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2017年6月11日09:00
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丹波市各地でホタル観察会 6月17日から
ゲンジボタルが盛りを迎え、これからヒメボタルも発生する。丹波市内各地で6月17日から7月初頭まで週末ごとに観察会が予定されている。
青垣いきものふれあいの里(丹波市青垣町山垣、0795・88・0888)は、17日午後7―9時、同施設と近くの遠阪川でゲンジボタルを観察する。参加費無料。
薬草薬樹公園リフレッシュ館「丹波の湯」(同市山南町和田、0795・76・2121)は17―7月2日までの土日に「姫丹波プラン」として、薬膳料理、薬草風呂、ガイド付きのヒメボタルの観察会のセットプランを用意。各回定員50人(開催日の3日前まで要予約)。大人4500円、こども3000円。
このほかの観察会の日程、会場は次のとおり。
◇今出せせらぎ園ホタル(ゲンジ、ヒメ)観察会
6月24日午後7時同施設(青垣町今出)周辺で。無料。青垣観光案内所(0795・87・2222)
◇沼貫ヒメボタル観察会
6月24日午後7時半から伊尼神社(氷上町新郷)周辺で。無料。沼貫交流会館(0795・82・4033)
◇稲土ヒメボタル観察会
7月1日午後7時から。ほたるの里清流館(青垣町稲土)に集合し、浄丸神社付近まで歩く。無料。あおがき観光案内所(0795・87・2222)
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2017年6月11日09:00
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第524問
地域の事業所などで就業体験を行う「トライやるウイーク」が行われました。がんばった学生は?
1.高校2年生
2.中学2年生
3.小学6年生
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2017年6月11日09:00
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「ささやま市民ミュージカル」出演者募る...
たんば田園交響ホール(篠山市北新町)は7月23日まで、来年2月11、12日に同ホールで開催予定の「ささやま市民ミュージカル」の出演者を募っている。参加無料で、8月5日午後1時から、篠山市民センター(同市黒岡)でオーディションを行う。
今回で8回目となるミュージカルの演目は、名作「ピノッキオ」。原作をもとにオリジナルの歌とダンスで上演する。演出や脚本、振り付けなどは、大阪の演劇集団「パインコーン」の松本昇三代表が務める。
応募資格は小学生以上で、年齢や性別、居住地などを問わない。オーディションでは得意な歌と簡単な面接、実技を行う。キャスティングは練習していく中で演出家と協議して決める。
練習は8月27日から毎週日曜日の午後4時から午後7時を予定。
2016年に上演した「王子と少年」には小学1年生から60歳の大人までの46人が出演している。
同ホールの棚橋直人さんは、「いろんな世代との出会いがあり、一つのことをみんなでつくり上げていくという感動を味わってほしい」と参加を呼び掛けている。
所定の用紙で申し込む。問い合わせは同ホール(079・552・3600)。
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2017年6月10日16:31
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昭和お好み焼劇場「うまいもん横丁」丹波店
おすすめなメニュー豊富
今年3月オープン。昭和をイメージしたレトロな内装が懐かしく、落ち着く空間を演出。半個室や掘りごたつの席があり、ファミリーから学生グループ、年配客まで、幅広い客層で楽しめる。最大35人グループまで可。
豚玉、イカ玉などオーソドックスな「昔ながらのお好み焼」(670円―)、焼きそばをのせる「モダン焼」はクレープ生地の「播州風」とお好み焼生地の「大阪風」から選べる。また、もんじゃ焼、明石焼、明石焼の感覚でだしをつけて食べる「とろじゅう焼」、広島焼、そばめしなど、お客を飽きさせない豊富なメニューを用意している。
丹波市柏原町柏原3072-1(隣に同系列店の「らーめん八角」)
tel.0795・78・9884
営業/11:30~15:00、17:00~25:00
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2017年6月10日16:11
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篠山の大正ロマン館 愛南町の物産を販売...
