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2012年12月8日14:57
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古代文字で「平安」 柏原で書作展
丹波市春日町黒井の高校講師、 赤尾真堂さん (62) が、 町家ギャラリーるり (同市柏原町柏原、0795・72・1608) で、 「小品書作展」 を開いている。 さまざまな書体や筆づかいで表現した18点を出品し、 書の世界の奥深さが伝わる。 12月9日まで。
8年ぶりの個展で、 近作を集めた。
以前からさまざまな書体で取り組んできた代表作 「平安」。 今回は、 古代中国の書体 「金文」 で表現している。 赤尾さんの本職は住職。 「和顔愛語」 など仏教用語の作品も多く出品している。
「白い部分の空間の美しさ、 白と黒のバランスを常に意識している」 と赤尾さん。 「還暦も過ぎたこれからは、 精神的な何かを求めて書いていきたい」 と話している。
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2012年12月6日09:38
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相談事業所を開設 福祉サービス提案 「...
恩鳥福祉会は、 丹波市柏原町柏原の 「ポプラの家」 内に、 障がいのある人やその家族の相談を受ける 「特定相談支援事業所 『ポップたんば』」 (0795・73・0501) を立ち上げた。
障害者自立支援法にもとづく事業所で、 丹波市内で5カ所目。
福祉サービスをはじめ、 子どもの進路、 一人暮らし、 雇用などについて、 あらゆる相談に応じる。 また、 在宅障がい者が福祉サービスを利用する際は、 特定相談支援事業所を通じて 「サービス利用計画案」 を作成しなければならならず、 その計画案の作成を請け負う。
ポプラの家の足立一志施設長は 「障がい者関連の法律はたびたび変更になり、 一般の人がサービスや手続きを理解するのが難しくなっている。 事業所が交通整理の役目をし、 悩みを抱える障がい者や家族を少しでも楽にしたい」 と話している。
相談時間は月―金曜日の午前8時半―午後5時15分。 相談料は無料。 要電話予約。
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2012年12月6日09:38
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「タタラ技法」で作品作ろう 兵庫陶芸美...
兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3964) は1月19日―2月24日までの6日間、 同美術館で陶芸文化講座 「タタラ技法で作品をつくろう!」 を開く。 受講者を募集している。
タタラは、 粘土を板状に延ばし、 均一な厚みを利用して成形する技法。 同講座では、 板状に延ばした粘土を張り合わせて作品をつくる。 ロクロや手びねりとは異なり、 角形、 箱形の器物づくりに適しており、 直線的でシャープな作品に仕上がるという。
開催日は、 1月19、 20、 26、 27日、 2月11、 24日の6日間。 時間はいずれも午前10時―午後4時半。 講師は、 丹波焼窯元の清水圭一さん (かねと窯) が務める。 定員20人 (募集定員を超えた場合は抽選)。 12月12日までに同美術館に申し込む。 受講料は1万2000円 (材料、 資料、 焼成、 指導代)。
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2012年12月6日09:37
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クリスマスキャンドル教室
12月11日午前10時―正午、 ハーブガーデンカフェ 「アニス」(篠山市今田町下小野原70―6)で、クリスマスキャンドル教室が開かれる。
欧米での中世ブームを受け、 最近日本でもインテリアとして注目されているキャンドル。 蝋 (ろう) を溶かす工程から体験できる本格的なキャンドル作りを学ぶ。 講師は 「森とキャンドル」 代表の植野鈴江さん (三田市)。 参加費3500円 (ハーブティー付)。 持ち帰り用袋、 エプロン、 タオルなどを持参する。
申し込みは、 12月8日までにアニスの中須賀さん (079・597・3691)。
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2012年12月6日09:35
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総選挙
