-
2012年11月1日10:26
-
元青年団仲間でそば店 “大人の隠れ家”...
篠山市今田町の元青年団仲間5人が3月11日、 15年ほど前に、 黒石ダム近くにつくった大人の隠れ家を改装し、 そば店 「時夢館 (タイムハウス)」 (今田町黒石96―8) を開店する。 隠れ家に出入りする知人、 家族ら約20人が4カ月かけて店をつくった。
メンバーは、 藤本定一さん (60) =今田町黒石=、 清水辰夫さん (60) =同町上立杭=、 前川一幸さん (58) =同町本荘=、 清水茂さん (58) =同町上立杭=、 林敏夫さん (58) =三田市上青野。
隠れ家は、 35年前から 「将来のために」 と1人ずつ月に1万円貯金して手作りした。 これまでジャズや落語、 三味線などのライブを催してきた。
猪名川町の道の駅などでそばを打ってきた藤本さんは、 3年前から陶器まつりでメンバーとともに出店。 1日に250杯販売する好評ぶりで、 リピーターから 「普段も食べたい」 との要望もあり、 店をつくることにした。
今年7月から、 メンバーのほか、 準メンバーの松本雅樹さん、 大畑伊勢夫さん、 林宏治さんらがそれぞれの職業を生かして、 水道、 設備、 電気などの改装をしてきた。 篠山産天然木のテーブルやレンガ製のいろり、 そば打ち部屋も手作りした。 今年3月に井戸を掘り、 そば作りに適した軟水が湧き出たことも開店への後押しになった。
そばは、 林さんが55アールの畑で育てた玄そばだけを使う十割そば。 そばの味を楽しんでもらうためにメニューは、 時夢館の小字名からとった 「ねじき蕎麦」 (冷、 温とも800円) の1品のみ (大盛りは1000円)。
営業は、 当分の間、 土、 日、 祝日のみ。 営業時間は午前11時―午後3時 (オーダーストップは2時半)。 席数は24。
同店 (電079・597・3364、 ホームページ http://timehouse.jp/)。
写真・11月11日に開店する時夢館(タイムハウス)の店作りにかかわった仲間たち=篠山市今田町黒石で
-
2012年10月29日08:07
-
技能検定3級合格 10人に「技能士」の称...
篠山産業高校機械科3年生の10人がこのほど、 厚生労働省主催の国家検定 「3級技能検定 機械加工」 に合格した。 「普通旋盤作業」 に6人、 「マシニングセンタ作業」 に4人が合格し、 技能士の称号を得た。
検定は7月に筆記、 8月に実技があった。 筆記試験では、 切削加工の基本や金属の性質、 専門用語を解説する問題が出題された。
マシニングセンタは、 プログラミングによりコンピューターを制御して、 自動で金属などを多様に加工する工作機械。 実技試験では、 刃物の代わりにマジックを取り付け、 加工台にセットした画用紙に2つの正三角形を組み合わせた六星形を描き、 その中心に 「3」 と書き入れるようプログラムして、 機械を動かした。
普通旋盤作業の実技試験は、 直径6センチの金属棒にテーパーや段差、 中ぐり加工を施して、 はめ合わせのできる部品2個を2時間半の制限時間内で製作した。 検定に向けて生徒たちは、 放課後や休日も返上して猛勉強。 特別非常勤講師に招いた 「高度熟練技能者」 の上垣健一さん (65) =伊丹市=から、 切削技術や旋盤操作のノウハウを教わり、 腕を磨いた。
3級技能検定の旋盤作業への挑戦は8年目、 マシニングセンタ作業は4年目となり、 これまでに約85人の技能士を誕生させている。
-
2012年10月29日08:07
-
溝口君(黒井小2年)が最優秀 水道ポス...
