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2012年9月30日08:58
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絶滅危惧の「ホトケドジョウ」5カ所目の...
青垣いきものふれあいの里 (松井久信施設長) は9月27日、 環境省レッドデータ絶滅危惧IB類、 県版レッドデータブック絶滅危惧Aランクの 「ホトケドジョウ」 を、 これまで確認されていたのとは違う場所で捕獲したと発表した。 県内で丹波市でしか生息が確認されていない希少な淡水魚で、 生息場所が見つかったのは5例目。
8月22日に魚取りをしていた木矢村駿君 (青垣中1年) が捕まえ、 同施設に持ち込んだ。 翌日、 同施設の職員が捕獲場所を調査し、 4匹を捕獲。 9月8日には、 木矢村君の案内で、 県立人と自然の博物館の田中哲夫主任研究員、 「丹波地域のホトケドジョウを守る会」 の山科ゆみ子会長らが現地調査し3匹を捕獲。 計8匹を捕まえた。 いずれも体長5―6センチほどの成魚。
これまで、 青垣町内では、 加古川水系支流の口塩久と沢野の2カ所で確認されており、 今回の発見場所は、 同じ水系の別の支流の水路。 ほかに、 由良川水系の春日町の栢野と柚津でも見つかっている。
同ドジョウは、 もともと北流 (由良川水系) の魚だが、 氷上盆地が湖だった2万年ほど前に、 北流と南流 (加古川水系) が入り混じり、 北流の同ドジョウが南流に入り込んだと見られ、 本州で最も低い分水界 「水分れ」 の貴重さを物語る生きた資料となっている。
松井施設長は、 「希少な魚を中学生が見つけた所に価値がある。 自然に目を向け、 関心を寄せてくれる子どもがいることがうれしいし、 他の子どもたちも 『自分の周りにもいるかも』 と思って興味を持ってもらえれば」 と話していた。
ホトケドジョウは、 同施設で展示されている。
【ホトケドジョウ】全長6―7センチ程度の小型で、 太短い。 体色は茶褐色で、 体に黒点が散在している。 口ひげは4対で計8本あり、 3対が上唇より、 1対が鼻孔から上へツノのように伸びている。
写真・新たに捕獲されたホトケドジョウ。 体が太短く、 ヒゲの形にも特徴がある
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2012年9月30日08:58
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サークル「佐治倶楽部」が1日お店体験 ...
関西大学佐治スタジオ (青垣町佐治) を拠点に、 空家活用で佐治を活性化しようと活動するサークル 「佐治倶楽部」 (芦田成人代表) が、 同スタジオを改修し、 「カフェ&バー佐治倶楽部」 として食品営業の許可を取った。 土曜にカフェを開いているほか、 同倶楽部に企画を持ち込み、 自身が 「1日店長」 となることも可能。 同倶楽部は、 一緒に楽しむ仲間を募っている。
コミュニティービジネスのきっかけ、 空家の維持管理費のねん出、 地元の人の楽しみの場作りにと始めた。 同倶楽部の調理部 (岩田眞砂子部長) に入部が、 店舗利用の条件。 調理部の直営事業として、 毎週土曜の午前11―午後4時までカフェを営業。 岩田さんの手作りお菓子と、 コーヒー、 紅茶などを提供している。
直営事業のほか、 部員の持ち込み企画を実施。 今夏には、 メキシコ料理を味わう会があり、 現地で暮らしていた佐治の住民が手料理をふるまった。 26日には、 一夜限りの 「日本酒バー」 が開店した。 篠山市福住で10月に 「Hatsu. ne」 の屋号で日本酒バーの開店をめざす、 安達鷹矢さん (25) の持ち込み企画。 丹波、 篠山、 亀岡、 綾部、 福知山の地酒を提供し、 岩田さんら調理部員が酒の肴を作った。
安達さんは、 「開店前に試しで営業してみて、 肴を考えなければいけないなど、 課題が見つかった。 楽しいので、 バーを開店してからも、 時々利用させてもらえたら」 と話していた。
持ち込み企画は、 2000円の利用料を徴収。 空家の維持経費にあてる。 店は、 バーカウンターがあるほか、 座敷もある。 入部の問い合わせは、 佐治倶楽部調理部 (0795・86・7078)。
写真・安達さん(左端)の給仕で日本酒を楽しむ来店者たち=丹波市青垣町佐治で
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2012年9月30日08:57
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篠山市内各地で味まつり さや投げコンテ...
