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2012年9月23日09:00
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被災児童へストラップ 手作りの手まり370...
篠山市味間新の松田千栄子さん (76) が、 東日本大震災で被災した宮城県石巻市の鹿妻 (かづま) 小学校に通う子どもたちに元気を届けようと、 全校児童分370個の 「手まりストラップ」 を制作した。 一つひとつ、 心を込めてつくり上げた作品で、 「さびしくなった時にストラップを見て、 元気になってくれれば」 と笑顔の松田さん。 ストラップは、 同校と縁のある城南小学校教諭の岡澤大介さん (38) =篠山市打坂=の手で、 年内をめどに児童たちのもとへ届けられる。
手まりは直径約10センチ。 ティッシュペーパーを芯にし、 糸を巻きつけて球形に成形。 その上から2色の糸で、 日本の伝統的な柄、 「麻の葉模様」 をあしらった。 手まりの下には鈴をつけた。
3月ごろから制作を始めたが、 手間がかかるため、 完成する数は1日に多くても5個。 時間を見つけながら、 約半年かけて全校児童分をつくり上げた。
松田さんは昨年3月11日に発生した東日本大震災に衝撃を受け、 被災地の子どもたちの身と心を案じていた。 そこで思い出したのが、 手まりを地元の子どもたちにプレゼントして喜ばれたこと。 自分の持つ技術で何か力になれればと考えた。
丹波新聞紙上で、 被災地の小学校と縁のある岡澤さんを知り、 寄贈を提案。 岡澤さんを通じて児童数などを聞き、 手まりストラップの制作に励んできた。
これまでにも募金活動などを行ってきた松田さんは、 「ストラップの鈴がチリンと鳴るたびに、 『遠くからでも応援しているよ』 という気持ちが伝われば」 と期待。 「来年以降も、 新入生のために目と手が動く限り、 寄贈を続けていければ」 と話している。
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2012年9月23日09:00
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市民ボランティアを募集...
篠山市社会福祉協議会 (同市網掛、 079・590・1112) は、 東日本大震災の 「第12次篠山市災害支援市民ボランティア」 の参加者を10月9日まで募集している。
10月26―29日の3泊4日の日程で、 宮城県南三陸町で活動する。 主な活動内容は、 仮設住宅での交流、 津波被害地域の土砂搬出、 漁業支援など (現地との調整後、 決定する)。 洗面具、 防塵マスク、 タオル、 ヘルメット (帽子)、汚れてもいい服装、 着替え、 長靴などは各自で持参する。
定員は先着20人。 参加費は7000円 (宿泊料・保険代)。 募集要項の詳細は、 同協議会ホームページ (http://www.sasayama-wel.or.jp/) で。
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2012年9月23日09:00
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校舎耐震化すべて完了 震度7で倒壊ない...
今年の夏休みに耐震化工事を実施した進修、 久下両小学校が完成したことに伴い、 丹波市内の小・中学校校舎の全ての耐震化が完了した。 震度6強―7程度の大地震が発生しても、 「建物に部分的な損傷は生じるが、 倒壊などの大きな損傷を防ぎ、 人命が失われない」 性能を持たせたことになる。
1995年 (平成7) に施行された 「耐震改修促進法」 により、 現行の耐震基準が施行された81年 (昭和56) 以前の建築物について耐震改修が求められ、 96年の山南中校舎から随時、 対象となる校舎を旧町、 丹波市が補強してきた。
中国・四川省の大地震を受け、 2008年度に文部科学大臣からの学校の耐震化を加速させる通達を受け、 改築まで待たず、 改修を進める方針へと転換。 国は、 15年度までに耐震化率を100%にする目標を掲げた。
丹波市も合併後、 柏原中校舎と、 進修小、 吉見小、 青垣中体育館の改築を進めてきた。 08年度の通達を受け、 09年度から耐力度調査において危険度の高い、 81年以前の建物の耐震化工事に着手。 今年度の完了予定で計画的に進めてきた。 V字状に鉄骨を入れる 「鉄骨ブレス」 や、 コンクリートによる壁の補強が主な工事内容。
市施設建築課によると、 今後は天井や照明などの非構造部材の老朽化対策が課題になる。 「建物の劣化状況を見ながら老朽化対策を考え、 改築か改修かを判断していく。 まずは体育館、 ホールなどの天井、 照明器具の耐震化を考えたい」 としている。
各学校の耐震化工事を行った年度 (平成) は次のとおり (記述のない学校は、 81年以降に建てられたか、 耐力度が基準を満たしている校舎)。
【小学校】▽崇広=22―23▽久下=22―24▽小川=22▽和田=10―11▽中央=14―15、 22 (体育館) ▽西=15▽北=10、 23▽佐治=10―11▽神楽=21▽遠阪=11 (体育館) ▽鴨庄=9▽進修=24▽黒井=21―22
【中学校】▽山南=8―9▽市島=21―23▽春日=11―12
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2012年9月23日08:59
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介護のストレステーマに講演会 9月27日...