丹波市が、 安心・安全でおいしい水道水をアピールしようと初めて、 市内小学生を対象に募集した水や水道をテーマにしたポスターの審査が行われ、 最優秀賞に黒井小2年の溝口随 (すすむ) 君の作品が選ばれた。 入賞作品10点を、 11月8日まで柏原住民センターで展示している。 また、 11月中旬からは市内各住民センターで各地域ごとの作品を展示する。
市内12校から90点の応募があった。 溝口君の作品は、 背景を鮮やかな水色一色にし、 「水をきれいにしよう」 という言葉と、 美しい花や山、 魚などをバランスよく配置している。 来年度に製造する予定の、 水道水からつくるボトルウォーター 「丹 (まごころ) の水」 (今年度は2万4000本製造) のラベルに掲載される予定。
-
2012年10月28日09:05
-
第307問
「秋季県高校軟式野球大会」 で優勝を果たした篠山鳳鳴高校。 何年ぶりの頂点でしょう?
1.9年ぶり
2.15年ぶり
3.3年ぶり
-
2012年10月28日09:04
-
篠山で演奏会 柏原のピアニスト・南さん...
丹波市柏原町鴨野のピアニスト・南麻紀さんが11月11日、 お菓子の里丹波 (篠山市東吹) で 「アフタヌーン・ティー・コンサート2012」 を開く。 午後1時開場、 1時半開演。 メゾソプラノ、 フルート、 オーボエの奏者と共演する。 自身と同じ子育て世代にも来てもらいたいといい、 「入場に年齢制限はしていないので、 小さい子ども連れの方もお気軽にお越し下さい」 と呼びかけている。
南さんは大阪芸大卒。 約1年前に大阪から地元にUターンし、 「地元でも演奏活動がしたい」 と、 コンサートを企画した。
南さんのピアノソロは、 モーツァルトの変奏曲ケッヘル455番と、 ラフマニノフの 「音の絵・33番」。 変奏曲は、 1歳の息子がおなかにいる時によく聞かせていた“胎教ソング”。 生まれてからも息子がお気に入りの曲で、 演奏会プログラムに入れることにした。
メゾソプラノとフルート、 オーボエ、 ピアノ伴奏で、 讃美歌 「アメージング・グレイス」、 童謡 「赤とんぼ」 「落葉松」 を披露。 出演メンバーが手がけたオリジナルアレンジで、 しっとりと聴かせる。 「ソプラノより少し音域の低い“メゾ”の歌声が、 秋のイメージに合うと思います」 と南さん。
このほか、 三重奏、 フルートとメゾソプラノの各ソロもあり、 バロック時代から現代までのいろいろな曲を楽しめる。
入場料は、 ケーキセット込みで前売り1800円、 当日2000円。 3歳未満で席不要の場合は無料 (ケーキセットなし)。
チケットは南さん (090・7363・3258、 mminami.pf@gmail.com)。
-
2012年10月28日09:03
-
手作りニット見て 11月8―9日、丹波年...
日本編物文化協会認定の指導者グループ 「アミアーモ」 が11月8、 9日、 丹波年輪の里 (丹波市柏原町田路) で手作りニット展示会を開く。 丹波市と西脇市の12人が出品。 流行のチュニックや、 セーター、 ベスト、 カーディガンをはじめ、 帽子やバッグなどの小物類など150点以上を出品する。 8日は正午―午後5時、 9日は午前9時―午後4時。
10年ほど前から恒例のイベントにしており、 楽しみにしている常連さんもいる。 指導者グループとあって仕上がりも美しく、 購入していく人も多い。
新製品の糸を使った作品がほとんどで、 今年流行のラメ入りの糸や、 途中で色が変わる段染めの糸を使ったものがお披露目される。
代表の山本芳江さん (63) =丹波市春日町古河=は 「展示会を見て、 自分も編んでみようという人が増えればうれしい」 と来場を呼びかけている。
-
2012年10月28日09:02
-
自転車が乗り放題「サイクルウィーク」 ...