「丹波篠山黒枝豆」 が収穫時期となり、 10月6日から篠山市内各地で食をテーマにした祭りが開かれる。 市街地で開かれる 「丹波篠山味まつり」 は14日までの土、 日、 祝日に祭りを実施する。 昨年、 試行した 「黒豆のさや投げコンテスト」 を公式イベントにする。 6―8日、 午前8時半 (JR篠山口駅発) ―午後4時半 (篠山市民センター発)、 シャトルバス (片道300円) を運行する。
主なイベントは次のとおり。
◆丹波篠山味まつり (6―14日の土日祝日、 篠山城跡周辺)
午前9時―午後4時、 地元の約20店舗が特産物や加工品、 神戸市の気仙沼支援アンテナショップ 「気仙沼まただいん」 がふかひれラーメンやゆずポン酢などを販売する。 6、 7の両日の午前11時から 「丹波篠山牛の丸焼き」 (各日500食限定)、 8、 13、 14の3日間の随時、 「黒豆のさや投げコンテスト」。 8日午後零時半、 「丹波栗品評会」 の販売予約受付。
実行委員会事務局 (079・552・4788)。
◆「うまいぜグゥ」 お酒まつり (6日、 丹波杜氏酒造記念館)
午前10時―午後3時、 きき酒コーナーとコンテスト、 丹波流酒造り唄の披露、 黒枝豆の販売、 甘酒の振る舞い。
丹波杜氏組合 (079・552・0003)。
◆ササヤマルシェ (6―21日の土日祝日、 河原町妻入商家群)
午前10時―午後4時、 地元や京阪神の料理店や雑貨店、 個人が軒下で約30―50の店を出す。 出店者の詳細は実行委員会ホームページ (http://sasayamamarche.com/)。
実行委員会事務局のベジワンフーズ (079・506・3189、 月・木休み)。
◆城東味まつり (6・7日、 日置の城東支所)
午前10時―午後3時、 地元団体や商店が約20店を出す。 ステージイベントは、 6日午前10時半から、 篠山東中学校吹奏楽部や県多紀ハッピーボーイズ、 槌谷知佳さんなど、 7日午前10時から、 県多紀ハッピーボーイズや西田夫佐さん、 ちめいど、 ゆきの会などが出演。 両日午後2時35分からビンゴゲーム。
実行委員会事務局の城東支所 (079・556・3111)。
◆味覚フェア楽市楽座(14日、 遠方の草山温泉観音湯)
午前10時半―午後4時、 川北黒枝豆やにしき鍋、 黒枝豆などの販売。 ステージでは午前11時から西紀音頭保存会、 よさこい 「北翔」 など出演。 午後3時からビンゴゲーム。
実行委員会 (079・592・0003)。
◆丹波たんなん味覚まつり (20・21日、 四季の森生涯学習センター周辺)
午前10時―午後4時、 黒枝豆の振る舞いのほか、 グルメグランプリ入賞 「篠山牛すじ丼」、 おでん、 篠山まるごと丼、 横手焼きそばなどの販売。 ステージでは、 20日午前11時から篠山吹奏楽団、 丹南音頭保存会、 たんなん樽太鼓、 ブルーボイセスなど、 17日午前11時から、 篠山少年少女合唱団、 ササヤマダンススタジオ、 丹波篠山満天星、 6子ども会のみこし巡行など。 両日午後3時からビンゴゲーム。
実行委員会 (079・594・1180)。
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2012年9月30日08:56
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秋のイベントマップ作成 丹波市観光協会
丹波市観光協会 (0795・72・2340) は、 秋に市内で開かれる14のイベントを地図にまとめた 「イベントめぐりマップ」 を作成した。 A4判カラーで、 1万枚を発行。 京阪神の観光協会などに送付しており、 「イベントがたくさんあるので何度も丹波に来てほしい」 と狙っている。
