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2012年12月10日08:58
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認知症考える「折り梅」上映 12月22日、...
丹波市 (介護予防係0795・74・0368) は、 12月22日午後1時半から認知症と家族の絆を考える映画 「折り梅」 の上映会を春日文化ホール (丹波市春日町黒井) で開く。 無料。
同居をはじめた義母が認知症になったことで崩壊しかけた家庭が、 さまざまな葛藤をへて再生した、 実話をもとにした感動作。 妻を原田美枝子さん、 認知症になった義母を吉行和子さんが演じる。 松井久子監督作品。
市公開認知症サポーター養成講座と位置づけ、 参加者にオレンジリングとステッカーを配布する。
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2012年12月9日09:02
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“まるいの”が切手に 日本郵便
日本郵便株式会社近畿支社 (大阪市) は12月7日から、 篠山市のマスコットキャラクター 「まるいの」 をデザインした切手シートの販売を始めた。
80円切手10枚がセットになっている。 それぞれ、 大正ロマン館、 桜の篠山城跡、 ぼたん鍋、 シャクナゲと観音湯、 波々伯部神社の祭礼、 丹波焼、 黒枝豆、 紅葉の大国寺、 雪景色の高城山、 デカンショ祭―とまるいのがデザインされている。
1000枚販売。 篠山、 丹波、 三田、 川西、 宝塚市と猪名川町を中心に107局で販売している。
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2012年12月9日09:01
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新議長に奥村正行氏 副議長に田坂氏 丹...
丹波市議会 (定数20) は、 5日開会の市議会定例会で正副議長選挙を行い、 新しい議長に奥村正行氏 (61) =氷上町石生、 無所属=、 副議長に田坂幸恵氏 (63) =柏原町柏原、 公明=を選んだ。 総務、 民生、 産業建設の3常任委員会の構成替えも行われた。 任期は2014年12月4日まで。
議長選挙は、 奥村氏が11票、 岸田昇氏が8票、 1人の議員が無効票を投じた。 奥村氏は所属する新生会 (6人) をはじめ、 日本共産党議員団 (2人)、 公明 (同) などから票を集め、 岸田氏は所属する丹政クラブ (2人) をはじめ、 市民クラブ (3人)、 新風会 (3人) から票を集めたとみられ、 改選前の二分した構図の名残が見られる結果となった。
副議長選挙は、 田坂氏11票、 木戸氏4票、 太田喜一郎氏3票、 坂谷高義氏1票、 荻野拓司氏1票と、 票が割れた。
奥村議長は、 3期目。 これまでに予算特別委員長、 議会運営委員会副委員長、 一般廃棄物処理施設建設に係る調査特別委員会副委員長などを歴任した。 田坂副議長も3期目。 これまでに民生常任委員長、 議員定数に係る調査特別委員会副委員長などを歴任した。
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2012年12月9日09:01
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本場キムチ仕込んで交流 韓国出身者が指...
古市ふれあい館の女性交流学級と、 古市地区まちづくり協議会の健康福祉部が6日、 古市コミュニティ消防センター (篠山市波賀野) で韓国料理教室を開いた。 篠山市内の女性約20人が参加。 韓国出身で、 日本に嫁いで36年になる上田恵さん (同市小田中) を講師に迎え、 本場仕込みのキムチとチヂミづくりを通じてにぎやかに交流した。
キムチづくりは約15年前から、 白菜の収穫期にあたるこの時期に毎年行っている人気行事。
参加者らは、 世間話に花を咲かせながら、 リンゴや大根、 ニンジンなどを千切りにするなど、 下ごしらえを済ませた後、 キムチだれ 「ヤンニョム」 の作り方を上田さんから教わった。
上田さんは、 ミキサーにかけた大量のニンニクやショウガを大きなたらいにあけ、 粉末トウガラシやしょう油、 ハチミツ、 いりゴマなどでたれのベースを作った後、 千切り野菜などをどさっと投入。 「青菜は力を入れ過ぎると繊維がつぶれ、 中から苦みが出てしまうので、 ふんわりと混ぜること」 などとノウハウを伝授しながら秘伝のたれを完成させた。
参加者たちは、 ヤンニョムを浅漬けの白菜に塗り付け、 「食べるのが楽しみ」 などと会話を弾ませ、 たくさんの白菜キムチを仕込んでいた。
6回目の参加という尾垣とよ子さん (80) =同市牛ケ瀬=は、 「毎年、 このキムチをプレゼントしている友人が 『おいしい』 と言って喜んでくれる。 その笑顔が見たくて今年も参加しました。 今回も上手にできたと思います」 とほほ笑んでいた。
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2012年12月9日09:01
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おもしろければ何でもOK...