一般社団法人ノオトが、 期間中乗り放題やカフェ、 おみやげの特典をつけた初のサイクルイベント 「サイクルウィーク」 を実施している。 「マップ片手に篠山の風景を楽しんで」 と呼び掛けている。 11月4日まで。
自転車を乗り捨てできる貸し出し所を、 普段設置している、 篠山観光案内所 (篠山市北新町)、 歴史美術館 (同市呉服町)、 JR篠山口駅の3カ所に、 篠山市民センター、 ささらい (同市日置)、 集落丸山、 トラットリア・アル・ラグー周辺 (同市福住) を加え、 より乗り捨てしやすいようにした。
各貸し出し所でカフェチケットの付いたマップを販売。 期間中乗り放題 (1日ごとに貸し出し所で要返却) で、 電動アシスト自転車が1700円、 普通の自転車が1500円。 城下町4店、 日置地区2店、 福住地区3店で使える300円の金券を付けている。 さらに、 ささらいとトラットリア・アル・ラグーでの特製スイーツ、 丸山での特製マップの 「おみやげ」 が付く。
自分の自転車を使う場合は、 金券とおみやげ付きで1000円。
このほか、 マップには、 波々伯部神社や福住・日置、 多紀連山、 宇土観音、 ささやま荘、 歴史・文化4館をそれぞれ巡る6コースを紹介している。
問い合わせは、 ノオト (079・552・7373)。
-
2012年10月28日09:02
-
定数ちょうどが出席 丹波市長選挙・丹波...
丹波市長、 同市会議員選挙立候補予定者の届出書類の予備審査が10月24、 25の両日、 氷上住民センターで行われた。 いずれも定数ちょうどの市長選立候補予定者1陣営、 市議選立候補予定者20陣営が出席した。 市議選は立候補を模索する動きがあり、 流動的な要素を残しているものの、 市長選は無投票の公算がさらに強まってきた。
市長選立候補予定者は、 現職の1陣営。 市議選立候補予定者は、 現職16陣営、 元職1陣営、 新人3陣営。 市選挙管理委員会によると、 22日以降に1人が、 市議選の届け出書類を持ち帰ったといい、 なお立候補への動きがあるものと見られる。
立候補の受付は、 告示日の11月11日午前8時半―午後5時まで、 氷上住民センターで。
-
2012年10月28日09:01
-
「音楽や人形劇の場に」 篠山チルドレン...
指定管理者が途中撤退し、 昨年12月から休館していた 「篠山チルドレンズミュージアム」 (篠山市小田中) の新たな運営企画案を募集していた審査委員会は、 同館の支援市民団体 「ミュージアム・クラブ」 (垣内敬造代表) と音楽・イベント企画会社 「Dreamaway (ドリームアウェイ)」 (姫路市、 吉田真知子社長) の共同提案を選定した。 同クラブは任意団体のため、 ドリームアウェイを指定管理者候補として選んだ。 期間は来年4月から3年間。
事業計画は、 ミュージアム・クラブが主体となった地域と連携したワークショップやイベントが中心。 開館日は、 土日祝日のみ。 大人向けには、 歌声喫茶や市民ギャラリー、 グラウンドゴルフ、 子ども向けには、 ドリームアウェイの音楽イベントやワークショップ、 運営参画する 「人形劇団クラルテ」 (大阪市住之江区) の人形劇を上演する。 来館者数が減る12月―翌年3月は、 施設経費を削減しながら、 市内の幼稚園、 保育園、 小学校などを訪問し、 人形劇や音楽の上演や、 ワークショップを行う。
運営企画案では、 年間の事業規模は約2500万円。 市に求める指定管理料は約1200万円。 料金体系はこれまで通り、 市内の子どもは無料とする。 年間の入館者数を、 市内の子ども約1万人、 市外を約2万人と見込む。
運営企画案は、 「遊び村ぼうけん広場」 (同市東吹) を運営し、 ひきこもりの若者らを支援しているNPO法人 「結」 も申請していたが、 地域との連携や市民の利活用の視点から選んだ。 審査委員会は、 平野斉副市長ら市幹部と、 市自治会長会、 村雲地区自治会長会ら計8人。
26日、 多紀地域の自治会長やまちづくり協議会に説明。 市議会12月定例会に関連議案を提出し、 来年4月からの開館を目指す。
-
2012年10月28日09:01
-
篠山男子13年ぶりV 丹有中学駅伝