また、 うち4つのイベントでプレゼントを用意。 10月14日の織田まつりでペットボトル飲料水 「丹の水」、 11月3日の丹波八宿青垣の秋で 「あざみ菜漬」、 11月に達身寺の拝観料割引券、 11月と12月の丹波太郎まつりで 「地産たまご」 を、 それぞれ先着300―1000人に進呈する。 チラシに引換券を付けている。
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2012年9月29日16:10
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産業用機械部品と素材 大河内金属
アルミ板を自在に切断
≪本社所在地≫尼崎市鶴町7番25号
06・6411・6852
http://www.okouchi.co.jp
大小のアルミ板を、 ユーザーの求めに応じた長さ、 幅、 厚さに切断・加工して納入する。
生産は全社員の半数近くの40人が勤務する氷上・青垣の両工場が中心。 主力は、 変電所の開閉器に使われる材料。 液晶や太陽電池の製造装置用素材や警察官の警棒、 防刃 (じん) ベストなどにも使われている。 特殊な用途としては、 人工衛星のロケットの接続部品、 電車のブレーキ制御用ボックス、 病院のMRI検査装置用の材料などがあり、 様々な分野に幅広く活用されている。
「切り板、 円盤、 リングなど顧客の望む形や大きさに素早く対応することによって、 お客さんの在庫を減らし、 コストダウンをはかる。 相手が本当に欲しがっている物は何かを引き出し、 こちらから提案することもある」 と大河内社長は話す。
青垣工場には、 自社開発の2面パレットチェンジNC切断機などを備え、 幅2㍍、 長さ4㍍、 厚さ20㌢の板を最大に、 10㍉角の小さなものまで色々な用途に応じて切断、 加工する。 同工場のウォーター・ジェット切断機では、 曲線、 くり抜き切断も可能にした。 氷上・青垣両工場には、 板・棒自動ラック、 電動式移動ラックを設け、 材料の出し入れを省力化。
「低コストでいかにして生産性を高め品質のよい製品を作るかが課題。 500社ある得意先も広げたい」 と大河内社長は意欲。 航空宇宙防衛用の品質保証規格JISQ―9100を取得している。
【社長】大河内弘一【資本金】2500万円【年商】36億円 (2012年9月期) 【創業】1919年【従業員】84人【業務内容】非鉄金属材料加工・販売【営業所・工場】阪神営業所 (尼崎市)、 神奈川営業所 (横浜市)、 名古屋営業所 (名古屋市)、 岐阜営業所 (岐阜県各務原市)、 広島営業所 (広島市)、 尼崎工場 (尼崎本社)、 氷上工場 (丹波市青垣町栗住野)、 青垣工場 (同市青垣町口塩久)
写真・アルミ板をユーザーの求めに応じた大きさに切断する切断機=丹波市青垣町の青垣工場で
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2012年9月29日16:08
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ヘアーメイク「しゅしゅ」
木の香りに包まれて
丹波市内の美容院で勤務していた藤本悦子さんが今月5日にオープンした。 「常楽」 信号を南へ200メートル。 フィンランド木材を使ったミニログハウスのかわいらしい外観が目を引く。 入口看板やスロープ、 店内のカウンターなどは、 家族で手作りした。
「時間の融通がきくお店にしたい」 と、 希望に合わせて時間外の予約も受け付ける。 習い事帰りの子どもや、 仕事帰りのお客さんも立ち寄りやすい店をめざしている。