おもしろければ何でもOK―。 超お笑いコンテスト 「第3回丹波篠山S―1グランプリ」 (たんば田園交響ホールステージオペレータークラブ、 篠山市主催) の決勝大会が、 3月10日午後2時から、 たんば田園交響ホール (篠山市北新町) で開催される。 それに先立ち、 1月27日午前10時から同ホールで開かれる予選大会の出場者を募集している。 応募締切は1月11日。 先着順100組。
漫才、 コント、 落語、 ものまね、 ダンス、 手品、 歌など、 ジャンルは問わない。 決勝大会の優勝賞金は10万円。
演技時間は、 予選・決勝ともに3分以内。 参加費は1組1000円。 高校生以下の出場は保護者の同意が必要。
問い合わせやエントリーは、 同ホール内の実行委員会事務局 (079・552・3600、 ホームページ http://www.city.sasayama.hyogo.jp/denen/)。
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2012年12月9日08:59
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青垣2センター廃止へ 12月11日に29議案提...
丹波市議会運営委員会が12月5日開かれ、 定例会の会期を27日までと決めた。 丹波市は11日の本会議で、 青垣保健センター (青垣町佐治) を廃止し、 氷上保健センター (氷上町常楽) に集約するなどの5つの関連議案のほか、 約8300万円を追加する一般会計補正予算案など29議案 (報告、 承認、 同意案件含む) を提案する。
青垣保健センター (1987年度開設) の廃止については、 すでに健診や健康指導業務などを段階的に氷上保健センターへ集約しており、 その役割を終えたと判断。 市健康課は、 「氷上保健センターには専門性のある人員を配置しており、 専門的に、 さらに継続的に市民とかかわれるメリットがある」 としている。 青垣保健センター内にあった子育て学習センターは、 青垣住民センター (青垣町佐治) に移転する。
また、 市は、 青垣福祉交流センター (同町東芦田、 1993年度開設) も廃止。 同センター内にある、 市社会福祉協議会青垣支所事務所は、 廃止に伴い空き家となる青垣保健センターに移転する。 市社協は、 青垣地域の中心地域に移転することで活動の活性化をめざす。
空き家となる同交流センターについて、 市社会福祉課は、 「旧青垣町では福祉ゾーンとして整備された経緯があり、 その考え方を尊重しながら利活用策を検討していきたい」 としている。
関連条例は、 議会を通過すれば、 来年4月1日からの施行となる。
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2012年12月9日08:59
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4年で4件
JA丹波ささやまで職員による横領が発覚した。 2008年からの4年で4回目。 誰もが 「またか」 という印象だろう。 異常事態といっても過言ではない。
なぜ続くのか。 罪を犯した職員が本来そのような気質を内包していたのか、 それとも入社後、 心に変化があったのか。 件数を見る限り、 後者の可能性が高いとしか思えない。
記者の得た情報によると、 職員らには保険の販売などに厳しいノルマが課され、 達成できないものは、 自腹を切り、 中には給与の多くをつぎ込んでいる人もいるという。 体制にも犯罪を生み出す素地があると思われる情報だ。
横領した職員に最大の罪があるのは明らかだ。 しかし、 事案が発生するたび、 「再発防止に取り組む」 と繰り返し、 それを裏切り続けた幹部。 今回にいたっては、 11月時点で本紙が追及したにもかかわらず、 事実を隠した。 経営陣にも罪はなかったか。
今年6月に就任した新組合長は、 「改革」 に前向きと受け取れる。 1万人以上の組合員を欺かないために、 勇気を持って膿を出し切り、 これまでの体制を変える手腕に期待する。(森田靖久)
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2012年12月9日08:58
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初の単独コンサート 女声「コーラス・レ...