小選挙区制になって6度目の総選挙。 2大政党による政治の成熟をめざしていたはずの同制度だが、 かつてなく10以上の政党が乱立した。 選挙を経てまた再編が進むのかも知れないが、 ともあれ有権者はとまどっているのが実情だ。 ▼日経電子版が2大政党制の是非について読者アンケートしたところ、 71%が 「日本には向かない」 と答えた。 選挙区制度も 「中選挙区に戻すのがよい」 が48%で、 「小選挙区支持」 の34% (現行の 「比例併用」 と、 「比例廃止」 の合計) をかなり上回った。 ▼紹介された意見にある 「『何を言えば有権者に受けるか』 という観点で政策を考えている限り、 似たりよったりの2大政党になってしまう」 というあたりが、 集約的な考えではなかろうか。 ▼前回選挙で 「政権交代」 を掲げた政党が見事にそれを実現した時、 誰しもが小選挙区制の威力を実感した。 しかしその成果への期待外れと政治の停滞。 今回も、 何らかの形での政権交代が予想されているものの、 やはり今の2大政党は信頼し切れない、 というところから 「第3極」 が台頭してきたのだろう。 ▼筆者自身、 かつて小選挙区制の実施が決まった際には、 いささか疑問を抱いた。 しかし、 またこれを元に戻してどうなるのか。 要は有権者次第。 国民の意識がその国の政治のレベルを決定づけるのである。 (E)
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2012年12月6日09:35
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多党化時代の選挙
衆議院選挙が公示された。 兵庫5区では、 4人が立候補し、 しのぎを削る。 今回の選挙の争点は、 色々あるが、 東日本大震災による国土の復興が第1番だ。 6月に中国に行った時に、 「東北地域の震災後の様子をテレビで見るが、 震災から1年以上経つのに、 何も建物が建たない更 (さら) 地を見受ける。 復興のスピードが遅いのではないか」 という現地の声を耳にした。 東日本という広範囲な地域が被災地でもあることが、 復興の遅れの一つにあげられるが、 政治の責任も痛感する。
原発政策で、 色々な党の主張が見られるが、 エネルギー問題も、 大きな課題であろう。 原発の維持か転換かは、 分かりやすい主張だが、 中身はどうなのかを吟味したい。 それと並行して大陽光発電、 風力発電など新エネルギーをどう確保していくかも聞きたい。
今回の選挙は、 多党化時代の幕開けになるのだろうか。 地方自治体の首長や元首長が党首になる政党の誕生。 「地方から国政を変えよう」 という動きが話題である。 一時期は、 民主、 自民の2大政党を中心にした時代に突入かと思われたが、 新党の台頭は時代の多様なニーズを反映しているようだ。 「既成政党では、 国政の変革は無理」 という主張に、 「新党は、 雨後のタケノコのようなもの。 いつかまた消える」 と既成政党側は冷ややか。 与野党の勢力図の変化とともに、 新党がどれくらい票を伸ばすのか注目したい。
消費税増税、 TPPの問題などで地方経済の先行きは厳しい。 それだけにリーダーの責任は大きい。 目立つ言葉やパフォーマンスに踊らされず、 各党や候補者の政策を見極めたい。 「走る人横目でにらむ有権者」。(臼井 学)
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2012年12月6日09:34
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合従連衡
衆議院議員選挙が始まった。 公示直前まで続いた政党の離合集散に食傷気味。 政権をめぐる合従連衡が選挙後も続くんだろうかと考えると、 気持ちが萎える。 どの党から立候補するのが、 誰と組むのが有利か、 そういった立候補者が、 国民の政治無関心、 政治離れを増大させている。
丹波市議会では、 会派が、 合従連衡を繰り返している。 公明と共産を除き、 主義主張に大差がない保守系無所属議員が2派に分かれ8年対立を続けている。 発端は、 定数が30だった8年前の丹波市発足時の選挙。 同じ校区を地盤とする議員が、 二手に分かれ会派を作った。 校区内の主導権争い、 「私怨」 に近いものに会全体が巻き込まれ、 今に至るまで遺恨を引きずっている。
地盤も重ならず、 考え方にも違いのない、 本来争う点がない人間どうしが、 無理に理由を作って敵味方に分かれ、 争っているように見える。 有権者のまなざしは冷ややかだ。
「あなたは何をするために、 この人たちと組んだのか」 「会派として、 私たちのために何をするのか」 ―市民の質問に答えを持ち合わせている議員はどれぐらいいるのだろう。(足立智和)
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2012年12月6日09:34
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のんびりしてたら年明けちゃう?!
