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2012年10月4日08:57
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空き地に大規模植栽 こんだ薬師温泉ぬく...
「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」 (篠山市今田町今田新田) を運営する 「株式会社夢こんだ」 (杉尾吉弘代表取締役社長) が、 同温泉施設周辺の空き地を活用した整備事業計画を進めている。 アジサイやヒガンバナ、 サギソウのほか、 周辺に自生している山野草を集めて植栽するなどし、 温泉と地産地消をテーマに提供している食事に加え、 四季折々の自然も楽しんでもらおうと、 周辺観光地と連携した集客促進を図る。 国の 「緊急雇用就業機会創出事業」 を基に市の委託を受けて実施。 委託費は約390万円。 来年3月末までの完成を予定している。
同温泉施設の集客数は、 新緑や紅葉など、 里山が自然美を見せる行楽期には安定しているが、 梅雨の6月ごろと、 夏休み明けの9月ごろに落ち込むため、 その時期に最盛期を迎えるアジサイやヒガンバナなどの草花を大規模に見せることで、 集客数アップを狙った。
アジサイは、 温泉施設の北にある職員駐車場そばの傾斜地を中心に、 その周囲に整備している遊歩道脇にも植栽、 合わせて1300株植える。 見た目にも楽しめ、 花の見ごろが長続きするよう、 単一種ではなく、 多様な品種を植栽する。 アジサイが最も見ごろとなる時期には 「アジサイ祭」 の実施も計画している。
ヒガンバナは、 温泉施設への進入路となる“つづら折れ”の坂道約500メートルの区間に球根8000球を植栽。 また、 用地内の谷筋には、 今田町の町花でもあるサギソウを球根で3000球植える。
また、 4、 5年前に植えたユズの木40本から採れる果実を使ったジャムなどの加工品をはじめ、 温泉施設内のレストランメニューやユズ風呂が好評のため、 生産量アップを目指して、 さらに100本補植する。
草花や果樹の維持管理は、 当面、 温泉施設のスタッフが行うが、 将来的には自然愛好家などのグループをつくり、 スタッフと共同で行うことを予定している。
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2012年10月4日08:57
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古民家を寄宿舎に 農業研修者に貸し出し...
一般社団法人 「ノオト」 (篠山市黒岡) は、 篠山市小多田の築110年ほどの古民家を改修し、 新規就農希望者が研修をしながら滞在できる寄宿舎にする計画を練っており、 一部補助金を支出する市は、 関連条例案を議会に提出している。
市によると、 主屋 (延べ床面積190平方メートル) を改修し、 トイレ、 風呂、 キッチンは共有にする。 定員は5人程度。
基本的に、 就農希望者に1年間、 貸し出す。 同地区のほ場で農業研修してもらい、 その後は市内での就農を促す。
市が10年間、 同古民家を借り、 ノオトに無償貸与するかたち。
総改修費は約1000万円で、 市の補助は約166万円。
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2012年10月4日08:56
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一面真っ白ソバの花 丹波市氷上町沼
丹波市氷上町沼のほ場で、 ソバが真っ白な花を咲かせ、 遠目に見ると白いジュウタンが広がっている。
同自治会の有志でつくる 「実里熟」 (みのりじゅく、 葦田義信会長、 7人) が、 4へクタール栽培。 二毛作で、 飼料用作物を刈った後、 8月の盆過ぎには種。 受粉した花が実をつけ始めており、 実が熟れるに連れ、 白いじゅうたんが、 だんだん黒っぽくなっていく。
昨年は雨で不作。 今年はここまで順調に育っている。 収穫したソバは、 契約している篠山市内のソバ店などに収める。
同会会員の芦田辰夫さんと俵正行さんは、「このままいけば、 今年は豊作」 と、 収穫を待ちわびている。
写真・真っ白なソバの花畑が広がるほ場=氷上町沼で
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2012年10月4日08:54
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検視活動続ける山南の歯科医・河原兄弟が...