シルバーハウス介護家族の会が、 9月27日午後2時から春日住民センター (丹波市春日町黒井) で 「介護学習講演会」 を開く。 介護に関心のある人なら誰でも参加できる。 無料。
カドノ診療所の石井辰二さんが、 「在宅介護におけるご家族のストレスとの上手な付き合い方」 と題して講演する。 25日までに申し込むこと。
問い合わせは、 シルバーハウスアネックス (0795・85・6038)。
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2012年9月23日08:58
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素材
土曜日夜、 NHKで放送の吉田茂のドラマを楽しみに見ている。 その中で、 吉田が湯豆腐を食する場面があったが、 吉田は湯豆腐が好物だったようだ。 というのも、 吉田の妻はとても聡明で芸術の才能にも恵まれていたが、 料理はまるっきり駄目で、 湯豆腐ぐらいしかできなかった。 それで亭主の吉田は湯豆腐が好きになったらしい (『明治・大正・昭和史話のたね100』)。 ▼美食家の才人、 北大路魯山人によると、 湯豆腐というのは何よりも豆腐が肝心で、 薬味やしょう油をいくら吟味しても豆腐がまずければ話にならないと言った。 素材そのものが肝心というのは、 湯豆腐だけでなく、 人についてもあてはまろう。 ▼いくら才能があっても、 いくら話術にたけていても、 人そのものが練られていないと、 物足りない。 しかし今、 人物と言えるほどの人がどれほどいるだろうか。 特に政界に。 ▼ 「才人はいるが人物がいない。 キャラクターがあっても人格がない」(福田和也 『人間の器量』)。 そんな嘆きが巷に渦巻いている。 吉田茂ならずとも、 「バカヤロー」 と言いたくなる。 ▼吉田茂のドラマには柏原高校卒業の芦田均も登場する。 芦田は、 日本が国際連盟を脱退したとき、 こう書いた。 「実に険悪な気分だ。 日本よ、 どこへ行く」。 時代背景は違っても、 この感慨は今にも通じる。(Y)
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2012年9月23日08:57
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電気工事や発掘体験・参加募る 丹波市商...
丹波市商工会青年部は、 10月21日午前10時から丹波の森公苑で開かれる 「丹波GO!GO!フェスタ2012」 で実施する仕事体験 「キッズチャレンジ」 の参加者を募集している。 ものづくりや恐竜の発掘体験など、 10種類以上の体験を用意している。
事前申し込みが必要なのは、 ▽電気工事=ソーラーパネルで奏でる電子オルゴールづくり、 40人、 1000円▽木製飾り額づくり=100人、 500円▽丹波恐竜発掘=60人、 100円▽重機操作=ユンボと高所作業車各50人ずつ、 200円▽コケ玉づくり=40人、 1000円▽親子ルアーづくり=40人、 500円▽親子木製フォトフレームづくり=60人、 1000円―。
当日参加 (先着順) できるのは、 ガラス細工、 木遊び、 木切り競争、 リースアレンジメント、 自動車整備。
9月28日までに、 所定の用紙で同青年部に申し込む。 応募多数の場合は抽選。 詳細は事務局 (0795・82・3476)。
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2012年9月23日08:57
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多彩に芸能披露 恒例の投句会も 9月30...