写真・大正ロマン館で販売されている愛南町の物産=篠山市北新町で
株式会社アクト篠山が運営する「大正ロマン館」(篠山市北新町)で、篠山市が姉妹都市提携を結んでいる愛媛県南宇和郡愛南町の物産展が開かれている。6月25日まで。
「和製グレープフルーツ」とも呼ばれる希少な特産の柑橘類「愛南ゴールド」や、愛南ゴールドを使ったジュース、ジュレ、ジャム、ゼリーなどをメーンに、麦みそや乾燥ヒジキ、さしみしょう油、マスコットキャラクターの「なーしくん」をあしらったもなかなど24種類を販売。また、愛南ゴールドのジュースとコンフィチュールにバニラソフトクリームを乗せた数量限定の「愛南ゴールドフロート」も売り出している。
2012年の災害相互応援協定や昨年の姉妹都市締結を機に、同社のスタッフらも愛南町に赴いて篠山の物産を販売してきたことから、「篠山でも愛南の特産を紹介しよう」と物産展を企画。同町を紹介するパネルなども展示する。
同社は、「姉妹都市提携を知らない市民の方もいるので、ぜひ足を運んでいただき、愛南町のことを知ってもらうきっかけになれば」と話している。
午前9時―午後5時。同施設(079・552・6668)。
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2017年6月8日09:37
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田原肇氏訃報
田原肇氏(たはら・はじめ=元和田小学校長)6月3日午後11時30分、肺がんのため丹波市内の病院で死去、84歳。自宅は丹波市柏原町見長100。葬儀は5日、おこなわれた。喪主は二男、純(あつし)氏。
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2017年6月8日09:36
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篠山市乗竹の福井さんプロデュース作品 ...
篠山市乗竹の会社役員、福井英志さん(63)がプロデュースし、映像企画制作会社「team谷四」(大阪府寝屋川市)が制作した、京都・八坂神社の祇園祭を紹介する映像「平成の洛中洛外図屏風」がこのほど、ドイツ・ハンブルグで行われた「ワールドメディアフェスティバル2017」で銀賞を受賞した。同フェスは、娯楽、ドキュメンタリー、アニメ、広告、ウェブデザインなどを含めた総合メディアコンテストで、37カ国から700超の作品がエントリーされた。
受賞映像は、祭を撮影した映像やCG(コンピューターグラフィックス)などを組み合わせた作品を、屏風のように並べた縦長70インチ(約1㍍60㌢×約90㌢)の液晶パネル6枚に映し出す。祭で巡行する山鉾の名称以外の文字は一切使用せず、音と映像だけで祭の概要や歴史、精神性などを表現した。日本古来の祭と屏風という文化を融合させ、「音と映像だけ」という新しい切り口が高い評価を得た。
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2017年6月8日09:34
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第九
鳴門市でのベートーヴェン第九交響曲演奏会に出演。ドイツから来たトーマス・ドーシュ氏の指揮、徳島交響楽団の伴奏で600人の仲間と共に歌った。▼鳴門は1918年6月に「第九」が日本で初めて演奏され、世界1第九好きの日本の“メッカ”となっている。今年も筆者の属する「北はりま」のほか北海道から鹿児島まで全国60団体、さらにアメリカやドイツからも参加があった。▼鳴門が初演の地となったのは、第1次大戦時、中国の青島で日本軍に敗れたドイツ兵達が、ここにあった俘虜収容所に連れて来られたことに始まる。会津出身の松江豊寿所長は敗者の気持ちがよくわかったのか、俘虜達の自由を大いに尊重し、スポーツや文化活動を認めた。▼所内では日刊の新聞が発行され、地元住民との交流も進んで、パンや畜産などの技術指導がされた。その話は「バルトの楽園」という映画に描かれ、松平健が所長を演じた。▼収容所は3年で閉鎖され、俘虜達は帰国したが第2次大戦後、鳴門市は「ドイツ館」を建設し、日独交流が復活。全国から合唱団を集めた演奏会も36回を数えた。初演から100周年の来年は中国にも呼びかけ、さらに国際的になるという。ベートーヴェンの「すべての人類が兄弟に」の精神が、日本の地方都市から世界に広がっている。(E)
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2017年6月8日09:33
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両論併記の黒子で
篠山市を「丹波篠山市」とすることを求める要望書が提出されたことを機に再燃した市名変更問題。取材先や井戸端会議、あるいは酒席でも議論が交わされているのを目の当たりにし、あらためて関心の高さを実感している。
新聞社の基本は両論併記であり、どちらかの意見に偏った報道、あるいは姿勢を示すべきではない。
そして、記者は黒子だ。情報のそばに寄り添い、あるいは見いだし、発信し、地域の人がより良い地域になるよう、さまざまなことを考える材料の提供者になることこそが仕事だと思っている。
ゆえに今後の議論の参考にしてもらいたいと、賛成、反対、双方の意見が出た議会報告会の取材に力を注いだ。そこから見えてきたことは、双方とも、故郷のことを考えているのは同じということ。議論は結構だが同じ土地の仲間同士、なじりあいにはならないよう気をつけてほしい。