丹波地域などで活動し、 今年8月にはコーラス全国大会にも出場した女声合唱団 「コーラス・レヴール」 (代表=稲継江津子さん、 指導=波部香代子さん) が12月15日午後2時から、 たんば田園交響ホール (篠山市北新町) でファーストコンサートを開く。 結成から14年を経て初めての単独ホール公演。 テーマを 「愛」 にしたメンバーらは、 「歌や詩に込められた 『愛』 を表現できたら」 と話し、 本番に向けた総仕上げに入っている。
1998年に丹波地域の音大卒業生らが集まって結成した 「グループ笹の音」 が前身。 7年前からはさらに枠を広げ、 丹波、三田、篠山、 福知山の各市から集まって、 「レヴール」 を立ち上げた。
一昨年には 「関西合唱コンクール」 で初の銅賞を受賞。 今年も銅賞を受賞したほか、 「全日本おかあさんコーラス全国大会」 に出場し、 「おかあさんコーラス賞」 に輝くなど活躍している。
公演は4部構成。 計約20曲を歌い上げる。
1部ではシューベルトやブラームスなど4人の作曲家がつくった 「アヴェ・マリア」 を、 2部では全日本でも披露した 「ずいずいずっころばし」 「あんたがたどこさ」 などを歌う。 最終4部では、 丹波市出身者を両親に持つ作曲家、 なかにしあかねさんの合唱組曲 「今日もひとつ」 から5曲を披露する。
稲継さん (丹波市柏原町柏原) は、 「これまで頂いてきた賞に恥じないような公演ができれば」 と笑顔。 波部さんは、 「がんばり屋さんばかりの合唱団。 本番に強い方ばかりなので期待しています」 と話している。
入場料は800円。 問い合わせは稲継さん (090・9708・6086)。
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2012年12月9日08:58
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「城北畑小学校」新校歌の歌詞を選定 作...
城北、 畑両小学校を統合し、 来年4月に開校する 「城北畑 (じょうほくはた) 小学校」 の統合準備委員会 (石橋康夫委員長) はこのほど、 16回目の会合を開き、 公募していた新小学校の校歌の歌詞を選定した。 作曲については、 市出身の音楽家、 畑儀文さんに依頼しており、 1月末ごろの完成を目指している。
山梨県甲府市の穐山 (あきやま) 定文さん (62) の作品を選んだ。
選定理由として、 「新小学校の地域の情景がうまく表現され、 児童がたくましく学校生活を送ろうという心意気と、 自立や郷土愛をはぐくむ心が歌われている」 「自然や史跡が盛り込まれた歌詞は明るく希望にあふれ、 物語性もあり、 歌いやすい歌詞」 とした。
公募には29人42点の応募があった。 県内からは14点で、 うち篠山市からは11点だった。 最年少は市内の16歳、 最高齢も市内の87歳だった。
校章については、 12月20日の会合で決定される予定。
【城北畑小学校校歌】
一 三岳の峰は さわやかに
希望の光 ふりそそぐ
きらきらひとみ 輝いて
進んで学び のびていく
元気な 城北畑小学校
二 清きこころを 玉水に
映す水面に 蛍とぶ
友とせっさし たくましく
心ひとつに やりぬこう
明るい 城北畑小学校
三 歴史が薫る わが里に
夢をえがいて 鳥がまう
みなぎる力 わく勇気
さあ未来へと はばたこう
みんなの 城北畑小学校
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2012年12月9日08:58
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子ども向けコンサート「歌はともだち」 ...
子ども向けクリスマスコンサート 「歌はともだちコンサート2012」 が、 12月24日午後2時からライフピアいちじま (丹波市市島町上田) で開かれる。 女性グループ 「クッキーズ」 が、 コンサートやミュージカルを繰り広げる。
入場料500円、 プレゼント券500円。 プレゼント券は希望者のみで、 購入締切は14日午後5時まで。
問い合わせは春日文化ホール (0795・74・1050)。
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2012年12月9日08:57
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第312問
衆議院選挙が公示され、 選挙戦が展開されています。 丹波地域を含む兵庫5区では何人が立候補しているでしょう?
1.7人
2.4人
3.3人
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2012年12月9日08:56
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県立柏原病院研修医と懇談 12月18日、三...
県立柏原病院の研修医と市民との懇談会 (丹波市自治会長会など主催) が、 12月18日午後7時半から老人福祉センター三尾荘 (丹波市春日町松森) で行われる。 医療機関と地域との信頼関係を深めるのがねらい。
研修医の丸山晃司さんが研修講話を行う。 足立確郎院長、 板倉崇泰内科医長も出席する。
問い合わせは、 同自治会長会事務局 (市地域協働課0795・82・1001)。
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2012年12月9日08:55
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がんをテーマに県立柏原医師講演 12月11...