篠山市文化協会 (藤井恒弘会長) が9月30日午後6時半―8時45分、 篠山城大書院 (同市北新町) で 「観月園遊会」 を開く。 狂言や邦楽、 長唄など多彩な芸能が披露される。 また、 恒例の俳句・川柳の投句会も行われる。
あらかじめ発表される課題 「兼題」 は、 俳句が 「秋の水」、 川柳が 「祭」。 午後7時半に投句を締め切る。
午後6時45分―7時10分に 「大蔵流狂言方」、 同7時10分―同20分に篠山市三曲協会、 同7時20分―同35分に 「長唄青渓・長唄三味線教室」 がそれぞれ出演。 同7時35分―同55分、 丹波市出身で7月に篠山に移住した、 飯沼ゆうきさん、 藍子さんの兄妹ユニット 「ISSIN」 が出演する。 午後8時から篠山市書道協会の西本忠久会長が優秀句を書道パフォーマンスで発表する。
また、 午後6―8時、 篠山市茶花道協会が茶席を提供する。
入場料500円。 問い合わせは、 同協会事務局の中央公民館 (079・594・1180)。
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2012年9月23日08:54
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辻市長が出馬表明「安心な暮らし」中心に...
丹波市の辻重五郎市長 (73) =同市氷上町中、 無所属=が9月21日、 柏原総合庁舎で記者会見し、 11月18日に投開票される市長選挙に立候補することを表明した。 辻市長は現在、 2期目。 「2期8年の実績をもとに、 『誇りのもてる、 住んでよかった丹波市』 をめざし、 さらなるチャレンジをする」 と述べた。 同選挙をめぐる立候補表明は、 現在のところ、 辻市長が初めて。
今年度の市政テーマを 「安心な暮らし」 としており、 次期の公約においても 「『安心して暮らせるまち』 を、 まちづくりの中心に置きたい」 と述べ、 防災や減災への取り組み、 地域医療体制の確保、 子育て環境の充実、 高齢者の見守りなどにつながるコミュニティづくりなどを推進するとした。
市議会で進退を問われても明言を避けてきたことについて、 「意思表示は、 議員に問われたからするのではなく、 自らしたかった」 と説明。 「ごみ処理場や地域づくり、 認定こども園など、 これまで進めてきた課題が途中であることから、 総仕上げをしたい」 とした。
また、 年齢から後継者を模索した時期もあったが、 「結果的にいなかった」 と明かし、 健康面においても 「主治医と相談し、 検査もしたが、 問題ない」 と話した。
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2012年9月23日08:53
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「耕す」社に農地賃貸へ 市島町中村と契...
著名な音楽プロデューサーの小林武史さんが代表取締役を務める農業生産法人 「耕す」 (千葉県木更津市) が、 丹波市市島町下竹田の中村自治会 (大久保純太郎会長) と農地の賃貸借契約を結ぶ交渉に入っていることが分かった。 年内にも契約を交わし、 来年には有機野菜の栽培を始める予定。 丹波市産業経済部は、 「 『耕す』 社を通じた市のイメージアップや、 交流人口の増加につながれば」 と期待している。
同社は、 小林さんのほか、 人気バンド・ミスターチルドレンの櫻井和寿さん、 世界的ミュージシャンの坂本龍一さんが設立した 「ap bank」 が出資し、 2010年に設立。 千葉県木更津市にある約30ヘクタールの農場で年間約40種の有機野菜を栽培。 卸売業者や首都圏のレストランに卸しているほか、 農作業体験イベントや就農支援なども行っている。
中村自治会と賃貸契約を結ぼうとしているのは、 同自治会財産管理会所有の約1・4ヘクタールの農地。 米を栽培していた時期もあったが、 近年では作り手がなくなり、 そばを栽培したり、 ここ4年ほどは景観作物としてコスモスを栽培している。 大久保自治会長によると、 兼業農家が多いために、 自治会所有の田んぼにまで手が回らないのが実情という。
同社によると、 千葉県以外にも国内に数カ所、 拠点を持ちたいという構想を持っており、 関西の拠点を探すなかで丹波市が候補として浮上した。
同社は、 「兵庫県や丹波市にフットワークよく対応していただき、 安心感を持った。 また、 市島は有機農業が盛んなところであり、 有機農業に対する意識の高さや理解、 歴史を感じた。 契約に向け、 地元自治会と前向きな協議をしていきたい」 と話している。
【ap bank】音楽プロデューサーの小林武史さん、 ミスターチルドレンの櫻井和寿さん、 世界的ミュージシャンの坂本龍一さんが拠出した資金をもとに2003年に設立。 自然エネルギーへの取り組みや環境保全などの環境プロジェクトに融資を行う組織で、 野外音楽イベントの収益などを原資としている。 東日本大震災の復興支援活動も行っている。 「耕す」 は、 その関連プロジェクトの一つ。 農場のうち、 約4ヘクタールは有機JAS認証ほ場。
写真・「耕す」 社と契約交渉に入っている市島町中村自治会所有の農地=同地区で
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2012年9月23日08:52
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優先交渉企業が決定 丹波市新ごみ処理施...