市名変更、現状維持、どちらにしても、そのプロセスを追い、今後も発信を続けたい。遠い未来の人が読んだときに、当時の空気や温度が伝わるような記事にできればと願っている。(森田靖久)
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2017年6月8日09:32
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楽になれるよ。
最近学んだことがある。①仲間外れにしない。②本人が決める。
「仲間外れにしない」とは、例えば私自身の経験で、義母の耳が遠くなり、何を話しかけても良く聞こえない様子で、曖昧な返事だけが返ってくる。もちろん会話は成立しないし本人も困ったように申し訳なさそうだ。何よりも私たち家族がそんな悲しそうな母を見るのは辛かった。その時は、良い補聴器を購入し、今は会話になんの問題もない。こんな場合、歳だから、どうせ聞こえないからと、話しかける努力をやめることが「仲間外れ」にすることだ。
「本人が決める」とは、例えば子育てにおいて、ついつい子どもに良かれと思って、子どもが自分で決めて行動する前に、口を出し、手(おせっかい)を出し、挙句の果ては足(車)まで出してしまう。結果、子どもは自ら考え行動し、失敗して苦労しながら学ぶ権利を全て親に取り上げられてしまう。長じて成人した子どもは自分自身では何も決められない指示待ちの人間になる。そして、自分を取り戻すために、すでに大人になってしまった子どもは長く苦しむことになる。親と子、両者にとってこれは悲劇だ。
この二つを教えてくれたのは、自閉症・発達障害支援会社「(株)おめめどう」さんだ。篠山市の味間奥、大国寺の麓にある。障害者も子育て中の親御さんも高齢者も介護者も、楽になれる支援で勉強会や事業展開をされている。
どこからでも、いつからでも、誰でも、やりなおすことができる。
(土性里花・グループPEN代表)
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2017年6月8日09:30
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鮮やかなショウブ見頃に 6月11日、市島...
写真・見ごろを迎えているショウブ=三ッ塚史跡公園で
丹波市市島町上田の三ッ塚史跡公園で6月11日午前10時から、「市島町三ッ塚花しょうぶまつり」(同実行委員会主催)が開かれる。すでに、紫や白など色鮮やかなショウブが見ごろを迎えている。
雑貨や衣類などのフリーマーケットが60店以上、飲食屋台が20店ほど並ぶ。ステージ発表には、市島中学校吹奏楽部のほか、同町内のこども園、市島郷土民踊保存会などが出演する。
地元産の新鮮野菜や地酒の販売、パラグライダー体験や合鴨レースなども催される。
市は昨年度から、同公園の再整備を進めており、ショウブが多く植わる池の「八つ橋」の架け替えが完了。車いすでも渡れるようになった。
同実行委員会(0795・85・6007)。
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2017年6月8日09:29
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豪雨災害復旧記念式典 500人が基盤整備完...
写真・500人が基盤整備の完成を祝った記念式典=ライフピアいちじまで
「平成26年8月丹波市豪雨災害復旧記念式典」(県、市主催)が6月3日、ライフピアいちじまであり、約500人がハード事業がほぼ完了した節目を喜ぶとともに、まちづくりや防災について思いを新たにした。
主催者あいさつで井戸敏三県知事は、被災から3年弱で式典を迎えられたことに「被災者の復旧への思いと関係者の協力、国らの支援が一体となり、スピード感ある復旧、復興ができた」と述べた。また、50万立方㍍という膨大な量の土砂流出が生じたことを契機に、「土砂災害防止5か年計画」を立て、谷筋に治山ダム、砂防ダムを整備する取り組みを全県で進めていることに触れ、「土砂やあらゆる災害から安全、安心な県土づくりをこの機会に誓う」と締めくくった。
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2017年6月8日09:29
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泥にまみれて熱戦 味間奥で「大田動会」
写真・茶柱に見立てたフラッグを盛大な泥しぶきをあげて奪い合う選手たち=篠山市味間奥で
水田で行う運動会「丹波ささやま大田動会」(大国寺と丹波茶まつり実行委員会主催)が6月3日、篠山市味間奥で開かれた。同日開催の「大国寺と丹波茶まつり」のイベントの一つで、11回目。篠山や三田、大阪などから13チーム約80人が参加し、鬼ごっこやリレーなど5競技で順位を争った。アマチュアカメラマンも大勢詰め掛け、田んぼの周囲には選手を狙うレンズの砲列がずらりと並んだ。
「茶柱フラッグ」の競技は、選手がフラッグに背を向け、うつぶせに寝て、号砲とともにフラッグを取りに走るというビーチフラッグの要領。泥に足をとられて転倒する選手もおり、選手が転んだり、飛び込んだりして盛大に泥しぶきが上がるたびに歓声と拍手、カメラのシャッター音が鳴り響いた。
司会・実況は、フリーアナウンサーの梅田淳さんらが務め、イベントを盛り上げた。
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2017年6月4日09:00
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北欧と日本の”匠”が共演 6月11日、夛...