この時期母ちゃんは忙しい。 今年は裏の渋柿が豊作で、 用事の合間を見ては必死で竹の竿を振りかざし取っては夕飯後、 娘がヘタの部分を掃除し、 母ちゃんが皮を剥いて紐掛けしてと内職をする。 あまりに必死でするもんだから首の筋を痛めて、 父ちゃんから笑われる始末。 それでも可愛い薄紫のサフランが咲けば、 今度はパエリアのため、 小さくしゃがんで雌しべ摘みに余念なし。
風が冷たくなって冬本番。 そこで始まるのが切り干し大根作り。 ちょっとしたうちだけの?風景で、 輪切りにした大根をカツラ剥きし、 たくさんの洗濯バサミで挟む。 ピラピラと縁側の下で揺れているのを見ると、 何だか嬉しくなってくる。 そんな縁側の窓には、 これまた夜なべして作った切り紙の雪の結晶や星型をペタペタ張って、 子供達が飾ったクリスマスツリーに花を添える。
出荷に育児に家事に追われ、 そろそろ溜まった書類や領収書整理にも取り掛からないと、 後で痛い目にあうと思いつつ、 つい食い気に負けて野菜や旬のリンゴを手にしては、 さてパンにしようかお菓子にしようかとほくそ笑む。 そしてまた父ちゃんに言われる。 「優先順位!」 って。 「分かってるけど、 あれもこれもしなあかんねん。 パン美味しいやろ?」 ってちっとも分かってない返事。 が、 さすがにカレンダーがあと一枚になり、 内心ヤバイと焦る。 決めました!この原稿を書き終わったら早速優先順位を付けて、 まずは仕事しやすいように部屋の片付けしますんで!
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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2012年12月6日09:34
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丹波猟師が猪肉店を開店 篠山市古市の「...
猟師歴63年のキャリアを誇る村上義一さん (83) =篠山市古市=がこのほど、 天然猪肉専門店 「猪昌 (いのまさ)」 (079・506・3401) を古市交差点そば (古市153) にオープンした。 村上さんは、 「私や私の猟友、 そして日曜猟師の息子が獲ってきた天然ものにこだわって販売しています。 ぜひ一度、 天然の猪肉をお召し上がりください」 と来店を呼び掛けている。 営業時間は午前10時―午後6時。 水曜定休。
20歳のとき猟銃を持った店主の村上さんは、 亡き父親とともに猪撃ち専門の腕利き猟師として地元では知られた存在。 現在は、 年齢を考えて銃を置き、 もっぱらわなでイノシシを仕留めている。 また、 村上さんの息子、 昌広さん (53) も20歳で猟師となり、 親子3代にわたって狩猟を楽しんでいる。
家には常に猪肉がストックされており、 「厳しい自然の中で育った天然イノシシの肉のおいしさを多くの人に知ってもらいたい」 「大勢の人に 『おいしい』 と言って食べてもらうことが、 仕留めたイノシシたちの供養にもなるのでは」 との思いから店を構えることを決めた。
店舗面積は約30平方メートル。 店内のガラスケースには、 たっぷりと脂がのった新鮮な猪肉がずらりと並んでいる。 価格は100グラムで▽特上800円▽上700円▽並600円▽切り落とし400円―。 このほかにも、 猪肉と鹿肉の燻製 (1パック650円) や、 猪肉の串揚げ (1本200円) も販売している。
季節商品のため、 11月15日の狩猟解禁日以後から3月末ごろまでの期間限定で店を開く。
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2012年12月6日09:33
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ヘラブナ3000匹放流 漁業組合が鍔市ダムで
篠山市火打岩の住民で組織する 「鍔市太郎漁業組合」 (樫尾嵩組合長、 41人) が12月2日、 鍔市ダムでヘラブナ (河内ブナ) の放流を行った。 同組合の役員9人が参加し、 体長25―30センチのヘラブナ約3000匹を放流した。 コンテナに入ったヘラブナを放つと、 水しぶきを立てて、 澄んだ水底に向かってゆっくりと泳ぎ去った。