丹波市は9月19日、 一般廃棄物処理施設 「(仮称) 市クリーンセンター」 を整備する事業者選定にあたり、 市との優先交渉権者に 「川崎技研」 (本社・福岡市) と日本国土開発 (同・東京都) の2社による企業グループを選んだことを明らかにした。 同グループは、 排熱利用において、 水より沸点の低い媒体を蒸発させた蒸気で効率よくタービンを回す 「バイナリ発電」 や、 環境学習ができる啓発施設などを提案している。 市は、 11月中にも市議会の議決をへて、 請負契約を締結する予定。
事業者選定は、 金額と、 技術や提案内容との両面から評価する総合評価型プロポーザル方式で行われた。 大学教授などの有識者でつくる選定部会が技術提案書の確認やヒアリングにより選定。 永井隆夫副市長を委員長とする審査委員会にはかり、 決定した。
今後、 同企業グループとの交渉に入る。 市は、 「交渉の内容は、 ほぼ金額に関することになるが、 建物の外観など、 地元の意向により変更できる余地があるかなどの確認も行う」 としている。
市が建設するのは、 24時間運転の46トン炉。 事業者提案では、 国の交付金対象となる 「熱回収率10%以上」 の条件をクリアするため、 小規模炉において全国初の導入となるバイナリ発電を採用。 年間を通じて10%以上の熱回収を行う。
環境基準に関して、 市は公害防止基準に基づく値と同等か、 さらに厳しい保証値を設定。 この保証値の達成を確実なものとするために、 さらに厳しい期待値 (自主基準値) を事業者に求めている。
事業者提案の主な期待値 (カッコ内は保証値) は、 排ガスにおいては▽ばいじん=0・008 (0・01) ▽ダイオキシン類=0・008 (0・01) ▽CO濃度=24 (30) ―などで、 また、 粉じん、 騒音、 振動、 悪臭など各項目においても、 市が求めている保証値と同等か、 保証値の8割の値を提案している。
市は今年2月開会の市議会で、 49億4000万円の予算を計上。 2015年3月末の完成をめざす。
写真・優先交渉権者となった企業グループが提案している新施設のイメージ図
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2012年9月22日17:06
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韓国家庭料理「舎廊房(さらんばん)」
ランチ始めました
篠山川沿いにオープンして10年。 本格的な韓国家庭料理が手頃な価格で味わえる、 と人気の同店がこのほど、 ランチを始めた。 「日替りおすすめランチ」 は、 800―1200円とお得。 例えば、 「焼肉プレート」 「石焼ビビンパ+ミニ冷麺」 「豆腐チゲセット」 「9品目のナムル畑セット」 などのメニューが並ぶ。 どれも、 ごはん、 美肌スープ、 ナムル、 キムチがつく。
また、 ランチとワンドリンク、 カラオケの歌い放題がついたカラオケセット (正午―午後4時、 2000円) もある。 ディナーはチヂミ、 参鶏湯、 トッポギなど多彩なメニュ
ーを用意している。
店主の藤田秀子さんは 「本格的な韓国家庭料理を皆様に味わっていただきたい。 お気軽にお越しください」 と話している。
【メモ】営業時間と定休は、 ランチが午前11時半―午後2時 (月、 日曜、 祝日休)、 ディナーは午後5時―9時 (月曜休)。 電079・554・3200、 090・4033・4809。 篠山市池上51
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2012年9月21日08:49
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人のつながり訴える 「劇研・椎の実」が...