北欧と日本のジャズ奏者が共演するコンサートが6月11日午後6時半から、そば店「丹波篠山 夛左ヱ門」(篠山市西岡屋)で開かれる。午後5時半開場。フィンランドのギター奏者、デンマークのサックス奏者をはじめ、国内外で活躍する日本のジャズ演奏家やボーカリストによる豪華な顔ぶれ。「ジャズの“匠”たちの演奏を聴きに、ぜひ来場を」と呼びかけている。
出演するのは、フィンランドのギター奏者ニコラス・ウインターさん、デンマークのサックス奏者エミール・ヘスさん。2人が繰り出す北欧独特の美しいサウンドは、数年前から行っている来日公演でファンを増やしているという。
料金は3500円(そば付き)。問い合わせは同店(079・552・3989)。
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2017年6月4日09:00
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第523問
「三田ラグビークラブジュニア」には、丹波地域の子どもたちも入会し、腕を磨いています。ちなみに「トライ」すると何点?
1.20点
2.1点
3.5点
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2017年6月4日09:00
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羊の寿命
ニュージーランドでは人口よりも羊の数が圧倒的に多い。今回の旅はニュージーランドの南島のみ。南というと暖いかなと一瞬思うが、南極に近いので北島より年間平均気温は低い。日本の四月は、ニュージーランド南島では晩秋という感じで、色々な木々が紅葉や黄葉の色に染まっている。朝は十度を切るが、昼間晴天だと二十度を超える。あらかじめコートなど防寒の衣類を用意していったから大丈夫だったが、その土地に順応して生きることはなかなか大変だ。
旅の終盤、マウントクックの麓オマラマの羊牧場に立ち寄る。ここでの見ものは羊の毛刈りショー。日本で言えば私的なドライブインに併設された土産物屋とレストランが一体となり団体客を受け入れている。今回のツアーは二十八人(その内七人が俳句グループ)、平均年齢は六十代後半。バスで長旅をするとき、最も大事なのはトイレ。こうしたドライブインには必ずたくさんのトイレが用意されている。
毛刈ショーの前に牛ステーキのランチ。私は羊肉の匂いが苦手なのでやれやれ。この施設のオーナー自らが毛刈りの実演をする。観念しているのか羊はとても大人しい。バリカンと裁ちばさみを駆使して、あっという間に羊は丸裸に。羊の寿命は普通なら十二年ほどだが、毛が柔らかくて使い物になるのは七歳までとか。肉のほうも、若くないと臭くて食べられないらしい。大体七年飼うと処分されてしまう。その後はペットの餌に加工。うちの猫たちもニュージーランドの羊を加工した餌で生きているのかもしれない。
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2017年6月4日09:00
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トレイルランナー 中谷亮太さん(丹波市...