1974年、 同ダムで釣りを楽しんでもらおうと、 養魚目的に放流を始めた。 以後、 毎年11―12月にかけて行っている。 当初は、 ワカサギやニジマスを放流していたが、 ブラックバスやブルーギルによる食害で、 幼魚が育たなくなったため、 約20年前から、 食害に遭わないほどの大きさにまで育ったヘラブナに切り替えた。
樫尾組合長は 「湖周辺の豊かな自然を眺めながら、 ゆっくりと釣りを楽しんでもらえたら」 と話している。 入漁権が必要。
問い合わせは、 同組合役員の畑昭年さん (079・552・2520)。
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2012年12月6日09:33
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みんなで歌おう!歌声カフェ
12月15日午後2時―4時、 古民家カフェ 「恐竜樂樂舎」 (丹波市山南町草部、0795・76・1535) で歌声カフェが開かれる。 篠山市の西田夫佐さんが歌のリーダーをつとめ、 童謡・唱歌、 フォークソングを生伴奏で歌う。 軽食つきで入場料1500円。 要事前申し込み。
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2012年12月6日09:32
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ゴスペルコンサート
12月9日午後1時半 (開場1時) から、ライフピアいちじま (丹波市市島町上田) でゴスペルコンサート「心元気に―一歩踏み出せば風は変わる」 が開かれる。 ゴスペルシンガー、 新井深絵 (みえ) さんが出演。 丹波市主催。 力強い歌声と笑いの絶えないステージで、 多くのファンを魅了する大阪出身のシンガー。 幅広いジャンルの音楽をこなし、 作詞作曲も手がける。 歌を通した子どもたちの情操教育にも取り組んでいる。 一般1000円、 高校生以下500円 (当日は200円増)。
問い合わせは春日文化ホール (0795・74・1050)。
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2012年12月6日09:32
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誓文払い大祭
12月7―9日、 篠山城城下町地区の篠山商店街一帯で、誓文払い大祭が行われる。 各商店が大売出しを行うほか、 期間中の午前10時―午後6時には、 福引が開かれる。
8日午前10時には篠山商工会館 (篠山市二階町) で誓文祈祷、 午前11時半からはもちまき、 8、 9日午後1時からは下二階町で菓子まきが開かれる。 同会館では篠山で活動している芸術家の作品も展示される。
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2012年12月6日09:31
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篠山城下文化の祭典
12月9日午後1時半から、 たんば田園交響ホール (篠山市北新町) で「篠山城下文化の祭典」が開かれる。 篠山城下まちづくり協議会の主催。 童謡唱歌やコーラス、 大正琴、 日舞、 よさこいソーラン踊りなどのグループが出演する。 入場無料。
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2012年12月6日09:30
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しめ縄教室の参加者募集
12月22日午後1時から、 草山温泉観音湯 (篠山市遠方) でしめ縄教室が開かれる。 細見重雄さん (本郷) と水口伸士さん (遠方) の指導でお正月用のしめ縄を作る。 参加費無料。 先着12組。 財団法人大谷教育文化振興財団の主催。
申し込みは、 観音湯 (079・592・0211)。
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2012年12月6日09:30
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2年連続で「春高」へ 氷上高校女子バレ...