店内に置かれている椅子は一脚のみ。 仕上げまでしっかり、 ゆっくりとサービスが受けられる。 知的障がいをもつ娘がおり、 同じような立場のお母さんや子どもたちの力になりたいと考えている。 藤本さんは 「障がいをお持ちのお子さんのご家族の心の負担を少しでも軽く、 楽しくできたら」 と話している。
【メモ】午前9時―午後6時 (予約制、 時間外も希望に応じる)。 毎週月曜、 第2・4日曜定休。 電0795・82・9012。 丹波市氷上町下新庄字池ノ尻1280-1
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2012年9月28日08:59
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伝統的工芸品一堂に 「立杭陶の郷」で
10月20、 21日に開催される 「丹波焼 陶器まつり」 のプレイベントとして陶器まつり実行委員会 (北村圭治委員長) が、 立杭陶の郷 (今田町上立杭、 079・597・2034) で 「兵庫の伝統的工芸 手しごと展」 を開いている。 地元の丹波焼のほか、 丹波市青垣町の丹波布や三木市の金物など、 兵庫を代表する伝統的工芸品産地10カ所から手しごとの逸品を取り寄せ、 展示している。 10月25日まで。
展示している伝統的工芸品は、 丹波焼や丹波布、 三木金物以外に、 ▽赤穂市の赤穂緞通 (だんつう) ▽西脇市の播州織と播州毛鉤 (けばり) ▽小野市の播州そろばん▽西宮市の和ろうそく▽豊岡市の豊岡杞柳 (きりゅう) 細工▽たつの市の兵庫の天然皮革―。
赤穂緞通は幾何学模様が織り込まれた縁の中にチョウやボタン、 唐草模様を描いた畳一畳にもなるじゅうたん、 三木金物は鍛造加工により生じる刃物表面の波目模様が美しい刃渡り約30㌢の料理包丁、 豊岡杞柳細工は円山川で採集するコリヤナギを材料に緻密に編みこんだ手提げかばんを出品している。
また、 陶器まつり開催日の2日間、 伝統的工芸品づくりの手しごとの一端を体験してもらおうと、 豊岡杞柳細工の技法でかご編み体験 (有料) ができるワークショップを開催する。 丹波布の糸つむぎの実演や兵庫の天然皮革と播州織の製品の展示販売もある。
同展を企画した同実行委員の一人、 市野達也さんは 「ものづくりにかける職人の心と技が加わった多彩で魅力的な 『手しごと』 の数々を集めました。 この展示会を通じて、 作り手のこだわり、 手しごとのぬくもりをより一層身近に感じてもらえたら」 と話している。
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2012年9月27日13:49
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人権考える集い・コンサートも 9月28日...
「じんけんを考えるつどい」 (丹波市主催) が9月28日と10月26日、 柏原住民センター (同市柏原町柏原) で開かれる。 いずれも午後7時半からで、 不登校・ひきこもりコンサルタント、 産業カウンセラーの中川広佳さんのミニコンサートと講演がある。 入場無料。
初回のテーマは、 「子どもたちが教えてくれたこと―子どもたちは先生である」。 コンサルタントの仕事を通じて気付いたことを語る。 2回目は、 「本当の優しさを感じる瞬間―辛いときに支えてくれた人へ」 がテーマ。 中川さん自身の不登校の経験などを語る。
問い合わせは氷上文化センター (0795・82・1064) か、 七日市会館 (0795・74・2310)。
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2012年9月27日13:49
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婚活パーティー参加募る 丹波市工業会社...