トレランでプロめざす
山野を駆けるランニング競技「トレイルランニング」のプロをめざしている。今年、80㌔以上を走る大会「六甲縦走キャノンボールラン・パワーの部」をコースレコードで優勝、日本トップランナーが出場する関西最大レース「比叡山インターナショナルトレイルラン」で5位入賞を果たした。
大学生だった3年半前、知人に誘われ軽い気持ちで始めた。初めての“トレラン”は下りがつらく、捻挫もしてしまったという。それでも半年後、氷ノ山を走る大会に出場。15時間以内にゴールしなければならないところを13時間半でフィニッシュ。「順位は後ろから数えた方が早かった」と笑う。その後も「誘われたら走る」というスタンスだった。
2年前、勤めていた中学校の非常勤教員を退職したことで、目標を見失った。そんなとき、再び氷ノ山大会に誘われた。「改めて山の中に入ると、自分に向き合える時間が多いことに気づいた。少しずつコツもつかみ、走るのが楽しくなった」と言い、自発的に練習を重ねるようになった。
大会では、成果が実り20歳代部門で優勝。「努力した過程も楽しく、結果も付いてきた。家族の応援もあり、この道でプロをめざすことに決めた」と話す。
現在、京都市を拠点に活動中。「トレランは、相手と競うというより、ともにゴールをめざす競技だと思う。ゴールしたら、みんなで喜びたたえ合う。そんなところが好き」と魅力を語る。
「欧州で来年行われる世界選手権の出場権を獲得することが目標。努力すれば夢をかなえられるということを実現し、子どもたちに伝えたい」。26歳。
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2017年6月4日09:00
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ライバルはテレビ
6週にわたって丹波市を歩いた毎日放送「ちちんぷいぷい」の人気コーナー「昔の人は偉かった」にちょい役で出演した。放送からひと月近くたっても「見たよ」と声をかけられない日がなく、テレビの影響力の大きさに驚くと共に、メディアの人間として少しくやしい思いもしている。
テレビで言うと、ここ最近、NHK神戸放送局のニュースで、丹波市の話題を見かける。「最近よく丹波市がNHKに出るね」とまちの噂も耳にする。以前と今とで何が違うか。理由は明白。NHKの記者が丹波市に取材に足を運ぶようになったからだ。
6月17、18日に綾部市で開かれる「地域紙」の全国大会に参加する。県全域をカバーする「県紙」よりエリアが狭い「地域紙」。兵庫県内は数が少なく、マイナーな存在だが、他県には盛んな地域もある。
話題性以前に、取材する人間がそこにいなければ、ニュースにならない。その土地土地で地域紙があるから記事化され、世に出る出来事がたくさんある。その記事の数はテレビの比でない。他紙の知恵と工夫を学び、テレビに負けないおもしろい紙面づくりをめざしたい。(足立智和)
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2017年6月4日09:00
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江戸期の篠山産黒大豆 生産高は「45㌧」...
篠山市を代表する特産・丹波黒大豆。「将軍様に献上したこともある」として語り継がれているものの、実際、江戸時代にどれほど栽培されていたかなどはわかっていなかったが、黒大豆の研究に取り組んでいる元県職員の島原作夫さん(68)=姫路市=が、当時の豪農が生産高などを記した文書を発見し、解読に成功した。生産高は45㌧(昨年は640㌧)と判明したほか、栽培拡大や江戸での販路開拓、さらには長崎に出荷し、唐物(中国製品)との引き換えなど、「国益」を生む具体的な方策も記述。いかにして先人が丹波黒大豆を特産化していったかが垣間見える。
史料は、大山宮の豪農・園田庄十左衛門が篠山藩からの求めに応じて文政元年(1818)に作成した「乍恐奉内願口上覚(おそれながらないがんたてまつりこうじょうおぼえ)」。現在は関西大学博物館が所蔵する「園田家文書」の一部だ。
島原さんが現代語訳した文書によると、当時の篠山藩領内の黒大豆生産高は1組(複数の村からなる組織)あたり平均15石とし、全体では300石(1石は150㌔)と書かれている。このことから20組があったことがわかり、藩内全域で栽培されていたことがうかがえる。
また、小粒のものは商売にならず、実際に売れる大粒のものは半分の150石ともある。
十左衛門は、江戸で篠山藩の特産とするためには、「売り先が広がれば、300石では不足するため、白大豆の栽培から黒大豆に切り替えるよう藩が指示し、黒大豆で年貢を納める場合は白大豆の2割引にしてはどうか」「必要な量が集まるまでは、他国への流通を留めることはできないか」などと提案している。
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2017年6月4日09:00
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保育所等就職フェア 6月17日、丹波の森...
「丹波地区保育所等就職フェア」が6月17日午後2―4時、丹波の森公苑で行われる。丹波地域の9法人がブースを構え、一般求職者や学生らに就職や採用情報を発信し、質問などを受け付ける。行政からの最新の保育事情の説明もある。
県保育協会、同協会丹波地区らの主催。冒頭は県健康福祉部、ハローワーク柏原、保育士・保育所支援センター、両市からの説明。2時50分からブース出展や、行政の相談・登録会。
無料。申し込みは同地区代表の認定こども園みつみ(0795・77・0091)。
出展法人は次の通り(名称に続く「福祉会」は省略)。
篠山、富山、青垣、市島、春日、竹山、氷上町、みつみ、和田