氷上高校女子バレーボール部が、 来年1月5日にさいたまスーパーアリーナ (埼玉県) で開幕する 「全日本高校選手権 (春の高校バレー)」 に兵庫県代表として出場する。 今年の同大会で20年ぶりの決勝進出を果たし、 準優勝。 全国銀メダリストのプレッシャーと戦いながら、 このほど行われた県予選では粘りのある守備とブロックで、 相手にプレッシャーをかけ続けて2連覇を達成、 出場権を得た。 氷上はシードで2回戦から登場。 古川学園 (宮城) と長岡商 (新潟) の勝者と対戦する。
県予選決勝の相手は、 須磨ノ浦。 第1セットは立ち上がりを攻められ、 8点差までリードを広げられたところから逆転 (25―21)。 第2セットは逆にゲーム中盤までリードしていたものの後半に逆転された (22―25)。
セットカウント1―1で迎えた第3セット。 18―24と先にマッチポイントを取られたが、 サーブで崩し、 レシーブでつなぐバレーで連続8ポイントの猛反撃をみせて逆転 (26―24)。 第4セットもデュースにもつれたが、 先にポイントを取るかたちでゲームを進め、 最後は相手のアタックミスを誘って全国行きを決めた (28―26)。
現3年生は、 1年生の時に 「春高」 に行けない悔しさを体験した学年。 秋の国体で初戦敗退して以降、 悪いイメージを引きずっていたが、 春高予選を前に 「3年生がひっぱっていこう」 と話し合い、 選手だけのミーティングも取り入れ、 気持ちを切り替えた。
エースの山本紗良主将 (3年) は、 「国体後は、 これまで以上にコースや強弱を考えながらスパイクを打つようになった」 と話す。 昨年のメンバーよりも平均身長が高くなり、 「県予選でやれた粘りのある守備を維持しつつ、 高さを生かした攻撃で、 もう一度決勝の舞台へ行きたい」 と意気込む。
篠山東中出身の西垣戸蒼海さん (2年) は、 「3年生にひっぱってもらい、 全国に連れて行ってもらえる。 ブロックを磨き、 試合に出られるようにがんばりたい」 と話している。
国体後、 「 『勝ちたい』 という意地を前面に出せ」 と、 気持ちの面での奮起を促した川釣修嗣監督。 「3年生にとっては最後の大会で、 全国決勝の経験が生かせる。 集大成のつもりで自分たちのプレーができるようにもっていきたい。 そのためにサーブ、 サーブレシーブを磨く」 と話す。
冬休みに入ればすぐに遠征合宿に出発。 正月返上で大会に臨む。
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2012年12月6日09:29
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兵庫5区4氏が討論 税・エネルギー・T...
衆議院選挙の公示を前にした12月1日、 兵庫5区立候補予定者4氏による公開討論会 (豊岡青年会議所主催) が但馬空港ターミナルビル多目的ホールで行われた。 民主党の梶原康弘氏、 自民党の谷公一氏、 日本共産党の平山和志氏、 日本維新の会の三木圭恵氏が出席。 税と社会保障の一体改革、 エネルギー問題、 TPP協定交渉問題などをテーマに意見を戦わせた。
税と社会保障の一体改革について、 平山氏は 「内需を拡大することが大事で、 消費税をあげても税収は増えず、 景気は冷え込む」、 梶原氏は 「増税だけでなく、 次の時代の基盤となる経済成長と歳出削減を同時に行うべき」 とした。 三木氏は 「税の 『見える化』 をしないと、 国民に納得してもらえない。 経済対策を含め、 考えるべき」 とし、 谷氏は 「年金、 医療、 介護がしっかりとした、 安心な持続可能社会をつくるための増税だ」 とした。
エネルギーと原発の問題について、 梶原氏は 「原発に依存しない社会をめざすべきだ。 再生可能エネルギーにより依存度を下げていくべき」 とし、 三木氏は 「セーフティネットを考え、 原発は国防とあわせて考えていくべきだ」 と述べた。 谷氏は 「脱原発はベストかもしれないが、 2―3倍にもなる電気料金に、 人々の暮らし、 企業が耐えられるのか。 今の時点で 『何年後 (に原発廃止)』 というのは危ない」 と言い、 平山氏は 「原発は即廃止すべき。 再生エネルギー分野は経済活性化に結びつけられる」 と話した。
TPP協定交渉問題について、 三木氏は 「交渉するのはよいが、 国益を損なう場合は降りるべき」、 谷氏は 「聖域なき関税撤廃とする限り、 交渉そのものに反対だ」 とした。 平山氏は 「アメリカの言い分を聞くのがTPPの本質。 日本の根本的な構造、 ルールが根本から崩される」 とし、 梶原氏は 「アジアの成長を日本に取り込む経済連携は進めるべきだが、 アメリカの経済対策であり、 日本の文化、 社会のあり方を変えてしまう」 と話した。
写真・兵庫5区の4氏による公開討論会=但馬空港ターミナルビル多目的ホールで
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2012年12月6日09:28
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JA元職員410万円着服 組合員の掛金を流...
