらいたい。 ほかにも伝統野菜はあるので、 どんどん発掘していければ」 と意気込んでいる。
写真・新たな名産品として日の目をみることが計画されているドイツウリ=篠山市東吹で