丹波市柏原町を拠点に活動している 「劇研・椎の実」 (荻野祐一代表) が、 9月30日午後2時から丹波の森公苑で定期公演を開く。 同劇団は毎年秋にオリジナル脚本による定期公演を開いており、 今回の出し物は 「シーソー」。 涙あり笑いありの展開で、 人と人とのつながりについて訴える。 入場無料。
シーソーがある公園が舞台。 母親を早くに亡くした小学校6年生の女の子は、 勤めを終えて帰ってくる父親を公園で待ち受け、 父親とシーソーで遊ぶのを何よりの楽しみにしていた。 そんな女の子の前に、 思いを寄せる女性にプロポーズをしようとしている80歳の老人と、 50歳を過ぎた男の2人が現われる―というストーリー。
同劇団は1948年に発足。 劇団を旗揚げし、 育ててきた川村芳一さんが3年前に亡くなった後も上演活動を続けている。 かつては民話劇が主流だったが、 近年は現代の世相を反映した作品を上演している。
同劇団では 「テレビなどで話題になった 『年の差婚』 も取り入れたストーリー。 見ていただいて、 ほんわかとした気持ちになってもらえればうれしい」 と来場を呼びかけている。
都合で公演に来られない人のために、 公演前日の29日午後7時から行うリハーサルを公開する。 無料。
写真・近くに迫った公演を前に練習に励む 「椎の実」=丹波市柏原町柏原で
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2012年9月21日08:47
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自由な発想で大胆に 丹波焼と造花コラボ...
丹波立杭陶磁器協同組合内の組織の一つ 「展示企画委員会」 (市野信水委員長) が、 立杭陶の郷 (篠山市今田町上立杭、 079・597・2034) で 「丹波焼に遊ぶ フラワーアレンジメント展」 を開いている。 丹波焼の花器などに造花を飾り付けた、 陶芸家とフラワーデザイナーとの合作展。 互いに個性を主張しつつも、 調和のとれた作品20数点が並んでいる。 10月14日まで。
展示会場は、 昨年から今年にかけて地元の左官職人らが手掛けた、 波打つ形状の土壁が立ち並ぶ土間敷きの“和”の空間。
作品演出の主人公になっているバラの花は、 生花を特殊加工し、 その風合いを長期間楽しめるようにしたプリザーブドフラワー。 生花と違って水を必要としないため、 側面が破裂した壺や、 棒のように細長い立方体のオブジェに、 自由な発想で大胆に飾り付けている。
丹波焼とコラボレーションしたのは、 三田市西相野のフラワーアレンジメント教室 「花みずき」 を主宰する中西清美さんと、 その教室生たち。 同展開催の1カ月ほど前に、 陶芸家から同展に出品する焼き物を受け取り、 作品から受けるインスピレーションで、 生ける花の種類やデザインなどを決めたという。
市野委員長は 「作家の個性の違いが相乗効果となり、 作品を引き立て合うことができた。 予想以上に面白い作風に仕上がったので、 今後も定期的に開催していけたら」 と話している。
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2012年9月21日08:47
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古布を洋服に再生 蓬莱さん作品展 9月...
篠山市乾新町のコミュニティカフェ 「みーつけた」 で、 蓬莱清美さん (加西市) のアトリエ作品展が開かれている。 蓬莱さん手づくりの古布を使った洋服や小物などがずらりと並び、 訪れる人たちを楽しませている。 9月28日まで。
チュニックやパンツ、 はおりもの、 手さげバッグなど、 さまざまな作品を展示。 古布を再生し、 日常生活の中で使えるかわいらしい小物などが並んでいる。 販売も行っている。
同店の営業時間は午前9時半―午後5時。 土、 日、 祝日は定休。 同店 (079・554・2600)。
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2012年9月20日14:04
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丹波市1日合同相談会
10月1日午後1―4時、 柏原住民センターで「丹波市1日合同相談会」を行う。 相談受付は、 正午―午後3時。
弁護士、 司法書士、 土地家屋調査士、 行政書士、 社会保険労務士、 税理士、 人権擁護委員らが無料で相談に乗る。 土地、 遺言、 多重債務、 損害賠償、 法律相談、 年金、 行政機関への苦情、 要望、 人権に関する悩みなどを想定。
丹波市企画部総務課 (0795・82・1002)。
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2012年9月20日14:03
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柏原病院の研修医と懇談 9月25日、柏原...