日航機墜落事故で父を失い、 その後、 歯の情報から遺体の身元を割り出す検視の活動を続けている丹波市歯科医師会長の河原悟さん (58) =丹波市山南町井原=と、 兄で同じく歯科医の忍さん=豊岡市城崎町=らの実話を元にしたドラマ 「尾根のかなたに~父と息子の日航機墜落事故」 が、 WOWOWプライムで10月7日と14日の午後10時から前編、 後編で放映される。 河原さんは 「ダイジェスト版を見て、 当時をまざまざと思い出し涙が出た。 事故から27年が経ち、 当時を知らない若い人にも見てもらえたらうれしい」 と話している。
原作は、 門田隆将さんによる同題のノンフィクション。 日航機事故に巻き込まれて父を亡くした3組の家族にスポットを当てて父と息子の物語を描いている。 ドラマは豪華キャストが出演し、 河原さんのストーリーでは忍さん役を伊勢谷友介さん、 悟さん役を渡辺大さん (渡辺謙さん長男) が演じる。
河原さん兄弟は1985年8月の日航機墜落事故当時、 地元歯科医師会とともに検視活動に携わった。 凄惨な現場で、 父親を見つけることはあきらめかけたが、 警察、 看護師、 歯科医のボランティアらの必死の努力で遺体の一部を連れ帰ることができた。 この時の恩返しがしたいと、 2人は翌年、 兵庫県で全国2番目の警察歯科医会立ち上げに奔走した。 以来活動を続け、 阪神大震災、 JR福知山線脱線事故でも身元判明に貢献した。
悟さんは 「父親を見つけてもらえた時の喜び、 感動は忘れられない。 他の遺族にも早く安心してもらいたいという一心でやっている。 社会的な力添えをさせてもらっているのは親父のおかげ。 表には出ない仕事だが、 使命と思い、 できる限り続けたい」 と話している。
写真・ドラマのポスターを手にする河原さん=山南町井原で
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2012年10月4日08:53
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管理者が撤退を申出 西紀運動公園
プール利用者の減少=グラフ参照=などによる経営悪化により、 篠山市立西紀運動公園 (篠山市西谷) の指定管理者、 古杉企画 (同市大沢) が9月28日、 同公園の指定管理を12月25日付で取り消しする申出書を酒井隆明市長に提出した。 同社の古杉和広社長は 「市の財政に負担をかけない指定管理料で運営してきたが、 力不足だった。 利用者の方々にできる限り迷惑をかけないよう、 誠意を持って対応したい」 と話している。
同公園は2004年4月にオープン。 翌年05年度に約7万9000人の利用者がいたが、 その後は下降していた。 市は08年に策定した 「篠山再生計画」 で、 10年度までに 「経費のかからない運営を検討し、 その運営方法が見つからなければ休館」 の方針を打ち出していた。
10年度までの2期7年間、 「ピュアスポーツ柏原」 (丹波市柏原町) を管理する橋本電設 (同市春日町) が管理運営した。 10年に11年度から3年間の指定管理者を公募。 3社から応募があり、 提案した指定管理料は、 マックスポーツが約3500万円、 橋本電設が約3000万円、 古杉企画が約1800万円だった。
同社は光熱費の削減や天然芝のグラウンドの改善などに取り組んできたが、 11年度のプール利用者が10年度より約1万1000人減少の約3万9000人となり、 月に100万円の赤字が出ている状況。 また、 運営当初、 「月会費のメンバーが、想定していたよりも約150人少なかったのが誤算」 としており、 「これ以上の赤字は、 本体 (篠山口駅前ビル) 利用者に迷惑がかかる」 としている。
同社は11月下旬までの営業を要望しているが、 酒井市長は 「来年3月末までお願いしたい」 として協議を進めている。
同社が篠山口駅前で運営している、 温水プールやジムなどを行う 「彩華スポーツクラブ」 は通常通り営業している。
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2012年10月4日08:51
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ゆったり旋律楽しむ 熊野神社で観月の夕べ
丹波市青垣町今出の 「熊野神社」 境内で9月29日、 「観月の夕べ」 (遠阪自治協議会主催) があり、 かがり火がたかれた境内で、 ハーモニカや雅楽の演奏を楽しんだ。
朝来雅楽会の7人は、 笙 (しょう) や、 琵琶などを使い 「荒城の月」 など4曲を演奏。 ゆっくりと奏でられる旋律に、 来場者たちはうっとりと聞き惚れていた。
遠阪小の6年生もそろって鑑賞。 多田香蓮さんは、 「知らないすごい楽器ばかりで、 知らない音楽が聞けました」 と、 貴重な体験を喜んでいた。
同催しは3回目。 台風の影響で、 小雨交じりの曇り空。 足立信昭・自治協議会長は 「来年こそ月が見えますように」 と話していた。
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2012年9月30日09:05
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詩
「三好達治賞」 を受賞した篠山市立町の詩人、 細見和之さんの講演会を取材した。
その素材、 磨きぬかれた言葉、 リズムに対するこだわり、 読み解く力。 詩と記事の違いはあれど、 同じ文字の世界に身を置くものとして、 非常に感銘を受けた。
帰りの車中。 頭は詩のことでいっぱいになっていた。 感化されやすい私。 どれ、 一つ胸のうちを言葉に乗せてみようかと。
「それが良い」
それが良いとわかっている
ポイ捨てをしない
悪口を言わない
深酒をして管を巻かない
いつもうわの空でいない
それが良いとわかっている
正義を貫く
地球を思う
全力を出す
人を愛する
それが良いとわかっている
でも、 そうもいかない
わかっていても
どうしてなかなか
良いことばかりでない世界
それが良いともわかっている
んー、 素人…。 というよりも卑屈な性格が表に出すぎている。 大丈夫か、 私。 細見さん、 もっと精進します。(森田靖久)
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2012年9月30日09:05
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女子バレー・井上選手メダル報告 氷上高...