丹波市工業会 (34社) 後援の 「恋活・婚活アフタヌーンパーティー」 が10月8日午後1時から、 ラ・カーサ・ミオ (同市氷上町大崎) で開かれる。 同工業会会員企業の社員、 または家族の参加を募っている。
20―40歳くらいの独身男女が対象。 20人ずつ、 くらいを想定している。 ケーキバイキングを楽しみながら、 全員と会話する機会がある。
地元で働く人どうしが家庭をもち、 地元に根付いてもらおうというもので、 2回目の企画。 前回は6組のカップルが成立した。
男性6500円、 女性3500円。 同僚や、 先輩、 後輩、 グループ参加も可。 9月30日までに、 主催のラ・ヴィNAITO婚活サポーターの田中さん (090・1964・0923、 kanata0923@docomo.ne.jp)に住所、 氏名年齢、 性別、 携帯電話などをメールすること。
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2012年9月27日13:48
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ノルディックウォーキングとほっこりティ...
ノルディックウォーキングは、2本のポールを使って歩くフィットネススポーツ。 9月30日午後1時―3時半、 ひなたぼっこカフェ (丹波市市島町上鴨阪) に集合する。 ケーキセット、 パンのお土産付きで参加費1800円。 ポールレンタル500円 (事前に申し込む)。
飲み物やタオルを用意し、 動きやすい服装、 シューズで参加すること。 28日までに、 たんばN―Walker倶楽部 (余田幸美さん090・2106・3988)。
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2012年9月27日13:47
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丹波栗でタルト作り 福住のイタリア料理...
イタリア家庭料理店 「トラットリア・アル・ラグー」 (篠山市福住384)とツーリズム企画団体 「ROOT」 (ルート) は10月29日午前10時―午後1時、 同店で丹波栗を使ったタルト作り教室を開く。 参加者を募集している。
丹波産渋皮栗とイタリアマロンペーストを使ってタルトを作る。 道具は、 フランス・マトファー社のタルトリングを使う。 直径12センチのタルトを1人1台作り、 持ち帰る。 同店シェフ作のブルスケッタでブランチ後、 タルトを試食しながらカフェタイムを過ごす。
先着10人。 受講料3800円。 申し込みは、 10月28日までにルート (079・552・3988) か、 同店 (079・506・3070、 午後2時―5時)。
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2012年9月27日13:47
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2病院統合「望ましい」 賛成意見多数 ...
県が設置している 「丹波市域の今後の医療提供のあり方に関する検討会」 (座長=邉見公雄・県参与) の第3回会合が9月24日、 市役所柏原支所で開かれた。 会議は非公開で行われ、 今後の医療機能を確保する方策として、 県立柏原と柏原赤十字の公立、 公的2病院のあり方について 「統合が望ましい」 との意見が大勢を占めたという。 年内にも県知事に提出する報告書に盛り込まれる。
辻重五郎市長が、 先月の丹波市医療フォーラムの報告をし、 「市民に安心を与えるには1病院で医療提供を望む」 と発言。 医師、 看護師ら医療人材確保の観点や、 医師が研鑽を積む症例を集めること、 建物の老朽化で両病院とも改築時期を迎えていることなど、 賛成意見が大勢を占めた。
反対ではないものの、 「システムが違うので、 統合してうまくいくのか」 という懸念や、 「それぞれの良さを残すやり方があるのでは」 といった意見が出されたという。
報告書は、 当初年明けの提出を予定していたが、 最終の会合の日程が早まったことから、 早ければ年内に提出する。
検討会には、 委員11人が全員出席。 両病院を運営する県病院局、 日赤県支部、 県立柏原に医師を派遣している神戸大学、 外部有識者、 地元代表で構成されている。
会議録は4回目の会議までに、 県医務課のウェブサイトで公開される。
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2012年9月27日13:46
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義援金受付を延長 丹波市・市社協...