県立柏原病院の研修医と市民との懇談会 (丹波市自治会長会など主催) が、 9月25日午後7時半から丹波市柏原町屋敷公民館で行われる。
研修医の辻前正弘さんが研修講話を行う。 足立確郎院長、 藤井康和内科部長も出席する。
同会事務局 (丹波市地域協働課0795・82・1001)。
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2012年9月20日14:02
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5年で出動が30%増 6割超が65歳以上 ...
丹波市消防本部は、 今年上半期の救急出動状況をまとめた。 救急出動は1376件(前年同期比117件増)、 搬送人員は1346人(同131人増)と、 過去最多だった昨年同期を上回り、 5年連続で増加=表、 グラフ参照。 市内医療機関の収容率は、 2008年上半期から5年ぶりに60%台に乗った。 半数以上が市外搬送されていた整形外科が持ち直したことなどが要因。
救急出動件数は、 昨年の上半期から9%増加、 08年上半期比で5年で30%増と大幅に増えている。 65歳以上の高齢者が822人と、 61・1%を占めた。 急病による出動が昨年上半期より105件、 112人増えており、 高齢化が影響しているとみられる。 1日平均の出動回数は7・6回。 救急車で搬送されたものの、 入院の必要がなかった軽症者が43% (575人) あった。 中でも、 交通事故では83% (160人中132人) が入院不要だった。 反対に、 急病では、 入院が不要だった人は38% (811人中307人) だった。
整形外科疾患の疑いでの市内収容率は、 昨年上半期の42%から、 54% (224人中121人) と12ポイント回復。 交通事故を中心に、 従来から多くの患者を受け入れている大塚に加え、 4月から5年ぶりに常勤医が2人と複数体制になり、 入院・手術を再開した県立柏原の受け入れが増加。 1月は49%だった同科収容率は、 4月以降60%台を維持。 6月は67%と高くなった。
診療科別の市内収容率は、 搬送総数の半数強を占める内科疾患疑いで73% (714人中518人)、 このうち、 循環器疾患疑いの収容率は78% (89人中69人) で、 うち61人を県立柏原が収容した。 外科 (146人中94人) は64%で、 うち56人を大塚が占めた。
小児科は、 71% (69人中49人)。 市内収容の全てが県立柏原。 市外搬送20人のうち12人は、 3次医療機関の県立こども (神戸市) と済生会兵庫県病院 (同) などへの転院搬送。 7人が、 輪番当番日のささやま医療センターへの搬送で、 県立柏原とささやま医療センターで、 2次救急がほぼ完結している。
脳外科疾患疑いは、 市内収容率16% (154人中25人) と著しく低い。 市外搬送の82% (129人中、 106人) を市立西脇に搬送している。
旧町で市内収容率は異なっており、 市島地域では福知山市へ、 山南地域では西脇市への搬送が多くなっている。 市内収容率は、 山南38%、 市島51%、 柏原58%、 青垣65%、 氷上70%、 春日75%。 柏原と氷上は、 大塚、 県立、 赤十字から、 より高次病院への転院搬送が多い事情があり、 これら市外への転院搬送を除くと、 市内収容率は柏原で72%、 氷上で77%になる。
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2012年9月20日13:58
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原発・エネルギー政策
総選挙が迫る中での民主、 自民両党の代表・総裁ダブル選挙。 どちらも候補者が乱立し、 注目を集めているが、 領土、 安全保障、 経済などの論戦に比べ、 最重要課題の一つである原発・エネルギー政策については、 いま一つ低調だ。 ▼次期総選挙で惨敗必至と言われる民主党は、 これこそ起死回生策と見てか、 「2030年代に稼働ゼロをめざして努力」 と、 一応 「脱原発」 を打ち出したが、 候補間の討論ではそれ以上の具体策には踏み込まれていない。 自民党の各候補はおおむね、 「願望だけで原発廃止を決めるのは無責任」 と言い、 「再生可能エネルギーを最大限導入し、 その可能量を見極めたうえで最終判断する」 としている。 ▼ 「『自分が作ったものを子どもらに食べさせられない』 という福島の農家の人の言葉に立ちすくんだ」 とテレビで話した石原氏も、 「では原発は?」 の質問にはうまく答えをはぐらかせた。 自民の各候補ともこの問題にはあまり触れたがらないようだ。 ▼無論、 単純な問題ではなく、 選挙向けの人気取りのために判断するべきではないが、 自民党が長年進めてきた政策の結果として今日の問題があるのは事実。 ▼それをどう総括し、 今後どうするのか。 政権奪回を狙うのであれば、 決して先送りは出来ないはず。 思わぬアキレス腱になるやもと、 考えてほしい。(E)