丹有中学校駅伝競走大会が10月25日、 柏原住民センター周回コースで行われた。 男子は篠山が13年ぶりの優勝、 女子はゆりのき台が優勝した。
男子 (6区間16・92キロ) は16校が出場 (篠山3校)。 女子 (5区間11・15キロ) は14校 (篠山2校) が出場した。
篠山男子は、 6人中5人が、 2位入賞した昨年と同じメンバー。 今年は優勝をねらっていた。
1区・岩本竜治君 (3年) から8位でたすきを受けた2区・加井虎造君 (2年) が、 区間賞の走りで3位に浮上。 3区・松浦向志郎君 (2年) が一つ順位を上げて2位に。 ここから氷上と抜きつ抜かれつのトップ争いとなった。 4区・清水萌生君 (3年) が、 区間新記録の走りでトップに立ったが、 5区・山本岳人君 (3年) が再び抜かれた。 タスキを受けたアンカー井關大勝君(3年)は、 気迫の走りで23秒差を縮めて氷上をとらえ、 ゴール直前でかわして優勝した。
「しばらくついていって、 最後の坂で抜いてしまおうと思っていた」 と井關君。 ゴール前300メートルで徐々にスピードを上げ、 100メートル前で仕掛けたという。 主将も務める井關君は 「みんながつないでくれたタスキなので責任を感じていた。 今までにないくらいしんどかった。 やり遂げたという気持ち」 とすがすがしい表情。 「県大会は一回り大きくなって走りたい。 目標は10位以内」 と話していた。
男女とも、 上位6校が11月17日に神鍋高原周辺コースで開かれる県大会に出場する。
-
2012年10月28日09:01
-
気合いの出会いイベント
丹波市商工会青年部山南支部から取材依頼があり、 薬草薬樹公園で先日行われたカップリングパーティを取材した。
なんと今年で22回目。 去年までに172組のカップルが誕生、 23組がゴールインというすごい実績がある。
当日は気持ちのよい秋晴れ。 取材に行くと、 バーベキューのよい匂いがしていた。
ふと見ると、 各グループの焼肉テーブルは手作り。 準備に徹夜もしたという青年部のみなさんの労作だった。 「食材のおいしい丹波」 をアピールしようと、 当日朝に地元野菜を調達、 肉も鹿、 猪、 牛をそろえたそう。
そして肝心のカップリング企画も、 相当工夫された内容。 聞いただけで 「さすが山南支部」 とうなってしまった。
今年の結果はなんと14組のカップル成立。 参加者の4割というすごいことになっていた。 実行委員長は 「何がよかったのか分からない。 いい方に集まってもらったのでは」 と驚いておられたが、 裏方の力も大きいように感じた。 思わず 「年に2回くらい開けませんか」 と言うと、 「こっちが持ちません」 と返された。 また来年期待しています!(古西 純)
-
2012年10月28日09:01
-
日本リーグ優勝に貢献 立命館大学の河野...
篠山市住吉台出身の河野元秀選手 (19) =京都市=が所属する 「立命館大学ホリーズ」 が、 今年度のホッケー男子 「高円宮牌日本リーグ」 で2連覇を達成した。 大学、 社会人選手が参戦する日本最高峰のリーグ戦。 攻守両面にわたって活躍した河野選手は篠山出身者として初参戦し、 初優勝をも経験した。 河野選手は、 「日本一はこれまでで初めての経験で、 何ともいえない感動と興奮があった。 また日本一を目指したい」 と話している。
同リーグは全国の12チームが参加。 社会人、 大学生のチームがリーグ戦を行うものとして、 国内トップリーグとして知られる。 6月から総当たり戦を行い、 勝ち点上位6チームが10月19―21日のプレーオフに駒を進めた。
プレーオフ準決勝で岐阜朝日クラブを2―1で破って決勝に進出した立命館の決勝の相手は、 強豪、 名古屋フラーテル。 1―1から延長戦に突入する大接戦となったが、 一瞬のすきをついて立命館が殊勲の決勝点を挙げ、 栄冠を勝ち取った。
河野選手は、 スターティングメンバーでこそなかったが、 リーグ戦の大半でミッドフィールダーやフォワードとして出場。 持ち味を発揮し、 ドリブルやパスなどで攻撃チャンスをつくるなど連覇に貢献した。
「毎日高いレベルの中で練習できることは楽しい。 厳しさの中にも楽しさがあり、 本当に良いチーム」 と河野選手。 「まだ1回生でプレーはまだまだ不十分。 レギュラーとして、 チームに貢献できるようになりたい」 と気合を入れている。