氷上高校卒業生で、 女子バレーボールのロンドン五輪日本代表として銅メダルを獲得した井上香織選手 (29) の 「オリンピック報告講演会」 と、 同校女子バレーボール部の 「ぎふ清流国体」 壮行会が9月27日、 同校で行われた。 同国体は岐阜県内で29日に開幕。 同部は、 10月5日から始まる少年女子の部に 「兵庫県選抜」 として出場。 2回戦から登場し、 長野県と埼玉県の勝者と対戦する。
井上選手は、 「あきらめるのは簡単。 悔いが残らないように夢に向かってがんばってほしい」 と後輩たちに呼びかけた。 また、 取材に対し、 「高校時代、 試合ではよい成績が残せなかった。 合宿で他の高校と試合をしたのが自分としては刺激があり、 印象に残っている」 と話した。
続いて行われた現役バレー部の壮行会では、 石川憲幸県会議員、 辻重五郎市長が 「先輩に負けないくらいがんばって」 と激励。 生徒会長の樋口和希さんも 「勝つことは容易でないと思うが、 日頃の努力の成果を精一杯発揮して」 とあいさつし、 生徒会から千羽鶴を贈った。 山本紗良主将は、 「たくさんの人たちの応援が私たちの力になる。 少しでもいい結果が出せるよう、 チーム一丸となって戦いたい」 と述べた。
また、 全校生徒を前に、 壮行試合として同部員による紅白戦が行われた。 日本代表のユニフォームに着替えた井上選手が部員とハイタッチしながら再登場。 舞台上で観戦した。
全国レベルの部員のプレーを見る機会の少ない生徒らは、 迫力のあるアタックや、 飛び込んでボールを拾う好プレーに大きな拍手を送っていた。
同部は、 8月末に行われた近畿ブロック国体予選をグループ1位で通過し、 国体出場を決めた。 選手12人が出場する。 川釣修嗣監督は、 「国体には3年ぶりの出場。 県代表として恥ずかしくない試合をしたい」 と話している。
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2012年9月30日09:04
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10月20日に「味わい体験ツアー」 氷上町...