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2012年9月20日13:56
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とらえづらい若者の気持ち
丹波市内の若者有志6人で結成した 「グライネ」 が、 これからのまちづくりを考えようと開いた 「わかもの意見交換会」 を取材した。 同グループには、 雇用条件の変化やそれに伴う将来への不安、 いじめ、 ニートなど、 若者を取り巻く環境が社会問題化しているのに、 将来を担う若者に向けた施策が欠けていると映っているという。 意見交換会は、 あえて参加者を10―20歳代に特化し、 行政がつかみにくい世代の声を集約し、 提言ができるグループとなることをめざしている。
都市部で定年を迎え、 丹波に戻ったら 「若手」 として迎えられたという話は珍しくない。 「若者」 って何歳までか―。 地域との関係が出来始める30―40歳代を集めるのは簡単だと、 グライネのメンバーは言う。 意見交換会の参加者は10人程度。 「来ると言っていても、 急に用事が出来たと言って来られなくなるのも20歳代。 意見交換会の人数が少ないのも想定内」 と割り切る。 それでも29歳までの意見の中に、 これからの活性化策のヒントが隠されていると期待する。
スポーツや音楽などの趣味の集まりは多いが、 それ以外の、 「何かしたいと思うけど、 動き出すきっかけが見つからない」 「雇用状況が変わり、 職場に同じくらいの年齢の同僚がおらず、 孤立している」 若者も多いと見ている。
グライネの活動に興味を持った半面、 気になるのは、 30歳までの若者はやはり移り気で、 とらえにくい世代であるということだ。 この世代の声をいかに集約し、 継続的な活動へと発展させ、 どのように形にしていくのか、 注目したい。 すぐに目に見える成果を求めたくなるのは、 職業病か、 年をとったからか。(芦田安生)
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2012年9月20日13:55
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丹有高校新でV 円盤投げ 篠山鳳鳴高の...
篠山鳳鳴高校陸上部の2年生、 久保田健一郎君 (17) =丹南中出身、 篠山市住吉台=が、 9月9日に行われた 「第43回丹有地区高校ジュニア陸上競技対校選手権大会」 の円盤投げ競技に出場。 自身の自己ベストを3メートル以上上回る38メートル06をたたき出し、 丹有新記録で優勝を果たした。 スランプを乗り越え、 栄冠を勝ち取った久保田君は、 「つらい時期を乗り越えて結果が出せたことがうれしい」 と笑顔。 来年のインターハイに向け、 さらなる高みを目指す。
15人が出場した円盤投げでは、 それぞれ3投した後、 上位8人が決勝へ。 久保田君はさらに3投できる決勝の2投目で丹有新を記録した。
円盤投げを始めたのは中学1年生のころ。 「先輩が円盤投げをしていて、 遠くに円盤を飛ばす姿がかっこよかった」 とほほ笑む。
高校1年の時には県ユース大会で4位入賞を果たすなど活躍したが、 2年になってからはスランプに陥った。 34メートル近く飛ばしていた記録が突然、 30メートルほどにまで落ち込む。 故障したわけでもなく、 記録が伸びないことに気分も落ち込んだ。
それでもひたすら練習を重ねた結果、 8月の大会では自己ベストとなる35メートル04を記録。 さらに3メートル02伸ばして今回の丹有新。 押さえつけていたバネが弾くように記録が伸びていった。
久保田君は、 「あきらめずに練習していたら、 うそのように記録が伸びた」 と笑顔。 また、 今大会で準優勝し、 同じく丹有新を出した篠山産業高の西村貴人君 (2年) の存在も大きいと言い、 「中学のころからのライバルで、 ずっと抜き抜かれつだった。 お互い切磋琢磨して記録が伸ばせた」 と話す。
陸上部ではキャプテンも務める。 「みんなで記録を伸ばしていけるように、 先陣を切ってがんばりたい。 そのためにも来年のインターハイでは近畿上位を目指したい」 と気合を入れている。