JA丹波ささやま (稲山建男理事長) は12月4日、 同JA篠山支店 (篠山市黒岡) の元男性職員 (32) =2012年3月31日付で依願退職=が組合員の定期積金掛金約310万円を着服し、 それを穴埋めするために、 同支店金庫から現金100万円を着服していたことを明らかにした。 職員の着服が明らかになったのは、 08年、 10年5月、 同年12月に続き4回目。 稲山理事長は 「度々のことで、 組合員の信頼を失墜させ、 厳粛に受け止めている。 再発防止に組織を挙げて取り組む」 と話している。
同JAによると、 男性職員は08年3月31日―12年3月30日、 組合員から受け取った定期積金掛金を同JAに入金するのを遅らせ着服。 遊興費や生活費に流用していた。
発覚したのは、 本店による10月の定期監査で、 満期の通帳を点検したところ、 組合員から預かった日と入金された日が異なっていることで分かった。
また、 同支店長らは、 男性職員が着服したことを知っておきながら、 「10年12月の着服も篠山支店での出来事で、 報告するのが怖かった」 として、 本店に報告しなかったことも10月に分かった。
男性職員は全額を返済。 告発するかどうかは、 県やJA上部機関と協議する、 としている。 着服を隠蔽していた支店長らの処分は、 懲戒委員会で協議しているが、 稲山組合長は 「再発防止のためにも、 これまでにない厳罰を課するつもり」 と話している。
◆法令順守強化も「隠していた」 11月に本紙取材
「変革を目指す」 として、 今年6月に就任した稲山理事長。 9月には、 再発防止にこれまで総務部内にあったコンプライアンス担当を 「コンプライアンス企画管理部」 として担当職員も増やした。 結果的にその 「効果」 が発揮された形。 しかし、 丹波新聞社が11月6日に幹部に取材した時点で着服を知りながら、 「そのような事実はない」 と返答した。 今会見時には 「言い訳になるが、 隠していた」 と答えた。 今回の会見発表は、 「11月28日の理事会で決まった」 としながらも、 結果的に新聞報道の後だった。
写真・記者会見で謝罪する、稲山理事長(左)、太期専務(中央)、佐野常務=篠山市大沢で
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2012年12月5日11:38
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議長に奥村氏、副議長に田坂氏 丹波市議会
丹波市議会の改選後の初議会が5日にあり、議員20人の互選による議長選挙で奥村正行氏が、副議長選挙で田坂幸恵氏がそれぞれ当選した。
議長選は、奥村氏11票、岸田昇氏8票、白票1。副議長選は田坂氏11票、木戸節美氏4票、太田喜一郎氏3票、坂谷高義氏1票、荻野拓司氏1票だった。
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2012年12月3日08:44
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けしごむはんこ教室
柏原木の根大学のサークルの一つとして今年度から始まっているが、 誰でも参加できる。
けしごむはんこのワザを独学で磨いている依田教子さん (柏原) が講師。「消しゴムは柔らかいので楽に彫れますよ」 と依田さん。 季節のモチーフなどを題材にしており、 彫刻刀とカッターナイフを使って簡単に作れるのが魅力という。 ハガキや封筒、 便箋のほか、 子どものTシャツやハンカチなど、 何にでも押せるそうだ。
参加者の吉竹政枝さん (柏原) は 「不器用なのでうまくできないかなと思っていましたが、 大丈夫でした。 封筒の隅っこに押していると、 何かを入れて渡すときに喜ばれます」 と笑顔。
依田さんは、 PTA親子活動や婦人会活動などでも教えている。
【入会などの問い合わせ先】
代表 依田教子さん 0795・72・2165
◆活動日=毎月第2火曜日、 午前9時半―11時半◆活動場所=柏原住民センター◆会員数=7人◆参加費=6カ月3000円