篠山市では2000年に小学生のチームが発足。 選手の育成が始まり、 幾多の有力選手を生み出してきたが、 日本リーグ参加の選手はなかった。
河野選手は小学生のころからホッケーを始めた。 篠山市中学校ホッケー部、 立命館高校ではキャプテンを務め、 チームを牽引してきた。 全国大会にも出場した経験を持つ。
中学時代の監督を務めた鈴木良子さん (丹南中教諭) は、 「練習熱心で努力を継続できるすばらしい選手だった。 持ち前のリーダーシップで今後も主力として活躍し、 篠山の子どもたちにとって、 憧れの選手になってほしい」 と話している。
-
2012年10月28日09:01
-
ブータン
90年代から2000年代初めにかけ、 インドから独立を求めるアッサム州の反政府ゲリラが、 隣国ブータン南部の密林に入り込んで活動拠点にしていた。 インドと協力関係にあるブータン政府の再三の退去要請が無視され続けたため、 4代国王 (現国王の父) が自ら出陣を決意。 ある冬の朝、 キャンプを急襲し、 大半を生け捕ってインドに渡した。 ▼死傷者は最小限にとどまったが、 ブータンでは1世紀半ぶりの“戦闘”。 双方の犠牲に心を痛めた国王は、 ヒマラヤの峰々を見渡すドチュ峠に108の仏塔を建てて霊を慰めることにした。 ▼首都ティンプーから古都プナカに向け同峠を通る際、 ガイドさんが教えてくれた。 為政者としてのパフォーマンスもあろうが、 信心深く、 王への絶大な敬服を抱くブータン人のことを如実に物語る話。 加藤登紀子さんが先週末、 都心の時計塔広場でコンサートを開いたのも、 人々の優しさに魅せられたからに違いない。 ▼医療も教育費も無料。 「国民総幸福量」 世界一を誇る同国ながら、 財政のかなりの部分を国際援助に頼り、 最大の収入源はインド向けの水力発電。 それでも、 脚光を浴びてきた観光には抑制的だ。 課題は多いが、 ティンプー大のテンジン・ヨンテン教授は 「ゆっくり、 バランスを取りながら10年内には解決できるでしょう」 と話した。(E)
-
2012年10月28日09:01
-
契約額約46億円で提案へ ごみ処理場建設
丹波市は10月25日、 一般廃棄物処理施設 (仮称) 丹波市クリーンセンターの建設工事に関し、 業者と45億9900万円 (税込) で仮契約を結んだと発表した。 同日の議会運営委員会で報告した。 市は31日に開かれる市議会臨時会で建設工事の請負契約の締結議案を提案、 市議会の同施設に係る調査特別委員会に付託される。 同工事の業者選定には、 総合評価型プロポーザル方式を採用。 価格が高止まりする傾向にあるという課題が指摘されていたが、 すでに一部議員からは他の自治体の事例を根拠に 「契約額が高過ぎる」 との声があがっており、 臨時議会で議会がどのような判断をするかが注目される。
仮契約したのは、 川崎技研・日本国土開発特定建設工事共同企業体 (福岡市)。 市によると、 今年3月から事業者募集を始め、 当初、 3社が応募。 うち1社は資格審査で不合格となり、 もう1社は、 市の要求水準に基づく概略提案を終え、 詳細提案に移る前の段階で辞退した。 審査の結果、 市は9月に優先交渉権者を同企業体に決定。 同企業が23日に、 入札形式で見積金額43億8000万円を提示した。 予定価格は46億3500万円。
総合評価型プロポーザル方式は、 業者提案を 「技術」 「価格」 の両面から総合的に評価するもので、 同市の場合は、 「技術6割、 価格4割」 で審査した。
一般的なプロポーザル方式は、 「予定価格の範囲内で最高の提案を選択する」 方法だが、 価格が高止まりする傾向にあるという欠点もあり、 市が業者選定方法を発表した2月、 議会から指摘する声があがっていた。 これに対し市は、 技術面に加え、 「価格」 を評価項目に加えた総合評価とすることで、 適正価格で契約できるとしていた。 同月、 市議会の承認を得て、 49億4000万円の予算を確保した。
一部議員の指摘によると、 同じストーカ方式で処理能力が類似する自治体の事例と比較すると、 「トンあたり5000―6000万円が相場ではないか」 とし、 「ストーカ方式は全国的にお馴染みの方式で、 他自治体より厳しい排ガス規制に対応できる設備であっても、 特別高額にはならないはず」 という。