丹波市氷上町の絹山みどりクラブは、 10月20日に 「奥丹波味わい体験ツアー」 を計画しており、 参加者を募集している。 黒枝豆の収穫体験や岩瀧寺の散策も行う。 黒豆ごはん、 ずんだ団子も用意。 午前10時半に丹波ひかみ農協幸世店 (同町絹山) に集合。 定員15人 (定員になり次第締め切る)。 参加費1000円 (枝豆のお土産付き)。
同クラブ事務局の臼井さん (090・3622・4371)。
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2012年9月30日09:03
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鈴の鳴る道
東日本大震災で被災した石巻市の小学生たちに元気を届けたいと、 篠山市の松田千栄子さんが370個もの 「手まりストラップ」 を手作りした (9月23日付篠山市版)。 手まりには鈴をつけており、 「鈴がチリンと鳴るたびに、 『遠くからでも応援しているよ』 という気持ちが伝われば」 という。 ▼この記事を読み、 星野富広さんの随筆 「鈴の鳴る道」 を思い出した。 元中学校教諭の星野さんは、 クラブ活動の指導中に首をけがし、 手足の自由を失った。 電動車いすで移動する星野さんにとって、 道のでこぼこは難敵だった。 しかし、 人からもらった鈴を車いすにつけたとき、 でこぼこが楽しいものになった。 ▼でこぼこを通ると、 車いすの鈴がチリンとなる。 その音に心が和んだ。 星野さんは思った。 「人も皆、 この鈴のようなものを心の中に授かっているのではないか」。 その鈴は、 平らな道を歩いていたのでは鳴らない。 でも、 でこぼこだと、 揺れて美しく響く。 ▼震災を体験した子どもたち。 その目の前に広がる道に、 震災は数多くのでこぼこをもたらしたかもしれない。 しかし、 どうか心の鈴の音色の美しさに気づける人になってほしいと願う。 ▼ 「私の行く先にある道のでこぼこを、 なるべく迂回せずに進もうと思う」 (星野さん)。 そんな勇気が子どもたちに伝わればとも思う。(Y)
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2012年9月30日09:03
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かこがわくわくバスツアー参加募集
10月30日実施。 午前8時に丹波市を出発、 加古川市の国宝寺院・鶴林寺と、 神戸製鋼加古川製鉄所を訪ねる。 鶴林寺では60年に1度公開 の秘仏が見られる。 参加費4500円 (昼食、 拝観料、 交通費など含む)。
丹波市観光協会 (0795・72・2340)。
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2012年9月30日09:02
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黒枝豆生育に遅れ 「販売解禁日」10月6...
収穫時期を迎えた、 篠山市特産の黒枝豆の生育がやや遅れており、 販売者は販売時期や方法について例年と異なる対応に迫られている。
丹波農業改良普及センターによると、 9月13日時点の生育調査では、 枝の高さや着莢数は例年通りだが、 生育が遅れ、 莢の大きさが例年より小さいという。 実の肥大期である9月の夜温が下がらなかったのが原因とみられる。 ただ、 彼岸を過ぎてから、 夜温が下がってきているので、 肥大が進んでいるという。
市、 JA、 商工会、 観光協会などでつくる 「丹波篠山特産物PR戦略委員会」 (稲山建男委員長) は、 2006年から販売解禁日を設けてきたが、 これまで10月4日か5日に設定。 今年は、 生育が遅れているため、 初めて、 味まつりが始まる6日に設定した。 そのため、 9月27日、 「丹波篠山黒枝豆販売の店」 のプレートを表示する販売農家340人に、 莢つきが良い黒枝豆だけを販売するよう呼び掛ける案内文を郵送した。
また、 丹波黒大豆発祥地の一つ、 川北地区で黒枝豆を販売している、 「川北黒大豆生産者直売所ほんまもんの会」 (山本律会長) の事務局、 恒田俊英さんによると、 夜温が下がらず生育が遅れている、 として10月13日 (午前9時から、 土日のみ) から販売を始めることにしている。
同委員会は6日午前9時から、 大正ロマン館 (北新町) 前で販売解禁セレモニーを行い、 販売解禁宣言や黒枝豆の振る舞いなどを行う。
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2012年9月30日09:01
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第303問
篠山市立町の細見和之さんが受賞した 「三好達治賞」 は何の賞?
1.絵画
2.小説
3.詩
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2012年9月30日09:01
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受講生、定員倍の“盛況” 地域づくり人...