「丹波医療ざわざわカレッジ」 が、 12月11日午後7時半から柏原住民センターで開かれる。 がんをテーマに、 県立柏原病院の大野伯和副院長が外科の立場から、 同病院内科の板倉崇泰医長が、 がん患者の心と体の痛みを和らげる緩和ケアについて講演する。
無料で誰でも聴講できる。 里さん (0795・80・1201)。
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2012年12月9日08:55
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篠山市駅伝競走大会の参加者を募る 12月2...
「第55回篠山市駅伝競走大会」 が12月24日午前10時から、 下板井、 乗竹、 垣屋、 高坂地区を通る 「黒豆の館・高坂往復コース」 で行われる。 主催する市陸上競技協会は出場者を募集している。
競技は、 ▽男子一般▽男子高校▽男子中学▽女子一般・高校▽女子中学―の5部門。 男子は6区間、 女子は5区間。
参加条件は、 市内在住、 在勤、 在学者。 各部3位までと、 区間賞は各部1位を表彰する。 申し込み料は1チーム一般1000円、 高校生700円、 中学生500円。
申し込みは、 所定の必要事項を記入し、 14日までに、 古市小学校内の木村如宏教諭にファクス (079・595・0496) で。
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2012年12月9日08:54
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サクソフォン4人公演 ピアノと共演も
丹波市氷上町稲畑のソプラノサクソフォン奏者、 泉山民衣 (たえ) さんら4人 (カルテット) による 「クリスマスコンサート」 が12月15日、 お菓子の里丹波ミオール館 (篠山市東吹) で行われる。 ピアニストの河野春菜さんとの共演もある。 午後1時半開場、 2時開演。
クリスマス・ファンタジー・メドレー、 ゴスペルメドレーのほか、 各楽器によるソロ演奏もある。
泉山さんは、 柏原高校、 昭和音楽大学卒。 丹波、 篠山両市や近隣の音楽イベントや 「シューベルティアーデ丹波」 に出演。 関西音楽専門学院で指導もしている。 コンサートは、 同じ大学の同級生らとカルテットを組み、 丹波地域でサクソフォンの知名度を高めたいと開いているもので、 4回目。
チケットは前売り1000円、 当日1500円。 泉山さん (tami2air5.ti@gmail.com) か、 関西音楽専門学院 (0795・74・2757)。
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2012年12月8日15:55
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福住でイベント参加者募る 伊能忠敬の足...
ウオーキングイベント 「伊能忠敬の足跡をたどり福住を歩く」 が12月9日午前10時―午後3時、 福住周辺で行われる。 午前10時にさんば家ひぐち (篠山市福住) に集合。 「伊能忠敬笹山領探索の会」 のメンバーの案内で、 測量した道筋や旧跡など約3・5キロを歩く。
行程は、 川原、 安口、 安口東倶楽部で昼食、 西野々、 松森天満宮の後、 バスで山鳥病院まで移動、 さんば家ひぐちまで。
参加無料。 弁当、 お茶、 おやつは各自で持参。 主催は、 福住公民館 (土井忍館長079・557・1072) と 「2030プロジェクト」。
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2012年12月8日15:53
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手紙
今日12月9日は、 夏目漱石が死去した日。 その漱石の葬儀に加わった僧の一人に、 丹波ゆかりの僧がいた。 播州・安富町の生まれで、 春日町の少林寺に養子に入った富澤珪堂だ。 珪堂は、 東京にある漱石の家を訪ねたこともあり、 漱石と手紙をやり取りする仲だった。 ▼漱石は、 若き僧侶だった珪堂を頼もしく思っていたようで、 「葬式の時、 来て引導を渡してください。 私に宗旨はありませんが、 私に好意をもってくれる偉い坊さんの読経が一番ありがたい」 などと書いた手紙を送っている。 ▼この手紙も含めて確認されている漱石の手紙は2500通以上あるらしく、 漱石は無類の手紙好きだった。 しかし今では、 手紙よりもメールが主流になっている。 ▼12月2日付の弊紙で、 河合雅雄氏が 「ケイタイ」 についてのコラムを書かれている。 その中に 「便利で楽しいという反面、 むしろ弊害の方がまさってきたように思う」 とある。 過度のケイタイ依存は、 人間関係の弱化や社会性の喪失などを招くと指摘されている。 ▼手紙からメールへ。 こうした社会の進展がもたらす弊害を、 漱石は見抜いていた。 「文明はあらゆる限りの手段をつくして、 個性を発達せしめたる後、 あらゆる限りの方法によってこの個性を踏みつけようとする」 ( 『草枕』)。 漱石亡き後も、 その言葉は今に生きる。(Y)