市は取材に対し、 新施設の設計は、 ▽建物の床面積を抑えるために、 ごみ搬入口を2階に配置▽ダイオキシンの排ガス規制を他の自治体より厳しく設定▽充実した啓発施設―などの特徴があるという。 また、 市町村合併による統合整備や、 東日本大震災により、 全国的にごみ処理場の需要が高まると売り手市場になるなど、 社会的背景も価格に影響すると考えられるという。
市は、 「国のデータベースをもとに予算額を出し、 施設の要求水準は、 地域、 市民、 議会との協議を積み重ねてきた結果。 自治体によってさまざまな事情が異なるため、 『高い』 『安い』 と比較できるものではないと考えている。 契約額は予定価格を下回っており、 適正価格と判断している。 臨時会では丁寧に説明していきたい」 としている。
-
2012年10月28日09:00
-
幸福な記憶
息子一家から北海道のお土産が届いた。 碧君 (孫で小学三年生) の秋休み (二期制のため) を利用し、 旭川空港でキャンピングカーをレンタルしての旅だったとか。 旭川から南下して富良野、 帯広、 さらに北東の知床、 網走まで、 パソコンのメールで楽しそうな写真をたくさん送ってきた。
三十一年前、 息子が小学二年生の夏休みに、 親子五人で北海道を一週間旅した。 なるべく安上がりにしようと、 敦賀からフェリーで小樽に渡った。 一応、 車内で寝るつもりで、 寝具なども積んだのだが、 夫がワゴンタイプの車を少し改造しただけなので、 思ったよりも寒く、 結局、 民宿を探しては泊まった。 今でも、 折りにふれては、 この時の旅の楽しさが話題になる。
最初に泊まった 「竜宮荘」 という、 名前だけは豪華な民宿で、 夜中に蚊や蠅で悩まされたこと。 でもホタテの刺身と味噌汁がおいしくてお代わりしたこと。 そして、 知床の 「オシンコシンの滝」 にまつわるエピソードだ。
この滝に降り立ったとき、 夫と息子が並んで立ちションをした。 その可笑しかった記憶と、 滝から霧が、 オシッコから湯気が立ち上っていた様子が、 印象的だったらしい。 その年の正月以来、 百人一首の 「村雨の露もまだひぬまきの葉に霧たちのぼる秋の夕暮れ」 が、 息子にとって、 旅の記憶と重なるのか、 十八番 (おはこ) になった。 湖畔でジンギスカンを焼いたこと、 大雪山の峠の焼きとうもろこし、 幻想的な摩周湖の景色など等。 幼年時代の幸福な思い出は一生の宝物。 碧君にとっても幸福な記憶として一生残ることだろう。
-
2012年10月28日09:00
-
ウッドクラフト展小学生ら入賞 年輪の里...
丹波年輪の里が主催する全国公募の 「丹波の森ウッドクラフト展・ジュニアの部」 の入賞者が決まった。 丹波市内では、 準グランプリに黒井小学校6年生の大槻陽大君と、 東小学校4年生の松井竜輝君が入賞。 北小学校5年生の足立雄飛君が特別賞、 氷上特別支援学校高等部社会コースの共同作品が佳作に入った。 グランプリは、 埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園高等部3年生の安野聖也君の作品。 10月28日から11月11日まで、 全出品作220点を同施設で展示する。
丹波市10校、 篠山市1校を含む22校 (8府県) から応募があった。
大槻君の作品は、 丸太と細い枝をビス止めして作ったリス。 夏休みにお父さんと篠山の施設へ行って作った。 審査員は 「重量感と存在感がきわだっていた。 単純な形なのに今にも動きそうな生命感を感じた」 と評している。
大槻君は 「ノコギリで大きな木を切るのが大変だったけど、 できてうれしかったし、 賞ももらえてうれしい」 と笑顔。
松井君の作品は、 ポケモンのキャラクター 「ブラックキュレム」。 羽などのパーツも丁寧に作って組み立てた。 夏休みに両親と作ったという。 審査員は 「どの方向から見ても立体的に見えるようにうまく表現している」 と評した。
松井君は 「準グランプリになれてうれしい」 と喜んでいる。
-
2012年10月28日09:00
-
少年野球4大大会で初優勝 葛野スピリッ...