地域づくりを 「起業」 「ベンチャービジネス」 の視点からとらえ、 考え方やノウハウを学ぶ 「丹波市地域プロデューサー養成講座」 が26日、 柏原住民センターで始まった。 定員30人に対し、 倍の61人が応募。 初回にはこのうち44人が参加する“盛況”ぶりに、 主催する市 (生涯学習センター) は、 「地域づくりを 『起業』 ととらえる切り口が新鮮に感じられたのではないか」 と話している。
来年3月までの全10回。 月1―2回のペースで開講。 地域資源の見つけ方、 地域課題解決の発想法などのテーマで専門家から講義を受け、 受講生で意見交換なども行う。
NPO法人社会生活研究所 (小橋昭彦代表理事) に事業委託し、 企画段階から民間ノウハウを活用。 受講生が増えたのは、 従来のチラシやホームページに加え、 フェイスブックによる“口コミ”で広がった側面もある。 篠山市や三田市、 埼玉県からの参加もあった。
初回は、 市島在住の立命館大学産業社会学部准教授の高嶋正晴さんが、 「地域づくり概論」 と題して講演。 「地域プロデューサーとは、 自治振興会などの地域のリーダーではなく、 地域づくりのリーダー。 私には何ができるか、 何をしようと思っているか、 と自分を見つめ直すことでもある」 としたうえで、 「地域づくりは人づくり。 材料ではなく 『人財』 としての発想が大事だ」 とした。
ワークショップでは、 7つのグループに分かれ、 丹波市の課題を出し合い、 類似する意見をまとめながら新しいアイデアに結び付ける発想法を実践した。 受講生で栄養士の山内由香さん (36) =氷上町=は、 「B級グルメが好きで、 そこから地域づくりやまちおこしに興味を持った。 固定観念をなくす発想法が勉強になった」 と話していた。
同センターは、 「これからの自立した地域づくりにかかわる人材の育成と、 その人たちのネットワークづくりにつながれば」 と期待している。
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2012年9月30日09:00
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たんぽぽの会例会
丹波地域のがん患者と家族でつくる。 10月9日午後1時半―3時半、 県立柏原病院で 「リレー・フォー・ライフ in 但馬」 の参加報告、 バス旅行、 フリーマーケット出品 (10月28日、 丹波の森公苑で開催の丹波の森フェスティバル)、 総会などについて話し合う。
バス旅行は、 11月27日に実施。 丹波市内の丹波年輪の里、 薬草薬樹公園、 高源寺を巡る。 参加費1人1500円 (昼食代別途)、 高源寺入山料300円 (各個人負担)。 同日の例会で出欠確認。 会員、 家族、 友人らが対象。
同病院がん相談支援センター (0795・72・0524)。
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2012年9月30日09:00
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市長3、市議25陣営出席 立候補予定者に...
11月18日に投開票される丹波市長、 同市議会議員選挙の立候補予定者説明会が9月28日、 氷上保健センターで行われた。 市長選挙に3陣営、 市議会議員選挙に25陣営が出席し、 選挙運動における注意点や、 届出書類などについて市選挙管理委員会 (田野雅美委員長) や丹波署、 郵便事業株式会社から説明を聞いた。
市長選挙説明会には現職1陣営と候補者不明の2陣営が出席した。 現在のところ、 正式に立候補を表明しているのは現職の辻重五郎氏だけ。 対抗馬の擁立があるのか、 注目が集まる。 前回選挙は現職の無投票当選。
市会議員説明会には22陣営と候補者不明の3陣営が説明を聞いた。 22陣営の内訳は、 現職16、 新人5、 元職1。 旧町別では、 柏原2、 山南6、 氷上5、 青垣3、 市島3、 春日3。 党派では、 自民1、 共産2、 公明2で、 残りは無所属とみられる。
今選挙から議員定数が現行の24から20へ削減される。 今後、 擁立の動きが活発化するのか、 このまま少数激戦となるのか、 動向が注目される。 前回選挙は定数24人に対して30人が立候補した。
提出書類の予備審査が10月24、 25の両日、 氷上住民センターで行われる。
9月1日現在の有権者数は、 5万5828人 (男性2万6435人、 女性2万9393人)。
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2012年9月30日09:00
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老いること
高齢者に関する、 国連の世界保健機関 (WHO) の定義では、 六十五歳以上を高齢者としている。 六十四歳以下を現役世代、 六十五歳―七十四歳までを前期高齢者、 七十五歳以上を後期高齢者、 八十五歳以上を末期高齢者というとか。
還暦を過ぎた頃から、 年齢に対する感覚が少しずつ変わってきた。 「私なんかもう八十歳です」 と言われても、 「八十歳ですか、 まだお若いですよ」 と素直に言える。 考えてみれば、 私もあと五年で七十歳、 八十歳になる日だって、 そう遠くない。 五十歳代の頃、 年上の人から 「七十を過ぎると、 疾風のように時間が過ぎますよ」 と言われたことがある。 すでにそれは実感している。 八十歳まであと十五年だが、 十五年前の出来事を思い出してみると、 そう昔のこととは思えない。 先日、 孫が十六歳になった。 誕生日プレゼントの手紙に、 「貴女が生まれたとき、 私は四十九歳で、 今の貴女のママに近い年でした。 それがもう六十五歳のおばあさんです。 月日はあっという間に過ぎます。 今の十六歳の青春を思いっきり輝かせてね」 と、 まさに老婆心で書いた。
丹波出身の俳人 「細見綾子」 に、 「老ゆることを牡丹がゆるしくるるなり」 という俳句がある。 この牡丹は、 丹波の生家から武蔵野に移植したもので、 幼い頃の写真にも一緒に写っているという。 長年、 共に生きてきて、 今年もあでやかに咲いた牡丹を前に、 「自分は老いてゆくばかりだが、 そのことを牡丹はゆるしてくれている」 と詠んだ綾子は、 このとき八十歳。 九十歳で亡くなるまでに、 二冊の句集を出している。
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2012年9月30日09:00
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不登校脱するには 10月14日、柏原でフォ...