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2012年12月8日15:53
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木枯らし
十二月にはいった途端に寒波到来、 木枯らしが吹き始めた。 家の周りの雑木林から木の葉が飛んでくる、 掃いても掃いても。 暖かな部屋から、 空へ吹き上げられては舞う落ち葉を見ながら、 「初木枯らしで一句詠まなくては」 とぶつぶつ言っていると、 「夏と秋では、 風の質が違うよ、 もちろん葉も今頃のは枯れて軽くなっているから、 飛ばされ方も違うんだ」 と夫が言う。 「ふーん、 風は同じじゃないの?」 「春や夏は気温が高いから、 風は軽くなる、 冬は気温が低いから風は重くなる」 「ああそうか、 それで枯葉はよく飛ぶというわけなんだ?」 「その通り、 理にかなっているというわけだよ」 と、 やや得意そうな夫。
「でも、 空気が重くて枯葉がよく飛ぶと俳句で詠んだら、 先生から 『俳句は理屈で詠んではいけません』 と言われるわ」 「まあ、 理知や科学で解決できることが、 僕にはおもしろいのだけれどね」 というところで、 昼ごはんの鍋焼きうどんができ上がる。
木枯らしは 「凩」 とも書く。 江戸中期の俳人、 池西言水 (ごんすい) に、 「木枯しの果はありけり海の音」 という有名な句がある。 松尾芭蕉と同じ時期に活躍した人。 「木枯しの行き着く果ては、 海の音になってしまうのだ」 という意味で、 この一句で 「木枯しの言水」 とも言われている。
昭和の時代を牽引した俳人、 山口誓子にも 「海に出て木枯帰るところなし」 の句がある。 こちらは海に出たら、 もう帰るところも無いといういささか、 主観的な虚無感を感じさせられる名句。 やっぱり俳句で詠んでこそ、 木枯らしは趣がある。
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2012年12月8日15:53
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日本酒「狩場酒造場」
こだわりの原料と水
清酒 「秀月」 の酒蔵直売店。 1916年創業で、 57年から3代目狩場重良さんが命名したブランド 「秀月」 を造る。 純米酒、 本醸造、 普通酒を造っているが、 自家栽培の酒米 「山田錦」 を、 どれも吟醸酒並みの60%まで精米するこだわり。 軟水で酒造りに適している、 松尾山からの伏流水を仕込み水として使い、 この道60年の丹波杜氏、 藤井隆男さん (篠山市福井) らが丹精込めて造る。
搾り始めの新鮮な風味が楽しめる 「朝一番しぼり」 や、 「しぼりたて純米酒・生原酒」、 「にごり酒」 などの生酒も人気。 「味わいがあり、 飲みやすく、 一度飲むと秀月ファンになる」 と、 地元をはじめ京阪神からの顧客も多い。 4代目の狩場一龍 (かずたつ) 代表 (51) は 「お手頃価格で品質の良い酒をこれからも造り続けたい」 と話す。
【メモ】ポイントが貯まると、 500円の金券に替えられる 「お楽しみカード」 がある。 利き酒コーナーや酒粕の販売も。 営業時間は午前10時―午後7時。 無休 (1月1―3日除く)。 電0120・789・468。 篠山市波賀野500
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2012年12月8日15:44
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国「現代の名工」に 石工60年、業界けん...
森田石材店会長の森田太一さん (77) =丹波市山南町谷川=が、 卓越した技能をもち、 業界発展などに貢献した人に贈られる今年度の 「現代の名工」 に選ばれ、 国から表彰された。 「思いもよらぬ賞をいただいて光栄」 と喜んでいる。 全国から150人、 兵庫県から17人が受賞した。
森田石材店 (山南町谷川) の2代目で、 高校卒業後、 石工の道に入ってちょうど60年になる。
石塔や記念碑などの文字を美しく手彫りする技術に優れ、 佐藤栄作元総理の揮毫による記念碑も手がけた。
職人が技術を高めるには力試しも必要と、 県石工技能士会長時代には、 「全国技能グランプリ」 への石工職種の参加実現に尽力した。 現在は、 技能五輪・技能グランプリの検定委員を務めている。
今年6月から、 約260人が所属する全国石材技能士会長を務める。
森田さんは 「初歩の時も今も、 職人というのは 『これでいい』 というものはない。 ただ全てに真剣に仕事をさせてもらってきた。 元気で自分の仕事ができることが何より幸せ」 と話している。