丹波市、 同市社会福祉協議会が連携して実施している東日本大震災義援金の受付が、 来年3月31日まで延長される。 9月末までの予定だった。 日本赤十字社、 中央共同募金会が、 それぞれ受付期間を延長したことに伴うもの。
同市においても、 発生から1年がたつ今年4月以降も月平均で10万円弱の義援金が集まっている。 受付箱は、 市、 市社協の各支所など計12カ所に設置している。
同市の昨年3月以降、 今年8月受付分までの累計は、 5205万1612円。
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2012年9月27日13:45
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領土問題
「独島 (竹島の韓国名) は韓国人にとって、 日本人の富士山と同じなんです」。 23日のNHK特集 「領土めぐる対立の行方」 での韓国側の学者の発言に、 「はぁ、 それほどまでに…」 と驚いた。 ▼竹島を日本が領有宣言したのは1905年、 つまり韓国を併合した5年前。 従って 「独島」 は日本の植民地支配と離しがたく結びついた、 韓国の主権確立の象徴。 まさに歴史問題なのだ。 ▼同国では小学生に 「独島は韓国の領土」 と書いた教科書を朗読させ、 音楽で歌わせる。 これに従軍慰安婦のことまでが絡んでくると、 話は相当複雑になる。 ▼向こうの3人の論客に対して、 日本側の3人 (元外交官の田中均氏、 ジャーナリストの櫻井よしこさんら) も、 諄々と丁寧に応じ、 詳しくは書けないが理はこちらにあるように感じた。 少なくとも、 「実効支配している韓国の大統領が何故に日本国民の神経を逆なでするのか」 という疑問に対して、 韓国側の説明は説得的でなかった。 ▼タカ派と言われる櫻井さんの主張に、 筆者は全面的に賛同するわけではないが、 静かな微笑を絶やさずに、 譲れない一線をきっぱり発言する姿勢はさすが。 相手の3人とも一目置かざるを得ないようだった。 こういう場を提供した日本メディアの懐の深さについても、 彼らは思うところが少なくなかったはずだ。(E)
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2012年9月27日13:45
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「近場の楽園」
秋の観光シーズンが本格化した。 それに伴い、 さまざまな取り組みが展開されている。 篠山市では、 商工会や観光協会、 観光会社が地元おすすめの散歩スポットを紹介した冊子を作成した。 篠山城跡や堀のいわれ、 丹波焼の里の路地裏、 廃線跡など、 外からは分からない、 地元の目で見た魅力を紹介している。 これまでの観光は、 名所を見たり、 おいしいものを食べたりするのが目的だったが、 この冊子はぶらぶらとする 「散歩」 に焦点を当てている。 旅行に行った時の散歩は、 思わぬ人や場所との出会いが楽しい。 受け入れる観光地にとって、 おもてなしの心で迎えたいものだ。
また、 大阪の雑誌社が発行した、 篠山、 丹波両市の総合観光ガイドブックが発売された。 両市の観光名所やグルメスポット246カ所を載せている。
その編集者によると、 今、 篠山、 丹波市が観光地としてとても注目を浴びているという。 その理由の一つに、 京阪神から約1時間という立地。 その編集者は 「近場の楽園」 と名付けた。 都市の喧騒から1時間移動するだけで、 自然やグルメ、 温泉などが豊富な魅力はほかの観光地にはないという。 また、 昨今、 日帰り旅行のニーズが高まっており、 短い移動時間で楽しめる観光地は魅力という。 もう一つは、 最近、 両市への移住者が増えたことにより、 その移住者の知り合いの都市住民が両市に親しみを感じ、 よく訪れているという。さらに、注目すべきところは、 スポーツをした後に温泉や買い物を楽しむといった、 両市への旅行の目的が複合的になっているという点。
地元の目、 外からの目、 さまざまな視点で観光活性化を考える必要がある。(坂井謙介)
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2012年9月27日13:44
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全国大会で特別賞受賞 伝統の大工規矩術...