学校法人日生学園第3高校 (姫路市、 079・336・3333) は、 10月14日午後1時半から丹波市柏原住民センターで不登校教育フォーラム 「登校スイッチを入れる方法」 を開く。 入場無料、 当日参加可。
同校は全寮制の男子校で半数以上が不登校経験者。 フォーラムでは、 今西泰夫校長がさまざまな事例から分かった不登校脱出のための具体策について話すほか、 不登校を経験した在校生が体験談を語る。 フォーラム後、 無料個別相談会も。
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2012年9月30日09:00
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住宅30区画や貸ビル 利用事業者を選定 ...
篠山市が公募していた、 旧丹南支所跡地 (篠山市杉、 1万1569平方メートル) の土地利用事業者が決まった。 平野斉副市長を委員長とする選考委員会 (5人) で選定。 提出プランによると、 30区画の住宅や公園、貸ビル、駐車場にする。
選定されたのは、 篠山商業開発 (同市杉) とナオ産業 (同市北) の共同プラン。 旧社会福祉協議会の建物を貸ビルにし、 建物近くの車庫を撤去して貸ビル利用者の駐車場にする。 敷地内にある2つの倉庫を撤去する。
土地売却額は1億7050万円。 募集時の土地売却参考額は1億7000万円だった。
10月4日に市が関連条例を提案する議会の議決を経て決定する。
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2012年9月30日08:59
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調理拠点施設が完成 高齢者弁当を宅配へ...
篠山市福住地区の郷土料理研究グループ 「福楽里 (ふらり)」 (細見幸子代表、 9人) が、 旧JA丹波ささやま福住支店 (福住164―3) の一部を改修し、 調理施設 「福楽里キッチン」 が完成した。 10月2日午前11時半から、 地元の関係者約40人を招き、 同施設でお披露目会と試食会を開く。 今後、 高齢者弁当宅配サービスや近くの事業所への弁当配達を行う。
福楽里は3年ほど前に、 同地区の女性たちが地元の米や野菜を使った郷土料理を研究し、 引き継いでいこうと結成。 月に1回、 福住公民館で郷土料理を作るほか、 福住小学校児童の通学合宿で料理を手伝ったり、 福住地区まちづくり協議会の高齢者サロンに弁当を提供するなどしてきた。
一方、 同地区の安田西交差点付近で毎年、 黒枝豆などを期間限定で販売していた直売所 「一本杉販売所」 を常設の直売所とする計画が出ており、 福楽里が同販売所に加工品を販売できる体制をつくろうと同施設を拠点とする計画が持ち上がった。
宿直室だった3室を改装。 調理や野菜を洗うためのシンク、 料理を盛り付ける台などを設置。 揚げ物調理のフライヤーの設置も計画している。 改装には、 福楽里のメンバーもフローリングや壁の張り替えなどを担当した。
10月6―31日、 黒枝豆を販売する一本杉販売所で、 黒枝豆ごはんと猪汁を販売。 11月から、 近くの事業者向けやイベント・行事用の弁当の配達。 1月から高齢者向けの弁当宅配サービスを始める。
福楽里は、 11月からの弁当配達先を募集している。 問い合わせは、 細見代表 (090・1585・0620)。
写真・10月2日にお披露目式が行われる 「福楽里キッチン」 の前に立つ、 メンバーたち=篠山市福住で