葛野スピリッツ (本庄隆彦監督、 22人) が、 10月20日に春日スタジアムで行われた 「丹波市民スポーツ少年野球大会」 で初優勝を飾った。 市内25チームが参加する大会が年に4つあり、 同チームが4大大会で優勝するのは、 創部35年で初めて。 創部35周年の節目での快挙に、 選手は 「優勝旗が重かった」 と言い、 保護者も 「よくやった」 と喜んでいる。
4大大会で決勝に進むのも、 1993年の学童大会以来19年ぶり2度目。
決勝では、 初回に和田に1点を先制された。 6回は1死満塁のピンチを左腕のエース谷川達也君 (6年) が、 無失点で切り抜け、 0対1で最終回を迎えた。
葛野は、 先頭の代打、 十倉佑太君 (5年) が四球で出塁。 2人が倒れた後、 2番藤原健典君 (6年)、 3番大前航輝君 (5年) が連続四球を選んで満塁とし、 4番大前柊斗主将 (6年) が粘って9球目をライト前に運び、 十倉君に続き、 藤原君が生還、 劇的な逆転勝利を飾った。
サヨナラヒットの大前主将は、 「みんながつないでくれて打順が回ってきた。 勝ちたい、 金メダルがほしいと思った」 と言い、 「粘っていたら打てて、 気がつくとゲームセットになっていた。 みんなが迎えてくれてうれしかった」 と話した。
親の会会長の谷川靖史さん (40) は、 「最後の最後で、 最高のプレゼントをしてくれた」 と言い、 本庄監督は、 「持てる力を全部発揮できた。 子どもたちにとって良い経験ができ、 本当に良かった」 と喜んだ。
-
2012年10月28日08:59
-
歌声カフェの参加者を募集 篠山市河原町...
古民家カフェ 「花の香」(篠山市河原町102―1)で11月17日午後2時―4時、 「歌声カフェ」 が開かれる。 先着20人で事前の申し込みが必要。
谷口喜久美さんをリーダーにキーボードなどの生演奏で童謡、 唱歌、 フォークソングなどを全員で歌う。 入場料1500円 (ケーキと飲み物付き)。
同店の藤井さん (080・1442・4524)。
-
2012年10月28日08:59
-
「木鶏クラブ」丹波でも発足 会員募る
月刊誌 「致知」 の読者を中心につくる生涯学習会 「木鶏クラブ」 が丹波市内にも発足し、 会員を募っている。
木鶏クラブは、 東京の致知出版社に本部を置き、 兵庫県に9支部、 全国に130支部がある。 会員は現在、 約9万人。 「木鶏」 は、 中国古典 「荘子」 に登場するもので、 強さを外に表わさない最強の闘鶏をたとえた言葉。 木鶏クラブでは、 人の生き方を先哲などから学んでいる。
「丹波木鶏クラブ」 (足立青宙代表世話人) の会員は、 20―80歳代の約10人。 毎月第3木曜日の午後7時から柏原町内で例会を開き、 名著 「修身教授録」 などがある哲学者、 森信三氏の言葉を学んでいる。
足立さん (0795・72・3091)。
-
2012年10月28日08:59
-
被災地支援に助成 交通費3―8万円 丹...
丹波市社会福祉協議会は、 ボランティアグループやNPOなど、 市民団体が行う大規模災害の被災地活動支援事業について、 活動経費の一部助成を始めた。
助成対象となる経費は、 被災地までの往復の交通費 (燃料代、 高速道路等の利用料、 車の借り上げ料、 運転手の雇用費用)。
助成額は、 参加人数によって異なる。 1団体1日あたり3―8万円。 1回の助成は、 4日分を限度としている。
対象となるのは、 丹波市ボランティア・市民活動センターに登録しているボランティアグループ等で、 ▽大規模災害による被災地での被災地支援活動▽被災地からの要請または、 受け入れの同意が得られていること▽参加者が5人以上―などが条件。
市社協が募集をする。 実施に際し、 申請書の提出が必要。 申請があった団体等を先着順で書類審査し、 採択する。
市社協 (0795・82・4631)。