篠山市黒田の小林俊文さん (33) =同市黒田、 小林工務店=が9月16―18日、 神戸国際展示場 (神戸市) で開かれた 「全建総連第28回全国青年技能競技大会」 に出場。 2009年に続いて2度目の全国となった小林さんは、 日々鍛練してきた技術を駆使して作品をつくり上げ、 「審査員特別賞」 を受賞した。 全国の若手大工が伝統技術を駆使して腕を競う大会。 小林さんは、 「作品としては悔いが残った。 チャンスはまだあるので、 次回を目指して腕を磨きたい」 と話している。
大会は満35歳以下の若手大工が対象。 「四方転び踏み台」 という木製の脚立をつくり上げるのが課題で、 原寸図作製から木材の削り、 墨付け、 組み立てまでを6時間以内で行う。
さしがねを使った規矩 (きく) 術を駆使し、 ほとんど機械を使わない伝統的な大工技術と時間内に仕上げる集中力が試される。
全国大会には47都道府県の予選を勝ち抜いた精鋭76人が出場した。 応援に詰めかけた関係者らの視線と、 好敵手たちが振るう金づちやのこぎりの音に囲まれながら、 競技に臨んだ小林さんは、 落ち着いて、 ミリ単位の作業に没頭。 速さは評価に関係ないが、 全体で2番目に仕上げ、 余裕を見せつけた。
09年の全国ではベスト16入りで入賞し、 今回は審査の結果、 入賞こそ逃したものの上位者に与えられる特別賞を受賞。 兄弟子の西家幸男さん (後川上) や、 所属する県土建一般労働組合篠山支部の北川純氾・支部長 (川北) らが見守る中、 精いっぱい腕を振るった。
「材料をかんなで削り過ぎ、 少し隙間ができてしまった」 と悔しさを語った小林さんは、 「先輩方に見守られる中で作業ができ、 とてもうれしかった。 年齢制限まであと2年。 次回はさらに上位を目指したい」 と意気込んでいる。
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2012年9月27日13:43
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復帰しました
産休、 育休を経て、 約1年ぶりに職場復帰しました。 またよろしくお願い致します。
この1年の間にしたことと言えば、 初めての出産 (娘) と育児、 そして引越し。 夫の実家で義父母、 おばあちゃんと4世代で暮らし始めた。 大きな変化だったが、 徐々に赤ちゃんを中心とした新しい生活に慣れてきた感じだ。
子育てセンターの行事に参加したり、 集落のお母さん仲間と交流できたことは、 大きな収穫だった。 親の年齢でなく、 経験が頼りになるのが子育ての世界。 若くても頼もしい先輩が大勢おられた。
一番多くのことを教えてくれたのは赤ちゃん自身だったかもしれない。 時期が来ればひとりでに新しい技をマスターして、 発達の過程を教えてくれた。 軽度のアトピー性皮膚炎、 あせも、 1歳前後につきものの突発性発疹にかかり、 39度を超える熱も出した。 最初は何も知らなかったが、 その度、 対応の仕方を一つずつ覚えさせてもらっている。
仕事に役立つかどうか分からないが、 全てが貴重な経験だった。 誰もが 「大変」 と口をそろえる、 仕事と育児の両立。 できるだけ肩の力を抜いてがんばりたい。 (古西 純)
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2012年9月27日13:43
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日曜日の哲学
朝、 いつもの時間に目が覚める。 今日は日曜日。 お気に入りの朝ごはんを食べてから、 晴れていたら走る。 雨だったら、 本を読む。
その合間に家事をしていると、 テレビの将棋の時間になって旦那さまがのっそり2階から降りてくる。 まだ、 眠そうだ。 ゆっくりコーヒーを飲みながら将棋鑑賞。 ことのほか、 アシスタントの女の子がお気に入りの様子。
お昼頃に将棋の勉強終わり。 それから、 今日はどこに行こうかと私たちは考える。 今日は太陽がきらきらしていてとても美しい日だから、 若狭の方へ海を見に行こうか。 それとも、 少し雨粒の落ちるグレイの日だから、 ワイパーが動くのを見ながら気の向くままにドライブしようか。 選択肢はたくさん。 気分に合わせて音楽を選び、 車に乗り込む。 最初に寄るのはコンビニ。 好きな飲み物を購入。
それからが哲学の時間。 そもそも夫婦といえども他人の二人。 20年一緒にいても考え方はいろいろ。 疑問に思ったこと、 おかしいと感じたこと、 どうこれについて考えるかと問うこと。 車の中は哲学的な話で満たされる。 私は、 もっぱら耳を傾けて勉強させてもらう生徒。 彼は私の哲学の先生。 いっぱいいっぱい話す時もあるし、 ほとんど話さない時もある。 そんな時は、 ただ、 二人で同じ風景を見ている。 夜になるまで。
道はどこまでも続いている。 私たちは、 永遠に走っていられる。 夜になったら、 家に帰り、 静かないつもの夜を過ごす。 これが、 私の日曜日の哲学の時間。
(土性里花・グループPEN代表)
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2012年9月27日13:42
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どの味うまい「米うどん」 丹波市商工会...
丹波市商工会青年部 (本庄功部長) が10月21日午前10時から丹波の森公苑で開かれる 「丹波GO!GO!フェスタ2012」 のステージイベントで、 旧市島町商工会青年部が開発した 「米粉うどん」 を使い、 各支部で開発した創作うどんをふるまう。 人気投票で1位になった作品は、 同青年部の看板商品として、 市外のバザーで販売などができないか検討する。
米粉うどんは、 10年前に旧市島町商工会青年部が開発。 小麦のグルテンをつなぎに、 町内産のコメを使ってうどんに仕上げた。 市販用に、 半乾タイプの麺を開発したが、 近年は注目を集めることもなく、 尻すぼみになっていた。
同フェスタのステージイベント担当で、 市島支部部員の木村裕輝さん(35)が、 青年部オリジナルで売り出せるものをと、 同食材に光を当て、 コンテストを企画。 飲食店関係の部員を中心に、 支部ごとにレシピを作った。
ルールは、 米粉うどんを使う、 調理が容易で青年部員が作れる、 の2点。 市島いこいの家 (市島町上田) で25日に開いた試食会では、 「親子」 (青垣)、 「すっぽん」 (山南)、 「焼き」 (春日)、 「山芋カルボナーラ」 (柏原)、 「しょうが焼き」 (氷上)、 「ツナマヨ」 (市島) など、 10種類以上のレシピを持ち寄り、 各支部の同フェスタ担当部員が調理し、 試食。 「これはうまい」 の声が上がるものもあった。
部員で3品に絞り、 当日は、 会場の一般参加者100人に3種類を食べ比べて、 投票してもらう。
木村さんは、 「県内の様々な青年部がB級グルメの開発、 販売に取り組んでいる。 丹波市青年部でも何かができれば」 と言い、 本庄さんは、 「開催5年となり、 定着したGOGOフェスタだが、 今年はもう少し違ったものを作っていきたい」 と話していた。
写真・GOGOフェスタでふるまう米粉うどんの選考会を開いた商工会青年部の部員たち=市島町上垣で
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2012年9月27日13:42
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車いすマラソン篠山で開催 119人が出場 ...
「全国車いすマラソン大会」 (県、 市など主催) が9月30日、 篠山城跡マラソンコースで開かれる。 スタート地点は篠山市役所東側、 ゴールは篠山城跡三の丸広場。 スタート時間はマラソンの部が午前8時55分、 ハーフマラソンの部は同9時。
マラソンの部に32人 (男子31人、 女子1人)、 ハーフマラソンの部に87人 (男子79人、 女子8人) の計119人が出場する。
同大会開催に伴い、 午前7時45分―午後零時15分に交通規制がある。
問い合わせは28日まで、 大会本部 (552・1111)、 当日は現地大会本部 (079・552・5961)。